『ヒロシマに来た大統領 「核の現実」とオバマの理想』(朝日新聞取材班著、筑摩書房、20160806)
章 | |||
プロローグ 新たな始まり 009 | |||
1 | その日、広島で 015 | ||
「特別な日だから」/県警史上最大の警備/オバマ大統領と「サダコの折り鶴」/「なぜ私たちは広島を訪れるのか」/「被爆者は、あなたと一緒にがんばる」/ | |||
それぞれの思い、それぞれの声 | |||
自分こそ、悲惨さを語る役目がある(クリプトン・トルーマン・ダニエル<著述家>) 041 「子供の世代にどんな世界を残せるのか」(キャノン・ハーシー<ビジュアル・アーティスト>) 043 「あれは、どうなったんですか」(山本モナ)<アナウンサー> 045 |
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2 | 広島への道-その理想と現実 049 | ||
冷戦終結を象徴するプラハ/イエス・ウィー・キャン/新たな核軍縮条約/ 国連でも「核なき世界」/オバマ氏にノーベル平和賞/米国の新たな核政策発表/ 中間選挙敗退とアラブの春/冷え込む米口関係/ベルリン演説で一○○○発」/ |
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ウクライナ問題でロシアをG8から排除 「人類共同体」という視点 入江昭(歴史学者) 075 |
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3 | 被爆国・日本、原爆投下国・アメリカ 079 | ||
投下直後は世論の圧倒的支持/エノラ・ゲイ論争/謝罪の有無に焦点/不支持が上回る/一度だけ抗議した日本政府/第五福竜丸事件で原爆の実相に注目/「核の傘」に依存する日本/原爆の責任は「日米両政府」 | |||
「原爆投下はどうあっても間違い」 ピーター・カズニック(アメリカン大学教授・核問題研究所長) 104 |
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原爆投下を正当化する「神話」と闘う オリバー・ストーン(映画監督) 107 |
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4 | 広島訪問、前夜 109 | ||
最大の試金石/リトマス試験紙/大統領が来ることを願っている/はじめの一歩/日米両政府が訪問実現を意識/謝罪を求めない不思議/そして決断された/折り鶴の真実/日本はNPDIから念頭に/神経戦の調整/「できすぎ」だったケリー訪問/ようやく決まった被爆者との対話 | |||
オバマ大統領への三つの注文 黒澤 満(大阪女学院大学大学院教授) 155 恨みや怒りは平和を創る原動力 平岡 敬(元広島市長) 158 |
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5 | 被爆者の思い 163 | ||
広島の顔が「大歓迎」/アメリカ憎しの時代/未来志向の一歩/そこに暮らしがあった/少年少女の「墓場」/物言わぬ証人たち/大統領に書き続けた手紙/七万人の叫び聞いて/被爆米兵を追って/原爆被害に人種も国籍もない/憎むべきは戦争/長崎の被爆者も注視/九割が訪問を評価/もう時間がない/核廃絶が謝罪の証し/広島演説「七二点」/和解ムードに憤り/「謝罪」めぐる葛藤 | |||
もう一つの「歴史認識問題」 成田龍一(日本女子大学教授) 210 |
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エピローグ 核兵器なき世界への遠い道のり 副島英樹(核と人類取材センター) 215 | |||
道徳的な目覚め/厳しい現実/米国とロシア/無用な存在/それでもめざす | |||
あとがき 23 | |||
執筆者一覧 235 | |||
二〇一六年五月二七日に広島でオバマ米大統領の訪問を取材した記者たち 237 | |||
資料編 | |||
オバマ大統領の広島演説〔全文訳〕 i オバマ大統領の広島演説(原文) ⅶ オバマ米大統領、書面インタビュー xiii |
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