「原爆報道(各社)」カテゴリーアーカイブ

閃光を背負って―原爆第一号の足跡

閃光を背負って―原爆第一号の足跡(毎日新聞(広島版)連載1989年8月16日~9月6日

 掲載月日  見出し1   見出し2
1  0816  署名運動  救済求め手を組もう
2 0817   請願書  最初は”外注”友人に依頼
3  0818  被爆者の叫び1  「このケロイドを見よ」
4  0819   被爆者の叫び2  東京でも体験語る
5  0822   被爆者の叫び3  被害者の会を脱退
6  0823  八・六友の会  すべてと仲良く
7  0824  抗議  広島の人間として
8  0826  あがき  自分が手がけたのに
9  0830  吉川清の思い  この”肩書”ずしりと
10  0831  歩み・上  権利の主体へと
11  0902  歩み・中  土産物店など経営
12 0902 歩み・下 ぐち口にせず往生

東京朝日の原爆批判キャンペーン(1945年8月~9月)

東京朝日の原爆批判キャンペーン(1945年8月~9月)
朝日新聞は、広島に原爆が投下された翌日から連日、原爆に関する報道を行った。1945年8月7日~9月18日の43日間で、原爆関係の記事が掲載されなかったのは、8月22日、同月26日、9月13日の3日のみである。また、この間の関係記事数は115件におよぶ。当時の新聞が表裏2面のみという限られた紙面であることを考えれば、当時、原爆問題がいかに重視されていたかがうかがえる。
同新聞は、占領軍当局により、原爆批判キャンペーンの「先頭にたっ」ていると目され、1945年9月18日、48時間の発刊停止処分を受けた。この発停が直接の契機となり、翌19日には、プレスコードが指令される。
プレスコードを契機に原爆関係の記事は激減し、原爆投下を非難する記事は一切無くなった。次表は、朝日新聞の記事数を、プレスコード(ps)の前(b)と後(a)で比較したものである。

社説 外電 報道
(含コラム)
一日平均
記事数
ps-b 8 30 77 115 2.7
ps-a 3 66 30 99 0.3

注:ps-b=1945年8月7日~9月18日(43日)  注:ps-a=1945年8月21日~1946年8月6日
(322日)

国際平和シンポジウム(朝日新聞社・広島市)

国際平和シンポジウム(朝日新聞社・広島市)

平成7 年(1995 年)度から、核兵器廃絶をテーマに市民の平和意識啓発を図ることを目的として、広島市、広島平和文化センター、朝日新聞社の共催により広島で開催。平成18年(2006 年)度からは広島・長崎の交互開催に改める。

