「05松元寛」カテゴリーアーカイブ

広島長崎修学旅行案内 原爆の跡をたずねる 新版

『広島長崎修学旅行案内 原爆の跡をたずねる 新版』(松元寛著、岩波書店<岩波ジュニア新書>、1998/05/20)

内容

新版にあたって
出発の前に…1
ヒロシマを見る…15
 1 現在の広島…17
2 三つのひろしま…21
中国路の城下町(21)
重要な軍事都市(25)
原爆投下(30)
ヒロシマ(36)
復興の歴史(40)
3 平和公園…48
4 「過ちは繰返しませぬ」…58
5 原爆ドーム…62
6 原爆資料館…72
7 原爆モニュメント…81
平和公園内の碑(81)
平和公園周辺の碑(87)
8 被爆者の意識…97
無念の思い(97)
犠牲者意識(101)
被害者にして加害者(105)
被爆体験の風化(111)
9 原爆病院とABCC…116
原爆病院の役割(116)
原爆障害と補償(121)
ABCCとマンハッタン計画(126)
ナガサキへの旅…131
 1 長崎と広島…133
外からの目で見ると(134)
二番目の意味(137)
2 ナガサキを見る…140
中心地公園と原爆資料館(141)
浦上天主堂(148)
如己堂(155)
平和公園(165)
3 長崎の被爆者…174
殉難者(175)
ピカドン(181)
生き残りの後ろめたさ(184)
終わりに…193
 1 スミソニアンの実現しなかった「原爆展」…194
2 旅をふり返って…203
被爆体験の継承ということ(203)
考えることと行動すること(210)
あとがき…215
〈地図〉
広島市略図(16)
広島平和記念公園周辺(49)
長崎市略図(132)
長崎爆心地周辺(144)

ヒロシマという思想―「死なないために」ではなく「生きるために」

松元寛『ヒロシマという思想―「死なないために」ではなく「生きるために」』(東京創元社、1995/07/20)

内容

序に代えて 私はなぜ広島にいるのか 5
1960年から70年へ
原水爆禁止運動における思想と行動 19
1970年、ヒロシマ会議報告 33
8.6、広島の意味するもの 47
1980年前後
原点としてのヒロシマ 71
平和と文学、平和の文学 87
原点としてのヒロシマ、ナガサキ 109
1985年以後
原爆民主主義を超えるために 133
核抑止力戦略を支えるもの 155
文学的な、余りに文学的な 183
あとがき 209

 

