平和教育実践事典

『平和教育実践事典』(広島平和教育研究所編、労働旬報社、19810625)

目次

羽仁節子「未来に生きる子どもたちのために」
家永三郎「「戦争の惨禍」を忘れぬために」
沼田稲次郎「平和への執念こそ原点」
大田堯「平和は人間性の本質に根ざす」
槙枝元文「教育課程自主編成のために」
石田明「はじめに」
総論篇 1
I 戦争体験(原爆体験)の継承
 1 広島の原爆被爆
2 長崎の原爆被爆
3 子どもの原爆体験
4 朝鮮人の原爆体験
5 原爆孤児
6 被爆二世
7 原爆被爆体験記
8 原爆文学
9 原爆児童文学
10 原爆映画
11 原爆慰霊碑
2  空襲体験
 12 全国の空襲被災状況
13 東京大空襲
14 子どもの被災体験
15 戦災記録
16 戦災体験記
17 戦争児童文学
18 戦災映画
19 戦災資料
20 戦災史の発掘・記録の方法
3 戦時下の生活体験
 21 農業 、22 工業 、23 商業 、24 食生活、25 衣生活、26 住生活、27 配給制度、28 疎開、29 隣組制度、30 防空・防災体制、31 治安体制、32 言論・報道体制
4 戦時下の子どもの生活
 33 学校の授業、34 学校の儀式、35 軍事教練、36 避難訓練、37 児童文化、38 あそび、39 御真影・奉安殿・忠魂碑その他の銅像、40 学童疎開、41 勤労奉仕 、42 勤労動員・学徒動員、43 満蒙関拓義勇軍
5 軍隊の戦場体験
 44 軍隊内の生活 、45 特攻隊 、46 玉砕、47 戦死・戦病死、48 沖縄戦、
6  加害体験(日本人の)
 49 朝鮮人への加害 、50 中国人への加害、51 東南アジア人への加害、52 沖縄県民への加害、53 集団自決、54 ひめゆりの塔・健児の塔、55 捕虜のあつかい・人への加害、
7 反戦体験
 56 、労働運動と反戦、57 政治運動と反戦、58 民衆の厭戦・反戦、59 知識・文化人の厭戦・反戦、60 植民地での反戦、61 軍隊内の厭戦・反戦
8  戦後体験
62 8月15日の記録 、63 戦災孤児、64 ヤミ市・ヤミ屋・買い出し、65 餓死 、66 バラック住宅、67 引き揚げ、68 青空教室、69 すみぬり教科書、70 新教育、71 基地の子ども、72 レッド・パージ
II  戦争の科学的認識
1 日本の軍国主義
 73 明治維新 、74 大日本帝国憲法、75 教育勅語、76 徴兵制度、77 軍隊の編成、78 軍隊の規模、79 幹部養成、80 兵種・兵科と階級、81 軍人精神、82 軍事費の変遷、83 治安維持法、84 皇国史観、85 特別高等警察、86 5・1590 産業報国会事件と2・26事件、87 財閥 、88 国家総動員法、89 大政翼賛会、91 本土決戦体制
  2 日本人の大陸侵略のあしどり
 92 大陸侵略政策、93 日清戦争、94 義和団事変、95 日露戦争、96 日韓併合、97 シベリア出兵、98 3・1独立運動、99 5・4運動、100 関東軍、101 南満州鉄道株式会社、102 満州事変、103 日中戦争104 抗日運動、105 八路軍・新四軍、106 ノモンハン事件、107 日独伊三国同盟、108 日ソ中立条約
3 太平洋戦争
 109 ABCDライン、110 真珠湾攻撃 、111 ミッドウェー海戦 、112 朝鮮人・中国人の強制労働 、113 大東亜共栄圏、114 ポツダム宣言、115 原爆政策
4  ふたつの大戦
 116 パリ講和会議、117 国際連盟、113 軍縮会議 、119 ロシア革命、120 ヴェルサイユ体制、121 ワイマール体制の崩壊、122 ミュンヘン会議、123 ファシズム、124 独ソ開戦、125 人民戦線、126 アウシュビィッツ、127 第二次大戦 、128 ヤルタ協定
5  戦後世界の戦乱
 129冷戦 、130 民族解放(独立)戦争、131 インドシナ戦争、132 朝鮮戦争、33 ベトナム戦争、134 中東戦争、135 ビアフラ戦争、136 人種差別
