昭和をとらえた写真家の眼

『昭和をとらえた写真家の眼 戦後写真の歩みをたどる 』(松本徳彦、朝日新聞社、19890331 )

目次

1 敗戦・飢餓の証言者として
濱谷浩と影山光洋と菊池俊吉と木村伊兵衛そして林忠彦
2 戦後の家族生活を記録
影山光洋と吉岡専造そして富岡畦草
3 “時代の貌”をとらえる
林忠彦と大竹省二と
4 労働者の戦いの中で
田村茂と川島浩と
5 政治を彩った宰相の顔に迫る
三木淳と吉岡専造そして石井幸之助
6 米軍基地問題にいどむ
佐伯義勝と常盤とよ子と
7 ジプシー・ローズをモデルに
稲村隆正と秋山庄太郎そして中村正也
8 事件と報道のモラル
紫雲丸沈没を撮ったアマチュアカメラマン
9 日本古来の建築美に挑戦
渡辺義雄と石元泰博と
10 “スターの時代”を飾る
中村立行と吉岡潤そして早田雄二
11 農村の暮らしに分け入って
濱谷浩と木村伊兵衛と
12 社会をリアルに切りとる
渡部雄吉と長野重一と
13 人間の状況に迫る映像
奈良原一高と細江英公と
14 浅沼刺殺の一瞬をキャッチ
吉武敬能と長尾靖そして大友誠一
15 “百円”の写真集にこめる情熱
土門拳と河又松次郎そして…
16 原爆の悲惨を見すえる
土門拳と松重美人と山端庸介そして…
17 現実に対決する強いイメージ
東松照明
18 高度成長の“陰”に迫る
桑原史成と英伸三と
19 都市の光景の映像化
富山治夫と高梨豊と
20 広告写真の新時代を築く
早崎浩と横須賀功光と
21 ベトナム戦争と写真家たち
岡村昭彦と秋元啓一と沢田教一と石川文洋そして…
22 “揺れる大学”へ入ったカメラ
栗原達男と杉崎弘之と金山敏昭そして江成常夫
23 記憶と幻想を追って
森山大道と内藤正敏と
24 “私写真”への傾斜
深瀬昌久と荒木経惟と
25 映像表現の流れに沿って
昭和後期写真史への試み
参考文献
あとがき