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忘れじのヒロシマわが悼みうた 栗原貞子詩集

『忘れじのヒロシマわが悼みうた 栗原貞子詩集』(栗原貞子著、詩集刊行の会、1997/06/30)

内容

まえがき
1 ヒロシマのうたを歌い続けて
ヒロシマの道標 10
寂寞を希望にかえて 11
相次ぐ発禁-言論弾圧と細田民樹 13
日米ピースセンターの活動 16
悪い政治と斗って 18
崩れぬ平和都市を 19
生と死 20
ヒロシマのうたを歌い続けて 22
2 忘れじのヒロシマ
原爆で死んだ幸子さん 26
夾竹桃 27
異形 29
日詰さんと原水禁広島母の会 30
黒い十字架 32
いまは安らかに眠りませ 34
眼 35
白い虹 36
愛と死 37
ケロイドの背で証言する 38
まどうてくれ 40
ヒロシマの人体実験はまだ続いている 41
原爆半世紀ヒロシマの女たちは 44
3 歴史の立会人だったのだから
歴史の立会人だったのだから 48
石のなかから 49
歴史の残像 50
ヒロシマと言うとき 52
何のために戦ったのか 53
護憲の碑除幕 56
楽譜「世界とともに」 57
献詩「弟よ」 58
射程距離 60
昇天 61
終わりのとき 62
知らなかった 63
呼ぶ 64
空席 65
献詩 66
4 物故作家を語る会の記録 70
第1回 代表 田辺耕一郎
第2回 代表 好村富士彦
あとがき

栗原貞子記念平和文庫

広島女学院大学図書館コレクション http://library.hju.ac.jp/com/collection.html

 

栗原貞子氏の長女、真理子氏により、貞子氏の著書、収蔵書籍、雑誌、肉筆原稿等、自宅に残された全資料の寄贈を受け、2008年10月7日広島女学院大学図書館2階に文庫が開設されました。書籍2,020冊、雑誌類2,304冊、新聞類308部、肉筆原稿206点、肉筆メモ・ノート136点、寄稿者の肉筆原稿26点、書簡などを収録しています。

「生ましめんかな」「ヒロシマというとき」等の詩で広島を代表する詩人栗原貞子氏の反核、平和等に関する貴重な資料を収録しています。2008年に「栗原貞子記念平和文庫」が開設された当初は、貴重な資料が多いため施錠し、希望者のみの閲覧としていましたが、真理子氏の跡を引き継がれた内藤みどり氏(貞子氏の孫)のご提案により、出来るだけ多くの資料を閲覧できるように、2013年6月より施錠をやめ開架しました。

●栗原貞子記念平和文庫 1980点の目録http://library.hju.ac.jp/com/kurihara_mokuroku.pdf

栗原貞子

くりはら ・さだこ 19130304生20050306没 享年92
詩人・歌人・評論家。『広島県現代文学事典』(川口隆行・記)。広島原水禁常任理事 http://www.gensuikin.org/gnskn_nws/0505_1.htm

著書

書名 出版社 出版年月日
黒い卵 詩歌集 中国文化発行所 19460830
私は広島を証言する-栗原貞子詩集 詩集刊行の会 19670715
どきゅめんと・ヒロシマ24年-現代の救済 社会新報 19700420
詩集 ヒロシマ・未来風景 詩集刊行の会 19740330
ヒロシマの原風景を抱いて 未来社 19750731
ヒロシマというとき 三一書房 1976
核・天皇・被爆者 三一書房 19780715
未来はここから始まる-ヒロシマ詩集 詩集刊行の会 19790401
反核詩集 核時代の童話 詩集刊行の会 19820321
核時代に生きる-ヒロシマ・死の中の生 三一書房 19820815
黒い卵 占領下検閲と反戦・原爆詩歌集(完全版) 人文書院 19830720
栗原貞子詩集 土曜美術社 19840715
詩と画で語りつぐ 反核詩画集 ヒロシマ 詩集刊行の会 19850315
栗原貞子詩、吉野誠画
反核詩集-核なき明日への祈りをこめて 詩集刊行の会 19900731
問われるヒロシマ 三一書房 19920630
栗原貞子詩集 忘れじのヒロシマわが悼みうた 詩集刊行の会 19970630

資料

 資料
『栗原唯一追悼 平和憲法の光りをかかげて』(栗原貞子編、詩集刊行の会刊、19801115)
栗原貞子「文明の野蛮を憂う」(『朝日新聞 論壇』1995.8.4)
 事項
 谷本清平和賞(第3回 1990年)受賞
 栗原貞子生誕100年記念展示(広島市立中央図書館、2013)