『幻の声-NHK広島8月6日』(白井久夫、岩波書店(新書)、19920720)
章 | |||
1 | 声が聞こえる 1 | ||
一通の手紙 2 田辺澄子の問い 5 ラジオ誕生五〇周年の試み 8 一枚の絵・大阪を呼ぶラジオ 13 「日本放送史」唯一の被爆記 17 「まぼろしの声」を企画する 22 |
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2 | それは女の声か 27 | ||
NHK原爆之碑 28 執念の名簿 34 三人の女子アナウンサーがいた 38 女の声を聞いた 43 女性技術者・村上フユ子の証言 46 女性タイピスト・深井雪野の証言 49 田辺澄子の「ヒロシマ」 53 死者を数える 57 |
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3 | 男の声も流れた 61 | ||
マイクはふきとんだ-第二スタジオ・古田アナウンサー 65 増幅器は振れていた-調整室・寺川政雄 69 それは父です-倉田ディレクター・遺族 73 放送所も呼んでいた-西崎俊夫・武田要・松岡巌 75 複数の声が連絡を求めていた 81 誤操作ではない-調整室・寺川政雄 85 ヒロシマの声が聞こえる-放送所長夫人・堤ハツネ 88 |
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4 | 最後の声 93 | ||
放送を停止せしめざること 94 ひとつの命令・五つの空襲 98 放送局の朝 103 そのときラジオは・・・ 109 「電波をだせ」 116 午後、連絡線は確保された 122 黄昏の放送所 126 失われた一日 130 |
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5 | 警報放送はあったか 135 | ||
誤解された警報放送 136 警報発令は司令部壕内で死んだ 141 古田アナウンサーはどこにいたのか 148 手にした原稿は? 152 すべては四三秒以内のこと 157 |
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6 | 警報の遅れ、それは・・・ 163 | ||
警報の遅れはくり返された 164 発令者は誰か 174 作戦室の主役たち 179 たち遅れた中国軍管区 183 五〇九混成群団・新しい作戦 197 死者一五%の違いか 201 ラジオの遅れ 204 |
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7 | 死者たちの声 209 | ||
「カ細イ 静カナ言葉」 210 最後の犠牲者 214 「天ノ命ナランカ」 219 闇に沈む声 228 |
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エピローグ 死すとも乱さぬ声 233 | |||
あとがき 243 | |||
止