原爆体験記

(広島市原爆体験記刊行会(代表:広島市長・浜井信三)編、朝日新聞社刊、1965年7月20日)

内容概要

著者 題名 メモ
北山 二葉 あッ、落下傘だ 011 初出=500806版
野村 英三 爆心に生きる 021 初出=500806版.
土井 貞子 友に助けられつつ 028 初出=500806版
奥村 昌司 汚水の味 037 初出=500806版
金谷 満佐子 ケロイドを残して 043 初出=500806版
喜多 輝子 ガラスの破片に想う 052 初出=500806版
三木 正 めしいとなりて 059 初出=500806版
前田 正弘 兄も見違えた顔 067 初出=500806版
杉本 直治郎 原爆に遭った日 071 初出=500806版
沖土居 春子 28 「失明」の悲しみから 081 ▽主婦▽1・5キロの土手町(南区)の自宅。16枚。
木島 克己 消え去らぬ悔 091 初出=500806版.不島勝文
橋本 くに恵 忘れ得ぬ親切 096 初出=500806版
陸 勝利 還らぬ魂 104 初出=500806版
高木 輝彦 父の死 117 初出=500806版
新保 英夫 43 恐怖の二日間 123 ▽不明▽0・8キロの中区鉄砲町の自宅近くで家屋疎開作業中。5歳の二女と2歳の三男、弟とおいを失う。18枚。自宅近くの建物疎開作業中
重道 昇 10 16キロの遠い道 135 ▽1・5キロの西区横川町の青年会館にあった教室。9枚。授業中
宇都 信 奇蹟に生きる妻 141 初出=500806版
門田 武 重傷の婦人を 157 初出=500806版
手塚 良道 奇怪な火焔 164 初出=500806版
檜垣 兵市 浩よ、ねむれ 169 初出=500806版
長野 ふみ子 09 ああ、父と母 176 ▽姉と2人で愛媛県に疎開中。自宅は0・7キロの中区堀川町。両親が死去。7枚。両親を原爆で失う
益 信之 黒雨をついて 181 初出=500806版
中前 妙子 15 師とともに泳ぐ 190 ▽動員先の540メートル、中区袋町の広島中央電話局。13枚。動員学徒
山下 智万 14 腕に釘が・・・ 200 ▽3・5キロの南区大洲の鉄工所で動員作業中。9枚。学徒動員先
岩本 伯三 46 子の屍を焼く 206 ▽食糧事務所運転手▽1キロの市役所付近で家屋疎開作業中。妻子は死去。便せん13枚。建物疎開作業に出動
堤 実三 41 愛児を捜して 218 ▽会社員▽3・5キロの南区大洲の自宅で妻子4人と。中学1年の長男は中区土橋町の家屋疎開に動員されて死去。11枚。
山科 光枝 18 狂った運命 225 ▽放送局勤務▽1・5キロの南区稲荷町の自宅。8枚。
森脇 昭幸 19 ビンタのあとで 231 ▽応召中▽2・5キロの南区の西部第九部隊電信隊の営舎。11枚。
伊藤 勘六 48 妻よ、ゆるせ 238 ▽遊郭店主▽1キロの中区小網町の自宅兼店。妻と娘を失う。便せん12枚。広島西遊廓の主人
大江健三郎 なにを記憶し、記憶しつづけるべきか? 247  

備考:名前(被爆時の年齢)▽被爆時の職業▽爆心地からの距離・被災状況や記述概要。400字詰め原稿枚数。(敬称略)

[初出=500806版]=(広島市民生局社会教育課編、広島平和協会刊、1950年8月6日)

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