「03原水爆禁止世界大会」カテゴリーアーカイブ

人類の危機と原水爆禁止運動 第3回原水爆禁止世界大会討議資料2

『人類の危機と原水爆禁止運動 第3回原水爆禁止世界大会討議資料 第2分冊
』(原水爆禁止日本協議会編・刊、19570725)

原水爆の被害
若狭育子 その日のこと …9/中村巖…16
久保山愛吉 (絶筆)死の床にて …21
鈴木鎮三 死の灰と共に生きる …25
渡辺一夫 立ちどころに太陽は消えるであらう …37
都築正男 核爆発と放射能 …51
檜山義夫 蓄積するストロンチウム九〇 …59
道家忠義 蓄積する放射能汚染 …67
道家忠義 過小評価は許されない …87
日本遺伝学会 人類に及ぼす放射能の遺伝的影響について…107
柘植秀臣… 遺伝学的な見地から 110
ラルフ・ラップ 降りそそぐ死の灰 …115
武谷三男 誤まれる水爆主義者たち …122
原子戦略と国際政治
核兵器実験と軍縮(地図)…149
ネール 水爆実験禁止協定を締結せよ …151
林克也 原子戦の限界 …157
高橋甫 国際緊張と軍事情勢 …180
「世界」 原子雲下の軍縮討議 …192
「朝日新聞」 大陸誘導弾の実用化 …203
新名丈夫 米英ソ原水爆実験の背景 …210
A・ロス 日本の水爆反対は成功しつつある …223
ゲッチンゲン宣言の波紋 「世界」…230
日本物理学者の声明…239
安井郁 原水爆悲劇と国際法 …242
 高野雄一 原水爆実験と国際法 …261
原水爆禁止運動
A・シュヴァイツァー 核実験は人類を破滅に導く …267
矢内原忠雄 原水爆禁止の要求 …274
安井郁 原水爆禁止運動はむなしかつたか …278
今堀誠二 第二回原水爆禁止世界大会について …305
早川康弌 原水爆禁止運動の現段階 …323
久野収 平和主義者の武器 …329
藤間身加栄 英国大使館へ実験禁止を要求する …342
 最近の新聞投書から  実験禁止と日本外交 …348
最近の報道から 世界の世論 …357
 R・ユンク  決して飽きてはいけない …366
黒田秀俊 あとがき …374
 横山泰三  漫画(朝日新聞・社会戯評より)…
荒瀬豊 資料編集

 

人類の危機と原水爆禁止運動 第3回原水爆禁止世界大会討議資料

『人類の危機と原水爆禁止運動 第3回原水爆禁止世界大会討議資料』(原水爆禁止日本協議会編・刊、19570710)

熊倉啓安  総論 原水爆禁止運動の発展と第3回世界大会の意義
1 はじめに―原水爆禁止運動の基礎
2 世界平和運動の出発と原水爆禁止の要求
3 ストックホルム・アピール(原水爆禁止)の運動とその歴史的意義
4 ビキニの「死の灰」と原水爆禁止運動の国民的規模の発展
5 原子戦争の危険とウィーン・アピール
6 ヘルシンキ世界平和集会と「八・六平和行動の日」
7 広島第1回世界大会の意義と成果
8 長崎第2回世界大会と原水爆禁止運動の転機
9 東京アピールと第3回世界大会の課題
軍縮と原水爆禁止について
中川信夫 国際情勢について-戦争と平和の見地から 小椋広勝・…43
林克也 原子戦体制とその緊張の現況 …63
平野義太郎 原子兵器の持込みと安全保障条約 …97
早川康 原水爆禁止と軍縮交渉の問題点 弌…105
原水爆実験の被害と禁止の問題
小川岩夫 放射能汚染の現状と将来 …117
草野信男 放射能被害と人体 …135
池田文雄 原水爆禁止と国際法 …147
原子力の平和利用と原水爆禁止について
陸井三郎 原子力平和利用について …159
服部学 原子力平和利用の実際的問題点 …179
原水爆の被害とその対策
木野普見雄 長崎における被害者の現状とその対策 …193
菊池寅 原水爆実験による漁業の被害 …209
原水爆禁止運動と平和諸運動
上原専祿・高桑純夫・久野収・清水幾太郎・古在由重 原水爆禁止運動と国際的緊張緩和をめざす諸運動の関連について …223
事務局 あとがき コロンボ会議と運動の問題点について…240

