梶山季之著『松田重次郎 一業一人伝』( 時事通信社、1966.2.25)
目次
備考 | ||
梶山季之 | はしがき | |
目次 | ||
第1章 | 生い立ち | |
誕生・母 負けじ魂 独立心を学ぶ 鍛冶屋の魅力 |
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第2章 | 修業時代(その1) | |
大阪の鍛冶屋奉公 機械鍛冶から呉工廠へ 職工第一歩 大阪砲兵工廠・養子 |
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第3章 | 修業時代(その2) 失敗・長崎で再出発 佐世保からふたたび呉工廠へ 工作船・三池丸 独立を志す |
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第4章 | 松田式ポンプの製造 | |
十坪の鉄工所設立 厳しい職人気質 松田式喞筒合資会社の設立 乗っ取りの策謀に泣く どん底からの再起 業界に手腕を認めらる 「大正型松田式ポンプ」の完成 |
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第5章 | 関西財界の寵児となる | |
海軍演習用魚雷の頭部を製造 ロシア政府から信管の依頼 見本製造に全智を傾ける 設備資金の捻出 事前に万全を期す “大正の今太閤” アルミ買いつけに苦心 ロシア検査官たちとの交渉 信管工場の大成功 工場移転計画で対立 痛憤のうちに会社を去る |
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第6章 | 創業時代 | |
郷里・広島に松田製作所設立 日本製鋼所へ身売り 東洋コルク工業の創立 積極経営に乗り出す 炭化コルクの発見 販売の拡張 大震災・不況 工場炎上す 一人一業に生きる決意 |
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第7章 | 東洋工業の誕生 | |
設備資金を得る 優れた工作機械買い付け 機械部門の拡充 府中へ工場移転 |
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第8章 | 自動三輪車の製作 | |
自動車製造への意欲 自動二輪車の完成 自動三輪車の試作 マツダ号の発売 |
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第9章 | 戦時体制への突入 | |
三輪車業界の競争激化 さく岩機の製造 小銃大量生産の受命 原爆・終戦 |
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第10章 | 戦後の再建 | |
再建にのり出す 労働組合との対決 孤独のなかの奮闘 大衆とともに生きる |
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松田重次郎年譜 |