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年表:チェルノブイリ原発事故1990

年表:チェルノブイリ原発事故1990

できごと
01 06 広島赤十字・原爆病院の蔵本潔副院長、赤十字社のチェルノブイリ原発事故調査団の一員として訪ソ。(19日、帰国。)
02 14 ソ連白ロシア共和国で、州当局がチェルノブイリ原発事故の放射能汚染実態を隠してきたとして、連日数万人規模のデモや集会が続く。
02 17 ソ連白ロシア共和国の首都ミンスクの病院で、チェルノブイリ原発事故の影響でこれまでに6000人が甲状腺がんで死亡、とオーストリアの新聞が報道。
03 05 ソ連ウクライナ共和国最高会議は、チェルノブイリ原発を95年までに操業を完全に停止、閉鎖するよう求める決議を採択。
03 23 チェルノブイリ原発事故の放射能汚染に今も苦しむソ連白ロシア共和国からの要請で、IAEAが近く被害調査のための国際的調査団を現地に派遣へ。
03 29 チェルノブイリ原発事故の損害が、2000億ルーブル(3300億ドル)に。ソ連専門家が試算。
04 04 ポーランドの国際会議で、ソ連人科学者がチェルノブイリ原発事故の影響で、今後数千人の死者が出る、と警告。
04 07 ソ連国家テレビラジオ委員会のメンバー、原発事故被害者救援の番組作成のため来広し、平和記念館の原爆資料仮展示場などを取材。チェルノブイリ事故の死者は政府発表の倍以上であると証言。
04 22 広島市の市民グループ、ソ連チェルノブイリ原発事故4周年で、事故の被害を記録した映画を上映。
04 23 国際原子力機関(IAEA)の調査団、訪ソし、チェルノブイリ原発事故実態調査を開始。放影研重松理事長・原医研蔵本所長ら、参加。[広島大学]
04 25 ソ連最高会議はチェルノブイリ原発事故で、93年までにさらに汚染地域の住民18-20万人を避難させるなど総額4兆円に上る救済計画を審議。
04 25 広島県原水禁、広島市で、講演会「チェルノブイリ4周年・ソビエトの核被害の実情をさぐる」を開催。ソ連の医師アレクサンダー・ヤコブレフが講演、被害者への支援を訴え。
04 26 広島市の市民グループ、チェルノブイリ原発事故4周年で、平和記念公園で脱原発を訴えて座り込み(約20人参加)。
04 26 ソ連原発事故被災者救援を呼びかけるテレビ番組「テレソン・チェルノブイリ」、放送。モスクワから日本・欧州・米国に中継。広島の被爆者の話なども紹介。
04 26 ソ連の作家アレーシ・アダモビッチ、来日し、チェルノブイリ原発事故被災者の日本への受け入れ治療・人材派遣などについて、協力を呼びかけ。
04 26 長崎県被爆者手帳友の会、ソ連チェルノブイリ原発事故4周年を考える集会を長崎市で開催(約150人参加)。被爆者は原発に反対するとの決議文採択。
04 27 ソ連最高会議核・環境問題小委員長、訪問先の米で、原発事故被災の子どもの救済を要請。チェルノブイリ原発事故は「広島・長崎以来の悲劇」と発言。
04 30 ソ連チェルノブイリ事故被災者の救護運動をしているアレ-シ・アダモビッチの講演会、長崎市で開催。原爆資料館など見学。
05 10 国際原子力機関、ソ連チェルノブイリ原発事故調査を実施することを発表。日本からは、重松逸造放影研理事長らが参加。
05 22 訪ソ中の原水禁国民会議代表団、モスクワ市でチェルノブイリ原発事故被災者家族らと交流。
05 27? ソ連のウラジーミル・M・コレシコ教授、来日し、チェルノブイリ原発事故による白血病の増加などで、住民が心理的パニックに陥っていることなどを報告。
