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資料日本現代史2 敗戦直後の政治と社会(1)

『資料日本現代史2 敗戦直後の政治と社会(1)』(粟屋憲太郎編、大月書店、19801030)

目次(抄)<作業中

1 治安情勢と治安対策
1 政府・内務省関係
1.本省通牒綴(一九四五・八-一〇)4
2.広島市爆撃問題に対する反響に就て(一九四五・八・八)14
3.新情勢に対応する言論出版取締標準(一九四五・八・一二)18
4.集会、多衆運動、ビラ、ポスター等の取締方針 19
5.終戦善後措置 20
6.警備警察官の心得に関する件(一九四五・八・二三)23
7.戦争終結に関する廟議決定前後に於ける治安状況(一九四五・八・二六)25
8.集会、結社等取締に関する件(一九四五・八・三一)35
9.新事態後に於ける各方面の動向(一九四五・九・一五)37
10.朝鮮人台湾人関係 42
2 軍隊治安情勢
11.八・一五事件と憲兵の処置状況に関する件報告(一九四五・九・二三)43
12.治安情勢 憲兵司令部(一九四五・八・二〇-九・一)52
13.治安判断 憲兵司令都(一九四五・九・四)86
14.軍秩治安情報 憲兵司令部(一九四五・九・五-九・一六)88
15.渉外情報 憲兵司令部(一九四五・九・三-一五)94
16.新聞記事掲載斡旋方依頼の件(一九四五・九・二三)101
3 経済治安情勢・軍需物資放出 102
17.終戦時(自八月十四日至九月二日)に於ける軍需品処分に関する閣議決定と海軍中央よりの通牒(一九四六・一・二九)102
18.経済治安確保対策 107
19.最近に於ける経済治安情勢(一九四五・八・二七)108
20.軍秩輯報 憲兵司令部(一九四五・九・三)113
21.軍物資放出状況(一九四五・九・二四)114
4 アメリカ戦略爆撃調査団報告 121
22.敗戦直後の国民意識(一九四七・六)121
2 各地の治安情勢
1 各地情勢報告 138
23.重大発表後に於ける治安状況に関する件高知県知事(一九四五・八・一五)318
24.大詔渙発に伴ふ措置並に反響等内査に関する件 徳鳥県知事(一九四五・八・一六)141
25.当面の問題に対する庶民層の動向 警視庁(一九四五・八・二〇)149
26.民心の動向(一九四五・八・二〇-八・二三)151
京都府/大阪府/群馬県/北海道/神奈川県/烏取県/富山県
27.治安日報 山梨県警察部(一九四五・八・二五)154
28.管内状況日報 山梨県知事(一九四五・八・二八)156
29.詔書奉職に関し採りたる措置状況報告 香川県知事(一九四五・八・二九)158
30.時局の急変を繞る民心の動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・八・三〇)159
31.重大発表後に於ける民心の動向に関する件 大分県警察部長(一九四五・九・二)162
32.大詔渙発後に於ける工場労務者の動向に関する件(一九四五・九・三)164
33.一般部民の動向に関する件 烏取県警察部長(一九四五・九・五)168
34.戦争終結に伴ふ国民生活安定に関する件 栃本県知事(一九四五・九・六)170
35.軍需物資を続る特異事象の発生並に対策に関する件 和歌山県知事(一九四五・九・一〇)173
36.停戦後に於ける部民の要注意言動に関する件 佐賀県知事(一九四五・九・一〇)176
37.終戦後に於ける部民の言動に関する件 佐賀県知事(一九四五・九・一一)177
38.京浜京阪方面よりの帰来者の言動に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・一一)179
39.満洲より帰来者の特異言動に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・一二)183
40.帰還兵の言動を繞る一般部民の動向に関する件 烏取県警察部長(一九四五・九・一二)184
41.戦争終結後に於ける各方面の動向に関する件 栃木県警察部長(一九四五・九・一五)187
42.其の後に於ける民心の動向等に関する件 島根県知事(一九四五・九・一八)193
43.戦後に於ける民心の特異動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・一八)197
44.第三回民情調査委貝会開催に関する件 烏取県知事(一九四五・九・一八)199
