『オバマの誤算-「チェンジ」は成功したか』(上坂昇、角川書店、20101210)
内容<作業中>
| 章 | 節 | |||
| 1 | オバマの苦悩 | |||
| 1 | 人種的アイデンティティの追求 | |||
| 黒人であることの確認/ニ人の女性とオバマの人種的アイデンティティ/オバマは黒人か、混血か/遅かった信仰への目覚め/神に導かれた瞬間 | ||||
| 2 | オバマたたき | |||
| 父親がらみの思想的批判/オバマは社会主義者か/オバマは隠れイスラム教徒だ/不況下での夏休みは贅沢だ/大統領の休暇/オバマ自身による人種発言/「ビア・サミット」での手打ち式/2人目のカーターとなるか/民主党階からの人種発言 | ||||
| 3 | 対立を乗り越える | |||
| アメリカは一つという理念/イスラム世界との和解/世界を驚かせたカイロ演説/テロ現場近くにモスクの建設/アルカイダはイスラムでは」ない/コーランを燃やす集会/イスラム教に対する恐れを取り除く/ | ||||
| 4 | 黒人はオバマに何を期待できるか | |||
| 黒人の高い支持率は今後も続くか/高まる黒人の不満/黒人に支援を求めるオバマ/黒人に厳しい自覚を求める/子どもの学力低下は親の責任/感動的な父の日の演説 | ||||
| 2 | 反オバマのティー・パーティー運動 | |||
| 1 | キング牧師を利用する保守派の集会 | |||
| 「私には夢がある」演説の47周年記念/近くで開かれた黒人のキング演説記念集会/ | ||||
| 2 | ティー・パーティー運動の始まり | |||
| 独立運動の契機となる/最初のティー・パーティー集会/税の日に50万人が反オバマを叫ぶ/ | ||||
| 3 | 運動の拡大と人種差別的要素 | |||
| 首都ワシントンで納税者の行進/運動のシンボルとなったガラガラ蛇の旗/メディアの人種差別的風刺画/プラカードや言動にみる露骨な人種差別/ | ||||
| 4 | ティ・パーティ運動の理念と現実 | |||
| 偽りの草の根運動か/運動の理念は」何か/四つの原則/共和党との関係/利益を求める草の根組織/運動の参加者はどんな人か/黒人と ティ・パーティ/公民権運動団体からの抗議/ ティ・パーティ活動家の追放処分/ 「ティ・パーティ・ナショナリズム」調査/ | ||||
| 3 | 難産だった医療保険制度改革 | |||
| 1 | アメリカにはなぜ皆保険がないのか | |||
| フロンティア精神の遺産/福祉制度の遅れの原因/やっと公的医療機関が成立/ | ||||
| 2 | 成立に執念を燃やしたオバマ | |||
| 共和党の執拗な反対/議会に乗り込んだオバマ/医療関係者への説得/ぎりぎりの議員説得/ | ||||
| 3 | 歴史的な勝利の裏にあるもの | |||
| 22本のペンで署名/法案成立に「失望している」という国民/欠陥ありとはいえ画期的な法律/「キャデラック・プラン」の保険には増税/ | ||||
| 4 | 早くも医療保険廃止の動き | |||
| 廃止運動の背景にあるもの/共和党の組織的な」廃止運動/「山本五十六の恐れ」が現実となる/世論に好転なし/ | ||||
| 4 | オバマの希望と不安 | |||
| 1 | 核のない世界を目指して | |||
| プラハ演説の背景/核兵器のない世界の平和と安全/ノーベル平和賞と核のかい世界/ノーベル委員会の意図/3委員が反対だったオバマへの受賞/受賞についての国内での疑問/オバマの広島・長崎訪問/ルース大使の平和記念式典参加/原爆投下とアメリカの世論/退役軍人の立場/謝罪を求めるのは困難// | ||||
| 2 | オバマは歴史に残る大統領になれるか | |||
| リンカンを意識するオバマ/ローズベルトとの比較/希望をもたらした大統領/クリントンから学ぶもの/オバマは「テフロン大統領」か「ベルクロ大統領」か/前政権のミスもオバマの責任とされる/「テフロン大統領」への変身が必要/ブッシュ減税の継続を強要する共和党/「アメリカとの誓約」による共和党の攻勢/オバマの今後の課題/教育による人材づくり/500万人のグリーン・ジョブ/1100万人の不法移民/ | ||||
| 3 | オバマ民主党の敗北 | |||
| 中間選挙で歴史的敗北/中間選挙での注目すべき変化/オバマは共和党議会にどう対応するのか/ | ||||
| あとがき | ||||
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