06 04 中山外相、ソ連チェルノブイリ事故被曝者救済について、唯一の被爆国として前向きに対応していく考えを表明。
06 07 政府、ソ連チェルノブイリ原発事故被ばく者救援のため、多国間協力とともに、日ソ二国間協力も推進する方針を決定。
06 08 世界保健機関(WHO)、ソ連チェルノブイリ原発事故の被災者対策として、ソ連オブニンスク市に「チェルノブイリ国際研究センタ-」設立を検討していることが判明。
06 11 広島県原水禁、チェルノブイリ原発事故被災者治療用に、注射器などをソ連人研究員に寄託。
06 15 チェルノブイリ被ばく者第1回全ソ大会、キエフで開催(チェルノブイリ同盟主催、約1000人参加)。約5万人が放射線障害に侵されていることが判明。
06 21 チェルノブイリと原爆をテーマにした現代音楽作品2曲を収録したコンパクトディスク、日本で発売。「チェルノブイリ」(ベイト作曲)・「広島の犠牲者にささげる哀歌」(ペンデレツキ作曲)の2曲。
07 02 ソ連チェルノブイリ原発事故処理作業に従事し、白血病にかかったソ連人パイロット、死亡。
07 07 白ロシア共和国の代議員、チェルノブイリ原発事故の影響で、同共和国での新生児死亡率が急増していることなどを発表。
07 10? 放射性の微粒子が、ソ連チェルノブイリ原発事故の影響で白ロシア共和国住民の肺の中に、多量に存在することが判明。
07 21 蔵本淳広島大原医所長ら、国際原子力機関(IAEA)のチェルノブイリ原発事故現地調査団として、訪ソ。
08 05 テレビ番組「汚染地帯に何が起きているか~チェルノブイリ事故から4年」(NHK)、放送。(8月30日、再放送。)
08 06 テレビ番組「特集ズームイン! 朝 ヒロシマ被爆45年・チェルノブイリは今」(広島テレビ)、放送。
08 12 政府、来年のソ連大統領来日時に、チェルノブイリ原発事故の被災者救済のための医療協力協定を締結する方針を決定。広島・長崎の放射線医学研究機関にも協力を打診する方針。
08 14 訪ソ中の「チェルノブイリ原発事故調査団」、モスクワで記者会見。重松逸造放影研理事長、医療機器の提供・医療関係者の日本への受け入れなどの援助を実施すると発表。
08 15? 世界教会協議会が派遣したチェルノブイリ原発事故調査団、帰国し、東京で報告会開催。広島大原医研佐藤幸男教授ら、現地の模様を報告。
08 17 「エストニア・チェルノブイリ・ヒバクシャ基金」、発足し、被ばく者救援募金を開始。「基金」の呼びかけ人は、大石武一・庄野直美・吉田嘉清ら18人。
08 18 広島大原医研横路謙次郎ら、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ソ連支部の招きで、チェルノブイリ原発事故の被災者治療に当たっている医師らと交流するため、訪ソ。
08 30 科学技術庁、1991年度予算の概算要求に、ソ連チェルノブイリ原発事故の放射線影響調査委託費として1億5000万円を計上。
08 31 国際原子力機関(IAEA)派遣の「チェルノブイリ健康影響調査団」の第1陣、ソ連に向け出発。日本からは放影研の研究員らが参加。
09 01? 放射線医学総合研究所、ソ連チェルノブイリ原発事故の際に同原発から約3キロの地区にあった砂糖の被ばく線量を測定。それによると、砂糖の被ばく線量は、胃のエックス線写真1枚当たりの被ばく線量の約40倍。
09 03 市民グループ「チェルノブイリ救援・中部」のメンバー、ソ連より帰国。ソ連に放射能測定器等を寄贈。
09 06 中山外相とシュワルナゼ・ソ連外相、チェルノブイリ原発事故被曝者に対する日本側の治療協力を柱とする覚書に署名。
