1999年11月のうごき

う ご き
01 小出裕章京都大原子炉実験所助手らのグループ、東海村臨界事故で避難勧告範囲半径350Mを越える450M内で、一般人の年間被ばく線量限度を超える中性子線を受けていた可能性が高いとする研究結果をまとめる。
01 呉海軍工廠の元少佐・神津幸直らが被爆直後の広島市で実施した状況調査の報告書の原本を故人の妻が呉市に寄贈。
01 放射線影響研究所の研究内容をチェックする国際審査委員会、広島市の同研究所で開催。3日、基礎研究充実など13項目を勧告し閉会。
01 長崎市平和公園の平和祈念像の初の本格的な修復工事が始まる。
01 非核の政府を求める長崎県民の会、1960年の日米安保条約改定の際、核兵器持ち込みに関する「秘密議事録」を交わしていたとされる問題で、同議事録の破棄などを求める申入書を、小渕首相と河野外相あてに郵送。2日、県知事に政府に要請するよう文書で申し入れる。
02 原爆被害者相談所、被爆者健康手帳を取得するため証人を捜している2人を公表。
02 広島大学原医研、国際シンポジウム「第5回セミパラチンスクの核実験場周辺住民の放射線影響」を大学内で開催。約60人が参加。
02 伊藤長崎市長と野口市議会議長、CTBTの批准を否決した米国の上院議員51人に対し、早期批准を求める連名の要請書を送付。
02 長崎県佐世保市、米海軍原子力潜水艦の放射能事故発生を想定した医療態勢など独自の対応策を本年度末までにまとめる方針を明らかにする。
02? 小泉好延東京大学助手ら、東海村臨界事故で現場から100Mの民家が中性子を100ミリシーベルト被曝していたと推計。
03 広島市中区の旧猿楽町)ゆかりの 人でつくる「矢倉会」、映像による街並み復元で、 被爆時の家族の様子を再現することを計画。
03 被爆地から反核平和のメッセージを米国の国連本部に届ける「高校生平和大使」3人を含めた派遣団10人の結団式、長崎原爆資料館で開催。約20人が参加。
04 横田工・原爆資料保存会会長、死亡。
04 科学技術庁の東海村臨界事故対策本部。施設付近の被ばく線量の推定結果を原子力安全委員会に報告。敷地境界付近で事故から25分間で一般人の年間被ばく線量限度1ミリシーベルトの75倍。
04 「元大正屋呉服店を保存する会」と「原爆遺跡保存運動懇談会」、広島市レストハウスの保存活用計画を早く策定するよう市に要望。
04 第56回中国文化賞授賞式。鎌田七男広島大学原医研元所長ら6人が受賞。
04 世界平和研究所・読売新聞社、「核不拡散・核軍縮国際シンポジウム」を東京都内で開催。世界9か国の専門家が参加。-5日。
04 旧日本軍の捕虜となったオランダ人とその家族でつくるオランダの3団体の一行17人、長崎市の原爆資料館を見学。
04? 広島市、市民が世界各国に送る平和メッセージや核兵器にかかわる抗議文を英語に翻訳する事業を開始。
05 原子力安全委員会のウラン加工工場臨界事故調査委員会、「緊急提言・中間報告」をまとめ、首相と科学技術庁長官に提出。事故の際放出された放射性ヨウ素の推定量は約50キュリーで国内で過去最大。科技庁の甘い規制を指摘。
05 「核兵器の廃絶をめざし、すべての核実験に反対する長崎ネットワーク」、東京大行動を実施。-6日。
05 ロバート・マクナマラ元米国防長官、外務省を訪れ、核兵器廃絶を求める中堅国家群「アジェンダ連合(NAC)」が国連に提出している決議案に賛成するよう求める。
06 広島の証言の会、第3回総会を広島市内で開催。約10人が参加。
06 被団協連載「在外被爆者はいま」(-日、回)
06 広島県原水協、核兵器廃絶を求める国連決議に国が賛成するよう求める署名運動を広島市内で実施。
06 長崎市山里小学校、「あの子らの碑」前で50回目の平和祈念式を開催。
06 広島県廿日市市の廿日市小学校6年生108人、被爆者の心をいやした柳の老木をテーマにした音楽劇「あかいトマ ト」を学習発表会で上演。
06 永井隆の故郷・島根県飯石郡三刀屋町、同町のシンボルである桜「御衣黄」の苗木を長崎市に向け発送。永井隆記念館など5カ所に植えられる予定。
07 山内博・聖マリアンヌ医大助教授のJCO臨界事故の現場から350M圏内にいた150人についての健康影響調査で、8人からDNA損傷を示す物質が平均より高いレベルで検出されていることが判明。