45.満洲国より帰来者の特異言辞に関する件 大分県警察部長(一九四五・九・一八)203
46.御聖断に対する不穏動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・二二)205
47.帰還将兵の物資携帯に対する民心の動向に関する件 三重県知事(一九四五・九・二二)206
48.比島に於ける日本兵の暴行報道に対する部民の反響に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・二七)207
49.最近に於ける民心の動向に関する件 新潟県警察部長(一九四五・九・二九)211
50.治安情報に関する件 香川県知事(一九四五・一〇・四)212
二 「街の声」・流言蜚語 219
51.街の声 警視庁情報報課(一九四五・九・五、九・二五)219
52.八月中の流言蜚語取締状況一覧表 警視庁(一九四五・九・一)237
53.九月中の流言蜚語取締状況一覧表 警視庁(一九四五・一〇・三)239
54.不穏文書並に流言蜚語の取締状況に関する件 新潟県知事(一九四五・八・二五)241
55.大詔渙発後に於ける流言蜚語発生状況に関する件 富山県知事(一九四五・八・二八 243
56.流言蜚語取締に関する件 和歌山県知事(一九四五・九・五)245
57.不敬事件及不敬流言等発生状況に関する件 滋賀県警察部長(一九四五・九・七)246
58.流言に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・一二)249
59.不敬被疑事件発生並検挙に関する件 大阪府知事(一九四五・九・二九)251
3 占領政策の開始と東久邇内閣
1 東久邇内閣への反響 256
60.新内閣成立に対する反響に関する件 徳島県知事(一九四五・八・一九)256
61.新内閣に対する意嚮 大阪府特高課(一九四五・八・二〇)258
62.首相宮殿下の基本政策闡明に対する部民の反響内査に関する件 徳島県知事(一九四五・九・四)259
63.首相宮施政御演説に対する庶民指導層の意嚮 警視庁(一九四五・九・七)261
64.議会に於ける首相宮殿下の演説に対する反響に関する件 愛媛県知事(一九四五・九・八)264
65.敗戦の実相闡明に対する反響内査の件 鳥取県警察部長(一九四五・九・九)270
66.敗戦原因発表に対する部民の言動に関する件 佐賀県知事(一九四五・九・一一)273
67.言論暢達等に関する関係方面の意嚮に関する件 栃木県知事(一九四五・九・一三)274
2 降伏文書調印への反響 277
68.降伏調印に伴ふ民心の意嚮内査の件 高知県知事(一九四五・九・六)277
69.降伏文書調印及米兵進駐に関する部民の動向に関する件 佐賀県知事(一九四五・九・八)281
70.降伏条件調印に伴ふ部民の動向に関する件 三重県知事(一九四五・九・八)285
3 初期占領政策への反響 291
71.戦後教育措置に関し学校関係者の動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・六)291
72.天皇主権其の他の問題に対する各方面の意嚮動向に関する件 鹿児島県警察部長(一九四五・九・一三)293
73.陛下のマ元帥御訪問に対する一般の反響 鳥取県特高課(一九四五・一〇・一)296
74.日本管理政策発表に対する部民の動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・一〇・二)297
75.新聞関係法令撤廃に対する意嚮内査の件 鳥取県警察部長(一九四五・一〇・三)300
76.マックアーサー司令部の対日政策に対する與論に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・一〇・三)302
4 聯合軍進駐 310
77.神奈川県に於ける聯合軍兵士関係の事故防止対策 神奈川県警察部 310
78.米兵の不法行為対策資料に関する件 内務省保安課長(一九四五・九・四)313
79.聯合軍進駐に伴ふ外国人の意嚮に関する件 神奈川県知事(一九四五・九・九)317
80.聯合軍の進駐後に於ける治安状況に関する件 鹿児島県知事(一九四五・九・九)319
81.進駐軍に対する部民の動向に関する件 鹿児島県警察部長(一九四五・九・一二)321
82.聯合軍進駐に伴ふ部民の動向に関する件 青森県知事(一九四五・九・一六)323
