ヒロシマ・ナガサキの証言’84冬(第9号)

『ヒロシマ・ナガサキの証言’84冬(第9号)』(秋月辰一郎、庄野直美編・刊、19840220)

内容

著者 タイトル 備考
目次 子供の詩●夜のくすの木 大橋睦典 1
グラビア●残そう-原爆遺跡を! 4
会員・読者通信
反核・平和
海外からたより 「南北ネットワーク」広島グループ 10

●特集1
ヨーロッパの反核運動はいま
西欧五ヵ国の反核政治地図 北西充 18

●特集2
反核ヨーロッパとヒロシマ・ナガサキ
私の西ドイツ反核運動への旅-ヒロシマから訴えたことと考えたこと 李実根 26
悲しみの日は抵抗の日へ-欧州反核語り部の旅から 宮崎安男 32
ヨーロッパにもえる反核の炎-西ドイツを中心に被爆の実相を語る 下平作江 38
ヨーロッパの女たちの反核運動-自由な発想と自発的な行動 畠山裕子 42

東南アジアの被爆者
38年ぶりにヒロシマ再訪-東南アジアの被爆者「平和の尊さ」かみしめる 編集部 72
南方特別留学生と原子爆弾被爆 江上芳郎 75
松尾あつゆき氏を悼む
「松尾あつゆき原爆句抄」を彫る 小崎侃 98

証言 その日・そして生きてきた
こどもたちへの証言を生きがいに-山岡美智子さんの生きてきた道と今- 若林節美 48
半殺しみたいに苦しんで 後田マツエ 57
学徒動員中被爆す 吉富安美 60
炎の記憶をたどりて-八月九日とその後- 田川キサ 62
アメリカ本土とハワイ被爆者の環境の相違
平野泉氏(在米被爆者協会ハワイ支部長)に聞く 蔵田和子 67
沈黙していたハワイの被爆者たち 栗原貞子 70
原水爆禁止運動のルーツ
あるただの市民の遺稿集に寄せて 楠木徳男 100
私の反核
母と子と絵本づくりのなかで-おとながしっかりせんかったけえと言われないために 村橋こまち 104
創作童話
青マントのおしろ さわいみちこ・作 小林久哉・絵 122

ひろば
ストックホルム国際平和研究所を訪ねて 福本啓孝 108
市民の募金ですすむ在米被爆者“里帰り治療” 槇 繁 110
在韓日学者が問う平和日本の良心 河村虎太郎 112
ハーバード・スッサン監督
三八年ぶりの広島・長崎への旅 永井秀明 114
軍拡とテクノのはざまで-サセボは今… 川原紀美雄 115

北海道だより
ヒロシマの事実を 飛塚優 118
長崎からの通信’83/秋・冬 長崎の証言の会 120

本のさんぽ 大原三八雄 134
なにでしょう?人類の生存にかかわるグラフです 25
表紙絵/柿手春三「元安川の鎮魂」
目次・本文カット/上田忍・四国五郎 65頁)

編集後記 136
備考