07 インドとパキスタン両国への平和行脚を目指して昨年12月に結成された市民団体「グローバル・ピースメーカー・アソシエーション」、広島市内在住の両国の男性を招いて両国の反核・平和意識について学習。
07 広島市など、「子どもたちの平和の絵コンクール」作品展を広島原爆資料館で開催。
07 ジェレミー・ハリス米ホノルル市長、秋葉広島市長を表敬訪問。
07? 長崎原爆資料館(長崎市平野町)、原爆・戦争の記録集や被爆者の手記など同館所蔵の図書約1万2000冊の貸し出しを開始。
08 科学技術庁、東海村臨界事故で被曝した46人の染色体調査を実施していることを明らかにする。結果は11月下旬に出る見込み。
08 広島県原水禁、開会中の国連総会に提出されている核兵器廃絶を求める決議案を積極的に支持するよう小渕首相と河野外相に要請書を送付。
08 ウェリントン・ウェッブ米コロラド州デンバー市市長、広島市の平和公園を訪問。
08 国立国会図書館、終戦時の内閣書記長官だった迫水久常が、終戦時の政治を語った速記録と録音テープを公開。
09 科学技術庁、東海村臨界事故直後、JCO社員の救助に出動した救急隊員7人に被曝線量を説明。
09 東京地裁、東数男裁判の第1回口頭弁論を開く。国側、全面的に争う答弁書を提出。
09 長崎市の東本願寺長崎教務所に完成した「原子爆弾災死者収骨所」の落慶法要。約200人が参列。
09 友沢光男・米国原爆被爆者協会会長、倉本寛司・同名誉会長、森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会会長ら、長崎市を訪れ、伊藤市長に在外被爆者への援護実現に協力を要請。
09 長崎県原水禁と県平和・労働センター、「反核9の日座り込み」を長崎市平和公園で実施。約60人が参加。
09 インド・ニューデリーを拠点に活動している反核・平和運動家アジェイ・マハジャン、広島市を訪れ、被爆者などと交流。-10日。
09 国連総会第1委員会(軍縮)、日本提出の核廃絶に関する決議を賛成128、反対0、棄権12で採択。
09 国連総会第1委員会(軍縮)、新アジェンダ連合による核兵器廃絶に向けた決議案を賛成90、反対13、棄権37で採択。日本は、棄権。
10 秋葉広島市長、アメリカの臨界前核実験に対する抗議文をクリントン大統領あてに送付、
10 美智子パンピアンが設立した設立したNPO団体)「子供のための世界平和プロジェクト」(WPP)、米シアトル市の野球場「キングドー ム」に世界最大の折りづるを展示。
10 東京都立大山高校の2年生、修学旅行で訪れた広島市で、平和学習の成果として起草した「平和宣言」を発表。
10 天皇・皇后、即位10年を機に記者会見。天皇、原爆の被害を世界に理解してもらう意義に言及。
10 午前7時19分(米東部時間9日午後5時19分)、米エネルギー省、臨界前核実験(8回目)をネバダ州で実施。
11 長崎県諫早市長、アメリカの臨界前核実験に対する抗議文を大使あてに送付。
11 長崎県平和・労働センターなど5団体、米国の臨界前核実験に対し、長崎市平和公園の平和祈念像前で抗議の座り込み。
11 広島県原水協など8団体、米の臨界前核実験に対する抗議の座り込みを広島市平和公園の原爆慰霊碑前で実施。約90人が参加。
11 広島県西部の8市長すべてが、この日までにアメリカの臨界前核実験に対する抗議文をクリントン大統領や大使あてに送付。
11 広島県原水禁など13団体、米の臨界前核実験に対する抗議の座り込みを広島市平和公園の原爆慰霊碑前で実施。約70人が参加。
11 広島県・三良坂町平和を願う会、米の臨界前核実験に抗議する集会を同町平和公園で開催。67人が参加。
11 東京・八丈島の都立八丈高校定時制生徒ら12人、修学旅行で長崎市を訪れ、原爆資料館などを見学。
11 長崎市立山里小学校5年2組の児童36人、姉妹校の島根県飯石小学校に送るため、「平成11年11月11日11時11分11秒」と38枚のカードを持って、ビデオ撮影.し、
11 フォーリー米駐日大使、大阪府議・市議、兵庫県議・神戸市議らと大阪市の米総領事館で会談。「米艦船の神戸入港を願う」と述べる。
