春の七草

芹(せり) なづな 御行(おぎよう) はくべら 仏座(ほとけのざ)
 すずな すずしろ これぞ七種(ななくさ)

『河海抄(かかいしよう)』(鎌倉時代)

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セリ(セリ科)


焼山2002.1.13

ナズナ(アブラナ科)


比治山1999.3.10


御行=ハハコグサ(キク科)


比治山1999.4.21

はくべら=ハコベ(ナデシコ科)


比治山1999.1.21


仏座
=コオニタビラコ
(キク科)


比治山1999.3.10

すずな
=カブ
(アブラナ科)


焼山2002.1.13

すずしろ
=ダイコン
(アブラナ科)


焼山2002.1.13

正月7日の「七草粥(がゆ)」の中に入れる7種の野草。秋の七草が観賞を目的としたものであるのに対し、春の七草では食用とされる植物が選ばれている。緑の乏しい寒中にとって食べ、邪気を払い、縁起を祝った中国の古い風習が日本にも伝えられ、春の七草になったといわれる。時代によっては12種のこともあったといわれる。

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