「学者・文化人」カテゴリーアーカイブ

被爆30年広島国際フォーラムの記録

『市民の学術双書 核廃絶か破滅か-被爆30年広島国際フォーラムの記録』(飯島宗一・具島兼健三郎・吉野源三郎編、時事通信社、19760520)

内容

著者 タイトル
具島兼三郎 はじめに
飯島宗一 はじめに
Ⅰ 核の脅威はここまできている
服部学 核の脅威はここまできている
ロバート・オルドリッジ 兵器の技術的高度化、核拡散と抑止の崩壊
デービッド・ジョンソン ジーン・ラロック 核軍備競争は規制されていない
ペギー・ダフ 中東-核戦争の新たな脅威
エンゾ・アニョレッティ ヨーロッパにおける核問題
グラハム・ベインズ 南太平洋海域の放射能汚染
三宅泰雄 核拡散と環境放射能汚染の諸問題
小野周 原子力開発をめぐる諸問題
Ⅱ 軍備管理に代わる真の核軍縮
関寛治 軍備管理に代わる真の核軍縮を-分析と提案をつなぐ理論-
アーサー・ブース ブラッドフォード提案と軍備管理の部分措置
山田英二 核兵器全面禁止への展望
川崎昭一郎 核兵器全面禁止国際協定実現の緊急性
佐藤行通 核拡散防止条約再検討会議からの報告
オーエン・ウィルクス 太平洋非核化をめざすたたかい
岡本三夫 軍備縮小から軍備撤廃へ-平和研究の視点-
Ⅲ 被爆30周年広島国際フォーラムは訴える
庄野直美 広島・長崎の原爆被害と後遺症
フィリップ・ノエルベイカー 1つの国家、1つの人類、1つの共同体をめざして
ショーン・マクブライド 完全軍縮と世界平和に敵対するもの
江口朴郎 平和運動における人民の位置
藤井日達 人類を絶滅から救うために
上代たの 核問題に免疫になることこそ危険
丸山益輝 被爆体験の継承を訴える
被爆30年広島国際フォーラム・コミュニケ
吉野源三郎 関寛治 服部学 川崎昭一郎 座談会・核廃絶をめざして、私たちは今、何をなすべきか
あとがき
著者紹介

 

 

『核の傘に覆われた世界』目次

『核の傘に覆われた世界 現代人の思想19』(久野収編、平凡社、19670820)目次

著者 論文名
007 田中慎次郎 解説 核の傘と人民の意志
Ⅰ 核の傘に覆われた世界
036  朝永振一郎  核抑止政策の矛盾
048  岸田純之助  マクナマラ戦略の変遷
 064  P・M・ガロア  核戦略と中級国家  (大森実 訳)
093  岸田純之助  核の平和利用と核拡散防止条約
Ⅱ   核時代における日本の平和理論
 ⅰ   平和と戦争と核
 108  坂本義和  現代政治における戦争
 114  久野収  現代政治における平和
121  武谷三男  物理学者の歴史的証言
  ⅱ  日本の中立
 139  平和問題懇話会  三たび平和について
156  日高六郎  原理としての中立
    ⅲ 安保条約
 170  佐伯喜一・坂本義和・豊田利幸  <シンポジウム>日本の安全保障をどうする
 214  中野好夫  民の声の審判
 ⅳ   平和の焦点としてのアメリカと中国
227   久野収  アメリカの世界政策は平和理論にもとづくか
233 竹内好 日中関係のゆくえ
 ⅴ 平和をつくる日本と世界
245 丸山眞男 憲法第9条を条件として
253 小田実 平和への具体的提言
Ⅲ   世界問題としての戦争と平和
268 アインシュタイン・フロイト アインシュタイン=フロイト往復書簡 (久野収 訳)
284 ガンディー 非暴力から生じる力 (久野収・川村孝則 訳)
301 S・キング・ホール 防衛についての考察 ( 藤村瞬一 訳)
311 M・ボルン 人・原子・戦争の放棄 ( 藤村瞬一 訳)
 319   A・シュバイツァー  平和か原爆戦争か( 藤村瞬一 訳)
 327   H・リード  不服従 (藤村瞬一 訳)
330 B・ラッセル 冷戦についての私の見解  (藤村瞬一訳)
Ⅳ アピールの記録
336 ロマン・ロラン アムステルダム反戦会議での演説
340 平和三原則について
340 ラッセル・アインシュタイン宣言
 344 第1回原水爆禁止広島世界大会宣言
345 ゲッチンゲン宣言
347 素粒子論懇談会 新安保条約批准に反対する声明
348 ヨハネ二三世 地上の平和(回章)
350 原爆実験についての中国政府声明
353 ベトナム問題に関して日本政府に要望する
356 「ベトナムに平和を!」市民・文化団体連合 日米共同宣言
356 D・バナール ヴェトナム戦争と平和運動の責務 J・
361 アメリカ人民に宛てた南ベトナム解放民族戦線のメッセージ
364 第3回科学者京都会議声明
367 ホー・チ・ミン 徹底抗戦の声明
369 I・ドイッチャー 《ベトナムに平和を!日米市民会議》へのメッセージ
373 J・P・サルトル ベトナム戦争と反戦の原理
376 佐藤首相の南ベトナム訪問計画に関する日本政府への要望書
377 「平和の船」を送ろう
381 久野収 解説 核の傘に覆われた世界
412 平和問題戦後史年表