III  原水爆の威力とその被害
1  核爆発の原理と放射線
137 原子核と放射能、138 核分裂連鎖反応、139 原爆の構造、140 核分裂で発生するエネルギー、141 放射線量の単位、142 天然放射線と人体の許容線量
2  原爆の威力
143 爆風の影響
144 熱線と火災の影響 1
145 初期放射線の影響
146 残留放射線の影響
147 死亡者数
3 原爆の被害
 148 原爆被害の特質
149 急性障害
150 後障害(原爆後遺症)
151 遺伝的影響
152 生活と精神の破壊
4 世界の核実験と被害状況
 153 水爆と原爆
154 放射能マグロと死の灰
155 世界の核実験状況
156 核実験による被害
157 核実験による地球環境の汚染
IV 核を頂点とする軍事状況ー 歴史的過程と現在
1  核開発の歴史
 158 マンハッタン計画
159 核開発と科学者
160 ドイツと日本の原爆開発
161 ソ連の核開発
162 英・仏・中の核開発
163 兵器の発達と死傷者の増大
2 現在の核兵器
 164 通常兵器と核兵器
165 世界の核兵器貯蔵量
166 広島・長崎原爆と現在の核爆弾
167 戦略核兵器と戦術核兵器
168 ICBM・SLBM
169 原子力潜水艦
170 核兵器体系
171 人工軍事衛星172 MIRV(MaRV)
173 巡航ミサイル
174 中性子爆弾
3 核戦略の変遷
 175 NATOとWTO
176 アメリカの核戦略
177 米・ソの核配置
178 米・ソ核戦争
179 核軍事演習と核使用の危険性
180 デタントと核戦略
4  生物・化学兵器
 181 生物兵器の種類と性能
182 化学兵器の種類と性能
183 ベトナム戦争と残虐兵器
184 大久野島毒ガス工場
185 BC兵器に関する国際的合意
5 原子力発電
 186 原子炉の構造
187 日本と世界の原発開発
188 安全性とスリーマイル島原発事故
189 原発・再処理工場と環境問題
190 ウラン資源と核燃料サイクル
191 高速増殖炉
192 原発と核兵器生産
193 核融合発電
194 日本の原子力行政
6 世界の軍事状況
 195 世界の軍事費
196 主要国の軍隊
197 世界の武器貿易
198 第三世界の軍備増強と近代兵器の拡散
199 軍事研究開発
7 日本の再軍備一安保・自衛隊
 200 再軍備の出発
201 自衛隊の戦力
202 米・アジア戦戦略の中の自衛隊
203 横田・横須貨とラロック証言
204 岩国・嘉手納・海兵隊
205 軍事基地披害と人権問題
206 エネルギー・食糧問題と安保
207 日米共同作戦とガイドライン
V  平和(反戦)運動
1 戦前の反戦運動
 208 徴兵反対
209 宗教者と反戦
210 文学者と戦争
211 大正デモクラシー
212 社会主義政党と反戦
213 日本労働総同盟・日本農民組合
214 全国水平杜
215 プロレタリア文学
216 人民戦線事件
217 生活綴方教育
2  平和運動のはじまり
218 平和祭・平和祈念式典の歩み
219 占領下の原水禁運動
220 ストックホルム・アピール
221 占領下の原爆告発
222 全面講和運動
223 再軍備反対
5  平和運動のひろがり
 224 杉並アピール
225 原水禁広島市民大会
226 第1回原水禁世界大会 468
227 原水禁世界大会の足跡
228 基地反対闘争
229 安保闘争
230 自衛隊違憲裁判
231 戦災史実発掘・継承の運動
232 ベトナム反戦運動
233 第5福竜丸、3・1ビキニデー
234 パグウォッシュ会議
235 7人委員会
236 被爆問題国際シンポジウム
237 日本人の反核意識の推移
4 被爆者援護運動
 238 原爆病院の設立と活動
239 被爆者団体協議会の運動
240 援護法制定運動
241 原爆裁判
242 外国人被爆者の援護運動
5  平和教育運動
 243 教え子を再び戦場に送るな
244 映画「ひろしま」
