燐が燃えたまちヒロシマ

『燐が燃えたまちヒロシマ―被爆60周年に寄せて』(佐藤光雄著、阿部芳郎編、本の泉社刊、20040806)
内容

1 疎開先で見た「きのこ雲」…7
防空壕の中から…10/目の前で少女が…12/ポツダム宣言の受諾…12/遺体を原爆調査委が…13
2 突然死する級友たち…19
祖母の遺体を奈毘に…22/国連憲章と憲法…23/占領軍のスト中止命令…24
3 強まる逆流のなかで…29
レッド・パージ…30/「一九五〇年八月六日」…31/広島力ープのこと…35/全面占領から半占領へ…37/十三歳からアルバイト…39
4 原水爆禁止運動とのかかわり…41
初の原水爆禁止世界大会で…42/ビキニ環礁での水爆実験…43/急速に広がった署名…44/最初で最後の合唱…46/ウイーン・アピール…47/国会取り囲んだ統一行動…49/「たたかう世界大会」へ…51/ケネディ・ライシャワー路線…52
5 「部分核停」をめぐる論争
ソ連の核実験…58/部分核停をめぐって…59/ベトナム侵略戦争開始…62/ベトナム人民支援カンパ…63/被爆者援護と合わせて…64/警察、公安庁がスパイ活動…66米空母「寄港』も…67/革新自治体の誕生…68
6 初の訪米で核廃絶訴え…73
被爆者救援の盛り上がり…74/八〇年代の巻き返し…75/「ヒロシマ・ナガサキアピ」ル署名」開始…79
7 大国の干渉からソ連崩壊へ…81
ウイーン会議のこと…82/中曽根内閣と「浮沈空母」…84/ゴルバチョフ路線の悪影響…86/ソ連、東欧諸国の崩壊…88/本島長崎市長との出会い…90
8 核を拒否した国・ニュージーランド…95
非核法可決後に訪問…97/社会保障が充実…98/核積載艦船入港を…99/非核法反対派の発言も保障…101/「非核法」成立と女性…102/非同盟・中立を訴える…103/一九世紀から政策は進歩的…105/マオリ抜きに語れぬ…106/デリケートな少数民族政策…107/クーデターにCIA関与?…108/「来訪に間に合わせた」…109
9 草の根からの国際交流…111
ブラジルでの環境サミット…112/驚いた超インフレ…113/地球温暖化と米政権…114/五〇年ぶり叔母と再会も…115/魅力あふれる町…116/中仏両国の核実験再開…117/タヒチへ抗議に…119/警察官もVサイン…121/滞在中に事件が頻発…122/認められた核廃絶の主張…123/初めて大統領と会談…131/阪神大震災のこと…133/力発揮した自治体職員…134/北海道南西沖地震でも…135/ようやく消えた究極廃絶…136
10 地方分権と有事法制
「地方分権」と「戦争法」を考える…142/地方自治は世界の流れ…143/九条と九二条の関係…144/戦争法の発動を許さない…146/強まる国の関与…146/地方自治体は拒否できる…147/あいまいな法解釈で…149/四七五本を一括で…150/「戦争法」に対応して…151/ガイドライン関係法…153/不当な自治権侵害…155/協力拒否の発言も…157/傷病兵受け入れも想定…158/医師など医療従事者も…159/引き続き監視を…160
著者あとがき…161
編者あとがき…163
参考文献…165
著者.編者紹介…166