「書誌2007」カテゴリーアーカイブ

東アジアの終戦記念日 敗北と勝利のあいだ

『東アジアの終戦記念日 敗北と勝利のあいだ』(佐藤卓巳<たくみ>・孫安石<あんそく>、ちくま新書、筑摩書房、20070710)

作業中

日本の「八月一五日」神話
1 「八月一五日」の神話化を超えて
1 8月15日に終わった戦争?
2 「8・15終戦記念日」の創出
3 1948年世論調査における「平和の日」と「追悼の日」
2 戦争と日本宗教の軋轢の彼方へ
1  超教派の宗教新聞『中外日報』
2 「終戦」認識では内向きだった日本の宗教界
3 お盆から「終戦記念日」を再考する
3 「八・一五」でも終わらなかった北海道の戦争
1 1945年の樺太・千島
2  北方戦線と「終戦」報道を検証する
4 沖縄における「終戦」のゆらぎ
1  本土と異なる終戦体験
2  講和問題と「六・二三」「八・一五」の発見
3 復帰運動の衰退と記念日の変容
4 復帰協の成立と記念日の定着
5 本土復帰と「反復帰」論
南北朝鮮の光復と解放
5 朝鮮における「解放」ニュースの伝播と記憶
1  均質化された「解放」の記憶
2  他者の喪失と新しい他者
3 韓国言論の右旋回
4 八・一五の記憶
6 ソ連占領期北朝鮮における解放イベント
1  解放から国家建設へ
2  解放イベントの成立と展開
3 八・一五の位置づけの変化
台湾・中国の抗日戦争記念日
7 台湾の光復と中華民国
1  二つのメディアにみる敗戦と光復
2  三つの記念日と台湾
3 1950年代以後の記念日の変容
8 中国の抗戦勝利記念日のポリティクス
1  1945年7、8月の中国の新聞報道
2  玉音放送の中国語訳と慶祝勝利大会
3 1948年の抗戦勝利記念日とメディア
4  悪性インフレによる混乱と抗戦勝利記念日
9 戦後中国の「戦勝」報道
1  中国における二つの「抗戦勝利記念日」
2  二つのメディアと「抗戦勝利記念」
3  「戦勝記念日」をめぐる世論の変化
あとがき
参考文献
執筆者一覧

ヒロシマはどのように描かれ、どのように語られたか―GHQ/SCAP占領下の原爆表現

『ヒロシマはどのように描かれ、どのように語られたか―GHQ/SCAP占領下の原爆表現』(岩崎文人翻刻、岩崎文人刊、2007/08/01)

内容

01 凡例
01 01「『暁笛』の創刊に寄せて」磯崎勉(「暁笛」創刊号、昭和21.4
<未入力>
76 313「広島」高野浩次郎(「くりすたる」創刊号、昭和□・□)
77 解説・解題

 

つながってひろがって 被爆者のおもいを受けつぐ学生たち

『つながってひろがって 被爆者のおもいを受けつぐ学生たち』(著者 佛教大学社会福祉学科黒岩アフターゼミ著、クリエイツかもがわ、 20070331)

内容

はじめに
1 絵本『ようすけ君の夢』のあらすじ8
2 ゼミのはじまり 12
仲間との出会い/被爆者の生活史を知る/二〇〇五年原爆展開催
3 真柳さんとの出会い 7
真柳さんの生活史を聞く/真柳さんの「話」―もう私たちだけで十分なんです
4 絵本をつくりたい! 20
感じたおもいを胸に……/絵本をつくろうよ!/伝えることは難しい!/強力な助っ人登場☆/「お話」に絵をつける/コーヒー片手に/大切にしたいこと/空白のページの意味
5 ひろがる平和活動 31
絵本完成/原画展へ向けて/原画展での交流/被爆者の体験とゼミ生の感想/平和を考える写真展 NO WAR KNOW WAR
6 大学をとびだして! 42
大阪の小学校/京都の小学校/おいでよ!ハリーナ!/平和集会/近畿原爆訴訟支援のつどい
7 平和をひろげる 54
教育実習生/弁護士*原爆症認定近畿訴訟弁護団/歌手*illy
8 言葉をつむいで 64
ゼミ生の風船メッセージ/空白のページ
ゼミ生の紹介
非核平和を願って(ゼミ担当教員 黒岩晴子)