開催年月日 テーマ 会場 備考
19950718 核兵器廃絶への道を探る―ジャーナリストは何がいきるのか 広島 1
19960802 核兵器ゼロの世界を目指して
19970729 北東アジアの非核化と日本の役割
1998 1998年8月4日(第4回)国際シンポジウム・講演会「核廃絶へ今、私たちは何をすべきか」
1999 1999年8月5日(第5回)「語ろう、核兵器廃絶を!~ヒロシマから21世紀に向けて」
2000 2000年8月4日(第6回) 「非核の傘を広げよう!核のない21世紀めざして」
2001 2001年8月3日(第7回)「核廃絶の流れを確かなものに~地球市民としてなにをなすべきか」(原爆資料館蔵)
2002 2002年8月3日(第8回)「呼び戻そう核廃絶の流れを-報復から対話へ」(原爆資料館蔵)
2003 2003年8月3日(第9回)「語り続けよう核廃絶の道を-力の論理に抗して」
2004 2004年8月1日(第10回)「再び築こう核廃絶の流を-強めよう都市と市民の連携」(原爆資料館蔵)
2005 2005年月日(第回)2006年7月29日(第12回)<会場:長崎>
「核なき世界へ~61年目のナガサキから」
2006
2007 2007年8月4日(第13回) 「再び核廃絶のうねりを~ヒロシマから世界へ」
2008 2008年7月27日(第回)<会場:長崎>
「核兵器廃絶への道~NGOとミドルパワーの可能性」
2009 2009年8月1日(第15回)
「核兵器廃絶への道~2010年NPT再検討会議に向けて」2009年8月1日(土)広島国際会議場
国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道~2010年NPT再検討会議に向けて」
2010 2010年8月7日(第回)<会場:長崎>
「核兵器廃絶への道~2010年ナガサキ」
2011
2012
2013 2013年7月27日(第19回)
「核兵器廃絶への道~核兵器の非人道性と被爆体験の伝承~」(原爆資料館蔵)
2014
2015 2015年7 月25 日第回)
「核兵器廃絶への道~被爆70 年:核兵器の非人道性を見つめ、非合法化へ~」
2015年7 月25 日(土)午後1 時~午後5 時 広島国際会議場「ヒマワリ」
テーマ:核兵器廃絶への道~被爆70 年:核兵器の非人道性を見つめ、非合法化へ~
内 容:①オープニング:広島女学院高校音楽部による「リメンバー」合唱
②被爆体験を語り継ぐ:山本 定男(被爆体験証言者)
③特別講演:為末大(世界陸上競技選手権メダリスト)
④基調講演:モハメド・ベジャウィ(元国際司法裁判所裁判長)
⑤パネル討論:
〔パネリスト〕モハメド・ベジャウィ(元国際司法裁判所裁判長)
2016
20170729 核兵器廃絶への道~この世界の分断を越えて 広島国際会議場
▽特別対談「映画『この世界の片隅に』を語ろう」 片渕須直、蔵本順子
▽基調講演「トランプ時代における挑戦」 ジョン・ウォルフスタール(オバマ政権で特別担当補佐官)
▽パネル討論 ジョン・ウォルフスタール、ニーナ・タネンウォルド、小溝泰義氏、林田光弘
20180728 核兵器廃絶への道~持続平和な平和のために~ 長崎原爆資料館
2019
20200801 核兵器廃絶への道~世界の危機に、歩みをとめない~ 長崎原爆資料館ホール
一般傍聴者は募らず、海外の登壇者とはオンラインでつなぎ、その模様をライブ配信
20210731 核兵器廃絶への道~『希望の条約』が照らす新しい世界~
会場での参加者は募らず、広島国際会議場から無料ライブ配信
20220730 核兵器廃絶への道~世界を『終わり』にさせないために~ 長崎原爆資料館ホール
20230729 核兵器廃絶への道~被爆地が核戦争の「歯止め」となるために 広島国際会議場
ライブ配信の視聴も可能

中条一雄

中条一雄(Kazuo Chujo)著書(発行所:朝日新聞社)

書名 出版年 備考
私のヒロシマ原爆 1983/3/25 = The nuclear holocaust
原爆乙女 1984/3/25 =Hiroshima Maidens
原爆と差別 1986/7/25 =1985年夏(8月3日~8月27日)連載第3部作として朝日新聞に掲載。原文に大幅に加筆。

