1998年11月のうごき

 

記事
01 読売新聞広島版「ふるさとの話をしよう(37)-「はだしのゲン」作者・漫画家・中沢啓治さん」
01 広島市など主催の「子どもたちの平和の絵コンクール」の入賞授賞式と作品展開会式、広島原爆資料館で開催。-12月27日。
01 マカドゥジ南アフリカ共和国駐日大使、広島市を訪れ、原爆資料館などを見学。
02 財団法人放射線影響研究所長崎研究所、設立50周年記念式典を長崎市内で開催。約150人が参列。
02 中国新聞社、第51回新聞大会が広島市で開催されたのを記念し、広島平和研究所に100万円を寄付。
02 明石康・広島平和研究所長、「核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラム」の提言を来年の8月6日に合わせてまとめる考えを示す。
03 長崎大学医学部付属原爆後障害医療研究施設、保存している長崎の被爆者の臓器から遺伝子(DNA)を抽出する試みを開始。
03 財団法人放射線影響研究所長崎研究所、設立50周年を記念し施設内部を一般公開。
03 毎日新聞「21世紀への伝言-記者たちのメモワール-長崎原爆-原子野での叫びは、日本人全体の問題ではなかったのか-爆心地で取材した草壁久四郎さん(78)」
04 放影研、成人の被爆二世を対象に実施する健康調査のあり方について、長崎県被爆二世連絡協議会などとの話し合いを長崎放影研で開催。
04 毎日新聞「心想:激職「ヒロシマ市長」考-単なる行政トップじゃない-地球の明日へ発言続け」(谷川貴史)
04 国連総会第1委員会、非同盟諸国が中心になって47カ国が共同提案した「核兵器廃絶」決議案を、賛成87か国、反対40カ国、棄権15カ国で可決。日本は棄権。
04 「インド・パキスタンと平和交流をすすめる広島市民の会」の招きで両国の平和運動家2人、訪問日程を終え、広島を離れる。
04 創立60年を迎えた広島YMCAとのパートナーシップ締結のため広島市を訪れている海外YMCAの代表ら、原爆慰霊碑に献花。
04 韓国日報(4日付早版)、米国が在韓米軍に戦術核兵器2000発以上を配備していたが1991年11月20日前後にすべて撤収したことが情報公開された米文書で確認されたと報道。
04? 原広司「ヒロシマを語る会」代表、原爆ドームや原爆慰霊碑をスケッチした絵はがき「被爆者が描いた平和公園ポストカード」を作製。
05 岩本ハルコ(兵庫県淡路島在住の広島被爆者)が原爆をテーマに描き続けた油絵の個展、広島市内で開催。-10日。
05 中国新聞文化欄「原爆テーマに創作劇一筋-広島県高校演劇のリーダー-伊藤・舟入高校長が戯曲集」
05 「広島・長崎市民緊急行動実行委員会」、広島市内で会合。12月12日に、「核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラム」に先立ち反核市民集会を広島市の原爆資料館で開催することを決める。
05 長崎市が国に要望していた国際会議「核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラム」の長崎開催が、見送られることになったことが判明。
05 長崎市、長崎市が市長の諮問機関として設置するシンクタンク「平和推進専門会議」のメンバー9人を公表。高橋真司・土山秀夫・朝長万左男など。
05 米国・ドイツなど世界21カ国の若者約130人、米国コロラド州に本拠地を置く国際教育団体アップウィズピープルの国際交流プログラムで長崎市を訪問。-6日。
06 赤旗学問文化欄「戦後文学の展望と「戦後派」のこと」(津田孝)
06 中国新聞(夕刊)「デルタ:「ヒロシマ神話」(石本八重子)」