09 07 「エストニア・チェルノブイリ・ヒバクシャ基金」、呼びかけた募金が目標額を超えたため、10月に被曝者のほかに同国の医師を招くことを決定。
09 14 8月末に訪ソした日本被団協の代表団、長崎市で、今後さらにチェルノブイリ原発事故被害者との交流を進める考えを表明。
09 14 ソ連キエフ市の市民団体「ネクスト・ストップ・キエフ」の招きで訪ソした長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長、長崎市で帰国報告。現地ではチェルノブイリ事故被災者と交流。
09 21 国際原子力機関(IAEA)とソ連、チェルノブイリ原発事故の環境への影響と人体被害などを研究する「チェルノブイリ国際研究センタ-」設立協定に調印。
09 28 世界保健機関(WHO)、チェルノブイリ原発事故被災者救済のための「チェルノブイリ事故健康影響国際プログラムに関するWHO科学諮問委員会」初会合を、広島市の放影研で開催。
10 10 ソ連チェルノブイリ原発事故の被曝者アンドレス・イラク、市民団体「エストニア・チェルノブイリ・ヒバクシャ基金」(吉田嘉清代表)の招請で来日。
10 19 ソ連のユーリー・ボリメル海運大臣、来年4月開催予定のチェルノブイリ原発事故についてのシンポジウムに、日赤長崎原爆病院の藤田長利院長を招へいすることを発表。
10 23 ソ連チェルノブイリ原発事故被災者の救済方法などを検討する世界保健機構(WHO)の諮問委員会、広島市の放影研で開催(26日まで)。モスクワ近郊に設立予定の「放射線保健問題国際センター」の研究プログラムについて勧告。
11 06 政府、チェルノブイリ事故の被ばく者救援について、被ばく者受け入れは、ソ連側から要請があれば検討するなどの答弁書を決定。
11 15 政府、対ソ支援の一環として、チェルノブイリ原発事故被災者救済のため約26億円の緊急医療援助を実施する方針を発表。
11 30 政府、チェルノブイリ原発事故の被災者対策費として、26億円余を補正予算に計上。
12 01 「市民によるチェルノブイリ事故調査団」、広島市で、報告集会を開催(約30人参加)。広島市の通訳山田英雄による記録ビデオ「沈黙の大地」を上映。
12 08 ソ連キエフ市のカメラマン、イーゴリ・コスチン、来広し、講演会を開催(約150人参加)。チェルノブイリ原発事故の原子炉などを撮影した写真を紹介。チェルノブイリ事故救援広島委員会準備会が受け入れ。
12 11 ソ連チェルノブイリ原発事故対策委員会副議長ら(9人)、外務省の招きで来日し、重松逸造放影研理事長らと第一回専門家会議を開催(12日まで)。
12 12 チェルノブイリ原発事故をテーマにした映画を製作しているソ連モルドワ共和国のスタッフ、来広。原爆の傷跡・後障害の実情などを撮影。
12 13 広島県立向原高校生徒、ソ連のカメラマン、イーゴリ・コスチンにチェルノブイリ原発事故被災者へのクリスマスカードを寄託。
12 14 ソ連チェルノブイリ原発事故対策委員会副議長ら、来広(16日まで滞在)。放影研・原医研などを視察。[広島大学]
12 15 チェルノブイリ原発事故をテーマにした映画を製作しているソ連のスタッフ、長崎市を訪れ、取材を開始(17日まで)。
12 21 国連、ソ連チェルノブイリ原発事故被害に対し、国際的な救援対策を呼びかける決議を採択。
12 28 朝日新聞社、同新聞社などによるチェルノブイリ原発事故被災者救援キャンペーン計画をゴルバチョフ・ソ連大統領に伝達。広島県・市が招請者の受け入れ地として協力。
12 99 笹川記念保健協力財団によるチェルノブイリ原発事故被害住民に対する援助協力プロジェクト、訪ソし、医療活動を実施。長崎・広島の研究者ら、参加。[広島大学]

