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広島県原水協年表(1981年)

広島県原水協年表(1981年)

月日 事項 備考
0201 被爆者訪問を進める会(高橋文江代表)発足.
2. 1
2.11 第 4回広島県高校生平和ゼミナール. 28校 200人が参加.
2.15 平和を語る青年のつどいなど, 「戦争体験を聞くつどい―加害者としてのヒロシマ」を開催. 広島平和文化センターに80人参加.
2.22 中・四国各県原水協など主催「米軍岩国基地の核装備に反対する 2・22基地調査・抗議集会」. 500人(うち広島県 150人)参加.
3. 1 被災27周年 3・1 ビキニデー広島集会. 広島労働会館に 130人参加.
3.15 日本原水協など主催「核兵器・核部隊撤去, 非核三原則法制定, 日米安保条約廃棄 3・15岩国行動」.
3.18 平和と民主主義をめざす広島県民懇話会結成総会.
3.24 広島市で「10フィート運動のつどい」. 広島YMCAに40人が参加.
4.11 「日本を核戦争の足場にするな,米軍・自衛隊・軍事基地調査・告発国民運動」広島推進委員会結成総会.
4.15 広島県原水協など, 県知事・県議会議長, 呉・東広島両市へ川上弾薬庫の拡充を許さないよう申し入れる.
5.11 原爆記録映画10フィート運動広島呼びかけ人会, 平和記念館で未公開フィルム試写会を開く.
5.26 広島県原水協などの呼びかけで「日米共同声明・核持ち込み糾弾・安保条約廃棄緊急各界代表者・活動者会議」. 広島市社会福祉センターに50人が参加 5.27 広島県原水協など 4団体, 岩国市長と米軍岩国基地司令官に基地撤去を申し入れる.
5.31 広島県原水協第29回定期全県理事会.
6. 4 広島県原水協などの 200人, ミッドウェー入港に抗議して原爆慰霊碑前で座り込み.
6. 7 広島・山口両県原水協など主催「核持ち込み糾弾・岩国核基地撤去・日米安保条約廃棄岩国集会」. 約1000人参加.
6.13 平和と学問を守る大学人会再建集会. 30人参加.
6.14 原爆被害者相談員の会, 結成後初の相談会を開催.
6.20-21 全国平和教育シンポジウム. 広島女学院中学校に1200人参加.
6.23 広島県原水協など, 県庁前広場で「安保条約廃棄, 核持ち込み・ミッドウェー入港糾弾, 米軍基地撤去, 非核三原則法制化, 被爆者援護法制定 6・23広島県中央集会」. 約1000人参加.
6.28 広島県被団協第18回定期総会.
6.28 広島映画サークル協議会第26回定期総会. 非核三原則の法制化を求めるアピールを発表.
7. 6 1981年原水爆禁止国民平和大行進・広島―長崎コース, 広島平和公園を出発 7.12 広島県原水協など, 広島市に原爆かわら発掘の機会を与えるよう要請.
7.13 1981年原水爆禁止・被爆者援護ヒロシマ集会実行委員会結成総会.
7.15 新日本婦人の会広島県本部「木の葉のように焼かれて」(労働教育センター)の出版記念会.
7.19 安芸原水協など, 川上弾薬庫前で抗議集会.
7.25 広島の素人劇団「 8時15分」, 構成劇「国民法廷」のシナリオを発表.
8. 5 日本原水協, 中・四国各県原水協主催「原水爆禁止1981年世界大会の成功をめざす広島集会」. 4会場に1200人が参加.
8. 6 第 8回 8・6 高校生集会. 広島女学院中学校講堂に 330人参加.
8. 6 1981年原水爆禁止・被爆者援護ヒロシマ集会. 県立体育館に4000人参加.
9.17 広島県原水協など, 知事に川上弾薬庫の工事中止を申し入れる.
9.23 広島県原水協など 5団体, 米軍川上弾薬庫の撤去を求めて自動車パレード. 9.23 広島県原水協第30回定期理事会.
9.27 広島市原水協, 中性子爆弾の製造中止を求めて原爆慰霊碑前で座り込み.
10. 3-5 広島市で第11回文化団体連絡会議全国交流集会. テーマ「平和と文化―80年代の文化運動」.
10. 9 安芸郡府中町議会, 「川上弾薬庫の増強中止を求める意見書」を採択.
10.24 広島市原水協主催「国連軍縮週間広島市平和行進」. 約 100人参加.
10.25 広島県高校生平和ゼミナール, 元安河原で最後の原爆かわら掘りを実施.
10.26 広島大学生平和委員会, 本部キャンパスで原爆写真展を開く.
10.30 広島市平和記念館で「国連軍縮週間広島シンポジウム」.
10.31 「子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会」と「原爆記録映画10フィート運動広島呼びかけ人会」, 広島平和記念館で10フィート映画を初公開.
11.14-15 広島労働会館で日本原水協全国活動者会議. 核兵器完全禁止・軍縮要請国民署名3000万人をめざすことなどを決める.
12. 6 広島YMCAで広島県高校生平和ゼミナール実行委員会の「アリス・ハーズ夫人平和基金」授賞の集い.
12. 6 広島県原水協, 県内 6市で国連軍縮特別総会の成功へむけ署名運動を開始.
1211  広島市平和記念館で被爆者援護法制定について考える構成劇「国民法廷」を上演.

