「22 平和記念都市」カテゴリーアーカイブ

浦上の原爆の語り 永井隆からローマ教皇へ

『浦上の原爆の語り 永井隆からローマ教皇へ』(四條知恵、未來社 、20150815)

内容

タイトル 備考
1 歴史の語りを繙く 7
歴史叙述についての先行研究 8
歴史の物語論に対する批判 14
原爆被害についての先行研究 22
浦上の原爆の語り 28
2 浦上と永井隆 33
一 「浦上」 33
浦上の歴史と原爆被害 33
浦上と差別38
二 永井隆の燔祭説 41
永井隆の足跡 41
永井隆の燔祭説 43
三 永井隆の燔祭説をめぐる論争 48
一九五〇年代から七〇年代 48
一九八〇年代以降 51
燔祭説をめぐる論争の問題点 55
3 焦点化する永井隆 58
一 占領期の長崎における原爆の語り 59
原爆投下から占領軍による検閲開始までの変遷 59
永井隆の登場 63
「ピース・フロム・ナガサキ」の発祥と国際文化都市建設の礎論 72
朝鮮戦争の勃発による反動 86
二 焦点化する永井隆 93
占領軍と親和性 93
占領期の長崎における燔祭説の位置 96
4 永井隆からローマ教皇へ―純心女子学園をめぐる原爆の語り 100
一 純心の沿革と学校の被害 102
二 純心女子学園をめぐる原爆の語り 104
一九四五(昭和二〇)年から一九六一(昭和三六)年まで 104
一九六一(昭和三六)年以降 109
ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の来日と恵の丘長崎原爆ホーム 119
一九八一(昭和五六)年以降の純真女子学園における原爆の語り 124
三 二つの語りが意味するもの 129
5 浦上の原爆の語り 135
一 占領期 136
二 ローマ教皇庁と日本のカトリック教会の動向 139
三 浦上のひび 141
四 長崎における原爆被害をめぐる行政と市民活動の流れ 154
五 原水爆禁止運動とカトリック教界 161
六 カトリック地域共同体の変容 164
七 ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の来訪 171
八 カトリック教界への波紋 176
日本のカトリック教界 176
長崎のカトリック教界 180
結び 187
謝辞 201
註 203
参考文献 233

原爆前後(白井秀雄・相原秀次編)

『原爆前後 上・下』(白井秀雄・相原秀次編、朝日新聞社、19830710)

内容

まえがき 白井秀雄 1
1章 みんな、みんなが死んでゆく 11

乳房にすがる乳児 13
「どうか、この手を切ってくれ」 24
長兵・茂里町工場の被爆 36
腰がまん中から割れている 39
死児を背負った同僚の妻 45
ガラスの破片を全身に 50
「地方人より兵隊が先だ」 54
「これはだめだ!一週間はもたんよ」と言われて 65
被爆から治療まで 78

2章 生き残れたというけれど 89

火災の中の救助伝令 91死体をのりこえ救援に 94
遺体の収容作業 102
校庭での合同火葬 107
長崎兵器始末記 115
動員学徒の被害調査 129
現世で見た地獄の絵図 131
聞き書・平道さんのマルハ工場救援活動 153
半年間の仏の供養 173
救援輸送-大橋部品工場の女子報国隊 179
幸町工場へ握り飯三〇〇人 182
蕾のまま散って行かれたお友達 184
深堀日記(抄)-家族八人の死亡届 189
死せる妻の手紙 203

3章 そして、米兵がやってきた 211

双眼鏡のねだり 213
木工場の明け渡し前夜 217
事務所接収のひとさわぎ 220
バケツ、ヤカン作り 223
石油ストーブIKASAGAN 226
食糧もらって、タバコもらって 227
造船再開-小型漁船 229
修繕工事 230
リバティー型船の改造 231
造船祭り 236
幸町工場の復興計画 238
日見トンネル工場の撤退顛末記 240
長崎精機の始動 251

4章 秘密兵器 5

昭和十六年から二十年まで 7
修繕船 16
戦時標準船 22
造船設計部 27
G型船 57
舟艇工場 62
魚雷艇 68
試運転 74
改E型船 77
若松造船所 82
ちょっと来い、行って来い 86

5章 本土決戦 97

海防艦 99
陸軍の潜航艇 100
馬船 104
金一封千円也 108
特攻艇・震洋-(4)艇の建造 111
(4)六型・ロケット推進艇 117
幻の(4)六型・試運転 122
五高艇 126
小型潜航艇・こう竜 128
太田尾工場 132
安中日記(抄)135
近接兵器-ガス鉄砲 140
吹矢式空気銃 142
拳銃と吹矢 145
日本刀と槍 146
穂先五百本 148
大八車(1)(2)152