 

第10回原水爆禁止世界大会長崎大会(19640809)

第10回原水爆禁止世界大会長崎大会(大橋球場 19640809)

15:05 吉田大会書記長 開会あいさつ
長崎大会役員選出
小佐々八郎 議長団あいさつ
グエン・タン・レイ ベトナム民主共和国代表
杉本篤長崎県原水協 歓迎挨拶
本条 海外代表紹介
小林運営委員長 報告
谷崎長崎健原水協事務局長 提案「原水禁運動前進のための決意」
 18:30 佐久間 閉会のことば
   nagasaki19640809-132a
   nagasaki19640809b-132b
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出典:『議事要録2 第10回原水爆禁止世界大会』

 

被爆者をかこむ懇談会(長崎、19630809)

被爆者をかこむ懇談会(長崎、19630809)

発言者 メモ
第1会場:グランド・ホテル
 参加者:約50名
安井郁 理事長
小林ヒロ 長崎市原水協理事長
山口仙二 長崎原爆青年乙女の会
渡辺千恵子 長崎原爆青年乙女の会
小林ヒロ 司会者
葉山 長崎原爆被災協事務局
埼玉県代表
 広島代表
 岩松茂俊  長崎原水協情宣担当常任理事、長崎大学経済学助教授
1代表
 沖縄代表
 葉山  長崎原爆被災協
ラス・ニクソン  アメリカ代表
 趙朴初  中国代表団長
 アウシュビッツ広島行進団代表
 安井郁  理事長
 小林ヒロ  <閉会の辞>
 午後9時30分閉会
  第2会場:長崎県立図書館
 参加者約50人
櫛田ふき  司会
福島繁雄  原爆病院患者代表
 渡辺千恵子
 ある被爆者
小佐々
 ザンジバル・アリ夫人
 小佐々
 アリ夫人
 労働者
 セイロン・ヘルナンドルナンド
 朱子奇 中国代表
 小佐々
 渡辺千恵子
 本田  担当常任理事
青年労働者   沖縄出身
 シュワーガー  国際民婦連

原水爆禁止世界大会各地(長崎・関西・東京・鎌倉)の大会(<1955年>8月10日~15日)

原水爆禁止世界大会各地(長崎・関西・東京・鎌倉)の大会(<1955年>8月10日~15日)

出典:『原爆許すまじ 原水爆禁止世界大会の記録』(原水爆禁止世界大会日本準備会情報宣伝部編・刊、19551028)

内容<作業中

 長崎大会  8月10日 勝山小学校公堂<ママ>
 約2000人(県評傘下の労働者と市民)
 関西大会   8月13日午前10時~ 中之島公会堂
 1500人の代議員
 夜 公会堂2000人、中之島公園5000人
 被害者の訴えに満場泣く
 原爆被害者代表20名
 森滝市郎(広島準備会委員長)
 安部静子
劉寧一(中国総工会副主席)ほか
午前の議事終了
各界代表が意見発表
午後1時半再開
出口栄ニ(大本教代表)
桑原武夫(京大教授)
港野きよ子
西脇安
海外代表挨拶
兵庫県青野ガ原基地代表の訴え
広島宣言(アッピール)再確認
3時20分第一部終了
第二部 外国代表を中に日本古典芸術の鑑賞
6時過ぎ閉会
 東京大会  8月15日午後5時~ 東京都体育館
 原水爆禁止世界大会東京準備会主催
 3万余名(午後6時の主催者発表)
鎌倉海の平和祭
 付録 1. 広島県下原爆被害者の実態(広島地域婦人団体連合協議会調査)
 2. 原水爆禁止世界大会参加外国人名簿
 あとがき
 1955年10月23日 浅井正弘(原水爆禁止世界大会情宣部、同大会(広島)共同デスク 責任者)
 発売所:日本労働組合総評議会情報宣伝部
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原水爆禁止世界大会第3日(<1955年>8月8日)本会議