 

 

年表:原爆展(1981年)

年表:原爆展(1981年)

記事
01 09 東独ドレスデンで、初の広島・長崎の原爆写真展開催。
01 30? 日本生活協同組合連合会(生協)、戦争・原爆展の開催を運動方針として決定。
02 06 豊島被爆者の会など、原爆写真展を豊島区民センターで開催(8日まで).3700人観覧.
02 09 スペインで初の原爆展開催。原爆資料保存会が送った被爆写真など展示。
02 09 和歌山市、原水爆禁止和歌山県協議会主催の「広島・長崎原爆写真展」に対して、市民会館の使用を拒否。
02 20 、東京・小平市で原爆写真展(~22日).
03 02 葛友会、葛飾区役所など4か所で原爆写真展.
03 07 愛友会(愛知県原水爆被災者の会)名古屋支部、原爆写真・絵画展を守山社会教育センターで開催(~8日).300人が入場.
03 26 広島県創価学会青年部の広島平和委員会、那覇市で、「沖縄戦とヒロシマ・ナガサキ原爆記録展」開催。
03 26 神奈川県・茅ケ崎市被爆者の会など、茅ケ崎市公民館で原爆展を開催.(~31日).のべ9000人が参観.
04 15 西独の大学教授らによる「ヒロシマを知らせるドイツセンター」、西独各地で原爆写真展を開催。
04 29? 兵庫県淡路島の「戦時博物館」、「戦場」「特攻」「原爆」などのテーマを設け、改装。
05 16 米政府関係者から、米下院で原爆展を開催したいとの手紙が広島市の原爆資料館に届く。
05 25 広島中央市民生活協同組合、同組合事務所で原爆写真展開催。
05 27 神奈川県原水爆被災者の会など、「母と子の原爆展」を開催.横浜・川崎・横須賀・相模原など7都市10か所で7月末まで.
05 28 在米日系市民協会、米で被爆資料を展示する運動を開始したとの手紙が広島市に届く。
06 16 広島市で「ドクター・ジュノー戦場の記録展」開催。(27日まで)広島・長崎の被爆写真など展示。
06 20 長崎県原水爆禁止協議会、長崎市で、「広島・長崎原爆写真展」を開催。(三年間で県内一巡の予定。)
06 25 「佐世保空襲と長崎原爆展」(創価学会長崎県青年平和委員会主催)、佐世保市で開催。
07 03 広島市祇園公民館で、平和教育映画上映会、原爆資料展・原爆の絵展を開催。
07 04 第二回「被爆直後の長崎」写真展、長崎市で開催。(17日-19日も)(写真に写っている被爆した少女の消息判明)
07 04 埼玉県被団協など、親と子の原爆写真展を浦和市で開催.9月にかけ県内14都市で開催予定.
07 06 「ジュノー戦場の記録展」、東京で開催(17日まで)。
07 10 広島原爆資料館、米国立博物館に被爆資料を展示する運動を進めている米国日系市民協会に、協力を約束。
07 10 長崎国際文化会館、広島・長崎市共催の「広島・長崎原爆写真展」開催計画を発表。
07 10 鳥取県県被団協、原爆写真展を3地区で開催(~20日).
07 12 「原爆被害者相談員の会」、広島市で第二回の被爆者相談実施。
07 13 、鳥取県境市と鳥取市で原爆展(~19日).
07 21 原水爆禁止西宮市協議会、西宮市役所で原爆写真展開催(26日まで)。(広島市、被爆写真などを貸し出し。)
07 24? 徳島県原水協など、徳島市で、「広島・長崎原爆写真展」を開催。写真に写っている看護婦名乗り出。
07 25 えひめ母親連絡会など、母親がつくる平和のための戦争資料展をNHKロビー(愛媛県)で開催(8月3日).
07 28 長崎市民生活協同組合、「母と子映画会と原爆展」を長崎市で開催。
07 29 、中野区役所ロビーで原爆写真展(~8月1日).
08 01 市民の描いた原爆の絵・物故作者特別展、広島市で開催。
