ヒロシマの「史点」 占領下の原爆文献考<『中国新聞』19860630~0812、30回連載、担当:冨沢佐一郎記者)。
目次
No. | 見出し(文献名) | 見出し |
1 | 石うすの歌 | 初の被爆テーマ小説 小学国語のテキストに |
2 | 終戦経緯報告書 | 国が被害データ発公表 |
3 | 絶後の記録 | 被爆直後の壮絶なルポ |
4 | ちちははの鐘 | 自分の理念盛った三吉 |
5 | 回顧五年原爆広島の記録 | 「8・6」の思い込める |
6 | 原子爆弾傷 | 「ガス」の部分伏せ字に |
7 | 原爆体験記 | 根拠薄い初刊本発禁説 |
8 | 月刊中国 | 1年後廃虚の街を特集 |
9 | 原子爆弾と世界恐慌 | 知られていない小冊子 |
10 | 原爆の子 | 素朴な表現で反響呼ぶ |
11 | 科学朝日 | 投下操縦士の証言掲載 |
12 | 原子爆弾(同盟通信版) | GHQ意識 外電で構成 |
13 | 原子爆弾の法律観 | 国際法の精神転換迫る |
14 | 泉 | 御楯隊しのぶ学徒の声 |
15 | ヒロシマを忘れるな | 禁止訴え署名呼びかけ |
16 | 原子力の軍事的利用 | 極秘に印刷された2冊 |
17 | 反戦詩歌集 | 人類の愚挙へ怒りの声 |
18 | ピカドン | 絵で告発した最初の本 |
19 | 生ましめん哉 | 最も早い時期の有名詩 |
20 | 原子爆弾の効果 | 兵器としての威力誇示 |
21 | ヒロシマ日記 | 米国で出版され逆輸入 |
22 | あの当時 | 両親慕う孤児の思い |
23 | 天よりの大いなる声 | 1年半も出版ためらう |
24 | 原爆体験記(京都大学版) | 学生が危機感抱き編集 |
25 | ヒロシマ | 悲惨さを世界に初紹介 |
26 | 夏の花 | 体験記の枠超えた傑作 |
27 | 屍の街 | 初版本は5節分を削除 |
28 | さんげ | 被爆の非情短歌で告発 |
29 | 原爆詩集 | 峠三吉の唯一の作品集 |
30 | まとめ | ”神話”の洗い直し急げ |
プレスコード神話、強すぎた自己規制、収集保存に努力を | ||
「メモ(抜粋)この企画は、30年間にわたって原爆文献を収集、調査してきた「 ピカ資料研究所」( 田原幻吉(ピカ資料研究所代表))の資料を中心に構成した」> |