NHK関連出版物

NHK関連出版物

年月日 書名 編著者 発行所 メモ
60080901 テレビダイアル・みなさんの窓・改正された原爆医療法 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和35年8月9日午後1:40-2:05(中国5県管中)放送。
63021801 あすへの歩み・私の記録・原爆の子らとともに-中野清一 NHK(制作) NHK 昭和38年2月18日午後11:00-11:40放送。
66032201 原爆被災誌-NHK原爆の碑完成記念 〔NHK〕広島中央放送局(編) 昭和41年3月22日除幕。「11.原爆之碑」におさめられた犠牲者の方々」
66080604 教養特集・原爆白書と原爆症(打合せ稿) NHK(制作) NHK 1966年8月6日20:00-21:00(ETV全中)放送。
67080401 報道特集-被爆原点の空白 NHK広島中央放送局
67080801 社会福祉の時間・被爆者援護のあゆみ-戦後の社会福祉シリーズ② NHK(制作) NHK 1967年8月8日11:20-11:50(全中)放送。
68070401 県民の話題・あいつぐ被爆資料の発見 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和43年7月4日午前7:22-7:35放送。
68080402 報道特集GTV被爆原点の空白-ヒロシマ一九六八年夏(放送用) NHK報道局政経番組部・NHK広島中央放送局報道課(共同制作) NHK報道局政経番組部(等) 昭和43年8月4日午後10:20-11:00放送。
68081001 [県民の話題]特集“よみがえる爆心”最終回-爆心復元運動の今後 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和43年8月10日午前7:20-7:35放送。
68121101 県民の話題・特集被爆地図復元をめざして-第2回被爆総合調査への手がかり NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和43年12月11日午前7:20-7:35(総合・県中)放送。
69012101 県民の話題・はじまった爆心直下の復元調査(広極・大手町地区) NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和44年1月21日午前7:20-7:35放送。
69040501 県民の話題・動きだした被爆地図復元運動 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和44年4月5日午前7:20-7:35放送。
69071201 県民の話題・被爆者援護の訴え-参議院公聴会出席者に聞く NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和44年7月12日午前7:20-7:35(総合・県中)放送。
69071701 奥さんリポート・広島原爆病院 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和44年7月17日13:05-13:25(総合県中)放送。
69072001 原爆爆心地 志水清(編) 日本放送出版協会 別冊付録:広島市原爆爆心地復元市街図
69081001 報道特集・鎮魂への条件・ヒロシマ一九六九[NHK-TV放送台本] NHK報道局政経番組班・NHK広島中央放送局報道課(共同制作) 昭和44年8月10日午後8:45-9:30放送
70020501 県民の話題・国家事業になった爆心復元調査[JOFK-TV放送台本] NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和45年2月5日午前7:20-7:35放送。
70071401 ひろしま’70・わからない外国人被爆者の実態 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和45年7月14日午前7:20-7:35放送。
70090201 ひろしま’70・韓国人被爆者の実態-「広島折り鶴の会」の報告から NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和45年9月2日午前7:20-7:35(総合テレビ)放送。
71091701 ひろしまリポート・26年目に実現する韓国被爆者診療 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和46年9月17日午前7:20-7:35放送。
71101901 ひろしまリポート・救援を待つ韓国被爆者 NHK広島中央放送局(制作) NHK広島中央放送局 昭和46年10月19日午前7:20-7:35放送。
71123303 ナガサキ原爆ノート NHK長崎放送局(編)
72023301 長崎市民の原爆意識-昭和47年2月 NHK長崎放送局・福岡放送局(編)
72063301 広島市民の原爆についての意識調査-1975年6月 NHK中国本部(編)
75033303 長崎原爆ハンドブック NHK長崎放送局(編)
75063302 原爆についての世論調査結果報告書-1975年6月 NHK中国本部・長崎放送局(編)
75063303 広島市の結果の要約と概要 NHK  NHKが「被爆30周年:広島・長崎の原爆に関する住民意識調査」のテーマで実施した世論調査の結果。
75071001 劫火を見た-市民の手で原爆の絵を NHK(編) 日本放送出版協会
75133318 広島市の結果の要約と概要 NHK中国本部(編) NHK中国本部と同長崎放送局が1975年6月に共同で実施した「被爆30周年広島・長崎の原爆に関する住民意識調査」の報告書『原爆についての世論調査結果報告書1975年6月』から、前半の広島市分のみ抜粋.
77083301 被爆体験・私の訴えたいこと(上) NHK中国本部
77083302 被爆体験・私の訴えたいこと(下) NHK中国本部 NHK中国本部
80063301 原爆についての世論調査結果の概要 NHK広島放送局・NHK放送世論調査所(編)
80073306 ドキュメンタリー爆心地のジャーナリスト-ロケ資料[台本] NHK中国放送
80080103 長崎原爆の歌 NHK長崎放送局(編) ニシキ印刷
82110101 きみはヒロシマを見たか-広島原爆資料館 高橋昭博・NHK取材班(文)・土田ヒロミ(写真) 日本放送出版協会
83133314 広島原爆ハンドブック(1983年作成)部内用 NHK広島放送局放送部資料班(編)
84070102 極秘プロジェクトICHIBAN-問い直されるヒロシマの放射線 小林孝雄 日本放送出版協会
85080110 被爆体験の継承を模索-広島・長崎市民意識調査 NHK広島放送局,NHK長崎放送局,NHK放送文化調査研究所世論調査部(共編) NHK広島放送局(等) 1985年6月15-16日に広島、長崎両市の有権者各900人を対象に「被爆意識調査」等の調査を実施.
85133301 広島・長崎市民の意識調査 (NHK) 昭和60年6月15日・16日調査。
86033302 いつまでも絶えることなく-被爆40年ヒロシマの手記 NHK広島放送局(編) ぎょうせい中国支社 NHK広島放送局は被爆40年の1985年に、被爆体験の継承をテ-マにした特集を企画。応募手記の中から、49名(広島被爆者45名、広島被爆者の家族4名)の手記を収録.
86072004 ヒロシマ爆心地-生と死の40年 NHK広島局・原爆プロジェクトチーム、庄野直美、鎌田七男(共著) 日本放送出版協会 広島原爆の爆心地被爆生存
8702250 絆―高校生とヒロシマ 川良浩和 径書房
88073001 ヒロシマ・残留放射能の四十二年-「原爆救援隊の軌跡」 NHK広島局・原爆プロジェクト・チーム(著) 日本放送出版協会
88073304 NHK広島放送局60年史 [NHK]広島放送局60年史編集委員会(編) NHK広島放送局
88093001 アメリカ国防総省SDI局-スターウォーズの内幕 NHK取材班 角川書店
89072004 戦争を知っていますか-語り継ぐ女性たちの体験 NHKおはようジャーナル製作班(編) 日本放送出版協会
89082002 NHK・戦争を知っていますか―語り継ぐ女性たちの体験2 NHKおはようジャーナル制作班編 日本放送出版協会
90073311 戦中戦後をめぐる自分史-三十周年記念 NHK広島婦人学級 NHK広島放送局婦人学級
90080614 原爆搭載機「射程内ニ在リ」 NHK広島放送局原爆取材班(久保安夫・中村雅人・岩堀政則) 立風書房 平成元年8月3日NHK広島がローカルに放送した「広島が消えた日」を元に編纂。
94080501 旧ソ連・戦慄の核実験 NHK(モスクワ・広島)取材班 日本放送出版協会 [腰巻き]極秘資料と証言から隠された旧ソ連の核実験の「真実」を追う。
95011001 「井伏鱒二の世界」展-NHK広島放送センターオープン記念 NHK広島放送局放送センター・福山市教育委員会社会教育部文化課 NHK広島放送局・NHKちゅうごくソフトプラン 「黒い雨」PP30-31。
95083001 NHKスペシャル・長崎よみがえる原爆写真 NHK取材班・(写真)山端庸介 日本放送出版協会
96021601 アメリカの中の原爆論争 NHK取材班 ダイヤモンド社
96042001 地球核汚染ーヒロシマからの警告 NHK「原爆プロジェクト」 NHK出版
960630 NHKスペシャル 新・日本の条件2-失われた時間 NHK新・日本の条件プロジェクト 日本放送出版協会
97072501 核兵器裁判 NHK広島・核平和プロジェクト NHK出版
99072501 原爆投下・10秒の衝撃 NHK広島「核・平和」プロジェクト編 NHK出版
a00730 サダコ-「原爆の子の像」の物語 NHK広島「核・平和」プロジェクト NHK出版

