世界の平和・軍縮教育 1982年国際シンポジウム報告書

『世界の平和・軍縮教育 1982年国際シンポジウム報告書』(WCOTP・日教組報告書編集委員会編、勁草書房、19830710)

目次

刊行のことば 槙枝元文
世界の平和・軍縮教育 1982年国際シンポジウム
序章
広島アピール 19821029 軍縮教育国際シンポジウム
第1部
第1章 シンポジウムの意義と課題-全体会議挨拶・報告
沈黙を守らずに声をあげて語ろう ジェームス・キリーン
被爆国の国際的責務を自覚して 槇枝元文
国際教育分野におけるユネスコの活動 ヤハイル・カバチェンコ
第2回国連軍縮特別総会後の国連と軍縮教育 ヤン・モーテンソン
勝利は必ずや私たちのものに ヴィクター・シュー
第2章 全大陸から
戦争をさばく良心を アルフレッド・バッド
平和を望むのなら平和を準備せよ ギー・ジョルジュ
資源を飢えと無知の克服のために  シー・アビブーラエ
平和・軍縮のために勇気を サミュエル・ベロ
子どもたちに何を語るべきか  ウィラード・マックガイヤー
核時代に人類の生存をかけて 橋口和子
近・現代史教育を強化しよう ワー・スト
真実の軍縮と世界平和のために(メッセージ) 中国教育工会全国委員会
軍縮教育-ソ連の経験から- ユーリ・ニキホロフ
第3章 国際組織から
今こそ人権と平和の教育を ジャン・ドバール
今日の世界における軍縮教育 アンドレ・ドルベー
IFFTU第13回世界大会決議の意義  フレッド・ヴァン・ルーウェン
平和・軍縮のための教育者の国際的協議を ダニエル・ルトロー
第4章 二つの学会から
平和・軍縮教育-3つの視点 大田堯
国家主義をのりこえて 福島新吾
第5章 ヒロシマの心を世界に 荒木武
世界の恒久平和実現を 竹下虎之助
ヒロシマからの提言 栗野鳳
長崎の平和教育を省みて 坂口便
人類が生きのびるために  岸槌和夫
ヒロシマからの証言(メッセージ) 石田明
世界の先生たちへ(メッセージ) 広島女学院高校3年生
第6章 二つの提言-招待者発言-
勇気と忍耐を-平和・軍縮をめざして- 宇都宮徳馬
人類の平和と真の発展を求めて  永井道雄
第2部
第1章 平和・軍縮教育をめぐって〈第1分科会〉
〔基調報告〕
この分科会の課題-ユネスコ80年「軍縮教育十原則」の追求を- アンドレ・ドルベー
〔討論〕
平和・軍縮教育と教材選択の自由を ギー・ジョルジュ
“国防論信仰”の克服を-憲法教育の意義- 太田一男
軍縮をすべての子どもに テリー・ハーンドン
貧困・人種差別をなくすとりくみを デビッド・トンキン
原爆を原点に-日本の平和教育の展開と課題- 梶村晃
父母とともに原爆の学習と継承を  山川剛
教育学上の問題として-残酷さの教育、戦争史学習の意義- ロバート・バーカー
子どもたちに平和な世界を-第3世界の直面する課題- ワジュデイ
世論の喚起でカリキュラムに S・エスワラン
子どもの心に偏見ではなく連帯を-超大国の支配の中で- シュー・チャラン
〔分科会報告(草案)をうけて〕
軍縮教育の機は熟した-核凍結の市民の運動と学習を土台に-  ウィラード・マッガイヤー
重ねて残酷さを教えることについて  ロバート・バーカー
残酷さを教えねばならない-だが分析的考察へ向けて- デービッド・トンキン
核戦争の危機の認識を-軍縮教育十原則を自覚的に- 庄野直美
平和と民族の自決の教育を-日本人と連帯し、教訓に学ぶ- 朴光沢
軍事基地の撤去の課題を-非核地帯設定とともに- 大田昌季
第2章 平和・軍縮教育の教材開発をめぐって〈第2分科会〉
〔基調報告〕
日本の平和教育の具体的とりくみ 福島昭男
〔討論〕
教職員・学生の交流を深めよう  ウォーターハウス・ワイワイ
世界の三分の一の文盲がいる アバニ・ボラル
どうして非暴力のエレメントを教えるか ジャック・スミス
二度と戦争を繰返すな コンラッド・バクヤク
たとえ命を賭しても平和を  ホアン・アンブロシオ・サビオ
軍備拡大の最大の被害者は途上国 トッサ・クペソー・カングニ
軍隊のない国から訴える マルコ・アントニオ・バランテス・ヴェガ
弾圧をはねのけ教師を再教育 マットス・トッタ・ザヒヤ
考え方のプロセスに参加する教え方 ホアン・ルイ・フェンテス
急がれる教材開発 サーロン・せつ子
先生が変わらなければ生徒を変えることはできない 栗原貞子
教材の開発は教師・親の手で フレッド・ヴァン・ルーウェン
広島の三つの顔を教材に 空辰男
近・現代史の教育を強化すること プン・ティン・チー
軍人にも一般教養を ギー・ジョルジュ
安全保障は軍備撤廃によってのみ  森滝市郎
あらゆる教材の活用と開発をすすめよう キャシー・ブロック
第3章 平和・軍縮教育を自覚的に〈分科会報告と総括発言〉
〔第一分科会報告〕
平和・平和軍縮教育の原則をめぐって-教員団体の責務- ジョージ・リース
〔第二分科会報告〕
平和・軍縮教育の教材・方法の創造的開発を マットス・トッタ・ザヒヤ
〔総括発言〕
平和と人類の道を選ぶ意志を-教職員の責務- ノーマン・ゴーブル
資料
日程および参加者名簿
あとがき