 

年表:チェルノブイリ原発事故1989

年表:チェルノブイリ原発事故1989

できごと
04 26 ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原発4号炉が爆発。大量の放射能が世界各地に拡散し、史上最悪の原発事故に。
04 29 ソ連政府がチェルノブイリ原発事故を公式に発表。詳細は依然不明。
04 30 欧州各地で、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染の被害が広がる。牛乳、野菜も汚染。
05 04 チェルノブイリ原発事故の放射能が日本にも到達、と科学技術庁が発表。各地で水道水や野菜から異常な放射能値を検出。影響なしとの科技庁の予測はずれる。
06 15 広島市の女性平和グループの呼びかけで、「くり返すな!ヒロシマ・チェルノブイリ-今こそ一人一人が声を・市民集会」、広島市で開催( 約 200人参加) 。非核政府を作ろうとのアピール採択。
07 10 長崎平和文化研究所、長崎市で、シンポジウム「チェルノブイリ原発事故の意味するもの」を開催( 約20人参加) 。
07 19 長崎の証言の会など、「チェルノブイリ原発事故」をテーマにした国際平和年シンポジウムを長崎市で開催( 約40人参加) 。
08 04 テレビ特集番組「よみがえる被爆データ~ヒロシマとチェルノブイリ」(NHK)、放送。
08 14 ソ連がIAEAにチェルノブイリ原発事故報告書を提出。重大ミスが6つ重なるずさん運転ぶりが明らかに。
09 15 ソ連チェルノブイリ原発事故を検討するシンポジウム、東京で開催。それによると、事故で発生したエネルギーは、広島原爆の約百分の一相当との試算結果を発表。
09 18 在ソ連日本大使館筋、チェルノブイリ原発事故で被ばくした人たちの治療などについて学ぶため、広島に専門家を派遣したいとの意向を表明。
10 13 放影研理事長、東京でのチェルノブイリ原発事故シンポジウムで講演。被ばく者健康調査の重要性を指摘、協力の用意があるとの意向を表明。
10 21 日本から訪ソ中の「医学協力団」、モスクワ市で、チェルノブイリ原発事故の被ばく者と対面。[広島大学]
12 18? 西独で発行されたパンフレット「チェルノブイリ以降ー毎日の放射能汚染をどう防ぐか」邦訳版、京都市で刊行。
12 22 ソ連の放射線医学の専門家(4名)、チェルノブイリ原発事故被ばく者治療に役立て るため、来年1月に来日することが決定。
01 11 ソ連のチェルノブイリ原発事故医療・治療調査団(5名)、来日(21日まで滞在)。原爆資料館・広島大原医研・原爆病院などを見学。
01 13 テレビ番組「ひろしまTODAY60’」(広島テレビ)、ソ連原発チェルノブイ リ原発事故で研修のため来広した医師団を取材し、放送。他に、「RCCニュース6」 (中国テレビ)・「テレビ夕刊」(広島ホームテレビ)でも放送。
02 06 ソ連チェルノブイリ原発事故に関する米政府の特別調査団、事故報告所を提出。それによると、今後70年のソ連のがん死者は1万人以上。
04 03 ソ連チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー映画「チェルノブイリ-困難の日々の記録」、完成後上映されていないことが判明。
04 25 ソ連チェルノブイリ原発事故発生1周年で、欧州各地で、反原発・反核を訴えるデモ 。スイス・ベルリン約1万人、西独・ハンブルク約1万人、英・ロンドン約10万人参加、他。
05 18 ソ連チェルノブイリ原発事故で被ばくした住民の追跡調査方法について検討する国際専門家会議、ウィーンで開催(22日まで)。放影研の疫学部長、参加し広島・長崎被爆者の調査経験を報告。
05 29 ソ連週刊誌、チェルノブイリ原発事故の記録映画を撮影した映画監督が被ばく死したと報道。
05 30 オーストリアでの「放射線影響の疫学的研究法についての専門家会議」に出席した放影研の疫学部長、同会議の模様を報告。それによると、ソ連チェルノブイリ原発事故後、13万5千人について追跡調査を実施。
05 31 ソ連チェルノブイリ原発事故被災住民の健康調査のため、半径30/キロ/以内の住民135、000人を対象に、登録が進む。
06 06? ソ連チェルノブイリ原発事故の記録映画「困難な日々」(ビデオ版)、日本へ輸入される。
06 06? 毎日新聞記者、ソ連チェルノブイリ原発を訪れ、取材。
07 01 米のゲ-ル博士、ソ連チェルノブイリ原発事故の被ばく者について、致死量の2倍の 放射線を浴びても生存できそうであると発言。
08 09 テレビ番組「報道特集“黒い雨”広島・チェルノブイリ検証」(RCCテレビ)、放送。
12 04 ソ連チェルノブイリ原発周辺で過剰被曝が続き、87年中に3件の人的犠牲を含む36件の不幸な事故、とウクライナ共和国共産党紙が報道。
01 21 ソ連ロシア共和国のクラスノダルスク地方の原発建設が中止に。チェルノブイリ事故以来、ソ連での原発建設中止は初めて。
02 13 四国電力伊方原発で出力調整試験。反原発団体などの3000人が「チェルノブイリ事故再現の恐れ」と四国電力に抗議。
03 03? ソ連チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリービデオ「困難な日々の記録」(55分)、日本で発表。
04 25 ソ連チェルノブイリ原発事故から2年。現場周辺では放射線が原因とみられる植物の突然変異現象が多発、と住民らが証言。
08 02 「広島・長崎・チェルノブイリ写真展」。日・ソ両国で開催(「反核・写真運動」主催、7日まで)。日本では広島市、ソ連ではモスクワ市(6日-)で開催。5月に訪ソしたカメラマン林重男らによる被爆写真とチェルノブイリ事故の写真などを展示。
08 04 「チェルノブイリ・クライシス(57分)」、「チェルノブイリ・シンドロ-ム」(92分)広島上映会、広島市で開催
09 28 チェルノブイリ原発のあるソ連ウクライナ共和国で、不治の遺伝性疾患の患者が特別施設に10万人、1年間に1万-1万2000人増加。
12 01 ソ連・チェルノブイリ原発を視察した日本原産会議の原子力安全調査団、帰国し記者会見。同原発事故責任者が来年来広し、放影研のワークショップに参加するなどを発表。
12 05 ソ連・チェルノブイリ原発事故対策の責任者であるソ連科学アカデミー副総裁、来広。放影研を視察し、被爆者の長期追跡調査方法などについて意見交換。