08 02 巡航ミサイル反対ウィンチェスター支部・世界軍縮運動連盟共催原爆写真展、英で開催。(英より写真展の新聞切抜など広島原爆資料館に届く)
08 03 原爆特集展示会、NHK広島放送局で開催(7日まで)。
08 06 読売新聞主催「戦争」展、開催。(大阪市で)
08 08 原水協南有馬町支部、長崎県南有馬で初の原爆写真展、開催。
08 08? 長崎国際文化会館主催、「ながさき原爆写真展」平和公園で開催(12日まで)。
08 13 創価学会広島県青年部、福山市で「福山出征兵士の証言・記録展」を開催。「広島原爆の記録」などをテーマにパネル・遺品を展示。
08 19 公明党広島市議団、首相らに国会内で原爆写真展開催を要望。
08 21 山梨県・甲府YMCA(主催)・甲友会(協賛)、原爆絵画展を開催(23日).
08 22 千葉県・松戸市で原爆写真展(~23日).
08 23 広島県賀茂郡大和町のふる里まつりで、原爆写真を展示。
08 23 長崎県江迎地区勤労者協議会、原爆写真展を開催(24日まで)。
09 04 富士宮市(静岡県)の被爆者の会など、母と子の原爆展を開催(~10日).12000人が入場.
09 04 熊本県被害者の会など、原爆写真展を市民会館ロビーで開催(~6日).
09 05 「平和と民主主義を目指す壱岐懇話会」、初の原爆写真展開催。(島民に賛同を求めるアピール採択)
09 10 広島市、国会施設での原爆展開催を関係機関へ要請。
09 15 長崎市長、オランダ入りし、首相に原爆写真展の開催で協力要請。
09 25 国際軍縮促進議員連盟、理事会で、国会施設での原爆展開催を決定。
10 18? 広島市、国会内での原爆展開催について、衆参議長らに実現への協力を求める要請文提出。
10 24 国際軍縮促進議員連盟、原爆写真展を憲政記念館で開催(~26日).国会議員124人,一般2500人が参観.
10 24 国際軍縮促進議員連盟主催の原爆写真展、国会正門前の憲政記念館で開催。(27日まで)
10 24 国際軍縮促進議員連盟主催の原爆写真展、国会正門前の憲政記念館で開催。(27日まで)
11 25 、広島・長崎原爆写真展を長崎県五島列島で開催(~27日).700人が入場.
11 25 長崎県有川町原爆被爆者手帳友の会主催、原爆写真展、五島で初めて開催。
12 03 東京都・吉祥寺・三鷹駅前で原爆写真展(~4日).
12 05 原水爆禁止練馬区統一実行委員会、原爆写真展とアニメ映画の上映会を開催(~6日).
12 21 広島県、県庁内ギャラリーで原爆被爆写真展開催(25日まで)。広島県原水協・被団協後援。
12 22 オーストリアの成人教育学校校長クルト・シュミット博士、来広。原爆の絵巡回展示のオーストリアでの反響など報告。
12 26? 広島青年会議所、1980年6月米の議員会館で開かれた原爆展に寄せられた感想文などを収めた報告書を刊行。
12 28 オランダの首相から、長崎市長にオランダでの原爆写真展開催に賛意を示す手紙届く。

 

広島壊滅のとき-被爆カメラマン写真集

『広島壊滅のとき-被爆カメラマン写真集』(広島原爆被災撮影者の会、19810801)

目次

撮影者 備考
序にかえて(広島市長 荒木武)
001 尾糠政美
004 尾木正己
016 鴉田藤太郎
017 川原四儀
028 川本俊雄
070 岸田貢宣
077 岸本吉太
096 北勲
099 木村権一
101 黒石勝
106 斉藤誠二
109 空博行
122 林寿麿
127 深田敏夫
130 松重三男
133 松重美人
143 森本太一
146 山田精三
147 山本儀江
148 谷川長次
149 陸軍船舶司令部写真部
153 廣島特報
154 廣島特報
[一覧表]=撮影者氏名、撮影時年齢、遺族ほか
156 発刊のことば(19810715、ヒロシマ原爆被災撮影者の会)

