京都・左京の十五年戦争 戦時下を生きた人々

『京都・左京の十五年戦争 戦時下を生きた人々』(平和と民主主義をすすめる左京懇談会編、かもがわ出版、1995/08/15)

内容

章・頁
  3 はじめに
  9 井ロ和起 敗戦後半世紀の夏
戦争と知識人 17 
 18 大塚賢司  同志社にかかわった知識人たち―能勢克男と住谷悦治を中心に
  26 岩井忠熊  戦時下の京都帝国大学
  32 有尾善繁  暗黒の日々の流れに抗して生きる―真下信一の場合
  39 鯵坂眞  河上肇の八月一五日
  46 壽岳章子  南禅寺時代
  49 原田久美子  谷間の時代を生きた歴史家―清水三男
  57 武邦保  戦時下に生かされたキリスト者―松村克己の求道
 64 加藤西郷  佛教と戦争責任
「平和と民主主義」の旗をかかげて
  67 後藤靖  末川博と立命館大学の再出発
戦争と教育・文化 71
  72 廣庭基介  戦争と京大図書館
  80 埜上衛  戦時中の府立図書館
  83 小島一介  動物園の戦争体験
  89 今井康雄  進駐軍と植物園
  92 岡田毅  十五年戦争と美術界
  95 梅田修  人見亨と「養正少年団」
 102 西川久子 戦時下の小学校生活―私の絵日記から
 107 杉本源一 満蒙開拓青少義勇軍と戦後処理
 113 早川幸生 被爆南方特別留学生サイド・オマール
戦争と地域の人々 121 
 122 戦時下の女性のくらし―左京生活と健康を守る会下柳班の座会の記録から
 129 佐本昌平  戦時下の医療
 136 藤井洋一  安井信雄・山本秀雄、山本弘、三医師の足跡から
 141 安西幸夫  大文字送り火
 145 中田進  陸軍病院と高野川引き揚げ者寮
 151 清水大吉郎  町なかの戦争遺跡―国旗掲揚台
 153 円満字洋介  友禅の街・高野
 158 佐々木米一郎  思い出話―川東の履歴書
 161 梅田勝  京都左京における革新の伝統
私の八月一五日 173 
 174 稲田達夫  戦争と平和のはざまを生きて
 179 足立道五郎  陸軍病院時代
 181 臼井照代  新任教員の八月一五日
 182 浦本国治  現地召集・そして内乱の「満州」
 183 浦本信子  朝鮮での青春
 185 加藤敏子  敗戦前後
 187 倉崎久子  あの日の少女は
 188 高石清文  天皇と進駐軍
 190 他谷岩佐  私の戦前・戦後
 192 中嶋一男  学徒動員の思い出
 193 西村英子  たった一人の弟の死
 195 藤井晃子  国民学校そして疎開
 196 馬原都  よくもまあ騙されたもの
 198 横井多喜子  台湾で
 199 小野木喬 戦争の傷跡
 201 安井暁  戦争と原爆
 204 宮城泰年  「軍国少年」のその後
 208 金子欣哉 学童集団疎開覚え書き
 214 あとがき
戦後まもない頃の左京区地図
 218 主な参考文献
 222 関連略年表