83.聯合国軍の進駐概要 台湾総督府警務局(一九四五・九・一九)326
84.聯合軍進駐を繞る民心の動向に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・二〇)328
85.進駐軍受入に対する経過概要に関する件 三重県知事(一九四五・一〇・三)330
4 戦争責任・戦犯逮捕
1 東久通首相外人記者団との会見 334
86.首相宮外人記者団との御会見に関する件 警保局外事課(一九四五・九・二〇)334
87.総理官殿下外国記者団会見に対する反響に就て 警祝庁(一九四五・九・二〇)336
88.〔東久邇首相〕外人記者会見後の要措置事項(一九四五・九・二一)340
89.戦争責任等に関する件 幣原内閣閣議決定(一九四五・一一・五)341
2 戦犯逮捕への反響 344
90.戦争犯罪人の発表並東条元首相の自決未遂に対する反響 344
91.東条元首相の自決未遂事件に対する意嚮に就て 警視庁(一九四五・九・一三)345
92.戦争犯罪人発表に対する反嚮内査方の件 千葉県警察部長(一九四五・九・一三)349
93.東条元首相の自決に対する部民の意縄に関する件 大分県警察部長(一九四五・九・一lj 351
94.東条元首相の自決並戦争犯罪人氏名発表に対する反響 京都府特高課(一九四五・九・一四)352
95.戦争犯罪者発表(放送)に対する反響内査に関する件 京都府警察部長(一九四五・九・一四)352
96.東条大将自決未遂に関する部民の動向 埼玉県特高課(一九四五・九・一四)353
97.東条大将自決に対する部民の意嚮に関する件 鳥取県警察部長(一九四五・九・一六)354
98.戦争犯罪人に関する各方面の意嚮に関する件 栃本県知事(一九四五・九・一七)356
99.戦争犯罪者発表に伴ふ意嚮内査に関する件 大阪府知事(一九四五・九・一九)358
100.戦争犯罪者処分発表並に関係者の自決に対する言動に関する件 愛媛県(一九四五・九・二〇)362
5 検閲・報道統制
1 検閲 366
101.〔詔勅発表について〕(一九四五・八・一四j 366
102.占領軍進駐に伴ふ報道取扱要領(一九四五・八・二五)366
103.〔報道関係示達〕(一九四五・八・二六)367
104.検閲週報(一九四五・九・一〇-九・一六)368
105.天皇関係記事発禁令(一九四五・九・二七-九・三〇)3V0
106.内務省差止及記事編輯上注意事項解除方の件(一九四五・九・三〇)370
107.〔内務次官から岩手県知事宛電報〕(一九四五・一〇・二)374
2 報道統制 375
108.新聞非情態勢暫定措置等解除に関する件(一九四五・八・三〇)375
P09.新聞記事其の他報道取締に関する件(一九四五・九・一一)376
110.聯合軍最高司令部検閲部並に報道部宛新聞雑誌送付に関する件(一九四五・九・一五)377
111.聯合軍最高司令部の言論統制と我方の措置並に将来の方針(一九四五・九・二一)379
6 農村と農民の動向
112.戦争終結に伴ふ要注意動向に関する件 大分県警察部長(一九四五・八・二八)384
113.戦争終結と農民の動向に関する件 岐阜県知事(一九四五・八・三一)35
114.戦争終結後に於ける農民の動向に関する件 福岡県知事i一九四五・九・二)389
115.戦争終結後に於る農民の動向に関する件 福岡県知事(一九四五・九・一七)394
116.農村必需物資配給機構一元化問題に対する反対運動に関する件 新潟県知事(一九四五・九・一九)397
117.食糧に対する管内状勢に関する件 大阪府警察局長(一九四 ・九・二〇)401
118.農村物資配給一元化を繞る関係業者の反対運動に関する件 大分県警察部長(一九四五・九・二二)404
119.飯米事情を絨る農村の特異事象に関する件 秋田県知事(一九四五・九・二二)406
120.生産供出等を繞る農民等の思想動向に関する件 愛媛県 413
121.政府管理米集団農民奪取事件発生に関する件 宮城県警察部長(一九四五・九・二八)419
122.農村共同経営の推移並に之れが解消に関する件 三重県知事(一九四五・一〇・二)420
123.復員に伴ふ農村への影響に関する件 山形県警察部長(一九四五・一〇・二)422
124.戦争終結後に於ける農民の声蒐集の件 警視庁経済警察部長(一九四五・一〇・三)427
125.農村必需物資配給体制整備に関する件 農商次官(一九四五・八・二三)432
資料解題 435
解説 459