原水爆禁止世界大会第2日(<1955年>8月8日)本会議

出典:『原爆許すまじ 原水爆禁止世界大会の記録』(原水爆禁止世界大会日本準備会情報宣伝部編・刊、19551028)

内容<作業中

本会議 広島公会堂
午前9時開会
議長席にソスノウスキ(ポーランド代表)
運営委員長から大会宣言起草小委員指名11氏
安井郁、平野義太郎、中野好夫、森滝市郎、高野実、椎尾弁匡、西脇安、坂田昌一、清水慶子、田辺耕一郎、福島要一、
第2日の各分散会の討議集約の報告
第一分散会の報告 横手小委員長
第二分散会の報告 浜田手小委員長
第三分散会の報告 安部小委員長
第四分散会の報告 山下小委員長
第五分散会の報告 小宮山小委員長
第六分散会の報告 今中山小委員長
第六分散会の報告に対する討論
安井郁事務総長の総括報告
-正午休憩-午後二時再開
外国代表の挨拶

 

外国代表に記念品贈呈

 

国際科学者会議にメッセージ

 

歴史的な大会宣言を採択

 

閉会

午後4時47分閉会

 

 

 

原水爆禁止世界大会第2日(<1955年>8月7日)第六分散会

原水爆禁止世界大会第2日(<1955年>8月7日)第六分散会

出典:『原爆許すまじ 原水爆禁止世界大会の記録』(原水爆禁止世界大会日本準備会情報宣伝部編・刊、19551028)

内容<作業中

第六分散会 広大付属小学校講堂
議長(櫛田ふき女子)
(広島の被害者)
 (長崎の被爆者・29歳の婦人)
 議長
 植木仙次郎(平和懇談会)
 平田(埼玉医師)
 村上やすよ(広島民生委員連盟)
 (広島学生協議会)
(富山県代表)
 居原キクエ(長崎「原爆乙女の会」教師)
( 大阪代表・市会議員)
 (滋賀県代表・臨時学校教員)
 (原爆乙女の会の教師)
 (福島県代表)
 (〇〇)
午後の部
 午後2時再開
議長:大石(高知)
 西脇阪大助教授  講演
 運営委  午前中の討議のとりまとめ発表
 原水爆禁止の叫びを扶け合いのためでなくこれを大きく結集するため 第1 第2 第3
 外国代表挨拶
S・ Bシャー夫妻(ガンジー使徒会)
 ヴェラユデン(インド代表)
 (ポーランド代表)
 W・ゴラン(オーストラリア代表)
 朴光海(在日朝鮮代表)
原水爆禁対策問題
 (長野県代表)
( 戸畑市長)
 (東京西部代表)
  (東京南部代表)
  (東京中部代表、文京区議)
 岡本(京都代表)
 金子(高知代表)
 基地拡張反対について
 田辺よし子(山梨代表)
 (千葉代表)
 (東京三多摩砂川町代表)
 (沖縄代表)
 (愛知代表)
 (岩国代表)
  国際緊張緩和の方法について
  (富山代表)
  原爆身体障害者に対する第三会場よりの要請の資金カンパ、分科会設置、 青森代表の全国の地方自治体で署名決議を行う要請、を全会一致確認。
大山郁夫の国際緊張緩和についての講演
  午後6時5分閉会

 

 

 

原水爆禁止世界大会第2日(<1955年>8月7日)第五分散会

原水爆禁止世界大会第2日(<1955年>8月7日)第五分散会

出典:『原爆許すまじ 原水爆禁止世界大会の記録』(原水爆禁止世界大会日本準備会情報宣伝部編・刊、19551028)

