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広島郵政関係者慰霊碑

広島郵政関係者慰霊碑

設置場所:中国郵政局(広島市東白島町)
建立年月日:1976年8月6日
HIC109A
(正面)(原文左横書)
慰霊
(裏面)慰霊のことば
昭和二十年八月六日午前八時十五分
世界最初の原子爆弾が広島の地に投下さ
れ、一瞬にして街は焦土と化し、二十数万
の尊い生命が失われました。
焦げ付く太陽の下、炎に追われながら
水を求めてさまよい歩く被災者は数知れ
ず、また、焼けただれた遺体が至る所に
ころがり折り重なって、まさに焦熱地獄
の惨状を呈したといわれております。
郵政部内においても、当時の広島郵便局
の二百八十八人をはじめ、西部逓信総局
広島逓信局・広島逓信病院・広島地方貯
金局・広島市内各郵便局の職員等、合わ
せて五百有余人が尊い犠牲となられたこ
とは、誠に痛恨の極みであります。
あれから三十有余年が過ぎた今日も、
原爆の後遺症に苦しんでおられる人が多
いことを思うとき、再びこのような悲劇
が繰り返されてはなりません。皆様の霊
を慰め永遠の平和を祈念するため、昨年
被爆三十周年を機に、遺族・退職者・全
逓労組・全逓被爆者の会、並びに、郵政
局・監察局、それぞれの代表者により、
「原爆慰霊碑建設委員会」を設け、有志
の浄財によってこの碑を建立しました。
どうか安らかにお眠りください。
昭和五十一年八月六日
原爆慰霊碑建設委員会
〔説明板〕
(正面)(原文左横書)
この慰霊碑は関係者の浄財により
建立された
設計 中国郵政局建築部
施工 フジタ工業株式会社
 HIC109MVC-001F
 HIC109MVC-006F
 HIC109MVC-007F
 HIC109MVC-008F
 HIC109MVC-009F

 

広島県庁原爆被災誌

『広島県庁原爆被災誌』(広島県編・刊、1976/03/31)

広島県の近代 1
1 広島県の成立 3
2 日清・日露戦争と広島 5
3 昭和恐慌から日中戦争へ 8
太平洋戦争と広島県 9
1 戦局の進展と地方行政 11
2 広島県の決戦体制 13
3 本土決戦に備えて 30
4 広島県の防空体制 33
5 広島県の避難対策 38
6 国民義勇隊の編成 40
7 戦争の終結 43
原爆と広島県行政 49
1 原爆の惨禍 51
2 県の応急対策 58
3 り災者の救護と食糧対策 64
4 民心の安定とり災者対策 67
5 被害状況の調査 72
6 被爆者の救護と医療 82
7 人的被害 88
8 物的被害 94
9 県立機関の被害状況 99
終戦と広島県 117
1 敗戦と民心の動揺 119
2 戦後の混乱と民心の安定 123
3 連合国軍の進駐 127
4 戦後最初の県議会 130
5 原爆犠牲職員の慰霊碑の建立 131
手記編 133
広島県職員原爆犠牲者名簿 323
参考資料 387
あとがき 388
広島市街原子爆弾被災状況図 393