 

資料調査通信(広島大学原医研)1981年

1981年

第1号(1月号)-第5号(12月号)

 

分冊 記 事
1 8 THE NEW YORK TIMES の中のヒロシマ・ナガサキ (1)1945年10月~12月 1 2
1 8 被爆問題年表 1981年8月 3 10
1 8 文献・図書資料 1981年8月受け入れ分 11 15
2 9 THE NEW YORK TIMES の中のヒロシマ・ナガサキ (2)1946年 1 5
2 9 メモ(宇吹) ジョン・ハーシーの「ヒロシマ」とビキニ原爆実験 5 0
2 9 被爆問題年表 1981年9月 6 9
2 9 文献・図書資料 1981年9月受け入れ分 10 14
3 1 10 「原爆被災資料総目録「「第3集 原爆手記・広島の部」収録状況一覧 収集資料一覧 単行本の部 3 12
3 1 10 「原爆被災資料総目録「「第3集 原爆手記・広島の部」収録状況一覧 収集資料一覧 逐次刊行物の部 12 22
3 10 THE NEW YORK TIMES の中のヒロシマ・ナガサキ (3)1947-1953年 1 9
3 10 メモ(宇吹) パールハーバーとヒロシマ 9 0
3 10 被爆問題年表 1981年10月 10 15
3 10 トピック(寺井) 国連軍縮週間 15 16
3 10 文献・図書資料 1981年10月受け入れ分 17 20
3 別冊 あとがき(内田) <原爆体験記の収集について> 1 23
4 11 THE NEW YORK TIMES の中のヒロシマ・ナガサキ (4)1954-1958年6月 1 8
4 11 被爆問題年表 1981年11月 9 14
4 11 文献・図書資料 1981年11月受け入れ分 15 18
5 12 まどうてくれ ―藤居平一聞書―その(1)「まどうてくれ」 1 8
5 12 THE NEW YORK TIMES の中のヒロシマ・ナガサキ (5)1958年7月-1959年 9 11
5 12 メモ(寺井) 原爆被爆者の死亡発表 11 11
5 12 被爆問題年表 1981年12月 12 18
5 12 トピック(寺井) ―「老人保健法」案と原爆医療法― 18 19
5 12 文献・図書資料 1981年12月受け入れ分 20 22

 

「原爆一号」といわれて

『「原爆一号」といわれて ちくまぶっくす36』(吉川清、筑摩書房、19810724)

目次

 見出し
 はじめに
 1  怒りこみ上げる基本懇の答申
1  運命の日
  8  夜勤明けのその日
 19  死に脅える毎日
 23  八月一五日
2  救護所での日々
26  血と膿の体
29  極貧の日々
 32  死亡者名簿の私の名前
 37  救護所の閉鎖
39  日赤病院へ入院
3 43  原爆一号
44  原爆一号の命名
 49  インタビューや訪問客に追われる
写真(1947年)広島日赤病院の屋上でライフ誌の撮影に協力。
51  医学学術集会での研究材料
写真(1949年)広島日赤病院を慰問したプロ野球選手と。故小西得郎氏、藤村冨美男氏の姿も。
54  ケロイド手術の失敗
57  患者会結成と強制退院
4  原爆ドーム横集落時代
62  野宿
65  原爆ドーム横にみやげ物店開店
70  被爆者を訪ね歩く
78  原爆傷害者更生会の誕生
83  原爆乙女と私
写真(1950年)日赤広島病院を訪れた日本ペンクラブの一行と。故川端康成氏の姿も。
写真(1953年)東大附属病院小石川分院で、原爆乙女の診察に立ち会う。
5  被爆者運動の組織化
92  原爆被害者の会を結成
100  ケロイドを見せものにしてなぜ悪い
写真(1963年)ヒロシマみやげをつくるのもひと苦労。福島菊次郎氏撮影。
103  原爆被害者の会の協力会
105  原爆被害者の会分裂
111  ABCCの横暴
6  原水爆禁止世界大会
118  平和都市広島の再興
128  原水爆禁止広島市民大会
129  ネール首相の広島訪問
写真(1957年)広島原爆病院前で故ネール首相と。
131  国会請願と日本被団協結成
134  原爆一号の店取り壊し
写真(1957年)原爆一号の店の前で。
136  原水禁運動の分裂
7   バー「原始林」開店
 138  マスターの私、ママの妻
140  ホステス、被爆者の売春婦
 144  不愉快な客
  8 東南アジア歴訪
 150  パール博士の碑文への疑問
  157  インドネシアでの広島出身元日本兵
 9  映画と私
  164  「原爆の子」
 166  「ひろしま」
  167  「生きていてよかった」
  168  「二十四時間の情事」
 169  「ヒロシマ一九六六」
 175  「記録なき青春」
 176  「ヒロシマの証人」
 177  挫折した「小さな恋人たち」
 178  「灯は生きていた」
 178  流産した「にっぽんの青い鳥」
  180  反響をよんだ「はだしのゲン」
10   折り折りの人
 182  宗教と私
 186  病に倒れた峠三吉
 189  首相官邸前で割腹自殺した小林雲徹
写真(1957年)クリスマス島英水爆実験に抗議して座り込み。右端が小林雲徹。
 193  ガンで死んだ南小一
 197  広島へ通った土門拳
写真(1953年)原爆一号の店の前で土門氏と。
 203  結びにかえて