アイゴ!ムルダルラ-広島・長崎被爆朝鮮人の35年

『アイゴ!ムルダルラ-広島・長崎被爆朝鮮人の35年』(吉留路樹編著、二月社、19800225)

内容

朝鮮人被爆者とは(はしがき) 3
1 わが内なる朝鮮人被爆者
 長崎で 14
広島で 21
東京で 27
再び長崎で 34
2 明日のために
眼が語る真実と誇り 44
調査は日本人自身の自己告発 47
歴史の問いに応えよう 53
原爆研究の核心に迫る朝鮮人被爆者実態調査 58
差別と被爆と―― 67
両国人民連帯ヘの教訓 72
3 現実への直視
人間生地獄そのまま 82
肉親と再会もかなわず 85
今もつづく民族差別 89
ボロ布のようにこき使われ 92
子らの将来おもんぱかり 96
三たび九死に一生を得る 99
祖国ほど貴いものはない 99
“運が悪かった”とあきらめられぬ 106
4 置去りの調査と援護
朝鮮人被爆者座談会 113
5 証言「歴史は生きている」
 原子爆弾は恐しかよ 156
手帳の申請を拒否した夫の抵抗 160
戦争よ原爆よ、二度と現れるな! 166
どうしてそんなに差別するの 169
茶の葉と油を傷に塗る 173
アイゴー・ムルダルラー 177
何度も自殺を考えた私 181
辛い、つらい、ツラカッタ生きる階段 185
入市被爆者に冷たい役人 191
強制連行したのは誰だ 193
核廃絶へ、生命ある限り 196
夫を殺し一家を呪う悪魔の所業 202
差別の中で願う祖国稿統一 206
千万の思いを込めて 212
6 資料編 広島長崎朝鮮人被爆者の実態調査より
朝鮮人被爆者実態調査にあたって 232 広島・長崎朝鮮人被爆者実態調査団 19791026
実態調査を終えて 234 尾崎陞(調査団長) 19791124
広島からの報告 237 中塚明 19791119稿
長崎からの報告 259 藤島宇内
広島長崎朝鮮人被爆者の実態調査報告集会アピール278 広島長崎朝鮮人被爆者の実態調査報告集会 19791110
日本政府に対する要請書 広島・長崎朝鮮人被爆者実態調査団 19791119
在日朝鮮人の人口推移表 284
日本ヘの朝鮮人強制連行数表 285

原爆孤老

『原爆孤老』(「原爆孤老」刊行委員会、労働教育センター、19800806)

目次

刊行にあたって
「原爆孤老」刊行委員会=志水清(広島原爆養護ホーム所長)、石田明(全国原爆被爆教職員の会会長)、水原肇(ジャーナリスト)
表紙絵・カット 四国五郎
 ドキュメント 広島原爆養護ホームの二四時間
1 原爆孤老一七人の戦後史
 原爆慰霊碑守りを生きがいに 松本モモヨさん(81歳)
海外からの手紙に支えられ 友保キヌエさん(79歳)
義理の子どもが離れていった 保田みさえさん(80歳)
“あきらめ”の底にあるもの 春貝地千恵さん(82歳)
脳腫瘍をのりこえて 浜田綾子さん(66歳)
引揚げ、被爆、夫と子どもの死 沖本アキヨさん(75歳)
特別排置法で死の準備 野村マサ子さん(85歳)
八〇歳過ぎるまで働きつづける 加茂川ケンさん(91歳)
心に負った傷 川井幸子さん(仮名・70歳) 113
ひとりで死の不安とたたかう 岩田嘉代子さん(74歳)
最愛の妻をピカに奪われて 沼井留止郎さん(81歳)
たった一人生き残った 高木キミ子さん(仮名・67歳)
市からもらう金は葬式代 竹尾政太郎さん(85歳)
安住の地はありませなんだ 河野チエさん(仮名・87歳)
“バチカブリ”とののしりながら 朴順権さん(仮名・65歳)
他人の子どもを育てたが 基ハルさん(仮名・78歳)
男手を原爆で奪われた村で 辰本サダさん(86歳)
今日の原爆孤老問題 志水清
 1 原爆孤老とは何か、2 原爆孤老の生活実態、3 被爆者援護の現状、4 原爆孤老対策の方向
座談会 原爆孤老は何を求めているか
出席者:池田もはる、高橋文枝、塚本弥生、牧村美枝子、水原肇、中西幸夫、藤原茂、町川範彦、横田賢一、川嶋誠、(司会)石田明
  あとがき
 石田明、水原肇