「書誌1986」カテゴリーアーカイブ

ヒロシマ・ナガサキの証言’86秋(第20号)

『ヒロシマ・ナガサキの証言’86秋(第20号)』(鎌田定夫、庄野直美編、広島・長崎の証言の会刊、19861110)

内容

著者 タイトル 備考
巻頭詩 未来の子供達へ 白石勝典
グラフ 四十一年目の広島・長崎 伊藤孝司ほか
通信 本間美智子/神崎きよし/石川逸子/杉山秀夫/浜田政昭/江口保/児玉哲郎ほか8

特集 I/世界平和構築への条件-広島・長崎からのレポート
’86平和サミット・イン・ヒロシマ
今こそ平和への巨大な大衆運動を ライナス・ポーリング 16
核実験停止・非核化・全面廃棄へ ドロシー・ホッジキン 19
人類のため平和と人権・正義を デズモンド・ツツ 22

世界平和とナガサキの役割-ナガサキシンポジウム
〔基調講演〕
世界平和と日本 飯島宗一 26
「人間的思考」を生活の基底に 矢野暢 29
国家というものに解毒剤を 国広正雄 30
長崎市民としての私の責任 秋月辰一郎 32
被爆体験を精神的遺産として 片岡千鶴子 32

ピース・ボート’86-反核平和の船旅レポート-
アジア・太平洋の現実に灼かれて 尾形憲 34
ベラウでの出会い-非核宣言の島訪問記 林郁 38

平和宣言(広島市・長崎市)42

座談会 四十一年目の夏-ナガサキから
-長崎被災協・日本被団協創立三十周年と’86原水禁大会をめぐって
池田清一
内田 伯
谷口稜曄
築城昭平
浜崎 均
山口仙二
山口美代子
山田拓民ほか 44

ルポ 核戦艦ニュージャージーの佐世保入港
日本を核戦場にするな! 長崎の証言編集部 52
ヨーロッパ人の目で見た日本の平和行進
ドウッティ・I・アイラース 57

特集 Ⅱ/核廃絶へ-今日の争点
核戦艦佐世保入港の意味するもの  前田哲男 60
SDIで核廃絶は可能か-レーガンと中曽根氏へ 安斎育郎 66
原爆犯罪と国家機密 椎名麻紗枝 72
十五年戦争をどう総括するか
-藤尾・中曽根氏の論理をめぐって 犬丸義一 78
核兵器廃絶と原爆被害者援護法 田中熙巳 84

証言
この悲しみ、怒りをどこに 田吉チエ 90
地獄の中を歩いた記憶 川口千代 96
語り部としての再出発 吉田勝二 102
今こそ真実を子どもたちに 田町小夜子 106
この世の中いやじゃ 白鳳鶴 109
原爆はつらいことばっかり 朴永分 112
日本で生まれて 崔月先 113

【平和教育実践記録】
ナガサキ-人との出会い
-大阪・松原第四中学校の修学旅行 三田宣充 114
名古屋大空襲六・九展
-中京高校郷土研究同好会 正田宣宏 120

文芸〈エッセイ〉二つの顔 山田かん 124
「日影行」抄
割烹旅館
記恨館
長崎は今日も雨だった
小思/訳・瀬戸宏 126
棘は刺さったまま
-竹中鈴の遺品ノート 秋月辰一郎 132
〈詩〉戦後生まれ 浦一俊 135
反核・平和の歌 歌の実短歌会 136

書評
『手よ語れ』(高野栄次)
『ロスアラマスからヒロシマへ』(宮原千佳子)138
『真珠と桜』『ナガサキから子供たちへ』(編集部)139
『石田忠・反原爆論集I・II』(鎌田定夫)140
『木は生きかえった』(広木澄子)141

広場/ひろば
ナガサキ平和の母子像 鎌田信子142

編集後記 144

ヒロシマ・ナガサキの証言’86夏(第19号)

『ヒロシマ・ナガサキの証言’86夏(第19号)』(鎌田定夫、庄野直美編、広島・長崎の証言の会刊、19860820)

内容

著者 タイトル 備考
子どもの詩 原爆・戦争やめろ 神原徳子
グラビア 中国とヒロシマと-中国への旅
会員・読者通信/近況報告 6
反核・平和/海外からのたより 10特集/戦争・加害・原爆-中国への旅
ヒロシマ・ナガサキと中国 今堀誠二 16
中国の原爆観とヒロシマ
-反核平を“語り合う”旅から帰って 小林文男 20
忘れられないこと 中村義明 27
詩の国・陸の国 西尾禎郎 32
広島市民平和友好訪中団/日誌 安東善博 36
証言-南京大虐殺/重慶爆撃
陳徳貴
李秀英
周本歳
■国斌 40緊急アピール
在韓被爆者「渡日治療」の糸を断ち切るな 柴田章子 44
「被害者」になる前に「加害者」だった 織井青吾
同胞よ希望を捨ててはならない 姜文熙
韓国で「ヒロシマ」に逢って 沼田鈴子
指紋押捺拒否者の立場から 李相鎬
「からすの絵」に寄せて 李仁夏
私の三つの祈り 広田松子
「軍都広島」を忘れまい 渡辺正治
恥の上塗りはするまい 酒井政恵
神話からの脱却 伊藤孝