ヒロシマからの報告 平和・教育・被爆者問題を考える

『ヒロシマからの報告 平和・教育・被爆者問題を考える』(山田浩・関寛治・永井秀明・石田明・庄野直美編、労働教育センター、19760731)

目次

はしがき 山田浩
1部 今日の平和問題とヒロシマ-報告 熊田重克
 ヒロシマの「心」と課題/診療白書」が明らかにしたこと/原爆後遺症と被爆二世問題/「ヒロシマ・ナガサキ」を理解しない政府/「ヒロシマの国際化」を抑止するもの/核軍拡競争と「核抑止論」 /核軍拡競争はなぜつづくか /ヒロシマに立って「平和」を論じる
 ヒロシマから平和を考える-討論
山田浩・関寛治・熊田重克
 米ソの冷戦と核戦略の展開 /アメリカの“核戦略”の転換と後退/軍拡とデタントの理論問題/ヒロシマに平和をつくりあげる//
2部  ヒロシマの平和教育とその展望
 永井秀明・大槻和夫・藤井敏彦・空辰男
はじめに
平和教育の足どり
ヒロシマの平和教育の歩みと学校教育の現状-報告  空辰男
   戦後の原爆教育  /再起された原爆教育/文部省の「平和教育」/広島市の1つの教育実践
討論
 教科書から原爆をハズしたい /平和教育は広島の子らをどう変えたか/子どもたちが主体になって
平和教育の目的と内容-報告 永井秀明
平和教育の目的 /平和教育の内容
 討論
平和教育の視点と焦点/平和教育実践ニつの側面
 家庭や子どもの状況と平和教育-報告  大槻和夫
 広島の子どもたちの原爆認識 /受験体制下の子どもと平和教育/子どもの文化と平和教育/家庭の現状と平和教育/家庭・地域における平和教育
 討論
 「家庭の場」がそこなわれていく /重視したい「地域のつながり」
 地域課題の発掘視点と平和教育運動-報告  永井秀明
 戦争体験の掘り起こしと教材化(原点教材)/郷土の歴史と自然の掘り起こし、教材化/安保体制の把握と教材化/
 国際連帯と平和教育-報告  藤井敏彦
 平和教育における国際連帯教育の位置 /真の国際連帯とは何か/国際連帯教育を前進させ深めるために/ヒロシマと国際連帯/
 ヒロシマの平和教育-総合討論
永井秀明・大槻和夫・藤井敏彦・空辰男
 戦争体験と郷土史の発掘 /沖縄・被爆体験・原水禁運動/ヒロシマの国際化と地域化の結合
3部  核時代の被爆者問題
庄野直美・石田明・伊東壮・高橋昭博
「ヒロシマ」の意味するもの-討論
片仮名のヒロシマにこめられて/ヒロシマがもつ原体験/原爆投下と真珠湾攻撃/ヒロシマの風化は何に原因するか/原水爆禁止運動が広がったこと/ヒロシマの国際化と被爆者の役割
 原爆による物と体の被害-報告 庄野直美
原爆についての基礎知識 /広島・長崎原爆における死傷者数/熱線・爆風・放射線による被害の実相/原爆の医学的影響-原爆症について/
 被害の実態-報告  伊東壮
原爆による生活と心の被害-報告
 社会的側面のもつニつの意味/狭い意味の原爆被害/ 原爆被害の総合化/
 被爆者援護の諸問題-報告  庄野直美
 被爆者援護の歴史と救援運動
 被爆者援護の諸問題-報告  伊東壮
政府の援護対策と援護法
 被爆者問題と「ヒロシマの心」-討論
庄野直美・石田明・伊東壮・高橋昭博
 古くして新しい被爆者観 /外国人被爆者問題の周辺/「石田原爆訴訟」の今日的意味 /被爆者援護法と原水禁運動/「ヒロシマの世界化」を推進するもの
 あとがき  庄野直美