原水爆時代−現代史の証言(上)

今堀誠二(三一書房、1959年7月21日発行)

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目次

T ピカドンに死なず

幽鬼の町ヒロシマ

今堀誠二=山口県の西北海岸、一兵士。

古賀八重子=

少国民の最後

「菩提樹」をうたう少女

古賀八重子

敗戦を飾る犠牲者の美

古賀八重子

太田洋子=

世界の良心は告発する、

古賀八重子

ピカドンに屈せず

古賀八重子=その後沖原氏と結婚。呉でしあわせな家庭。

U 占領軍に屈せず

1 第二の誕生

「生ましめん哉」

栗原氏と「中国文化」

栗原貞子

栗原唯一

猪熊弦一郎

細田民樹

プレスコード下の最初の刊行物

『中国文化』創刊号

原爆時代史の朝ぼらけの記録

大久保沢子、山本康夫、井口元三郎、中村緑雨、神田三亀男、

ヒロシマは歴史の証人

細田民樹、山本康夫

2 ざんげの道

悲嘆の日記「さんげ」

正田篠枝

吉田一

トマトをめぐる母子の悲歌

守られた非合法出版物

正田誠一

山隅衛

峠三吉

死の商人のざんげ

正田篠枝

地球を動かす支点、

正田篠枝

警告ビラは回収された

正田篠枝

山崎与三郎

3 無欲の顔

村にきたジープ

大田洋子

原爆について語るな

作家の眼がとらえた「屍の街」

無欲顔貌

人間の精神はボロになった

平和をかえして下さい

ジュノー博士

いまだ癒えぬ傷あと

4 原爆エレジー

原子野に咲いた「夏の花」

原民喜、貞恵夫人

壊された詩碑

山本健吉

佐藤春夫

佐々木基一

ジョン・ハーシー

忘れかけたあの日の記憶

峠三吉

「長崎の鐘」

永井隆

式場隆三郎

吉田健一

原爆エレジーの流行

永井隆

細田民樹

小倉豊文

5 よみがえった記録映画

映像になった記録

根岸寛一

占領軍の撮影禁止

岩崎昶

デーブ・コンデ

伊東寿恵男

重富芳衛

生きていたプリント

岩崎昶

公開された被爆写真

土門拳

6 科学者の道

廃墟に芽ばえた国民の科学

玉川忠太

喜多村広島県衛生課長

災害調査はじまる

荒勝文策

杉山繁輝

島本光顕

大橋成一

仁科芳雄

奇病の発生第二期症状

蜂谷道彦

病理へ振るうメス

玉川忠太

小山眼科医長

蜂谷道彦

松本朝栄

全滅した劇団「桜隊」

草野信男

都築正男

丸山定夫

徳川夢声

仲みどり

三宅仁

都築氏の活躍

都築正男

仲みどり

大橋成一

三宅仁

山崎文男

杉本明雄

世界最初の原爆症講演会

都築正男

三宅仁

蜂谷道彦

片島同盟通信社記者

原爆症救護病院

都築正男

大橋成一

リボー中佐(エール大学教授)