 

 

 

NHK原爆関連番組(1947~49年分)

NHK原爆関連番組(1947~49年分)<全てラジオ番組>

月日 番組名 番組内容
1947年
08.05
原子爆弾症のその後 逓信病院 蜂矢道彦
 同 平和祭特輯番組 広島放送合唱団他 広島復興の歌他
08.06 平和祭式典実況(平和広場より)
 同 ひろしまの時間 8月6日平和祭より
08.07 平和祭のスケッチ 末長忠一
1948年
08.02
ひろしまの時間 広島を繰返すな 上流川教会牧師 谷本清
08.05 街頭録音 広島市の復興について
08.06 平和祭実況(広島市平和祭会場より)
 同 平和祭
 同 世界の音楽 広島市平和祭会場児童文化会館より 平和の歌他
 同 広島県の夕べ 平和祭特輯番組 1.ひろしまの歌、2.座談会「20年後の広島を語る」
08.09 ひろしまの時間 戦災孤児の幸福のために 山下偵子
08.15 放送討論会「世界平和の達成は可能か」
08.27 広島県の夕べ 復興と住宅(八丁堀東洋座より中継) 広島市復興局住宅課長二村四郎
1949年
08.05
広島県の夕べ 住宅復興~平和祭特集 第4回平和祭を迎えて
08.06 朝の歌 広島平和祭にちなみ ヒロシマ他 広島放送合唱団 三並惇子
 同 広島平和祭式典実況(広島市民広場から)
 同 街頭録音「その後の未亡人」 広島市基町母子寮及び授産場にて
 同 平和音楽祭 追悼の曲他(広島児童文化会館)
 同 ひろしまの時間 今週の話題~平和祭に拾う~
08.09 「原爆1号にきく」吉川清、中村アナ
08.10 住宅の復興について 広島県住宅課長 曽根田彰
08.12 音楽だより ひろしまの歌 山田廸孝
08.14 平和祭記念邦楽大演奏会 杵屋土峰他

出典:広島放送局放送部資料班『広島原爆ハンドブック』