『企画展:原爆白書運動と広島大学』(被ばく学創生研究会編、広島大学文書館、20160701)
目次
章 | |
1 | 金井利博 |
金井利博と原爆白書運動 | |
原民喜の詩碑建立 | |
原民喜の遺書と受けとった梶山季之 | |
原爆白書作成の訴えと運動 | |
広がる原爆白書運動 | |
2 | 国連へのはたらきかけ |
国際連合への働きかけと被爆フィルム返還 | |
3 | 原爆白書運動 |
「原水爆被災白書」をすすめる様々な動き | |
原爆被災資料広島研究会と『原爆被災資料総目録』 | |
原爆被災資料総目録の発行 恩給をつぎ込んで | |
4 | 協力者 今堀誠二 |
金井との関係 『原水爆時代』 | |
協力者 今堀誠二と談和会 | |
5 | 金井学校 平岡敬と大牟田稔 |
金井学校の二人 平岡敬と大牟田稔 | |
被爆者調査報道 「リフトン取材」 | |
被爆20年特集記事「炎の系譜」 | |
平岡敬 韓国の被爆者取材 | |
大牟田稔 中国新聞社に入社して | |
大牟田稔 沖縄取材 | |
きのこ会と大牟田 | |
平岡と大牟田 | |
6 | 広島大学原爆放射能医学研究所と湯崎稔 |
湯崎稔と爆心地復元運動 | |
爆心地復元運動の成果 | |
原爆爆心地復元運動 | |
原水爆被災資料センター設立から原医研資料センターへ | |
7 | 『核権力』の執筆 志なかばの死とその後 |
病の中で、訴えつづけた雄大な構想 難民研究所を最後に | |
追悼文 今堀誠二「ヒロシマと金井利博」(『中国新聞』19740622) | |
国連報告から被爆の実相まとめへ | |
8 | 湯崎資料の遺産 |
原医研の保管資料 復元運動のその後 | |
9 | 講演「金井利博と原爆白書運動」 |
参考資料
原爆白書運動と広島大学(企画展)
https://home.hiroshima-u.ac.jp/hua/event/genbakuhakusyo.html
核・被ばく学創成研究会(代表 小池聖一)・広島大学文書館は、平成27年7月3日~6日(旧日本銀行広島支店 1階ロビー)、9日~15日(広島大学中央図書館 地域・国際交流プラザ)の期間、広島大学原爆放射線医科学研究所、広島大学平和科学研究センターとの共催、中国新聞社の後援で、企画展「原爆白書運動と広島大学」を開催いたしました。
原爆白書運動とは、核戦争を防止するため、原爆被災の全体像と被爆体験を科学的に調査し、その記録を永久に残すともに国連を通じて全世界に公表するよう、日本政府に求めた運動です。運動の中心人物であった金井利博の足跡を中心に、今堀誠二、湯崎稔らの取り組みを紹介しました。
本企画展は、文部科学省科学研究費補助金 基盤研究B「広島における核・被ばく学研究基盤の拡充に関する研究」(26280123)の研究成果の一部です。
7月3日~6日には1270人、4日の小池文書館長の講演会には57人、9日~15日には15777人(ゲート通過換算)のご来場がありました。ありがとうございました。