06 米政府高官、クリントン大統領がインドとパキスタンの核実験実施を受けて両国に科した包括制裁の大幅緩和を決定したことを明らかにする。
06 コイララ・ネパール首相、広島市を訪れ原爆資料館などを見学。ネパールの首相が原爆資料館を訪れるのは初めて。
07 長崎原爆松谷訴訟を支援する会、最高裁に上告棄却を求める署名運動を長崎市内で実施。
07 広島県教育委員会、国際シンポジウム「世界遺産-21世紀への継承」を県立美術館で開催。120人が参加。
07 毎日新聞「明石康・国連を語る:連載を終えて-国際社会の課題-アジアを中心として」
07 長崎市立山里小学校、第49回平和祈念式を挙行。
07 広島平和文化センター、「平和学習支援ボランティア」を対象にしたヒロシマ継承研修(第1回)を実施。60人が参加。
07 第3回世界平和博物館会議、大阪国際平和センター(ピースおおさか)で開催。-8日。9-10日には立命館大学国際平和ミュージアムで開催。
07? 中村明夫、原爆投下前日に見た父・重雄(中国憲兵隊司令部勤務)と米兵捕虜の様子を綴った手記を朝日新聞広島支局に寄せる。
08 広島東照宮の伝統みこし行列「通り祭礼」が183年ぶりに復活。使用される「200貫みこし」は、原爆の被害を免れたもの。
09 長崎県原水禁、県平和・労働センター、「反核9の日座り込み」を平和公園で実施。60人が参加。218回目。
09 財団法人ヒロシマ・ピース・センター、第10回谷本清平和賞の授与式を挙行。故江口保の妻春子が受け取る。
10 長崎市、昨年7月-10月に5000人の被爆者を対象に実施した訪問面接調査の結果を公表。被爆者の7割以上が「体験を思い出す」と回答。
10 朝日新聞「主張・解説:ODAの功罪見直す時-独裁体制助長?核開発国になぜ?(柴田直治)」
10 朝日新聞「ASIA98:反戦=平和じゃない?-アジア初の「世界平和博物館会議」」
10 「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」の大庭里美代表、反核交流のため訪れていたインドで入手したカルカッタの子どもたちの描いた反核ポスター28枚を広島平和文化センターに寄贈。
10 松原美代子「ヒロシマの心を伝える会」代表、テレビ電話会議システムで福島県の小学生に被爆体験を語る。福島県双葉郡葛尾小学校からNTT福島支店になされた提案に広島支店が協力して実現したもの。
11 日本手芸普及協会パッチワークキルト広島支部、作品展を広島そごうで開催。「ヒロシマ・ガールズ」の一人・佐古美智子の「8月6日ヒロシマ」などを展示。
11 旧広島陸軍糧秣支廠倉庫のれんが壁や柱などの残骸の引き取り申し出が相次ぐ。
11 朝日新聞(広島版)連載「平和都市のかげで第5部・戦後53年」(-日、回)
11 平岡敬広島市長、宮沢蔵相・野中官房長官らを訪ね、2000年のサミットの広島開催を要望。
11 第3回世界平和博物館会議に出席した8か国19人、ヒロシマフィールドワークで広島を訪れ、原爆資料館などを見学。マハトマ・ガンジーの孫で米テネシー州の「M・K・ガンジー研究所」代表アルン・ガンジーらが参加。
11 第3回世界平和博物館会議の参加者、長崎市を訪れ原爆資料館などを見学。
12 日本被団協、全国代表者会議を東京都内で開催。100人が参加。
12 伊藤サカエ日本被団協代表委員の「米寿を祝う会」、東京都内で開催。
12 国連総会第1委員会(軍縮)、インド・パキスタンの核実験を遺憾とする決議を、賛成98,反対6,棄権31の賛成多数で採択。
12 米の民間専門家グループ「英米安全保障情報評議会」、西暦2000年問題で、核兵器の誤作動をを防ぐため、全核保有国が核兵器システムの運用を一時停止すべきだとの提言を発表。
