ABCC調査調査要領
1.調査の時期
昭和二十五年国勢調査と同時に実施する。
2.調査対象
原子爆弾投下時、長崎市又は広島市内に現在していた者すべてを調査する。(当時長崎市又は広島市の常住者であった者でも、原爆投下時長崎市又は広島市にいなかった者は除外する。)
3.調査方法
1. 調査票
ABCC調査調査票を用い、「2」に該当する者のみついて記入する、
2. 質問記入方法
各世帯について国勢調査調査票記入後、「原子爆弾投下時長崎市内又は広島市内にいた人がありますか」と質問し、もし該当者があったときは、国勢調査調査票右側の行番号欄の該当者の番号に∨印をつけ、その者についてABCC調査調査票に記入する。但し、該当者のないときはABCC調査調査票第一行に「該当者なし」と記入する。
3. 調査員及び調査区
調査員及び調査区はそれぞれ国勢調査員又は国勢調査区による。
4.調査票の提出
調査票は国勢調査員より国勢調査指導員、市区町村長、都道府県知事を経由して総理府統計局長に送付する。
提出期限は国勢調査調査票の提出期限と同様とする。
ABCC調査調査票[の記入項目]
世帯番号
氏名(ふりがな)
出生の年月日
男女の別
広島市か長崎市かの別
常住地