俳優・丸山定夫の世界

『俳優・丸山定夫の世界』(菅井幸雄編、未来社、1989/08/06)

内容

刊行にあたって 1
1 役者の仕事
丸山定夫素描 3
有島武郎の死 7
不思議なる夕景 9
哀れなこの私を 12
六月二十三日 14
新廃優心得+ー=〇 16
築地小劇場の転機 18
Mrs.Waren’s Professionに就いての覚書 20
演技学 22
役者のはなし 31
俳優ならぬ俳優 56
逆説的ラブレタア 65
正しい演技 67
普遍性と特殊性 68
別な形態に就いて 69
声に出そう 73
遅い失望 78
代用教員の失敗の記 80
矛盾 82
役者と観客 84
まえがき 苦楽座旗上公演 85
答えと問い 87
2 人と時代
あるこほる自叙伝 95
先ず生きなければならぬ 105
真白き瞬間 107
菓子の袋に書いたこと 109
楽屋番の日記 110
今夜の私 112
つまらない世の中 113
ある夕 115
ある日 116
ある二、三の友達へ 118
築地日記 119
カフェーロシヤ 126
深夜 129
S医学士の受け取った患者の生活報告書 139
俺は豚だ 142
おぼえ書 144
ショオと「青い鳥」 145
ハムズン「愛の物語」とストリンドベルク「グスターフ・ヴァーザー」 147
心座を観て 148
「香」 149
苦難に抗して 151
おちかはねている そして丸山定夫は自殺した 158
新案三題パズル 165
遠来の客 168
日本新劇倶楽部を通じ新協劇団への質問と抗議 171
欠点をこそ愛すべし 172
舌代(野鴨)174
野鴨の演出 175
演出のあとに(野鴨)177
文芸映画と私 178
知らせ 179
舌代(新築地退団)180
僕の疑問点・僕の自答 182
冬を迎える心構え 185
私の先生と友達 189
発生映画と私 192
二度と逢わない男 194
芸術は尊い 199
3 詩と歌
十六才の手記 203
町の或る家 225
亡びるな 227
数々の歌の中より① 229
楽屋にて 230
芝居を止めたい 233
俊ちゃんへ 235
ざんげ 238
数々の歌の中より② 240
舞台に唄うバクテリア 247
数々の歌の中より③ 250
或る春の歌 256
砧村ほか十四編① 257
食堂の窓の下の草 263
砧村ほか十四編② 268
どしゃぶりの夜 273
砧村ほか十四編③ 278
詩集「若い舞台裏」への序文 285
夏は逝ってしまった 287
雷雨よ 289
兄弟よ 293
猪苗代 295
4 日記と書簡
母へ① 299
母へ② 301
母へ③ 302
母へ④ 305
母へ⑤ 307
晴れた日、その夕 313
東上 320
或る医者に送る手紙 322
生命の漂白 324
オペラの窮状 325
母へ⑥ 328
乞食以外の乞食 330
私は眠りたい 331
君への手紙① 332
偏見 335
弘前! ああ! 336
幸福 340
曇り空 341
小刻みな足どり 343
母へ⑦ 343
自由になりたい 345
母へ⑧ 346
岡野君へ 348
会沢君へ 350
降って湧いた話 352
君への手紙② 357
君への手紙③ 358
母へ⑨ 366
山田耕作へ 366
山田純三へ 368
君への手紙④ 370
年賀状(一九三四年)371
妻へ 372
森岩雄へ 374
室生犀星へ 375
門脇信子へ 377
母へ⑩ 378
母へ⑪ 379
母へ⑫ 379
母へ⑬ 380
土方与志へ① 382
土方与志へ② 383
姪へ 385
土方与志へ③ 389
母へ⑭ 391
三好十郎へ 391
母へ⑮ 396
太宰府へ① 397
母へ⑯ 399
信ちゃんへ 401
母へ⑰ 401
太宰府へ② 402
薄田研二・高山晴子夫妻へ 402
母へ⑱ 403
解説 丸山定夫の生涯とその仕事(菅井幸雄)405
付 年表(舞台・映画・ラジオ)455