松元寛

松元寛

 まつもと・ひろし 1924****生20030605没 享年78歳 英文学者。 広島大学名誉教授。原爆で母を喪う。

資料年表:松元寛

年月日
1924 朝鮮京城(現在のソウル)に生まれる。
 1955
 0830  『歯車 第1号』(歯車発行所)
松元寛「 犬」 19
 1960
 0515  『60+α 文学雑誌 第1号』(文化評論出版)
松元寛「 太宰治の文学-その可能と限界-」…18
1961
1001 『安芸文学(安藝文学) 第10集 記念特集号』(安芸文学同人会)
 松元寛「現代文学の条件 」35
1201 『ひろしまの河 No.4』(原水爆禁止広島母の会)
特集 被爆地の原水禁運動はどうあるべきか
1963
1215 『不死鳥 第5号』(広島大学職員レクレーションの会)
松元寛(文学部)「我が青春」 …4
1965
0901 『放送RCC 第47号』(ラジオ中国)
松元寛『ひろしま20年の足跡■文学の歩み 』 34
1966
0510 『安芸文学(安藝文学) 第20号記念特集号』(安芸文学同人会)
松元寛「同人雑誌の十年」 6
0801 『広島通信No.2』(広島県詩人協会)
松元寛(広島大学助教授)「被爆の証人〝原爆ドーム〟の保存を」
1968
0601 『広島通信No.10』(広島県詩人協会)
松元寛「原爆慰霊碑文再読」
0615  『歯車 第1号』(歯車の会)
松元寛「評論 現代における致し方ない正しさ」2
0801 『放送RCC 第91号』(中国放送)
松元寛「連載=道■幻想としての道」 20
1970
0610  『歯車 第19号』(歯車の会)
松元寛「パラダイス・ロード」 78
 0620  『<八月六日>を描く 作品集』(原民喜 [ほか] 著、文化評論出版)
 松元寛「解説」
1110 『安芸文学(安藝文学) 第29号』(安芸文学同人会)
松元寛「言語と映像の境目」…2
 1230  『歯車 第20号 1970年冬』(歯車の会)
   松元寛「崩壊」127
 1971
 0731  『ヒロシマ・25年-広島の記録 3』
松元寛「 被爆体験の風化」  160
1130  『歯車 第21号 1971年秋』(歯車の会)
評論 高橋和巳の覚え書 松元寛 70
 1973
0525   『歯車 第23号 1973年春』(歯車の会)
松元寛「シェイクスピアー一つの前書と喜劇についての覚書」 65
 0625  『ヒロシマの意味』(小黒薫編、日本評論社)
松元寛「 八・六、広島の意味するもの」  133
1101 『わがまち、ひろしま 都市めぐりシリーズ 1(広島文化叢書 , 6)』(広島文化出版)
 1975
0601  『歯車 第27号 1975年春』(歯車の会)
「ハムレット」覚書…松元寛 12~21
1976
0901 『平和科学研究通信 Vol.1 No.2-3』(広島大学平和科学研究センター)
<研究の記録>中野好夫氏を囲む座談会 松元寛 4
1977
0910 『原爆と広島大学 「生死の火」学術篇』(広島大学原爆死没者慰霊行事委員会)
「文科学関係(横田輝俊、磯貝英夫、松元寛)」257
1978
0520 『平和研究 第3号 日本国憲法 国内体制と平和』(日本平和学会)
〔書評〕松元寛「『ヒロシマで教える』(NGO被爆問題国際会議広島専門委員会・広島平和教育研究所 共編 )」
1979
0301 『平和科学研究通信 Vol.2 No.3』(広島大学平和科学研究センター)
松元寛「平和と教育」 1
0518 松元寛「第17章 原点としてのヒロシマ」(『平和研究ノート』山田浩・森利一編、広島大学総合科学部国際関係論教室)
1980
0925 『平和学講義』(森利一・山田浩編、勁草書房)
1981
1001 『平和を研究する』(広島大学放送教育実験実施委員会)
第3回 人間の幸福と平和-シエクスピアの喜劇とユートピア文学- 松元寛 10月25日(日)21
第4回 危機的状況における文学(1)-悲劇と人間の希望- 松元寛 11月1日(日)29
1982
0621 『広島長崎修学旅行案内 原爆の跡をたずねる 岩波ジュニア新書48』(岩波書店)
1983
0731 『広島通信 No.68 終刊号 ヒロシマの継承 1983.07.31』
松元寛「この持続を大切に」
0801 『日本の原爆文学 15 評論/エッセイ』(「核戦争の危機を訴える文学者の声明」署名者編)
松元寛「不毛でない文学のために 」267、「原点としてのヒロシマ」  396
0830 『平和学講義 新訂版』(山田浩編、勁草書房)
松元寛「第15章 原点としてのヒロシマ、ナガサキ――その意味を考える視角――」 270
1984
1101 『平和研究 第9号 ヒロシマ・ナガサキの平和秩序の探求』(日本平和学会)
松元寛「ヒロシマとナガサキ-その意味を考える視角」44
1987
0101 『広島平和科学 9 1986年』(広島大学平和科学研究センター)
松元寛「核抑止戦略を支えるもの」1
 1990
0630 『ひろしま新時代 21世紀への可能性を探る』(香川不苦三著 中国新聞社編、中野出版企画)
人間のための都市へ(ひろしまへの提言) 広島修道大学教授 松元寛 86
1993
1201 『けんみん文化 1993.12 12月号第9巻第9号』(広島・県民センター文化情報課)
「広島人物誌 松元寛」 8
1995
0501 『平和文化 No. 113』(広島平和文化センター)
講師-広島修道大学人文学教授 松元寛
0720 『ヒロシマという思想 「死なないために」ではなく「生きるために」』(東京創元社)
 1996
0301 『思想の科学 No.39』(思想の科学社)
松元寛「原爆を落としたアメリカ ヒロシマの世界化とは」 10
1998
0520 広島長崎修学旅行案内 原爆の跡をたずねる 新版』(岩波ジュニア新書 , 300)
0720 『梶葉かじのは 梶山季之文学碑記念 通巻6』(「梶葉」刊行委員会(梶山季之文学碑管理委員会))
黒い雨-彷徨の周辺- 文沢隆一 3
1999
1215 『戦争の死 戦後の死』(廣岡尚利、 叢書見る)
松元寛 切明悟 小久保均 寺島洋一「思い出」
 2000
0501 『平和運動センター通信 第19号』(横原由紀夫、広島県平和運動センター)
・日朝国交回復の早期達成を! 1
・「主張・論壇」民主主義の「御作動」? 松元寛 2
・「主張・論壇」これこそ民主主義の誤作動(2)松元寛 3
2002
0507 『碧空』(海老根勲、大牟田さんをしのぶ会)
大牟田さん、どうして…松元寛 15
2003
0605 死亡。
0617 松坂義考「松元寛さんを悼む」(『中国新聞』20020617)
0714 『けさや昔の夢のおもかげ 稲賀敬二回想集』(稲賀敬二 [著]、稲賀久美子)
  松元寛「稲賀さんを悼む」457
0726 岡馬十充「ヒロシマの思考力に力 松元寛さん」(『中国新聞』20020726)
 0915  『考えるとは乗り越えることである 好村冨士彦遺稿・追悼集』
 松元寛「好村さんに」 472
 1210 『湾 文芸同人誌 第23号』(藤本仁)
 悼・松元寛先生 77
2004
 0430  『歯車 第42号 2004年春』([歯車の会])
 松元寛 肖影 拾遺
天皇とヒロシマ 3
50年後のヒロシマ、ナガサキの意味 5
-科学依存の現代生活「悲惨」は背中合わせー
漱石の英文学 7
はぐれ英語教師・戦中派 17
世紀末の八月六日に 42
-核廃絶を「日本の声」へー
今世紀最後の原爆忌に 44
-多様な反戦運動と連携深め次世代へー
追懐
ヒロシマの退廃 小久保均 49
わが師友 松元寛さん 吉田正勝 54
神様の次に偉い方 松原三和子 56
過ぎ去らない過去からの声 杉山毅 58
-冬城浩さんを悼むー
松元さんのこと 立川昭二郎 73
大野俊三「落葉樹」回想 佐野豊 74
松元寛略年譜 78
松元寛著作目録 80
[歯車]総目次 81
2010
1220 『広島県現代文学事典』。槇林滉二「松元寛」。