6章 爆撃からピカドンへ 155

七月二十九日から 157
七月三十一日のこと 160
八月一日には-飽ノ浦で 165
第一事務所で 170
防空壕で174
徴用工たちは 177
八月九日その日-青白い光線が! 182
明るい光が! 187
ピカッと光が! 190
妻よ! 193
浦上の却火 203

7章 ヒロシマ・ナガサキ 209

ヒロシマ・ナガサキ 211
ヒロシマ-被爆者収容所では 235
総合事務所では 237
広島赤十字病院では 239
ヒロ八一〇一工場では 241

あとがき 相原秀次 247

メモ:『原爆前後 I 』(思い出集世話人編・ 白井秀雄 1968/12/10

原水爆関係新聞記事索引

長崎県立長崎図書館『原水爆関係新聞記事索引(昭和20年8月~昭和45年12月)』(1971/03/31)

目次

まえがき
凡例
目次
1. 原爆投下後の真相 1
2. 被爆者の実態 3
(1)後障害 3
(2)再起 4
(3)死亡 6
(4)永井隆関係 9
(5)その他 10
3. 被爆者援護
(1)保障 15
(2)援護法関係 16
(3)原爆娘 20
(4)救援
(5)その他 30
4. 医事衛生 35
5. 復興 45
6. 研究調査 47
(1)機関 47
(2)論談(発表,報告)48
(3)その他 54
7. 原爆記念施設 59
(1)記念施設 59
(2)福祉施設 61
(3)資料 63
(4)その他 66
8. 平和(原水禁)運動 69
(1)平和大会 69
(2)記念式典 82
(3)原子力艦船 90
(4)その他 102
9. 原水爆(兵器)実験 123
(1)実験 123
(2)放射能の影響,対策 145
(3)実験施設 157
(4)論評 157
(5)俊鶻丸調査船 163
10. 文芸 165
(1)小説詩歌 165
(2)記録 168
(3)随想 171
(4)体験記 175
(5)映画(劇)音楽 177
(6)社説,論説 181
11. 原子力兵器 201
(1)管理(核拡散防止条約関係を含む)201
(2)生産使用 236
(3)情報(戦略,政策)243
(4)論談 254
(5)その他 259
12. 原子力平和利用 271
(1)産業 271
(2)科学 275
(3)その他 282

