『「原爆の子」の父長田新 子どものしあわせと平和のために生涯をささげた日本のペスタロッチー』(川島弘著、本の泉社、2014/08/06)
内容
部章 | |||
Ⅰ | 生い立ちから学生時代まで 13 | ||
1 | 生い立ち 14 | ||
日に新たなり 14/父と母 15/小学校時代 18/小石を拾いながら 20/諏訪中学校 21/「寮雨」 23/三輪先生との出会い 24/文武両道 25 | |||
2 | 高等師範学校時代 28 | ||
広島高等師範学校へ 28/初めて教壇に立つ 30 | |||
3 | 大学時代 32 | ||
京都帝国大学へ 32 | |||
Ⅱ | 日本のペスタロッチー 35 | ||
1 | 澤柳政太郎の片腕として 36 | ||
研究助手 36/新しい学校づくり 38/結婚と妻義子 41 | |||
2 | ペスタロッチー研究にうちこむ 43 | ||
再び広島へ 43/ペスタロッチー運動を開始 44/ペスタロッチーにひかれて 45/厳しさと優しさ 新の講義 46 | |||
3 | 川井訓導事件 49 | ||
松本の小学校の教室で 49/その後の川井と長田新 51/信念の人 52 | |||
4 | 世界的ペスタロッチー研究者に 53 | ||
文学博士に 53/「すべてを他人のためにし おのれには何ものも」 54/山里の子どもたちを見つめて 57/暗い時代へ 59 | |||
Ⅲ | 子どものしあわせと平和を守るために 61 | ||
1 | 戦時中の長田新 62 | ||
非国民とののしられ 62 | |||
2 | 原子爆弾 64 | ||
運命の日、八月六日 64/五郎父を救う 65/被服廠の看護所で 68/五郎の親孝行 70 | |||
3 | 広島大学の誕生 72 | ||
広島文理科大学長に 72/新制広島大学 73/激務からの解放 74 | |||
4 | 『原爆の子』出版 76 | ||
新たな決意 76/『原爆の子』たち 77/オート三輪に乗って 79/書きたくない、思い出したくない 81/泣き出してしまう女学生 83/出版を決意 85/岩波書店の勇気 86/プレスコードをのがれる 88/平和のためのバイブルに 89 | |||
5 | 『原爆の子』の反響とその意義 92 | ||
海の向こうからも 92/おさえきれぬ感動 93/一生消えない傷を背負って 98/『原爆の子』の意義 101/『原爆の子』の世界へ 102/「原爆の子友の会」 104/消えた体験原稿 107/運命的な偶然 109/ペスタロッチー全集の完成 111 | |||
6 | 平和運動の先頭に立って 114 | ||
日本子どもを守る会の結成 114/原爆孤児精神養子運動 117/その死 やはり新も 121/別れを惜しむひとびと 122/『原爆の子』の父を喪って 124/ペスタロッチーのもとへ 125 | |||
あとがき いまなぜ長田新か 128 | |||
あとがきに添えて 執筆の経験と謝辞 135/資料補足 140/長田新(1887~1961)紹介 147/ | |||
【おもな参考資料】 149/長田新 略年譜(長田五郎監修) 152/長田新 主要著作 157 | |||
止