証言  ヒロシマ・ナガサキそして-41年目の証言
「原爆」のわからん韓国で-在韓被爆者の証言
証言・李貞秀
記録・柴田章子 52
広島再訪の元中国人留学生
-初慶芝さんに聞く 記録・加藤礼子 56
安佐地域(広島)の被爆者群像
広島医療生協原爆被害者の会事務局 59
「三十四年目の失踪宣言」
たぐり寄せられた糸(1)松添博 66
三十四年目の決意(2)松田四郎 68
あの少年の涙(3)糸山敏子 70

21世紀への希望として注目 児玉克哉 74
直接被爆と低レベル放射能を廃す ロザリー・バーテル 79
(翻訳)平和のためのヒロシマ通訳者グループ
記録/ソ連の原子力発電所事故
広島の証言の会・編集委員会 100
ドキュメント・シナリオ「天が燃えたとき」 土屋清 106
創作童話
一枚の硬貨 梅原賢二/作・絵 110

ひろば
ネバーアゲインキャンペーンをご存知ですか 北浦葉子 88
沖縄とヒロシマ 塚本弥生 90
アジア民衆環境会議に参加して 一色有喜・柴田和広 92
平和版画プロジェクト 安斎育郎 94
メノナイトと呼ばれる人びとに 立花志瑞雄 96
長崎からのレポート 鎌田定夫 98
表紙/作品について 高藤しげる 65

編集後記 128
備考

ヒロシマ・ナガサキの証言’86冬(第17号)

『ヒロシマ・ナガサキの証言’86冬(第17号)』(秋月辰一郎、庄野直美編、広島・長崎の証言の会刊、19860210)

内容

著者 タイトル 備考
’86年わたしの 年賀状/会員・読者通信 8
反核・平和
海外からのたより-世界は平和式典をどう開いたか(特集版)11座談会
被爆四十年代へ -ヒロシマ・ナガサキの視点-
山田浩・鎌田定夫・安東善博・若林節美・西尾禎郎・庄野直美 20

特集/被爆四十一年にむけて-各地の現状から
IWAKUNI(岩国)そしてHIROSHIMA(広島)南正純 32
核も基地もない呉港を 湯浅一郎 36
神奈川の非核県宣言運動のとりくみ 青柳精三 40
被爆者援護法-国会審議の現状 清水文裕 44
ヒバクシャの連帯-広島フォーラムを傍聴して 春名幹男 48
悪の遺産-核燃料ミサイクルをたちきれ 木原省治 52

緊急レポート 在韓被爆者渡日治療うちきりの危機 北村雄之 56

平和教育シリーズ
教科書を開いてみよう
-’86年改訂で「核と平和」はどう記述されたか・小六社会科の場合 植野浩 80
高校生の原水禁・平和意識
-十五年間の調査結果から・その課題 森下弘 84
『原爆の被害』に対する学生の反応
-神戸大学・総合科目「原子力と人間」レポートから 御堂義之 88

証言 ヒロシマ・ナガサキ41年
再び海峡を越えて
-ある韓国人被爆者の証言 記録・柴田章子/撮影・村田睦 60
遺された時間を安心させて
-ある被爆者 大倉和子さんの死 若林節美 65
二人のいとし児を奪われて 田中キヲ/記録・鎌田信子 71
五人の家族を亡くして 竹平宗平/記録・内村公義 76

わたしの反核・平和/父と子と
子どもらの明日に確かな平和を 山本敏雄 94
資料/’85反核
-原爆文献(単行本)一覧 被爆40年をよむ会 110
創作童話
クレヨンあげるから 山本玲子・作/小林久哉・絵 128

ひろば
ヒロシマ原爆の生き残りとして世界へ 米田進 98
フィリピンへの旅から 桜井醇児 102
IPPNWのノーベル平和賞受賞に拍手 児玉克哉 104
レクイエム’85 -母への鎮魂歌として画いた絵 宮田君造 107
長崎からの通信’85/秋・冬 鎌田信子 108
子供の詩 原爆の木 村田洋 1
グラビア 断章-広島平和公園の新春 池上利秋 4
表紙・目次/作品について 河渕弘 19
本文カット/吉野 誠

編集後記 144
備考

原爆と井上画伯 井上自助夫妻

『原爆と井上画伯 井上自助夫妻』(反核平和の図書館人の会、19860825)

内容

見出し(著者) 備考
01 序 原爆の記事に寄せて
03 図 井上画伯肖像画 原爆の図
05 原爆の図と幻の調査団(井上自助)
1 リトル・ボーイ世界最初の被爆犠牲
2 真木国民学校長の手記
3 精密な原爆図を描く
4 幻の調査団
5 敗戦と恩師への別れ
6 帰郷船の船長の脅迫
7 大分駅長への奇遇と好意
70 原爆を精写しその行方を追った画家の妻の思い出(井上三枝)
1 徴用された画家
2 原爆の受難と敗戦の二重ショック
3 九州へ急ぐ
4 画家の本領は忘れられない
5 死んだつもりで油絵にとりくむ
91 あった原爆スケッチ(西日本新聞)
93 同郷の先輩井上画伯(吉田民尚)
96 あとがき(編集者)