12 大阪地裁、郭貴勲裁判の口頭弁論を開く。森田隆在ブラジル原爆被爆者協会会長と倉本寛司米国原爆被爆者協会名誉会長が証言。
12 広島市立大学の「広島平和研究所長候補者に関する諮問委員会」、就任を要請していた関東の国立大学教授の招へいを断念。
12 「ピースリンク広島・呉・岩国」、米国の臨界前核実験に対するクリントン大統領宛の抗議文を送付。
12 沢田神奈川県横須賀市長、艦船の放射能漏れ事故を想定した防災マニュアル策定に当たり、米側の情報提供を求めるよう外務省に要請。
12 政府、原子力災害対策特別措置法案と原子炉等規制法改正案を閣議決定。
12 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)から8.3キロの距離に位置する長崎県・北松鷹島町議会、茨城県東海村で発生した臨界事故を受け、全員協議会を開き、国や九電などに対し、同町内の防災対策の充実どを求める働き掛けを強化することを確認。
13 第39回広島県高校総合演劇大会、広島市内で開催。-14日。広島市立舟入高校演劇部、原爆をテーマにした創作劇「SHAKE HANDS!」を上演。
13 反核平和画家・四国五郎の絵画展「あの頃この頃」、広島市内で開催。-16日。
13 大阪市原爆被害者の会、「被爆54周年ノーモアヒバクシャの集い」を市立社会福祉センターで開催。約100人が出席。
13 広島市の婦人団体・グループ連絡会、広島県内の留学生と一緒に平和公園で碑めぐりを実施。約100人が参加。
13 「伝えようヒロシマの心」をテーマに交流を続けている婦人団体・グループ連絡会、「第12回国際交流集会」を広島市内で開催。日本を含む11カ国の約100人が参加。
13? 長崎平和研究所、研究誌「長崎平和研究」第8号を発行。
13? 長崎県教職員組合、第49次教育研究県集会を大村市で開催。平和教育分科会では、ガスバーナーで焼いて原爆がわらの再現を試みたリポートなど。
14 「核実験に抗議する長崎市民の会」、米国の通算8回目の核実験に抗議する座り込みを平和公園で実施。約40人が参加。
14 「核兵器の廃絶をめざしすべての核実験に反対する長崎ネットワーク」の「国連平和大使」派遣団10人、同市を出発。-20日。
14? 倉本寛司・米国原爆被爆者協会名誉会長、「私とアメリカの被爆者」を出版。
15 長崎市、平和祈念像修復懇話会の初会合を開催。同工事について被爆者団体や地域住民の代表らに経過報告。
16 長崎市、平和公園の平和祈念像大規模修復工事で像の頭部と腕を取り外す本格的作業を開始。頭部や腕が取り外されるのは、1955年の設置以来初めて。
16? 広島の反核市民団体「グローバル・ピースメーカー・アソシエーション」のメンバー5人、来年2月にインドとパキスタンへの平和行脚を計画。
17 日本被団協、来月の国連総会全体会議で迅速な核兵器廃絶を求める諸決議に賛成するよう、小渕首相宛に要請。
17 秋葉広島市長・伊藤長崎市長、米国の8回目の臨界前核実験に抗議し即時中止を働き掛けるよう求めた連名の要請文を、小渕首相と河野外相に送付。
17 広島原爆資料館、所蔵する被爆資料の情報を再収集するため、寄贈者からの聞き取り調査を開始。
17 エリツィン・ロシア大統領、包括的核実験禁止条約(CTBT)批准法案に同日署名し、早期批准を求めて下院に提出。
18 東京大学付属病院、東海村臨界事故で大量の放射線をあびた大内久に下血が始まったことを明らかにする。
18 茨城県東海村の村長と農業・商工業関係者、JCOの親会社の住友金属鉱山を訪れ、臨界事故による被害総額約13億円の損害賠償を請求。
18 長崎総合科学大学長崎平和文化研究所、平和文化講演会「アジア・太平洋地域の安全保障と平和」を開催。
18 モンゴメリー・米ハーバード大名誉教授、広島市役所を訪れ秋葉市長と懇談。
18 米中央情報局(CIA)、冷戦末期のソ連の核戦力を分析した24通の報告書を公表。
18? 北朝鮮在住被爆者の治療にあたる医師ら7人の広島市を中心とした訪日研修が年内にも実現する見通しが明らかになる。
18? 米ハワイ州の日系4世で広島大学医学部の研究生ギャリン・ツル、原爆が被爆者や被爆二世に及ぼした精神的な影響についての研究を実施。10月から1年半の予定。