245 『原爆の子』
246 「原爆の子の像」建立運動
247 ヒロシマ・ナガナキを教える運動248 各地の平和教育運動
VI  戦後日本と国際関係
1  戦後日本の動向概略
 249 戦後の民主化
250 労働組合
251 日本国憲法
252 教育基本法
253 戦争放棄(第9条)254 極東軍事裁判
255 サンフランシスコ(平和)条約
256 日米安全保障条約
257 日・ソ国交回復258 日本の国連加盟(加入
259 日米安保体制
260 沖縄返還
261 有事立法262 日中国交回復
2  戦後世界の動向概略
 63 大西洋憲章
264 国際連合
265 バンドン会譲
266 非同盟諸国首脳会議
267 国連貿易開発会議
268 南北問題
269 「社会主義国家」
3  戦後世界の軍拡と軍縮間の戦争
 270 安全保障理事会の機能と役割
271 軍事同盟
272 軍縮と軍備管理
273 ジュネーブ軍縮委員会
274 部分的核実験禁止条約
275 核兵器不拡散条約276 SALT 568
277 SALT・II
278 非核武装地帯
279 国連軍縮特別総会
280 国連NGO軍縮特別委員会
4 平和と国際連帯
 281 UNESCO 578
282 世界人権宣言 579
283 国際人権規約 581
284 ラッセル・アインシュタイン宣言 583
285 軍縮教育世界会議 584
286 世界連邦
287 世界平和評議会
288 日本平和学会
289 国際平和研究学会290 世界平和のための国際教育者協会(ユープ)
索引
執筆者一覧
 朝倉邦夫 広島県立呉工業高等学校
  天野卓郎 広島県史編さん室
 伊ケ崎暁生  東京・国民教育研究所
 石田成雄  広島平和教育研究所
 石田明  広島平和教育研究所
 井本美代子  広島県深安郡神辺町立湯田小学校
  宇吹暁 広島大学原爆放射能医学研究所
 江種祐司  広島市立翆町中学校
 江口昌子  福山市立千田小学校
 大槻和夫  広島大学・国語教育学
 大西典茂  広島女学院大学・憲法学
 岡田智晶  福山市立向丘中学校
 岡本俊治郎  広島市立幟町中学校
 鎌田定夫  長崎総合科学大学・フランス語
 川島孝郎  広島市立大手町中学校
栗野鳳  広島大学平和科学研究センター・平和学
 小寺初世子  広島女子大学・国際法学
  小林文男 広島大学・中国近代史
 児玉晴子  広島市立大手町中学校
 佐久間澄  広島大学名誉教授
 佐藤精一  福山市立城西中学校
 佐中忠司  広島大学・経済学
 沢井充子  広島市立宇品小学校
 沢野重男  広島・安田女子高等学校
  芝田進午 広島大学・現代社会学
 城丸章夫  千葉大学・教育学
  首藤昭五 広島市立庚午中学校
 庄野直美  広島女学院大学・原子物理学
 空辰男  広島市立翠町中学校
高橋信雄  広島市立二葉中学校
田中一郎 広島女学院中学校・高等学校
田村和之 広島大学・現代行政論
知念正直 沖縄県立石川高等学校
寺田英夫 大阪府立北野高等掌校
中野修作 広島女学院中学校・高等学校
永井秀明 広島大学理論物理学研究所
西春人 広島・仮設実験授業研究会
根岸泉 東京・江東区立辰巳中学校
花田秀樹 広島県安芸郡音戸町立音戸西中学校
等雄一郎 東京・国立国会図書館
平井久志 ジャーナリスト
藤井敏彦 広島大学・教育学
 藤田浩  広島経済大学・憲法学
深川宗俊 広島平和教育研究所
深山正光 東京・国民教育研究所
間田穆 広島大学・行政法学
前田妙子 広島市立温品小学校
松崎徹 広島県立広島商業高等学校
水原肇 ジャーナリスト
森利一 広島大学・国際関係論
森田俊男 東京・国民教育研究所
森滝市郎 広島大学名誉教授
矢田翠 広島県立神辺工業高等学校
 横山英 広島大学・東洋近現代史
 米田進 広島市立川内小学校
 編集協力者
 真野久   広島県双三郡三和町立三和中学校
 松田敏昭   広島県双三郡三和町立三和小学校
  水野嘉代子  広島県安芸郡府中町立府中中学校