こだまするうた 第2集

『こだまするうた 第2集 ヒロシマを語りつぐ高校生』(安田女子高校・社会科学研究部編・刊、19810212 )

目次

はじめに 沢野重男(安田社研部顧問)
【詩】41年1月5日(名越操)
【連帯のことば 】「木の葉のように焼かれて」編集委員(名越操・久保美津子)
<グラビア>白島・いま・むかし
第1部 安田学園の被爆体験
*先生の手記
*先生の談話
*さんの手記
*先生の見た「八月六日」
第2部 「屍の街」の被爆体験
わしが「原爆の絵」を描いたわけ (*=東白島町内会長)
親父もおふくろも原爆で死んだ (*=西白島町内会長)
忘れるもんじゃね、苦しみを( **=白島九軒町内会長 )
長寿園は兵隊さんの死体の山 ( **=白島北町内会長 )
広島中が燃えてみんさい (*)
原爆で命ひろうてもその後が苦しかった (*)
戦争は絶対にしてはいけません (*)
くげんを受けるとはああいうもの (*)
第3部 こだまするうた―生徒の声
「平和の尊さ」 (*)
文樹ちゃんは私たちです (*)
思い出(*)
原爆ドーム (*)
私の三年間(*)
在校生の感想文
第4部 資料
安田女子高等学校社会科学研究部の歩み
安田女子高等学校社会科学研究部こだま会発足について
安田女子高等学校社会科学研究部こだま会会則(案)
安田女子高等学校社会科学研究部卒業生(こだま会)・在校生名簿
新聞に報道された社研活動の中から
あとがき
「こだまするうた」第1集目次
<まえがき> 「こだまするうた」ができるまで
<聞きとり調査について>
<聞きがき> 白島の被爆者に聞く
 1 Aさん 若い世代へ
2 Iさん まるで木の葉のように
3 K・Iさん 夫はいまも見つからない
4 T・Iさん 長寿園の黒い雨
5 Oさん これ以上私たちのような被爆者をつくらないで
6 Kさん 平和な生活がいちばん
7 S・Tさん 夫をさがしもとめた日々
8 Tさん 灰色の世界
9 Fさん 一日も早く援護法を
10 Hさん 今も原爆症の不安
11 Yさん 碑文の心のように
12 A・Yさん 家内は布団ごと飛ばされた
<こだま―1976年のクラブ活動と社研部員の声>
<あとがきにかえて> 社研顧問のまとめ

軍縮教育資料集

『平和・軍縮教育資料集 ユネスコ主催・軍縮教育世界会議をめぐって  増補改訂版』(19810720)

注:『軍縮教育資料集』(軍縮教育研究会編、 日本原水協国際部訳 、軍縮教育研究会刊、19800701)の増補改訂版

 