18? 「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」・「原発はごめんだヒロシマ市民の会」など広島県内の反核市民4団体、東海村臨界事故を受けて「今こそ、脱原発を!」と呼びかける署名活動を開始。
19 「原爆を許すまじ」を作曲した木下航二・元東京都立日比谷高校教諭、死去。73才。
19 北朝鮮の被爆者支援のため訪日研修を準備中の李実根広島県朝鮮人被爆者協議会会長と中川智子衆議院議員(社民党)、国会内で記者会見し、この日、北朝鮮に招請状を送ったことを明らかにする。
19 岡崎俊雄科学技術庁事務次官、辞職願を提出。東海村臨界事故やH2ロケット打ち上げの失敗の引責とみられる。
19 科学技術庁、東海村臨界事故現場から半径350メートル以内にいた人を対象とした被曝線量推定のための行動調査を実施。-20日。対象者は最大約100人と予想。
19 東京大学病院、東海村臨界事故の被曝者・大内久の下血が減ったことを明らかにする。
19 平山郁夫、フランス学士院の碑文・文芸アカデミー外国人会員に選ばれ、認定式後の記念講演で広島での被爆体験を語る。
19 広島市、広島平和記念都市建設法の制定50周年を記念して「平和都市NEXT50シンポジウム-21世紀のひろしまを考える」を原爆資料館で開催。石丸紀興広島大学教授が基調講演。約300人が参加。
20 「三菱広島・元徴用工被爆者裁判を支援する会」、連続講座「アジアの人々との戦後「和解」を求めて」を開催。第1回は在間秀和弁護士「戦時中、広島の三菱で何があったのか-韓国人徴用工の被害の実態に迫る」
20 全国保険医団体連合会・全日本民医連など、「核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい」を東京都内で開催。100人以上が参加。
20 反原子力茨城共同行動のメンバーなど6人、国の原子力政策の見直しを求めて、茨城大学内でハンスト。
20? 原子力委員会が毎年発行してきた「原子力安全白書」の1999年版が、東海村臨界事故などへの対応のため発行されないことになる。
20? 広島平和教育研究所、来年度のヒロシマ平和カレンダーを発行。プロゴルファーの岡本綾子ら6人の一流スポーツ選手が平和メッセージを寄せる。
21 山口県のアマチュア劇団「夕なぎ会」、被爆三世とその父親を取り上げた「ヒロシマのマチエール」を岩国市内で上演。
21 ドイツ・ドルトムント市で平和コンサート「今世紀の死者のために」を開催。広島からの24人をはじめ10カ国から500人が参加。
21 出雲市の神西小学校、学習発表会を開く。6年生が被爆エノキ二世を描いた創作劇を発表。
22 韓国慶尚南道の原爆養護ホーム「陜川原爆被害者福祉会館」の白南珍館長ら3人、広島市の被爆者介護研修の第1陣として広島入り。
23 原子力安全委員会の事故調査委員会、JCO東海事業所を現地調査。初めて、臨界事故を起こした転換試験棟に入る。
23 放射線影響研究所(長崎)、施設を一般公開。
23 ヒロシマ・ピース・センター、第10回世界平和弁論大会を広島市内で開催。第1位は*艶(中国人留学生)「原爆資料館で感じたこと」。
23 第11回谷本清平和賞授与式。広島市立舟入高等学校で原爆演劇活動を指導してきた伊藤隆弘が受賞。
23? 広島市教委、被爆直後の伝言の一部が見つかった袋町小学校西校舎の保存問題で、来年1月から全面調査を計画。
23? 県立広島病院、「創立120年記念誌」を発行。
23? 「宗教と社会」学会と国学院大学日本文化研究所、全国73の大学・短大など約1万人を対象にした宗教意識調査の結果をまとめる。「終末に起こること」として5割近くが「核戦争」と回答。
24 茨城県、東海村臨界事故による風評被害総額は153億円と発表。
24 「高校生平和大使」とともに15日、米ニューヨーク・国連本部に反核平和のメッセージを届けた同行団の吉田勲団長(長崎被災協評議員)ら5人、長崎市役所で帰国会見。
24 福島県浅川町立白石小学校、テレビ会議「地球からいじめ、戦争をなくすには」を長崎県と結んで実施。長崎市の森口貢が被爆の実相を子どもたちに語る。