12 「核兵器のない21世紀をめざす宗教者の国際共同行動」をテーマにした宗教者国際シンポジウム、奈良市で開催。-13日。
12 山梨県在住のクラリネット奏者中川武、広島市平和公園の原爆慰霊碑前で「WHAT A WONDERFUL WORLD」を吹奏。
13 日本被団協、原爆松谷裁判で国の上告を棄却するよう求める署名11万4000余人分を最高裁に提出。
13 沼田鈴子や広島市教組など、「被爆アオギリのねがいを広める会」を結成。
13 日本被団協、「在外被爆者問題パネルディスカッション」を参議院会館で開催。郭貴勲・韓国原爆被害者協会元会長、森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会理事長、友沢光男・米国原爆被爆者協会会長など約120人が参加。
13 日本被団協・韓国・米国・ブラジルの被爆者団体代表、野中官房長官・宮下創平厚相に会い、海外在住の被爆者に健康管理手当を支給するよう要請。
13 国連総会第1委員会(軍縮)、日本と、スウェーデンなど7か国がそれぞれ提案した核軍縮決議案を、いずれも採択。
13 長崎県大村市立桜が原中学校で文化祭。2年生、長崎に投下された原子爆弾とキノコ雲を描いた巨大パネルを展示。
13 長崎市・深堀中学校、文化祭を開催。鹿児島市を修学旅行で訪れた2年生、市民を対象に実施した長崎原爆や知覧特攻隊などについてのアンケート調査の結果を発表。
13 長崎市の「平和推進専門会議」の初会合、東京で開催。「国連軍縮長崎会議」への対応などを協議。
13 外務省の南西アジア青年招聘計画で来日している7か国の43人、広島市を訪れ原爆資料館を見学。
13? 広島・長崎の被爆二世団体、放射線影響研究所が計画している被爆二世健康影響調査に対する対応を広島市内で協議。今後、放影研との交渉は、全国被爆二世団体連絡協議会に一元化することを決める。
13? 岩松繁俊原水禁議長、「戦争責任と核廃絶」を出版(三一書房)。
13? 非核・平和都市宣言を進める諫早市民の会(長崎県)、第5回平和絵画・書道展を市役所ロビーで開催。-18日。
14 長崎県被爆二世教職員の会など、在外被爆者を支援する長崎の集いを長崎市内で開催。郭貴勲・韓国原爆被害者協会元会長、崔日出現会長、森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会理事長などが参加。
14 日本救急医療学会、チェルノブイリ原発事故などの経験をもとに、放射線災害に対する国内の被ばく医療の問題点を話し合うパネルディスカッションを高松市で開催。
14 ジュノーの会と原爆被害者相談員の会、ウクライナのチェルノブイリ原発事故被害者を訪れた旅の報告会を広島YMCAで開催。約30人が参加。
14 徳島健生協内町診療所、被爆者の出張検診を日和佐町・薬師会館で実施。被爆者10数人が参加。
14 「反核・平和のための能と狂言の夕べ」(第6回)、大阪市内で開催。
14 朝日新聞「主張・解説:広く多様に「平和博物館」-第3回世界会議に見る-悲惨さ強調から平和ビジョン発信へ」(中沢一議)
14 広島市竹屋公民館、「原爆慰霊碑ガイドボランティア講座」を開催。16人が参加。来年2月末まで計6回開催の予定。
15 朝日新聞「国連軍縮会議、24日から長崎で-議題はひとつ、核廃絶」
15 中国新聞「大阪・京都で世界平和博物館会議-20か国・240人が議論-戦争を次世代にどう伝える」(佐田尾信作)
15 「在外被爆者にも被爆者援護法を求める国際連帯の集い」、大阪市内で開催。郭貴勲・韓国原爆被害者協会元会長、森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会理事長、友沢光男・米国原爆被爆者協会会長などが参加。
