山陽路の女たち

『山陽路の女たち』(広島女性史研究会編著、ドメス出版、19850107)

内容

人物 見出し 著者 備考
007 書くことを始めた女性たち―「序」にかえて 安藤欣賢
安藤欣賢(中国新聞社文化部)
人物篇
010 野村望東尼 尊王攘夷へ熱い共感  北西英子
013 谷梅処尼 晋作との恋に生きる  北西英子
松岡フジ 学校建設に陰の功労 黒瀬禎子
岩田みつ 阿月餅を生み出す登美子
景山楳子 貧しい家の子女を教育   志茂登美子
高橋富枝 迫害に屈しない信仰  椎野和枝
ナニ・B・ゲ‘ーンズ 広島の女子教育を問拓  黒瀬禎子
福田英子 婦人解放に力をそそぐ   志茂登美子
清水紫琴 婦人の真の解放を願って    志茂登美子
ハワイ移民の女たち 男に伍して働いた女たち   北西英子
林滝野 鉄幹の最初の妻として   北西英子
神川松子 平民社に加わり論陣を張る   北西英子
岡旧八千代 中傷に耐え文学の道へ   北西英子
岡田美知代 田山花袋[蒲団]のモデル   北西英子
十時菊 廃娼運動に衰えぬ情熱   北西英子
ガントレット・恆 国際舞台で活躍  椎野和枝
羽田別荘少女歌劇団 台湾・満洲まで巡演  北西英子
平田ノブ 幼児保育に情熱を注ぐ  木村雅子
高橋千代 「参政権」獲得に奔走  木村雅子
九津見房子 ソルゲ事件で捕まる   椎野和枝
山上喜美恵 農民運動の発展に貢献  北西英子
関西レストラン女給総同盟 カフェーの搾取訴え団結  北西英子
女人連盟広島支部 官憲の妨害排し結成  北西英子
広島女給同盟 「女給税」に反対  北西英子
花野フジエ 紡績ストで目覚める  北西英子
人見絹枝 女子スポーツの先駆 椎野和枝
吉岡藤子 室戸台風に教え子をかばって   北西英子
戦争と女性 激流にのまれて   北西英子
河上秀 夫の学者生命を支える  椎野和枝
武内俊子 母の目で童謡を詩作  志茂登美子
大妻コ夕カ 手工芸教育の先駆者  椎野和枝
大橋広 家政学の充実に力を注ぐ  椎野和枝
山脇敏子 服飾界の元老として  北西英子
安田リョウ 柔剛兼備の女子教育   木村雅子
金井時子 地方文化の向上に貢献  北西英子
佐々木禎子 「原爆の子の像」  北西英子
武田キヨ 広島初の婦人代議士  北西英子
北村サヨ 「踊る宗教」の初代教祖  椎野和枝
赤松常子 婦人労働運動の指導者  黒瀬禎子
メアリー・マクミラン 女子教育と伝道に力  黒瀬禎子
丸木スマ 七十歳から絵筆を握る  佐藤良江
熊川ムメ 炊飯研究に四十余年  黒瀬禎子
河野貞子 家庭料理研究一筋   椎野和枝
絹谷オシエ 被爆の身をもかえりみず看病   黒瀬禎子
田中ヨシノ 「助産婦の母」  木村雅子
木阪ユク 広島女医界の草分け   北西英子
資料篇
西川松子 自由離婚論
平塚雷鳥女史 十五日三原へ
篠木のぶ 我友に 平塚らいてう氏と私について
購読を禁止す 三原女子師範学校女教員憤慨して辞職す
芸備日日新聞 新婦人協会と三原女子師範 学務と警察の両当局では斯う云ふ
芸備日日新聞 婦人運動と三原女子師範
芸備日日新聞 新に拒婚同盟 社会道徳と相俟って
例の三原女師に於て平塚女史は日ふ  全国に波打つ婦人の新運動
篠木のぶ 女性同盟と私 真実を知って戴きたい
閑中閑 「女性同盟と私」の筆者に
大谷藤子 広島女人連盟講演会
芸備日日新聞 女給税反対を契機に広島女給連盟成る けふ盛大に発会式 役員、綱領、規則等を制定し
中国新聞 参政権即時獲得全日本婦選大会
完全な婦人公民権 一千名の女性、赤い気焔を
武田清 地方の女性に檄す 婦選大会より帰りて
212 あとがき

あとがき