『無防備地域運動の源流一林茂夫が残したもの』(池田真規・古川純・松尾高志・丸山重威・山内敏弘・吉池公史編、日本評論社刊、20060720)
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第1 | 無防備地域運動の源流 | |
003 | 平和運動と私-青春そのものだった原爆展運動 | |
005 | 『非防守地区』は平和への努力の成果-ジュネーブ条約追加第一議定書の画期的意義と背景 | |
国際紛争の性格が大きく変わってしまった/6 国家利益の保護から一般住民の保護に/7 非防守地区宣言は自治体でできる/9 |
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011 | 《非防守地区》運動のすすめ | |
これが非防守地区だ/11 戦禍から文化財守る国際条約/12 「市民防衛」ゆがめる防衛庁/14 国際条約上の「市民防衛」とは/15 食糧、水道、原発への攻撃禁止/17 人口集中地区には軍事施設おけぬ/18 国民的論議をまきおこす必要/19 |
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021 | 非核都市宣言運動と無防備地域運動―世界の民衆は「核管理社会」にかわる社会を模索しつつある | |
自治体をテコにした運動の世界史的意味/21 地球的規模でルネッサンスがすすむ/23 国際条約にみる第二次大戦後の第きな変化/24 「自由に豊かに平和に生きる権利」のためのたたかいがはじまっている/26 新しい発想の運動を/28 非核三原則と非核都市宣言運動/28 国益第一主義から住民保護最優先の条約へ/30 地域から戦争できぬ態勢をつくる/32 憲法の精神は人類共通の課題となりつつある |
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036 | 自分の運命は自分できめる | |
『議定書』は平和運動の武器/36 玉砕主義より「生き延びる知恵」を/38 住民保護最優先の平和論議が大切/40 戦争をやらせぬ態勢を地域から/42 | ||
044 | どこまですすんだ? 自治体の平和政策はいま | |
平和予算、そして独自の平和外交へ/44 政策の主体をめざす/45 『最後の被爆地』-長崎市民平和憲章/46 カギを握る市民の動き/47 紛争防止 重要性を増す自治体の国際活動/49 新たな飛躍-平和政策の共通基盤づくり/50 | ||
052 | 世界の民衆が共生できる自由、民主主義そして平和を | |
052 | 1 市民平和訴訟と平和に生きる権利 | |
059 | 2 半世紀前の常識で考えていないか | |
068 | 3 非核自治体の平和政策の転換 | |
073 | 4 ”自治体を平和の拠点に”の大切な意味 | |
5 民衆の海に極が沈む時代の始まり | ||
083 | 顔の見える草の根「国際連帯」を-行動こそ私を、日本・世界を変える | |
第2 | 林茂夫が残したもの | |
091 | 林茂夫の警告は今生きている 百里裁判での証言を通して(池田眞規 いけだ・まさのり/弁護士) | |
「平和運動に何故軍事問題の研究が必要なのか」についての林さんの意見/92 林さんの戦後の日本の軍事問題における百里裁判での証言の最後の言葉/92 暴露された自衛隊の極秘資料「三矢研究」は実際の作戦計画であった(証言1)93 三矢研究の危険な想定(証言2)/94 三矢研究の目的と恐るべき内容(証言3)/95 |
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097 | 軍事問題研究者としての林茂夫(松尾高志 まつお・たかし/ジャーナリスト) | |
「平和の敵」の分析11-朝鮮戦争から自衛隊へ/97 日米安保と三矢研究分析/98 「理科の人」の厳しさ/卯 変革のためのリアルな分析/100 |
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102 | 「国際関係と安全保障」・「平和学」で語ったメッセージ―教育者としての林さん(古川純 ふるかわ・あつし/専修大学法学部教授) | |
「国際関係と安今保障」の講義から 「平和学」ゲスト講師授業から |
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112 | 「軍事ジャーナリスト」の生き方-欠かさなかった「運動」の視点(丸山重威 まるやま・しげたけ/関東学院大学法学部教授) | |
自衛隊の募集作戦/ジャーナリスト・林茂夫と自衛隊/ 運動への視点と発想/ |
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119 | 『軍事民論』掲載論文にみる林茂夫の遺志(吉池公史 よしいけ・きみちか/元『軍事民論』編集者 | |
林さんの姿勢/「あれはマズイんだ」/林さんか見た1977年/m 無防備地域運動に通底する思想/林さんの倫理性/ | ||
林茂夫と無防備地域運動(山内敏弘 やまうち・としひろ/龍谷大学法科大学院教授) | ||
「非防守地区」運動のすすめ(1981年)/「無防備地域運動」の理論と「運動」の展開/むすびに代えて | ||
第3 | 私と林茂夫 | |
135 | 学生時代の塩伸一 | |
日下信昌/寺尾豊太郎/大屋鍾吾/柳原二郎/宮川裕行「原爆展と被爆体験の聞き取り」 | ||
143 | 平和委員会と林茂夫 | |
小林徹/吉川勇一「平和委員会事務局で」/筧美知子「平和新聞のころ」/山村茂雄/花房良三/日谷守/上原久志 | ||
164 | 自衛隊裁判との関わり | |
内藤功/黒川ミヱ/今村嗣夫/中北龍太郎 | ||
173 | 反基地闘争の中で | |
谷中敦/古関彰一/平山武久/篠田健三 | ||
183 | 無防備地域運動との出会い | |
稲垣秀樹/桝田俊介/矢野秀喜/華山喜三代/山部芳秀/坂珪定雄/花誠逸逸/高橋弘之 | ||
202 | 研究者として、運動家として | |
金子徳好「原水禁大会『議事要録』編集部員」のころ/吉岡吉典/藤井治夫/吉田嘉清/榎本信行/森下一徹/星野安三郎/石井次雄/豆多敏紀/池田五律/田島純夫/木下壽国/丸浜江里子「戦後平和運動の『語り継ぎ』を目指して」 | ||
228 | 素顔の林茂夫・家族が見た塩伸一 | |
塩綾子/塩史子/吉岡蓉子/平松尚子 | ||
237 | 弔辞 | |
志茂寧郎 | ||
240 | 林茂人・年譜 | |
242 | 林茂夫・著作目録 | |
249 | あとがき | |
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