日本の右翼

『日本の右翼』(奈小浦太郎、三一書房、19601125)

内容<作業中>

プロローグ 民主主義壇上に刺さる―”「英雄」”誕生
向こう見ずな挑戦/詩情なき「西部劇」/右翼の特攻教育第一号/危険な罠―喧嘩両成敗/ファシズムへの期待/一人一殺主義への郷愁/甦えるか”日本の夜と霧”/純粋培養基は何か/新安保体制の生んだ悪の芽
焦土に甦える”不死鳥”―八月一五日以後の変貌
 1  思想なきニヒリズムー戦後右翼の思想と行動
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 2  笑ったのは誰―”やどり木”の悲劇
3  ”愛国者”のジレンマーうしなわれたエリート意識
 Ⅱ  ”深く静かに潜航せよ”―右翼の戦後史
 1  カオスのなかのもだえ―占領下の信仰右翼
 2  ”夜明け前”ー反共抜隊の流産から児玉・三浦の台頭まで
 3  ”なんという生きる喜び”ー岸信介登場す
 4  世界をつなげ黒い手でー右翼のインターナショナル
 フィルムの逆回転―かつて彼らはこうだった
 1  日本的なものの創造期
 2  権力のための、権力による、権力の運動ー体制内反体制運動
 3  ”許されざる者”ー右翼と軍閥
 4  ”殺し屋”登場ーファシズムへの一里塚
  Ⅳ  彼らは欲するものを知っていた―政治裏面史の大物たち
 1  高くより高くー黒幕三人男
 2  ビッグ・パレードー新旧右翼闘士群像
 3  われらの仲間ー政界とのコネクション
 4  ”現ナマに手をだせ”ー軍資金補給網
彼らはかくたたかえり―反反闘志奮戦す
 1  忘れられた過去
はりめぐらされた網の目/行動派の単一組織/悪魔の低気圧発生
 2  同志よ”立ち上がるときがきた”―安保促進国民大会
 3  不滅の国体を護持せん―ものの見方、考え方
 4  醜の御楯と出で立つ我は―彼らのみた広島事件
原爆大会は祈りの大会<第5回原水爆禁止世界大会
5  大いなる幻影―北一輝追悼会と「牢人の会」
 その名を汚すことなかれ/しかも彼らは行く/
  Ⅵ  一殺多生の剣をふるって―国土無双
 1  ”民族の叫び”―愛国の精神
 2  分断して統治せよー久保刺殺事件
 3  輪転機に砂をかけろー背後でわらうのは誰だ?
 4  疑惑の影ー維新行動隊と6月15日
5  裁かれる”独裁者”ー花道を血で飾って
日比谷公会堂の屋根の下 /起請文をめぐって会議は踊る/シーザーのものはシーザーにー/安すぎた代償/
エピローグ 次に来るのはなにか
 クーデターの必然性/沈黙をもって問いかけよ!
付録
1 新日本協議会(新日協)
2 全国愛国者団体会議(全愛会)
3 全国師友会
4 自由文教人連盟
5 全国右翼関係団体一覧表