メイソン大佐

山津波にのまれた京大班

井街譲

松村大佐

天野重安

杉山繁輝

木村毅一

真下俊一

清水栄

リボー中佐

クルーガー

木下良順

三宅仁

玉川忠太

災害調査研究特別委員会

山崎匡輔

天野重安

袴田三郎

岡野

関野

きびしい原爆の秘密保持

玉川忠太

リボー中佐

中西勝治

ヘーンショウ

テーラーABCC所長

大橋成一

藻谷

丸木夫妻

撤去された研究施設

山崎匡輔

仁科芳雄

ケリー

アレン

玉川忠太

都築正男

原爆はGHQのタブー

木下

三宅

大橋

都築正男

ケリー

天野重安

渡辺漸

三谷靖

小山綾夫

リボー

亀山直人

菊池武彦

木下良順

仁科芳雄

終戦の日に始った原爆戦争の準備

メイソン大佐

ブラッケット

都築正男

パターソン陸軍長官

恐るべき後遺症

大田洋子

原民喜

栗原

蜂谷道彦

都築正男

重藤文男

浜崎

岡村

黒川

原爆症とは何か

今堀恭子

杉原芳夫

クーニー

サムス大佐

被爆者はABCCのモルモットか

吉川清

テーラー

槇弘

中泉正徳

マドン

天野重安

武谷三男

マクドナルド

武島

クーニー

槇弘

レイノルズ

原爆禁止は科学者の道

土門拳

湯川秀樹

V ノー・モア・ヒロシマ

1 原爆は戦争ではない

広島に向った青い眼の記者

ウィルフレッド・バーチェット

死臭と敵意の中で

長谷川同盟通信社外信部長、中村敏、歌橋淑朗、伊藤朝子

太宰博邦、永原敏夫

勝部玄、

ヒロシマからの報告

歌橋淑朗、井本大佐、畑元帥、伊藤朝子、安原善次

人類よ!広島をくり返すな

ウィルフレッド・バーチェット

原爆患者の存在を抹殺

ウィルフレッド・バーチェット、ファーレル代将、ニウマン代将、都築正男、重富芝衛

勝利した官製ニュース

バーチェット大田洋子、W.L..ローレンス、マーク・ゲイン

二つの原爆処理方式

ブラケット、ジェームズ・フランク、アインシュタイン

科学者の「十字軍」、

スマイス、レオ・ジラード、バーチェット

2 人道主義と反戦主義

ジョン・ハーシー、クラインゾルゲ神父、谷本清

全米を震撼させた実話小説

ジョン・ハーシー、クラインゾルゲ神父、谷本清

「ヒロシマ」の主人公たち

ノーマン・カズンズ、アインシュタイン

人道主義の原爆否定

ジーメス神父、佐々木日赤外科医師、小倉豊文

同情はごめんだ

ウィリアム・シムス外信部長(ハワード系新聞)、フラナガン神父、ヴォーンUP副社長、ヘレン・ケラー、ブランデン、ザビエル巡礼団、

アメリカの盲点

バンディット・ネルー、ノーマン・カズンズ、

世界連邦主義

ジョン・ハーシー、ノーマン・カズンズ、パール・バック、谷本清、浜井信三

ピース・センターと精神養子

谷本清、パール・バック、ジョン・ハーシー、ノーマン・カズンズ、

原爆乙女の厚生

真杉静枝、谷本清、柳原繁登、グルンドウィッヒ、長田新、

憤激をかったルーズベルト夫人

エリノア・ルーズベルト夫人、谷本清、松岡洋子、

原爆乙女は立証する

フランクリン・ルーズベルト、松岡洋子、テーラーABCC所長、ルイス大尉、谷本清、カズンズ、

3 平和祭

広島平和復興祭

クーニー軍医大佐、平岡養一、巌本真理、月丘夢路、千葉早智子、二葉あき子、木原市長、ハーヴィ・サーティン少佐

46・7年の世界の動き

藤原咲平中央気象台長、宮本顕治

マ元帥の教書と「平和宣言」

石島治志広島中央放送局長、浜井市長、中川秋一(広島地方労働組合会議)、マッカーサー元帥、田上中尉、サムス報告、クーニー大佐、森戸文相、楠瀬知事、川本泉、

原爆をとりあげたアメリカの新聞

ニューヨーク・タイムズ、ワールド・テレグラフ、ヘラルド・トリビューン

8・6をカーニバルにするな

名柄正之、川合い玉堂、ロバートソン中将、

世界でもたれたヒロシマ・デー

アルフレッド・パーカー、ジョン・ハーシー、浜井市長、

貧弱だった「原爆否定の研究室」

ロバートソン中将、ノーマン・カズンズ、

平和こそ女性の幸福の源

原爆外交と広島の復興

ロバートソン中将、

大衆から浮いた平和祭

4 偏見を乗り越えて

東洋にかけるアメリカの橋

フロイド・シュモー博士、ルサナ、平林清、

クエーカーの絶対平和主義

シュモー、ハーマン・ハゲドーン、

シュモー氏の「広島の家」

ニコルソン、アンドルウ牧師、テイブス、ジェンキンス

私は共犯の屈辱を抱いてここに立つ

シュモー、高良トミ、谷本清、マッカーサー元帥、兼田幸子、メリー、ノーマン・カズンズ、浅野院長、

神よ平和を来らし給え

シュモー、村上忠敬、浜井市長、ヴァイニング夫人、

むずかしい平和住宅の運営

湯浅エイ子、山本初枝、

ブ夫人の公民館

ブライアント夫人、シュモー、アンドルウ牧師、ビンス・オドソン

平和運動を離れた「広島の家」

シュモー、

平和精神をうらづけるものは何か

シュモー、

シュ氏のピントの甘さ

シュモー、山本初枝、

ブ夫人への一票は原爆防止の一票

ブライアント夫人、ミューラー、シュモー、

W 過ちは繰返しませぬ

殴殺されたアメリカ兵

重富芳衛(毎日新聞記者)

恩讐を越えた供養塔

大田洋子、川本福一、

原爆で死んだ異国の人

張樹寛、李成仁、楊子玉、呂玉仁、王文章(=中国人)

安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから

浜井市長、丹下健三、雑賀忠義、パール博士、古賀・栗原・正田。

あとがき

金井利博、黒田秀俊、平和と学問を守る大学人の会