年表:平和教育(1977年)

年表:平和教育(1977年)

事項
01 24 廿日市中学2年生制作の、アルミ板被爆者壁画完成。
02 22? このほど広島県下の幼稚園で平和教育実践レポート「幼児の平和教育」まとまる。
02 26 被爆資料を寄贈した広島市の一被爆主婦に、八戸の中学生から版画届く。
03 08 大阪府松原市の高校生、広島に平和研修旅行。(10日まで)
03 08? 広島大、新学期から一般教養科目「戦争と平和に関する総合的考察」開始。
03 17 東京都立小平高校映画研究同好会製作の原爆映画、広島市で初上映。
03 28 修学旅行の東京の女子高校生、長崎市平和公園に参拝し読経。
03 29 広島県下の婦人が集まって、広島主婦同盟設立総会開く。家庭での平和教育推進などの方針決定。
03 30? 広島平和教育研究所、近く新しい平和教育副読本発行予定。
04 07 米国社会教育研究協議会のラーキン事務局長来広し、市長と平和教育について話し合い。
04 16 広島大総合科学部で平和講座「戦争の足音」始まる。
04 20 広島県被爆教師の会など六団体、教科書出版社に原爆問題の記述について公開質問状を送付。
05 11 全国被爆教師の会、被爆教師を無医地区へ配転した長崎県教委に抗議、撤回要求。
05 16? このほど佐伯郡廿日市町中学校生徒による彫金共同壁画「人類の墓標」の制作過程のスライド完成。
05 17 沖縄県浦添中学校の修学旅行生、長崎市の平和祈念像前で、「平和集会」開く。
05 21 広島平和教育研究所、市内で77年度理事会と創立5周年記念式開催。
05 21? このほど、長崎市立西町小学校で、「公教育には不適」と原爆読本を校長が、封印。
05 26 広島平和教育研究所の小中学校用の夏休み帳完成。
05 28 大阪府の女子高校生、修学旅行中、長崎市国際文化会館で平和集会開く。
05 28? 広島平和教育ライブラリ-、設立1周年を迎え、手持ち作品を公開。劇映画「ふたりのイ-ダ」など上映。
05 28? このほど、NGO国際シンポに提出の平和教育部門の報告書(第1次草案)まとまる。
05 28? このほど、来年度からの中学社会科で、原爆・戦争について詳しく記述した教科書が完成。
06 01 東京都上平井中学校の三年生、原爆学習のため広島に修学旅行。昨年に続いて2度目。2日まで滞在。
06 03 県高教組の平和教育推進委員会、広島市内で開催。
06 08 文部省、新「学習指導要領」案発表。「核否定」の記述など消される。
06 08? このほど県高教組平和教育推進委員会、昨年実施した高校生の戦争観のアンケート調査の中間報告まとまる。
06 09 核否定の記述抹消の文部省指導要領(8日)に対し、広島・長崎県教組ら抗議のアピール発表。
06 11 第5回全国平和教育シンポジウム、広島市内で開催。(12日まで)テーマ「ヒロシマ・ナガサキの世界化」。
06 11 第5回全国平和教育シンポジウム、広島市内で開催。(12日まで)テーマ「ヒロシマ・ナガサキの世界化」
06 12 日本平和教育研究協議会、広島市内で第4回総会。文部省の学習指導要領案に抗議の決議。
06 13 広島平和教育ライブラリー、平和記念館で、平和教育映画の上映会。(24日まで)
06 13 長崎県教組平和教育推進委員会、「平和教育旬間」実施。(22日まで)
06 14 広島県教組第45回定期大会、三原市で開催。(15日まで)原爆教育否定する新指導要領に対する抗議など決議。
06 15 長崎市教育長、市議会で、「ナガサキの原爆読本」は副読本として不適当との見解を表明。
06 16 長崎市議会で市長、文部省の新学習指導要領案について遺憾の意表明。社会党議員、被爆教師のへき地への配転について質問。
06 18 長崎県教組、市内で第38回定期大会。平和教育の推進を決議。(17、18日)
06 21 長崎市議会で「平和教育問題」論議。市教委平和教育に消極的態度。
06 23 長崎市教委、小中学校向け「平和に関する学習指導資料(要領)」作成の方針を決定。
06 23? このほど、平和教育の手引書「平和の歩み」の購読をめぐって、長崎県教組と教委の対立が表面化。
06 26 長崎県高教組、最終日。原水禁運動の統一を決議。
06 28 呉市県立広高校で「平和を考える日」として映画鑑賞や講演会。
06 29 文部省、教科書検定結果を発表。
06 29 日教組、「78年版中学校教科書の研究」(研究白書)まとめる。
06 29 佐世保空襲を語り継ぐ会・空襲犠牲者遺族会、鎮魂慰霊平和の塔の除幕式を行う。
07 02 長崎市の西町小学校の“原爆読本追放”(5.21付)についてPTA有志ら、市教委に抗議。「原爆原点に考えぬ」と市教委側応対。