内容<作業中

第五分散会 <藤田ビル> 78
原爆被害者約20名を含め250名が出席。地元広島準備会主催の原爆被害者との懇談会。会場内で5ブロックにわかれ、被害者を囲んで話しあい。

原爆投下当時の地獄のような情景、治療面・生活面でも放置、ABCCが治療をせずに全くモルモット扱いをしていることに対するはげしい憎しみ。

吉川清さんがABCCの日本人職員の給料が厚生省からでている話をきいた岩手県の婦人の話。「私の主人は原子病で医療扶助で治療を受けているのですが、治療費がかさむから扶助をうちきるといわれた。今の話をきいて国民を犠牲にするいきどおらざるをえない」とかたり、今日は主人の代りに出席したのだとのこと。

どの代表もみな被害者からきいた実相に、医者や学者からきいたときよりもずっと原爆の恐しさを感じ、心の底から原子兵器の禁止をしなくては、苦しい生活をしている原爆被害者に愛の手をさしのべなくては、と思った。

昨年2月に発病し、12月ついに12歳で死亡した愛児儀江さんの写真を抱いた岩本さんの姿は目立ったが、京都大学で仏文学を教えているジョン・ピエール・オーンイコールヌ氏(仏人)も熱心に懇談していた。

子宮ガンの検査のためマスイをかけられて無断に一部を切りとられた婦人のはなしには一同、にえたぎるような怒りを禁じえなかった。

9時50分から議事、吉江千賀子(婦人平和協会)、吉田資治(産別)、小宮市太郎(福岡市議)の各氏を議長団に送出。
被害者懇談会での感想が各グループ代表から発表
瓜生(尼崎代表)
山崎(京都代表)
杉本(三重代表)
秋谷(全農林代表)
奥山(山形代表)
二岡(京都代表)
 宮野(東京三多摩代表)
 浅井(熊本代表)
 (広島婦人団体連絡協議会代表)
 (沖縄奄美青年)
 砂川(東京三多摩代表)
 山口(東京西部代表)
 池田(焼津代表)
 下条(福岡代表)
 秋山(全農林代表)
古末(国民救援会代表)
 (島根代表・原水協)
 鮎川(山梨代表)
 島本(広島代表)
 議長  午前中色々の階層の人から熱心な討議ああった。初めての人もいるが、その人を皆で援助するようにして、皆で話しあいを統一させていきましょう。
 (大阪代表)
 斎藤(東京文京区林町南町内会)
 (岩手代表)
 松沼(福岡代表)
 (北海道釧路代表)
 (富山代表)
 中島(東京三多摩代表)
 オーンイコールヌ(京大教授)
 議長  生々しい体験を外国代表の方に聞いていただく。
 岩本夫人
 岡崎しず子
 議長(付言)  彼女は口唇の整形手術をやってあれだけの形にもどった。
 横川の松井
  田辺(広島準備会)
 吉川清
 (質問)  放射能禍の遺伝について
  瀬戸(日赤産婦人科医師)
 堀井(愛媛平和運動連絡協議会)
 議長  具体的な方策について述べてほしい。
  (富山代表)
 (江戸川代表)
 上山(長野代表)
 田中(北海道代表)
 浅井(熊本代表)
 村上(広島代表)
 広島府中市長
 鳥取代表
 伊沢(富山代表)
 岩本
 吉川
 草間(東大助教授)
 質問  ABCCの撤去についてどう考えるか?
 草間(答)  日本人の手で治療を行う
 広島代表
 次いで朝鮮代表の発言
  議長  今迄の討論のまとめ
 (1)国際緊張を和らげる
 (2)被爆者の救済を具体的に進める―その人達の登録や、社会保障を政府に要望せよ、この被爆の惨状を世界に知らせること
 (3)今後の運動の進め方として次のことがいわれた。
 帰ったら部落の隅々まで報告し、運動の組織をつくる。
 誰もが自由にこうした会議に参加していけるように運動を進める。
 官民公同の運動を進めよう
ABCCを一日も早く撤去せよ。
第六分散会<広大付属小学校講堂> 90