16 原爆死没者追悼平和祈念館の設計や運営・管理策について実務者レベルで意見交換する開設準備小委員会、初会合を東京都内で開催。
16 放射線影響研究所の研究内容をチェックする国際審査委員会、広島市の放影研で開催。18日、胎内被爆者の病気の継続調査など24項目の勧告を出して閉幕。。
16 日本塗装工業広島県支部、広島市の平和公園で、原爆ドームを囲む鉄さくなどの塗り替え作業を、同会のボランティア活動の一環として実施。
17 「在外被爆者を囲む夕べ」、広島市内で開催。郭貴勲・韓国原爆被害者協会元会長、森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会理事長などが参加。
17 三浦精子・日本児童文学協会広島支部長、原爆をテーマにした創作童話「ふたつの麦わら帽子」を広島市内で開かれた「おはなしの集い」で語り聞かせ。
17 朝日新聞連載「核の傘-インタビュー」(-22日、5回)
17 朝日新聞(広島版)「風-取材ノートから:ヒロシマの心を伝える「平和の種まき」に期待」
17 政府、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を目指し、米国・ロシア・中国・インド・パキスタンなど未批准国の外相に早期に批准するよう求める高村外相名の書簡を送ることを決める。
17 長崎平和研究所・長崎総科大学平和文化研究所、国連軍縮長崎会議に向け緊急シンポジウム「核不拡散・廃絶への道を探る」を長崎原爆資料館で開催。
17? カトリック幟町教会、フーベルト・チースリク神父帰天50日を記念する追悼ミサを世界平和記念聖堂で挙行。同神父は、原爆被爆当時の同教会司祭。
18 大阪地裁、韓国人被爆者郭貴勲(74歳)が帰国を理由に健康管理手当手当の支給を打ち切った大阪府と国に対し、打ち切り処分取り消しや200万円の国家賠償などを求める訴訟の第1回口頭弁論を開廷。
18 広島県原水協・県被団協、国連総会で採択された核廃絶決議案に日本が棄権したことに対する抗議文を小渕首相宛に送付。
18 インドの慈善団体の代表10人、広島国際会議場で、宮崎安男「インド・パキスタンと平和交流をすすめる広島市民の会」世話人らと意見交換。
18 森田隆・在ブラジル原爆被爆者協会理事長、アベマリア高校の生徒40人が折った広島市平和公園の原爆の子の像に届ける。
18? 外務省、今夏長崎で取材したインドの新聞記者3人の国策追認の内容の記事を入手。
19 クリントン米大統領、東京都内のテレビ局であった市民との対話集会に出席。核保有の正当性を主張。
19 中国新聞連載「核なき世界へ-10回目の国連軍縮会議」(24-日、6回)。
19 市民団体「ストラテジーズ・フォア・ピース広島」、国連総会第1委員会で採択された日本政府提案の核軍縮決議について支持の要望書を小渕首相などに送付。
19 「核兵器廃絶を求める広島・長崎市民の集会実行委員会」、広島平和研究所などが開催する「東京フォーラム」の一般公開などを求める要望書を同研究所に提出。
19 日本原水協、日本政府が国連総会第1委員会で核兵器廃絶を要求する諸決議に棄権したことを批判する要請書を政府に送付。
19 国際民主婦人連盟、第12回世界大会をパリ郊外で開催。82か国の113団体から約700人が参加。核軍縮など12の分科会。-21日。
19 インドの慈善団体の代表10人、外務省の外郭団体・国際交流基金の招きで広島市を訪れ原爆資料館を見学。
20 読売新聞「解説と提言:日米首脳会談で北朝鮮対応協議」