 

年表:チェルノブイリ原発事故1986~88

年表:チェルノブイリ原発事故

1986(昭和61)~88(昭和63)年

できごと
86 04 26 ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原発4号炉が爆発。大量の放射能が世界各地に拡散し、史上最悪の原発事故に。
86 04 29 ソ連政府がチェルノブイリ原発事故を公式に発表。詳細は依然不明。
86 04 30 欧州各地で、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染の被害が広がる。牛乳、野菜も汚染。
86 05 04 チェルノブイリ原発事故の放射能が日本にも到達、と科学技術庁が発表。各地で水道水や野菜から異常な放射能値を検出。影響なしとの科技庁の予測はずれる。
86 06 15 広島市の女性平和グループの呼びかけで、「くり返すな!ヒロシマ・チェルノブイリ-今こそ一人一人が声を・市民集会」、広島市で開催( 約 200人参加) 。非核政府を作ろうとのアピール採択。
86 07 10 長崎平和文化研究所、長崎市で、シンポジウム「チェルノブイリ原発事故の意味するもの」を開催( 約20人参加) 。
86 07 19 長崎の証言の会など、「チェルノブイリ原発事故」をテーマにした国際平和年シンポジウムを長崎市で開催( 約40人参加) 。
86 08 04 テレビ特集番組「よみがえる被爆データ~ヒロシマとチェルノブイリ」(NHK)、放送。
86 08 14 ソ連がIAEAにチェルノブイリ原発事故報告書を提出。重大ミスが6つ重なるずさん運転ぶりが明らかに。
86 09 15 ソ連チェルノブイリ原発事故を検討するシンポジウム、東京で開催。それによると、事故で発生したエネルギーは、広島原爆の約百分の一相当との試算結果を発表。
86 09 18 在ソ連日本大使館筋、チェルノブイリ原発事故で被ばくした人たちの治療などについて学ぶため、広島に専門家を派遣したいとの意向を表明。
86 10 13 放影研理事長、東京でのチェルノブイリ原発事故シンポジウムで講演。被ばく者健康調査の重要性を指摘、協力の用意があるとの意向を表明。
86 10 21 日本から訪ソ中の「医学協力団」、モスクワ市で、チェルノブイリ原発事故の被ばく者と対面。[広島大学]
86 12 18? 西独で発行されたパンフレット「チェルノブイリ以降ー毎日の放射能汚染をどう防ぐか」邦訳版、京都市で刊行。
86 12 22 ソ連の放射線医学の専門家(4名)、チェルノブイリ原発事故被ばく者治療に役立て るため、来年1月に来日することが決定。
87 01 11 ソ連のチェルノブイリ原発事故医療・治療調査団(5名)、来日(21日まで滞在)。原爆資料館・広島大原医研・原爆病院などを見学。
87 01 13 テレビ番組「ひろしまTODAY60’」(広島テレビ)、ソ連原発チェルノブイ リ原発事故で研修のため来広した医師団を取材し、放送。他に、「RCCニュース6」 (中国テレビ)・「テレビ夕刊」(広島ホームテレビ)でも放送。
87 02 06 ソ連チェルノブイリ原発事故に関する米政府の特別調査団、事故報告所を提出。それによると、今後70年のソ連のがん死者は1万人以上。
87 04 03 ソ連チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー映画「チェルノブイリ-困難の日々の記録」、完成後上映されていないことが判明。
