『法廷に立つ歴史学 家永教科書論争と歴史学の現在』(鹿野政直 ・加藤友康・三宅明生・安田浩編、大槻書店、19930520)
内容
No. | 事項 | 著者 | 備考 |
はじめに | |||
1 | 歴史をささえる民衆・庶民 | 鹿野政直 | |
2 | 中央集権をめざした聖徳太子の政治 | 吉村武彦 | |
3 | 大友皇子の即位問題 | 荒木敏夫 | |
4 | 古事記・日本書紀編纂の意図と史料批判 | 笹山晴生 | |
5 | 駅の設備と農民 | 青木和夫 | |
6 | 蝦夷の征討は「征服」ではなかったのか | 熊谷公男 | |
7 | 最澄の生年と「通説」の理解 | 佐伯有清 | |
8 | 神皇正統記執筆の意図 | 佐藤和彦 | |
9 | 江戸時代の天皇の地位 | 三鬼清一郎 | |
10 | 男尊女卑と妾-江戸時代の女性の地位- | 菅野則子 | |
11 | 島原の乱の主体は誰か | 高木昭作 | |
12 | 尊譲派志士と民衆-明治維新の基本的性格- | 高木俊輔 | |
13 | 五か条の誓文と五榜の高札 | 横山伊徳 | |
14 | 不平等条約締結の評価-条約改正交渉の時期における- | 小野正雄 | |
15 | 明治憲法制定過程における秘密性 | 松永昌三 | |
16 | 明治憲法の発布と金色の菊の紋章 | 猪飼隆明 | |
17 | 明治憲法制定の意義 | 永井秀夫 | |
18 | 教育勅語と内村鑑三不敬事件 | 高嶋伸欣 | |
19 | 日清戦争と軍人遺族-松井昇の絵- | 田中日佐夫 | |
20 | 明治後期の地主の寄生性 | 西田美昭 | |
21 | 張作霖爆殺事件の写真は「陰惨」か | 江口圭一 | |
22 | 日独防共協定締結の動機 | 木畑洋一 | |
23 | 抗日戦争における中国民衆の役割 | 石島紀之 | |
24 | 日ソ中立条約締結と関特演 | 荒井信一 | |
25 | 戦前の国家主義思想と国史教科書 | 岩井忠熊 | |
26 | 太平洋戦争は「無謀」ではなかったのか | 安田浩 | |
27 | 清沢 冽日記と戦時下の民衆 | 今井清一 | |
28 | 学童疎開の目的 | 逸見勝亮 | |
29 | 傷痍軍人の写真は残酷か | 若桑みどり | |
30 | 戦時下の科学 | 三宅明正 | |
31 | 労働運動の抑圧とその記述-下山・松川事件 | 竹前栄治 | |
32 | 米軍「施設」とは「基地」ではないのか | 古関彰一 | |
33 | 「再軍備に反対する人々」と憲法の擁護 | 古関彰一 | |
34 | デモの写真は子供に悪影響をあたえるか | 古関彰一 | |
35 | 核兵器の「洗礼」-政治的言語の操作- | 佐々木隆爾 | |
1980年12月15日東京高裁 証言 平田嘉三(元文部省教課調査官、広島大学教授) |
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36 | 六〇年安保闘争は全国的運動ではなかったのか | 梅田欽治 | |
三・一六最高裁判決と歴史学-あとがきにかえて | |||
冽