目次

はしがき
『平和・軍縮教育資料集』の発行にあたって
1 ユネスコ主催・軍縮教育世界会議
軍縮教育世界会議の報告と最終文書
付属文書1
2 軍縮教育世界会議の関係文書
独自の学習分野としての軍縮教育の展開―分析序説-アレッサンドロ・コラディーニ
IPRA(国際平和学会)平和教育分科会ー軍縮教育の現状と勧告
軍縮の追求におけるマスメディアの役割―ショーン・マックブライドー
軍縮・平和教育にかんするNGO(ユネスコ)集団協議の結論と勧告
NGO軍縮特別委員会・軍縮教育作業グループ責任者フランク・ヒィールドの報告
軍縮教育世界会議準備のための専門家会議・最終報告
3 参考資料
国際理解、国際協力、国際平和のための教育、並びに人権、基本的自由についての教育に関する勧告(1974年・第18回ユネスコ総会)
平和と国際理解の強化、人権の促進並びに人種差別主義、アパルトヘイトおよび戦争の扇動への対抗に関するマスメディアの貢献についての基本的原則に関する宣言
国連軍縮特別総会・最終文書の序文、宣言および行動計画の第99~107項(1978年5~6月)
平和に生きる社会の準備にかんする宣言(1978年・第33回国連総会)。
1980年代を軍縮の10年とする宣言(一九80年・第35回国連総会 )
4 マス・メディアの分野における日本代表の報告
核軍縮教育とヒロシマ・ナガサキ、そしてマス・メディア―民放労連・松尾武久氏の報告
出版労連・教科書対策委員会議長・村本実氏の報告と提案(要旨)
5 ユネスコ主催・軍縮教育世界会議への日本NGO代表リスト

平和・安全保障と軍縮に関する東京セミナー

国連大学主催「平和・安全保障と軍縮に関する東京セミナー」

発言者 演題
1回(19811207)A 地域の平和と共通の安全保障を考える
(会場) 高輪プリンスホテル
オロフ・パルメ(前スウェーデン首相) 独立委員会の仕事と共通の安全保障について
ラジニ・コタリ(インド) 専門家の研究と大衆運動を基盤にして
大石武一(国際軍縮促進議員連盟会長) 国際連合の精神と日本の役割
坂本義和 軍縮の新たな展望
永井陽之助 新たな「平和の構造」を求めて
宮崎繁樹 核兵器の違法性と非核地帯
アリ・アラタス(インドネシア) 東南アジア諸国連合の緩衝的役割の可能性
トー・カー・フーン(マレーシア) ASEAN諸国と日本への期待
ジャン=マリ・ダリエ(フランス) EC諸国の歩みと平和への道
関寛治 世界の軍事化の要因と新しいネットワーク  広島大学の研究プロジェクトから
アルフォンソ・ガルシア=ロブレス(メキシコ) 非核地帯条約の成立過程について
ヨセフ・チランキエヴィッチ(ポーランド) 非核地帯構想とポーランドの平和について
〔討議〕 アジアの非核問題と日本
 (発言者) オルセグン・オバサンジョ(ナイジェリア)、田英夫(参議院議員)、秦豊(参議院議員)、永井陽之助
 (19811208)B 被爆地・広島で平和を考える
(会場)広島平和記念館 広島会議
今堀誠二  広島・長崎の被爆研究の成果をもとに
荒木武 原爆の犠牲者に捧げた言葉とともに
本島等 核廃絶を訴える被爆者の心を伝えたい
〔被爆体験者の訴え〕
栗原貞子 2編の詩に寄せて
深堀義昭(長崎県被爆者手帳友の会事務局長) 被爆者の実態を知ってほしい
松重美人 爆心地を撮影したカメラマンとして
秋月辰一郎(長崎・聖フランシスコ病院院長) 医者として体験した被爆の姿
オルセグン・オバサンジョ(ナイジェリア) “ヒロシマ”体験は非核運動の原点だ
ガルシア=ロブレス(メキシコ) 国家元首に広島訪問を義務づけたい
森滝市郎 “広島以前”と“広島以後”で人類史は変った
庄野直美 シェルター論や放射線の遺伝問題にふれて
軍縮問題にみるネコとネズミ論争
宍戸ヒロシ(山口県・大島教会牧師) ネズミの軍縮会議にネコが議長である
オロフ・パルメ 二匹の猫と国連の役割について
ゲオルギ・アルバトフ 恐しいのは敵ではなく”無関心”だ
オロフ・パルメ この深い衝撃と感銘を世界につたえたい
2回(19821029-31)C 核時代の平和をもとめて
   (会場)国連大学
矢野暢 地域的安全保障とアジア
ライモ・バウルネン 核の悪魔にいかに対処するか
スミトロ将軍(インドネシア) 安全保障への地域的アプローチ
安川壮(元駐米大使) アジア・太平洋における日本の役割
エドムンド・オスマンチク(ポーランド) 地域安全保障に関するラパツキー案について
フランク・バーナビイ 超大国の軍事政策と新たな防衛政策
大西昭 軍備競争の軽減と経済的影響
栗野鳳(広島大学教授・平和科学研究センター) “平和的生存権”と日本
ブレークウェイ 普遍的な運動の努力を惜しまずに
〔討議〕パルメ委員会報告をめぐって
武者小路公秀 国連大学の性格について
〔討議〕平和研究機関としての国連大学の可能性
3回(19840415-17)
4回『1985』