長崎原爆戦災誌 第五巻 資料編

『長崎原爆戦災誌 第五巻 資料編』(長崎市役所編、長崎国際文化会館、19840330)<作業中

部章節
 第1部   陸・海軍の防衛体制と民間防空
 第1章   陸・海軍の防衛体制 1
 第1節 軍司令部の変せん 1
 第2節 長崎地方の防衛体制 4
1 長崎要塞守備隊から独立混成旅団の編成まで 4
2 独立混成第122旅団(「堅城」)の兵力部署 6
3 各部隊の概要 8
(1)重砲兵第17連隊(西部・第2739部隊)8
(2)高射砲第134連隊(西部・第8064部隊)9
(3)独立歩兵第733大隊(堅城・第28282部隊)11
(4)独立歩兵第737大隊(堅城・第28286部隊)11
(5)旅団通信隊・旅団工兵隊(堅城・第28287~第28288部隊)12
(6)長崎連隊区司令部・長崎地区司令部・特設長崎地区警備隊 13
(7)その他の在長崎部隊及び軍の機関 15
4 戦史資料 18
(1)長崎要塞及び独立混成第122旅団の終戦前後の状況(谷口中将の覚書)18
(2)長崎要塞歴史の梗概 24
(3)重砲兵第17連隊(伊王島地区)戦闘指導計画の概要 28
第2章 民間防空 35
第1節 防空法と防空計画 35
1 防空 35
2 防空法 36
3 中央防空計画 41
第2節 戦時機構 59
1 地方総監府の新設とその性格 59
2 長崎県の防空・警備組織 68
(1)長崎県総動員警備本部 68
(2)長崎県警備隊 79
(3)警察署・派出所等の配置状況 81
3 長崎市役所の戦時機構と防空組織 84
4 消防署と警防団の体制 90
(1)長崎消防署の設置と消防体制 90
(2)警防団の組織と消防力 92
5 家庭防空群と特設防護団の状況 102
(1)家庭防空群 102
(2)特設防護団 113
6 国民義勇隊組織と学徒総動員 122
(1)国民義勇隊と義勇兵役法 122
(2)学徒総動員 127
7 医療救護機関の組織 129
(1)市内の医療救護体制 129
(2)防空救護所の配置と要員 130
(3)長崎医科大学・三菱病院・川南長崎病院の状況 140
第3節 防空施設と防空対策 147
 1 防空施設 147
(1)待避、避難施設 147
(2)警報伝達周知施設 163(3)消防水利施設 164
2 防空対策 167
(1)防火改修工事 167
(2)非常防空対策の決定 167
(3)防空警報の発令と市民の行動基準 175
(4)天井板・板塀等の取外し指令 189
(5)国民学校の休校等 194
3 疎開及び施設等の分散 196
(1)都市疎開と転入抑制 196
(2)建物疎開と人員疎開 197
(3)学童の疎開勧奨 211
(4)重要施設及び物資の分散 219
 第2部  空襲災害及び活動状況の記録
第1章  空襲災害状況等の調査・報告 229
第1節 原爆以前の空襲に関する調査報告 229
1 米国戦略爆撃調査団の報告 231
2 三菱長崎造船所の報告類 235
3 長崎市防衛部・課の調書 251
第2節 原爆直後の長崎県知事の速報 257
第3節 8月9日長崎市空襲災害概要報告書 306
第4節 言上書 332
第5節 原子爆弾空襲被害概況書(長崎県外務調)359
第6節 長崎地区憲兵隊の報告 369
第7節 呉廠砲実部の報告 384
西田亀久夫・坂巻喬( 呉廠砲実部)『長崎市空襲被害概況調査報告書』19450814
第8節 長崎地方裁判所の報告 388
第9節 三菱系4工場の報告と記録 399
  第2章  活動の状況及び帳票類から見た災害の状況 446
 第1節 消火活動に関する記録 448
第2節 警察官の救援活動体験記 469
第3節 日本赤十字看護婦の救護活動体験記 498
1 赤十字看護婦(長崎県支部関係)の原爆被爆者救護の活動概要 499
2 佐世保海軍病院諫早分院第346救護班の記録 524
第4節 針尾海浜団派遣救護隊の報告 532
第5節 大村海軍病院における救護の手記 574
第6節 川棚海軍共済病院の記録 584
第7節 三菱兵器製作所の救援に関する書信類 594
第8節 被爆者救援列車の活動に関する記録 616
第9節 被災記録の目録及び帳票の分析 672
1 被災記録類目録 672
(1)官公署関係 672
(2)学校・病院・医師会関係 674
(3)会社関係 676
(4)外国関係 679
2 長崎警察署の屍体検視名簿から見た死亡状況 679
3 戸籍受付帳から見た死亡状況等 6834 病院・救護所等の記録類から見た統計的状況 689
 第3部  原爆被災直後の新聞報道等
 第1章 新型爆弾に関する報道と被爆後の生活等 695
 第1節 新型爆弾に関する被爆直後の新聞報道 695
1 号外の発行と壁新聞 695
2 被爆直後の新聞報道 697
 第2節 新聞報道等に見る被爆後の生活 705
1 新聞報道 707
2 昭和20年長崎市事務報告書(戦時災害保護)729
 第3節 新聞報道等に見る学校の戦後 731
1 原爆落下当時の市内の学校と被災前後の状況一覧表 732
2 学生・生徒への告知 734
3 新聞報道 737
4 学校要覧抜粋 754
 第4節 新聞報道等に見る戦災孤児の状況 759
1 あらまし 759
2 新聞報道 761
  第2章
  復興と慰霊祭その他 775
 第1節 新聞報道に聞く復興の足音-平和と建設の1カ年 775
 第2節 新聞報道等に見る戦災殉難者慰霊祭等諸行事 793
 第3節 新聞報道等に見る原子爆弾災害学術調査 813
  第4部  米国軍部書簡その他の参考記録
   第1章  米国軍部書簡及び宣伝単等 837
第1節 原子爆弾の使用に関する米国軍部書簡 837
1 米国軍部書簡目録 837
2 米国軍部書簡の内容 840
第2節 原爆投下目標決定に係る議事録 871
第3節 宣伝単に関する記録 907
第4節 俘虜収容所の収容者に関する記録 917
1 福岡俘虜収容所第14分所収容者の概況 919
2 帰還時の新聞報道 920
  第2章 その他の参考記録 923
 第1節 気象記録に関する資料 923
第2節 長崎市人口の推移に関する統計記録 941