都築正男(つづき・ まさお)略歴
1892(明治25)年10月20日 | 兵庫県姫路市に生まれる。 |
1913(大正2)年7月1日 | 第一高等学校卒業 |
1917(大正6)年12月6日 | 東京帝国大学医科大学医学科卒業 |
1917(大正6)年12月19日 | 海軍中軍医 |
1923(大正12)年4月1日 | 海軍軍医学校選科学生。東京帝国大学大学院入学 |
1925(大正14)年2月16日 | 東京帝国大学助教授、高等官5等に叙せらる。歯科口腔外科研究のため満2年間ドイツ・アメリカ合衆国に留学。 |
1929(昭和4)年2月6日 | 東京帝国大学教授(歯科学講座担当) |
1934(昭和9)年3月31日 | 歯科学講座を免ぜられ、第2外科学講座を担任。 |
1936(昭和11)年9月10日 | アメリカ合衆国へ出張。 |
1939(昭和14)年11月15日 | 海軍軍医少将に任ぜらる。12月21日、海軍予備役編入。 |
1940(昭和15)年6月14日 | ドイツへ出張。 |
1946(昭和21)年8月3日 | 文部教官を免ぜらる(海軍将官のため公職・教職追放)。 |
1947(昭和22)年7月16日 | 都築正男を原子爆弾傷害調査委員会より解任。 |
1952(昭和27)年10月10日 | 東京大学名誉教授 |
1954(昭和29)年9月30日 | 日本赤十字社中央病院長。同社輸血研究所長。 |
1958(昭和33)年9月17日 | 姫路市初の名誉市民の称号を贈られる。 |
1958(昭和33)年月日 | 西独赤十字功労章。 |
1959(昭和34)年7月2日 | 日本放射線影響学会初代会長。 |
1960(昭和35)年6月日 | 発病。 |
1961(昭和36)年4月5日 | 死去。 |
出典:『都築正男研究業績目録 1925-1960-都築正男大人命20年祭』(広島市史編纂室編、都築正和発行、19810405)
著書
書名コード | 書名 | 編著者 | 発行所 |
54023301 | 医学の立場から見た原子爆弾の災害 | 都築正男 | 医学書院 |
81033104 | 広島新史・資料編Ⅰ-都築資料 | 広島市(編) | 広島市 |
81040501 | 都築正男研究業績目録 1925-1960-都築正男大人命20年祭 | 広島市史編纂室 | 都築正和 |
論文
Y | M | D | ZASSIMEI | TITLE | メモ |
45 | 10 | 01 | 日本医事新報 | 原子爆弾による広島市の損害に就いて | 5P以下欠 |
45 | 10 | 01 | 総合医学 | 所謂「原子爆弾傷」に就いて-特に医学の立場からの対策 | ゲタバキ部分あり。「昭和20年9月8日米国原子爆弾損害調査団を案内して広島市へ向ふ時記す」 |
54 | 01 | 25 | 日本週報 | 赤十字精神で原爆を禁止せよ | |
54 | 06 | 広島医学 | 外科臨床の立場から考察した原子爆弾傷、特にその後遺症状に就て | ||
54 | 08 | 思想 | 歐米に於ける原子力と放射能障害との問題 | ||
54 | 08 | 改造 | キューリー夫妻を訪ねて | ||
54 | 08 | 外科 | (座談会)放射能症の権威に聞く-ビキニの灰をめぐって | 都築正男・中泉正徳・筧弘毅・清水健太郎・石川浩一・柳壮一 | |
54 | 08 | 05 | 思想 | 欧米に於ける原子力と放射能障害との問題 | |
54 | 10 | 15 | 日本医師会雑誌 | 慢性原子爆弾症の診断と治療について | |
54 | 11 | 中央公論 | 水爆傷害死問題の真相 | ||
54 | 11 | 01 | 日本医師会雑誌 | 放射能障害について | |
54 | 11 | 15 | 日本医師会雑誌 | 原爆熱傷後の瘢痕異状に対する皮膚移植成形術について | |
54 | 12 | 保健医学雑誌 | 放射能障害の予後について | ||
55 | 01 | 自警 | 医学的に見た原水爆の災害 | 「原水爆禁止運動資料集第4巻」の情報。 | |
55 | 02 | 東京医学雑誌 | 広島長崎の被爆とビキニの被灰 | ||
55 | 04 | 平和 | 原子力医学のために | ||
55 | 08 | 01 | 婦人朝日 | 特集・原子力とはどういうものか-女性として知りたい疑問のかずかず | 崎川範行・武谷三男・都築正男(解答者) |
55 | 11 | 学術月報 | 生物学並びに医学領域の話題と感想 | ||
56 | 04 | 01 | 世界 | 原水爆と放射能禍 | |
56 | 08 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国際連合科学委員会に出席して | ||
57 | 01 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国連科学委員会第2回会議に出席して | ||
57 | 04 | 総合医学 | 核爆発に伴う人工放射性物質の影響-国際連合科学委員会を中心として | ||
57 | 05 | 01 | 世界 | 核爆発と放射能 | |
57 | 06 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国連科学委員会第3回会議に出席して | ||
58 | 02 | 学術月報 | わが国における放射能影響調査の研究体制について-問題点提起ならびに討 | 都築正男[座長] | |
58 | 02 | 学術月報 | 国連科学委員会について | ||
58 | 05 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国際連合科学委員会第四回会議に出席して | ||
58 | 08 | 10 | 週刊朝日 | (徳川夢声連載対談)問答有用 | 都築正男・徳川夢声 |
58 | 09 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国際連合科学委員会第5回会議に出席して | ||
58 | 10 | 国連評論37-10 | 国連科学委員会に関する報告 | ||
58 | 12 | 日本臨床外科医会雑誌 | 原子爆弾傷害の本態とその後遺症 | ||
59 | 03 | 学術月報 | 「原子力時代の人類への放射線影響に関するシンポジウム」について | ||
59 | 07 | 学術月報 | 原子放射線影響調査に関する国際連合科学委員会第6回会議に出席して | ||
59 | 07 | 学術月報 | ICRP新勧告の意義 | ||
59 | 11 | 01 | 原子爆弾後障害研究会講演集[第1回] | 原子爆弾による障害の研究経過について(総括講演) |