20 NGO軍縮特別委員会(ジュネーブ)・スウェーデン平和評議会、「試練に立つ核軍縮-新たな進展が新たな課題を求めている」と題するNGOの国際会議をストックホルムで開催。-21日。インド・パキスタンを含む約20か国から約100人が参加
20 日米首脳、東京で会談。「北朝鮮」の核疑惑情報を交換することなどで合意。
21 広島朝日グループ連絡協議会、文化講演会「印パ核実験強行の舞台裏」(講師:宇佐波雄策元インド・ニューデリー支局長)を開催。
21 大阪市原爆被害者の会、「被爆53周年ノーモア・ヒバクシャの集い」を大阪市立社会福祉センターで開催。110人が参加。
21 インドとパキスタンの知識人らで構成する「平和と民主主義のための国民フォーラム」、パキスタンのペシャワルで会合。-22日。今年5月の核実験を非難する宣言を採択。
21 国際民主法律家協会と日本の5つの法律家団体、「アジア法律家フォーラム-核なき世界を求めて」を東京都内で開催。約60人が参加。
21 「98日本平和大会in佐世保」、佐世保市で開催。-23日。
21 長崎平和推進協会、ナガサキ学生平和ボランティア養成講座の一環として「県戦跡巡りピーススタディーツアー」を実施。大学生ら21人が参加。
22 放影研、「オープンハウス」を実施。施設や研究内容を紹介。約680人が訪問。
22 長崎新聞社説「軍縮長崎会議に期待する」
22 長崎新聞「長崎で再び国連軍縮会議-「核不拡散・核軍縮」に絞り論議」
22 読売新聞(広島版)「ルポ広島:在外被爆者の援護-多額の治療費願い切実」
22 中国新聞「東京とーく:森一久・日本原子力産業会議副会長」
22 リー・バトラー元米戦略空軍司令部司令官、ボストン市内での講演の中で、核兵器の廃絶を訴える。
22 沖縄県・南風原町の小学生、広島市牛田公民館で市立戸坂城山小学校の生徒と平和交流。
22 クリントン米大統領、韓国・烏山米軍基地でおこなった演説の中で北朝鮮に核開発の全廃を要求。
23 ユネスコ・大阪青年会議所、「世界遺産国際ユースフォーラム」を広島市の県民文化センターで開催。15カ国から中・高校生ら約100人が参加。
23 ダナパラ国連事務次長ら、原爆落下中心地を訪れ、中心碑に献花。
24 武見敬三外務政務次官、日本政府が来年4月か5月にカザフスタン共和国・セミパラチンスク旧核実験場周辺の被曝者を救済する技術・医療協力を推進するための国際セミナーを日本で開催する方針を、国連軍縮長崎会議の挨拶の中で明らかにする。
24 広島市・竹屋公民館、原爆慰霊碑ガイドボランティア講座を開始。
24 国連軍縮局など、国連軍縮長崎会議を長崎ブリックホールで開催。海外23か国の29人と国内42人の計71人が参加。広島・長崎両市長や山口仙二が開会式で挨拶。市民約1000人が傍聴。
24 国連軍縮長崎会議(第1日)。明石康広島平和研究所長が基調講演「核不拡散・軍縮を阻害する新たな課題」。「核不拡散および軍縮を阻害する新たな課題」をテーマにした全体会議。
24 国連軍縮長崎会議。基調テーマ「核兵器のない世界に向けて」。-27日。10回目。
24 長崎市内の中学・高校計30校の生徒約420人、国連軍縮長崎会議の開会式を傍聴。主催者が招待。
24 国連軍縮長崎会議の参加者、会議を前に長崎原爆資料館を訪問。
25 広島原爆死没者追悼平和祈念館の広島検討会議、広島市で開催。高山康信厚生省保健医療局企画課長が追悼空間の概要を公表。
25 高山康信厚生省保健医療局企画課長、広島市で原爆死没者追悼平和祈念館について地元関係者に説明。
25 長崎新聞「国連軍縮会議要旨」
25 国連軍縮長崎会議(第2日)。「当面の課題・核兵器開発能力の拡散をいかに防ぐか」をテーマに全体会議。