07 08 長崎市立西町小学校の“原爆読本追放”事件で長崎県被爆教師の会、同校校長・市教委に対し公開質問状提出。
07 16 長崎県教組平和教育推進委員会、同市内小・中学生の原爆に関する意識調査まとめる。
07 16 米の大学生来広。原爆資料館など見学。
07 18 文部省、指導要領に核の記述復活させると日本被団協に回答。(→23日)
07 18 法政大付属女子高(横浜市)、校外研究旅行として来広。広商原爆研究部などと交流会。
07 19 長崎県教委、県被爆教師の会編集の「ナガサキの原爆読本」など副読本として不適との見解表明。
07 19 広島市内の高校教師グループ、原爆記述について日本と外国の教科書の比較研究をまとめる。
07 21? このほど長崎市内小学校で、校長が原爆映画のチラシの校内配布を禁止していたことが判明。
07 23 文部省、新指導要領(小・中学校)を正式に告示。核の記述復活。
07 30 本川小学校児童、夏休み返上で登校、平和教育。
08 02 愛知県津島市長、長崎市を訪問。反戦平和推進のため被爆資料など収集。
08 02 長崎市教委、県被爆教師の会などの公開質問に対して“原爆読本”は教材に不適と回答。
08 06 東京上平井中学校生徒、平和祈念式に参列。
08 06 呉市の県立広高校、「広島を考える日」として全員登校。
08 06 佐伯郡五日市小、大竹市小方小、山県郡壬生小でも全員登校。
08 08 長崎県教委の広域人事異動に対する県教組の取り消し要求の訴訟初公判。
08 09 長崎市立西町小学校で校長によって封印された「ナガサキの原爆読本」のうち15冊図書室に戻す。
08 09 長崎県教委、原爆記念日に登校した小・中学校数発表。約3分の2が登校。
08 10 このほど長崎県教組、県教委の実施した広域人事(被爆教師の無医村地区配転など)の違法性を指摘した「人事酷書」まとめる。
08 11 長崎市長、「原爆読本」(県被爆教師の会発行)は思想的に問題ありとの見解表明。
08 16 東京の大学生、ドキュメンタリー制作のため来広。被爆者取材。
08 17? 東京の高校生、ドキュメンタリー映画の制作を機に、8・6後も広島に滞在しヒロシマ行脚。
08 21 東京上平井中学の母親グループ来広。ヒロシマを学習。
09 09? 広島市内祇園中で、夏休みの原爆学習の報告会開く。14日からは校内原爆展。
09 10 長崎市教委、平和教育推進のため「教育問題研究委員会」設置を決定。被爆教師などメンバーから外される。
09 12 米加州の日系人の夏季学校児童の折った千羽ヅル、広島市に届き、広島市立中島小児童が平和公園内「原爆の子の像」にささげる。
09 12 長崎市教委「教育問題研究委」の初会合で、長崎の平和教育は「原爆」を原点としないことを強調。
09 20 定例長崎市議会開会。平和教育問題原爆病院移転などに論議集中。
09 25 東京都足立区の中学校生徒、学校祭で原爆劇「はだしのゲン」を上演。
09 29 熊本県の中学生、修学旅行でヒロシマ学習のため来広。
10 12 被爆教師の会全国連絡会、長崎市内で総会。長崎市教委に、被爆教師の離島配転などについて抗議要求書提出。
10 14 広島YMCAで市民福祉講座。被爆者問題、差別問題がテーマ。
10 26 修学旅行中の大阪府の小学生、原爆病院慰問。
10 28 長野県の定時制高校生、修学旅行で原爆体験学ぶため来広。広島市の高校生と交流会。
10 29 教育問題研究委員会(長崎市教育長の私的諮問機関)、長崎の平和教育の原点は「原爆」でなく「平和を希求する精神」という市教委の方針確認。
10 29? このほど、ヒロシマ学習を目的にした修学旅行が急増し、被爆教師の会などを中心に受け入れセンター設置の要望高まる。
10 29? このほど、安田女子高校・観音高校などで原爆問題をテーマにした文化祭の準備進む。
10 30? このほど、長崎市緑が丘中のメッセージ依頼にこたえて、アメラシンゲ国連議長より返書届く。
11 01 長崎市山里小学校同校で、第28回平和祈念式典開催。
11 12 修学旅行で長崎訪問中の名古屋市の高校生、被爆者に恒例の寄金。
11 23 広島市内で「第1回県高校生平和文化祭典」開催。原爆問題などの研究成果を発表。
11 26 長崎市教育長の諮問機関「教育問題研究委員会」、市教委の提出した平和教育の指導原案にほぼ賛意を表明。
12 09? 修学旅行で長崎市訪問した滋賀県の高校生、被爆者に寄金。
12 15 長崎市教育長、53年度教育要覧に“平和”の項目新設すると市議会で答弁。
12 25 中国四国教育系学生ゼミナール広島大会、広大東雲分校で開催。(29日まで)
12 27 佐伯郡湯来東小の児童の折った千羽ヅル、平和公園内の原爆の子の像に飾られる。