87 04 25 ソ連チェルノブイリ原発事故発生1周年で、欧州各地で、反原発・反核を訴えるデモ 。スイス・ベルリン約1万人、西独・ハンブルク約1万人、英・ロンドン約10万人参加、他。
87 05 18 ソ連チェルノブイリ原発事故で被ばくした住民の追跡調査方法について検討する国際専門家会議、ウィーンで開催(22日まで)。放影研の疫学部長、参加し広島・長崎被爆者の調査経験を報告。
87 05 29 ソ連週刊誌、チェルノブイリ原発事故の記録映画を撮影した映画監督が被ばく死したと報道。
87 05 30 オーストリアでの「放射線影響の疫学的研究法についての専門家会議」に出席した放影研の疫学部長、同会議の模様を報告。それによると、ソ連チェルノブイリ原発事故後、13万5千人について追跡調査を実施。
87 05 31 ソ連チェルノブイリ原発事故被災住民の健康調査のため、半径30/キロ/以内の住民135、000人を対象に、登録が進む。
87 06 06? ソ連チェルノブイリ原発事故の記録映画「困難な日々」(ビデオ版)、日本へ輸入される。
87 06 06? 毎日新聞記者、ソ連チェルノブイリ原発を訪れ、取材。
87 07 01 米のゲ-ル博士、ソ連チェルノブイリ原発事故の被ばく者について、致死量の2倍の 放射線を浴びても生存できそうであると発言。
87 08 09 テレビ番組「報道特集“黒い雨”広島・チェルノブイリ検証」(RCCテレビ)、放送。
87 12 04 ソ連チェルノブイリ原発周辺で過剰被曝が続き、87年中に3件の人的犠牲を含む36件の不幸な事故、とウクライナ共和国共産党紙が報道。
88 01 21 ソ連ロシア共和国のクラスノダルスク地方の原発建設が中止に。チェルノブイリ事故以来、ソ連での原発建設中止は初めて。
88 02 13 四国電力伊方原発で出力調整試験。反原発団体などの3000人が「チェルノブイリ事故再現の恐れ」と四国電力に抗議。
88 03 03? ソ連チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリービデオ「困難な日々の記録」(55分)、日本で発表。
88 04 25 ソ連チェルノブイリ原発事故から2年。現場周辺では放射線が原因とみられる植物の突然変異現象が多発、と住民らが証言。
88 08 02 「広島・長崎・チェルノブイリ写真展」。日・ソ両国で開催(「反核・写真運動」主催、7日まで)。日本では広島市、ソ連ではモスクワ市(6日-)で開催。5月に訪ソしたカメラマン林重男らによる被爆写真とチェルノブイリ事故の写真などを展示。
88 08 04 「チェルノブイリ・クライシス(57分)」、「チェルノブイリ・シンドロ-ム」(92分)広島上映会、広島市で開催
88 09 28 チェルノブイリ原発のあるソ連ウクライナ共和国で、不治の遺伝性疾患の患者が特別施設に10万人、1年間に1万-1万2000人増加。
88 12 01 ソ連・チェルノブイリ原発を視察した日本原産会議の原子力安全調査団、帰国し記者会見。同原発事故責任者が来年来広し、放影研のワークショップに参加するなどを発表。
88 12 05 ソ連・チェルノブイリ原発事故対策の責任者であるソ連科学アカデミー副総裁、来広。放影研を視察し、被爆者の長期追跡調査方法などについて意見交換。