長崎原爆被爆五十年史01章

長崎原爆被爆五十年史01章

出典:『長崎原爆被爆五十年史』(長崎市原爆被爆対策部編・刊、19960301)

内容

見出し
序文 長崎市長 伊藤一長
口絵
稲佐山から見た爆心地「浦上」付近
1945・8/9・11:02
被爆した長崎の人と街
原爆行政のあゆみ
恒久平和を願って
被爆50周年記念事業
総説
1 長崎市の概要 3
1 長崎市の位置 3
2 長崎市の地形 4
3 長崎市の気候 5
4 長崎市の沿革 5
(1)長崎開港前 5
(2)長崎開港後 6
(3)明治以後の長崎 8
(4)市域の変遷 9
2 原子爆弾開発および長崎投下の経緯 12
1 第二次世界大戦の背景と長崎 12
2 原子爆弾の開発 13
(1)核時代の幕開け 14
(2)純理論から爆弾へ 14
(3)原子爆弾計画の推進力 15
(4)原爆製造の流れ 16
3 長崎投下の経緯 17
(1)広島原爆から長崎原爆までの間 18
(2)原爆投下後にまかれたビラ 19
(3)捕虜収容所と原爆 20
(4)ソ連の参戦と原爆 20
(5)空襲警報の遅れ 21
(6)すべてが手遅れ 22
3 原爆被害の特性 24
1 原子爆弾による熱線 24
(1)火球 24
(2)熱線の伝播 26
2 原子爆弾による爆風 28
(1)衝撃波 28
(2)マッハ効果 30
(3)爆風による被害 31
木造家屋/多層鉄筋コンクリート建物/鉄筋構造物/煉瓦・石造構造物/その他の構造物
3 熱線・爆風・火災による総合的被害 35
4 原子爆弾による放射線 36
(1)放射線 37
(2)原子の構造 37
(3)放射性同位元素 38
(4)原爆から出る放射線 39
中性子線/γ線
(5)放射線の性質 42
α線/β線/γ線/中性子
(6)放射線の強さ 44
照射線量/吸収線量/線量当量/カーマ
(7)放射線とのかかわり合い 46
(8)初期放射線の線量 47
空中線量/遮蔽/臓器線量
(9)残留放射線 52
誘導放射能/放射性降下物(フォールアウト)/体内の残留放射能
4 原爆投下と被害の状況 57
1 8月9日の長崎市の様子 57
2 原爆搭載機の航跡 60
3 11時2分頃の長崎市の様子 62
4 長崎に投下された原子爆弾の性状 63
(1)爆発時刻 64
(2)爆発高度および位置 64
(3)長崎の原子爆弾 65
(4)被爆当日の気象 66
(5)原子雲ならびに原爆による雨 67
5 長崎の原爆被害 69
(1)被害の概況 69
(2)家族の崩壊 72
原爆孤児/原爆孤老
(3)損害額の推計 81
6 被害の科学的調査 84
(1)理工学関係 84
爆発点と火球/輻射熱と爆風/残存放射能
(2)生物学関係 88
(3)医学関係 89
・原子爆弾の人体に対する障害 89
・総括および原子爆弾症の経過 91
・原爆後障害症96
/原爆ケロイド
/眼科領域の障害、特に原爆白内障
/血液の疾患、特に白血病を中心に(真性多血症、白血病)
/悪性リンパ腫
/多売性骨髄腫
/染色体の変化
/胎内被爆、特に小頭症について
/悪性腫瘍、特に各種癌について((1)甲状腺癌、(2)乳癌、(3)肺癌、(4)唾液腺腫瘍、(5)胃癌、(6)その他の癌)
/原爆被爆者の成長、発育について
/精神神経系の障害
/被爆者 加齢促進と寿命調査
/遺伝的影響