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文芸臨時増刊 高橋和巳追悼特集号

『文芸臨時増刊 高橋和巳追悼特集号』(河出書房新社、19710705)

内容

著者 見出し 備考
<グラビア>高橋和巳の39年
18 吉川幸次郎 哀辞
20 桑原武夫 弔辞
23 近藤龍茂 弔辞
25 野間宏 弔辞
27 小田実 とむらいのことば
29 杉本秀太郎 告別の辞
31 松江高等学校28期文乙一同
高橋の霊前に捧ぐ
32 武田泰淳 視野脱落をおそれた人
34 竹内好 酔翁対語
36 堀田善衛 くりごと
38 作田洋一 追悼
40 遠藤周作 一度だけ会った高橋氏
42 福田紀一 ある訪問その後
44 寺田透 高橋君を偲ぶ―その中国文学研究の業績に即して
50 秋山駿 同世代の人
55 磯田光一 ”有罪性”希求の文学―『散華』『堕落』『憂鬱なる党派』を中心に
61 梅原猛 文学は自己指弾か
67 埴谷雄高 『悲の器』の頃
70 駒田信二 高橋和巳との私事
72 竜茂之 悪友悔恨の嘆き
77 篠田一士 追思茫茫
80 宮川裕行 私の中の高橋和巳
85 橘正典 何を失ったのか
88 阪本一亀 回想
93 太田静夫 舞の庭―師高橋和巳を悼んで
97 山田稔 失われたユートピア―もうひとつの解体
108 桶谷秀昭 述志―運命への問い―高橋和巳論
128 <座談会>高橋和巳・文学と思想
大江健三郎・小田実・中村真一郎・野間宏。埴谷雄高
152 真継信彦 高橋和巳の倫理
166 高橋和巳 遺稿 遙かなる美の国
173 高橋和子 臨床日記
190 高橋和巳・年譜
194 川西政明 高橋和巳・小説作品解題
208 編集後記

 

高橋和巳

高橋和巳

たかはし・かずみ 19310831生19710503没 享年39歳 作家。『広島県現代文学事典』(岩崎文人・記)<投稿>

資料年表:高橋和巳<作業中

年月日 事項 備考
1931
0831 大阪市浪速区で誕生。
1949
07 京都大学文学部(旧制)入学。
1965
1130 『憂鬱なる党派』(河出書房新社)
1967
06 京都大学文学部助教授。
1969
03 大学闘争の最中、学生側を支持して京都大学文学部助教授を辞職
0615 『京大闘争 京大神話の崩壊』(京大新聞社編・京大全共闘協力、三一書房)
「大学問題をめぐって」ティーチイン(大学変革委員会 講師:高橋和巳)
学生H:僕は4回生ですが、今現実的に卒業や大学院入試がせまっていて、どうしようか迷っています。現実の問題として入試中止といった事態も起こりかねない時に、先生や闘争を組んでいる諸君は一体どんな展望を持っているのか。卒業や入試をひかえた者のことも考えてほしい。
1110
1971
0503 死亡。享年39歳。
0705 『文芸臨時増刊 高橋和巳追悼特集号』(河出書房新社)
1130 『高橋和巳作品集3 憂鬱なる党派』(河出書房新社)
1976
 0115  『わが解体』(河出書房選書)
 1978
 1201  笠原伸夫「高橋和巳論 暗鬱志向の原拠」(『現代思想12月号』青土社)