出典:『核時代の平和をもとめて』(永井道雄著 、国際連合大学 発行、東京大学出版会発売、19840324)

平和問題調査会

平和問題調査会=広島市長の諮問機関。1981年5月14日設置。

開催年月日 議題など
01 19810514  ①委員長の選出②会の名称、構成メンバー、事務局の決定③昭和56年会議開催計画等について説明④基本的問題と事業計画一軍縮シンポジウムの開催/市民講座・特別講演会の開催/国際的平和研究機関の誘致
02 19810724  パルメ委員会の東京招致及び広島ワークショップについて
03 19810907  ①パルメ委員会及びワークショップの開催について一東京、広島での準備状況
04 19811130  ①パルメ委員会を迎え、ジャパンワークショップ東京、広島セッション開催の事前検討について
05 19820128  ①パルメ委員会ジャパンワークショップの結果報告並びに今後の対策について
06 19820223  ①第2回国連軍縮特別総会への対応策について―ワーキンダ・グループの検討結果報告
07 19820517  ①第2回国連軍縮特別総会に対する広島・長崎両市の対応について
08 19820702  ①第2回国連軍縮特別総会の報告②パルメ委員会最終報告書に基づいた平和、安全保障と軍縮に関する東京セミナーについて
09 19821001  ①平和と安全保障と軍縮に関する東京セミナーの開催について一パルメ委員会報告を受けて
10 19840217  ①国連大学主催東京セミナーについて②広島市が行う平和推進活動について
11 19820218  ①第1回世界平和連帯都市市長会議(広島市・長崎市主催)について②東京セミナーについて
12 19870319  ①第1回世界平和連帯都市市長会議の報告②昭和61年は国際平和年に当たり、この取組みとして、国際平和サミット、平和シンポジウム等の実施計画を説明。
13 19880318  ①国際平和年事業の報告②被爆42周年への取組み③世界平和都市連帯推進事業④国連大学・国連大学協力関係プロジェクト
14 19880216  ①国連大学学長及び各委員紹介②昭和62年度実施事業報告③昭和63年度平和推進事業説明④6か国首脳会議帰国報告⑤第3回国連軍縮特別総会(広島・長崎両市長出席)へ向けての提言
15 19890217  ①昭和63年度実施事業②平成元年度実施事業③第3回国連軍縮特別総会への出席④国連軍縮広島講演会の開催⑤第9回核戦争防止国際医師会議世界大会の開催⑥第2回世界平和連帯都市市長会議⑦平和・軍縮研究機関の設置構想案
16 19900222  ①平成元年度主要平和関連事業実施状況②平成2年度主要平和関連事業計画案の概要③「平和に関する国際的な研究機関」の設置について
17 19911112  ①広島市の平和の取組み②新委員を含む委員の自己紹介及び意見交換。
18 19921204  ①広島市の平和の取組み概要②国連軍縮広島会議の報告③第3回世界平和連帯都市市長会議の検討④アジアにおける広島の役割⑤被爆50周年記念事業
19 19931202  ①「広島市の平和行政」について①原爆ドームの「世界遺産一覧表」への登録について③「第3回世界平和連帯都市市長会議」の報告④広島市の平和の取組み概要
20 19941219  ①被爆50周年を迎えての広島市の平和への取組み①米国スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館における特別展③国際司法裁判所における核兵器使用の違法性の審理①原爆ドームの「世界遺産一覧表」への登録⑤|世界平和連帯都市市長会議アジア太平洋地域会議⑤広島市の平和の取組み概要
21 19950329  ①アメリカ社会における核廃絶の認識を高める方途について
22 19960321  ①被爆50周年以後の平和行政について。広島市平和問題調査会は、この会合を以て解散した。
『広島平和文化センター20年誌』(19970331刊)