24 衆議院科学技術委員会、原子力災害法案を全会一致で可決。25日、衆議院を通過。
24? 科学技術庁事故調査対策本部、東海村臨界事故の現場に残る放射能汚染されたウラン溶液の今年度内の搬出を断念。
25 厚生省が12月から無料で実施する被爆二世健康診断の説明会、広島市役所で開催。県と市が概要を説明。県被爆二世団体連絡協議会、被爆二世健康手帳の発行など13項目の要望書を提出。
25 長崎市・小ケ倉中学校、平和に関する教育研究発表会を開催。市内の小中学校から焼く110人の教師が参加。
25 広島市総合計画審議会、第4次基本計画をまとめ秋葉市長に答申。
26 中国新聞が「ヒロシマの記録―遺影は語る」として掲載した広島県立広島第二中学校(広島二中、現・ 県立広島観音高)の原爆被災状況について、遺族からの連絡により、さらに1年生10人と2年生1人、教員1人の被爆 死状況が判明。この結果、死没を確認できた人は1年生281人、上級生17人、教職員8人の計306人となる。
26 長崎市都市景観審議会、開催。市が平和公園地区を対象にした景観形成地区指定計画案を報告。
26 長崎市が来年2月開催する女性国際平和会議の企画運営委員会、市女性センター・アマランスで開催。分科会やシンポジウムなど同会議の概要を固める。
26 伊藤長崎市長の諮問機関「平和推進専門会議」、長崎原爆資料館で開催。土山秀夫・元長崎大学長ら地元委員と、石栗勉・国連アジア太平洋平和軍縮センター所長ら県外の専門家など計8人が出席。4回目。
26 マレーシア・ケダ州の若者38人、広島市を訪れ、広島アジア競技大会で同国の応援を担当した竹屋公民館で市民や留学生と交流。27日、原爆資料館を見学。
27 東海村臨界事故で大量被曝し東大病院に入院中の核燃料加工会社ジェー・シー・オ ー(JCO)社員、大内久の容体が急変。同病院、重篤状態に陥っていることを明らかにする。
27 創価学会広島平和会議、広島学講座「チェルノブイリ災害とその後」を広島池田平和記念会館で開催。イワノービッチ・ウクライナ最高会議事務局代表顧問が講演。
27 英国の医学雑誌「ランセット」、比較的健康とされる被爆者の間で、白血球の一種「好中球」の減少症が多発しているとする今村展隆広島大原爆放射能医学研究所講師の研究結果を掲載。
27 放射線影響研究所(広島)、施設を一般公開。
27 市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」、結成10周年記念シンポジウム「動き出している新ガイドラインとどう向き合うか」を広島市・広島カトリック教会で開催。約50人が参加。
27 広島県比婆郡口和町立口北小学校、「口北ふれあい広場」を開催。姉を原爆で亡くした同町の倉林満徳の体験を基に、6年生の児童が劇「奪われた笑顔」を上演。
27 長崎市・長崎平和推進協会、「核兵器廃絶を考えるフォーラム」を長崎原爆資料館で開催。平和推進専門会議委員の前田哲男・東京国際大教授と堀内敏宏・NHK部外解説委員が講演。
28 東京大学付属病院、東海村臨界事故で被曝した大内久について、なお重篤と発表。
28 茨城県内17団体、「臨界事故シンポジウム」を東海村で開催。斉藤紀(広島)福島正教病院長らが報告。約170人が参加。
29 囲碁棋士・岩本薫、死亡。97才。原爆投下時、広島市郊外で当時の本因坊に挑戦。
29 東京大学付属病院、東海村臨界事故で被曝した大内久肝不全状態になったと発表。
30 インドのアルン・ガンジー(マハトマ・ガンジーの孫)、広島市を訪れ幟町中学校で講演。
30 在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)と米海軍佐世保基地、長崎新聞社の取材に対し、佐世保港での米原子力艦船の事故対策について、「佐世保市側から要請があれば合同で防災会議を開く用意があると語る。
30 長崎県、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)に近い地域の防災対策について、緊急時の情報伝達や避難方策などのマニュアル化を検討することを明らかにする。

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