25 国連軍縮長崎会議に参加したインド・米国・パキスタン・インドネシア・中国の代表5人、長崎の高校生・大学生34人との意見交換会に出席。
25 国連軍縮長崎会議に参加したインド・パキスタン・米国・中国などからの6人、谷口長崎被災協会長代行、杉本県被爆二世の会会長ら6人と懇談。
25 フィッシャー・とイツ外相、ソラナNATO事務局長とボンで会談。「核の先制不使用」など新しい安全保障構想を提唱。
25? 広島在住の被爆者・山下博子、手記集「私の被爆体験-末弟・祐策のこおTなど」を自費出版。
26 朝日新聞「時時刻刻:「核拡散」危機直面で緊迫 国連軍縮長崎会議」
26 長崎新聞「国連軍縮長崎会議・2日目要旨」
26 広島県、文化勲章を受章した平山郁夫を名誉県民とすることを決める。
26 国連軍縮長崎会議(第3日)、「核軍縮への現実的手段」と「核不拡散および軍縮への好ましい環境づくり」をテーマとする全体会。核兵器廃絶への取り組みと長崎を最後の被爆地とする決意を盛り込んだ決議を採択。軍縮会議での決議は初めて。
26? 広島市在住の石井義矩、旧天神町の原爆慰霊碑をテーマにした歌謡曲「噫・小さな慰霊碑」を制作。
27 第144回臨時国会召集。
27 厚生省が12月から実施する被爆二世健康診断の説明会、広島市役所で開催。県被爆二世団体連絡協議会、二世の死因の実態調査などを申し入れる。
27 世界人権宣言50周年を記念した写真展「報道写真に見る20世紀」が天満屋広島店で開幕。被爆1か月後に米国人記者が撮影した廃墟の広島市街地などの写真も展示。
27 長崎新聞「国連軍縮長崎会議・3日目要旨」
27 国連軍縮長崎会議。最後の全体会を開催。
27? 長崎県北松鹿町の有志、同町内の被爆者・内山田若雄の体験記「想い出の兵営」を平和教育用にと出版。
28 「平和のタピストリ「世界の歌」を成功させる会」、作者のリュルサを紹介する講演会を広島市の原爆資料館で開催。
28 長崎新聞「国連軍縮会議閉幕、成果と課題」
28 中国新聞社説「今世紀中に「核廃絶」の道筋を」
28 中国新聞「中国論壇:広島の観光行政への提言」(山内義治)
28 長崎の証言の会、結成30周年の記念の集いを長崎市内で開催。約40人が参加。
28 「プロジェクトくすの木委員会」、設立総会を長崎原爆資料館で開催。
28? 大阪市原爆被害者の会、昨年開催した「ノーモア・ヒバクシャの集い」の模様をまとめた冊子「1997年被爆52周年ノーモア・ヒバクシャの集い」を発行。
29 「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」、「セミパラチンスク現地調査報告会」を広島国際センターで開催。約150人が参加。
29 毎日新聞(広島版)「スクランブル:なぜ崩せぬ”国境”の壁-在外被爆者に援護法を-適用求め「囲む夕べ」」
29 芸備地方史研究会・原爆遺跡保存運動懇談会、「ヒロシマの街づくりをみんなで話し合う集い」を広島市内で開催。約120人が参加。
29? 米・ブルッキングズ研究所の調査で1940年代から70年代始めまで、米当局が核開発の一環として、計2万3000人以上の米国人に対して放射能人体実験を実施していたことが判明。
30 広島原爆被爆者療養研究センター(神田山荘)、クアハウスの完成式典を開催。平岡市長など約120人が参列。約10億円をかけた施設。
30 中国新聞社説「立ち後れた広島の”観光元年”」
30 日本国際連合協会、「国連運動全国大会」を広島市内で開催。明石康広島平和研究所長が「国連生活40年の思い出」をテーマに講演。
30 広島市、平山郁夫に名誉市民の称号を贈ることを決める。
30 中国・重慶市の経済交流団一行11人、広島市の原爆資料館を見学。