『戦後社会運動史論3 軍事大国化と新自由主義の時代の社会運動』(広川禎秀、山田敬男編、大月書店、20181214)
内容
Ⅰ | 方法と課題 | |
1 | 戦後日本の社会運動と新しい市民運動成立の意義-その方法的探究と課題-(広川禎秀) | |
はじめに 1 戦後社会運動史の時期区分 2 高度成長期の社会運動 (1) 60年安保闘争の歴史的意義 19 (2) 革新自治体運動の歴史的意義 23 (3) 「市民」の成長に関する探究 25 3 軍事大国化と新自由主義の時代の社会運動 28 (1) 1980~90年代の社会運動 28 (2) 今日の社会運動と今後の課題 33 おわりに 41 |
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2 | 社会運動・労働運動再生の歴史過程と課題-労働運動と市民運動との関連から(山田敬男) | |
はじめに
1 社会運動をめぐる逆流と新しい可能性47 |
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3 | 市民運動論再考―べ平連からSEALDsまで はじめに (上野輝将) |
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1 「声なき声の会」からべ平連ヘーーー市民運動の流れ― 87 2 べ平連、その内在的矛盾をめぐって 91 1べ平連の結成 91 2べ平連の内在的矛盾 92 3 べ平連は市民運動をつらぬけたか 1べ平連の「変質」と「自己評価」について 2研究者のべ平連評価をめぐって むすびにかえて―べ平連を超えて-九条の会、首都圏反原発連合、シールズ |
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Ⅱ | 諸分野の社会運動 | |
4 | 1990年代労資抗争の一焦点-丸子警報器労組と臨時女子従業員差別撤廃訴訟の社会史的研究-(三輪泰史) | |
はじめに 一 丸子警報器のワンマン経営と従業員組合 117 二 従業員組合から労働組合へ 1 変化の予兆 119 |
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5 | 「介護の社会化」と新たな市民社会をめざす女性市民運動の成長―1980~90年代の大阪の運動を事例として(大森実) | |
はじめに 1 研究状況①―「近代家族」の転機と新自由主義的改革 2 研究状況②―市民運動と介護保険法 y 3 「高齢社会をよくする女性の会」の成り立ち 二 「介護の社会化」を求めた大阪の女性たち |
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6 | 地域に根ざし世界と結ぶ女性運動―国際婦人年大阪の会を中心に―(石月静恵) | |
はじめに 178 一 国際婦人年大阪の会の結成と活動 179 1 国際婦人年大阪の会の結成 179 2 国際婦人年大阪の会の活動 18! 二 国際婦人年大阪の会の出版活動 |
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7 | 地域からの「脱原発」―三重県「芦浜原発」設置計画をめぐる 対抗から― (西尾泰広) |
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はじめに 一 芦浜原発」計画の再起動と古和浦漁協をめぐる攻防(1)「芦浜原発」設置計画の再起動と反対運動の展開 206 (2) 古和浦漁協をめぐる攻防と逆転へ 214 二 町民運動・県民運動の展開と終結 218 (1) 佳民の主体的な運動の展開-「町民運動」へ 218 (2) 町政・町議会と住民自治の発展 219 (3) 「県民署名」1995~96年)と「芦浜原発」計画の終結(2000年) 222 三 まとめにかえて 223 |
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8 | 沖縄・島ぐるみ運動の復活―「1995年」はどう準備されたか (櫻澤誠) | |
はじめに 231 一 県民総決起大会への過程 233 1 事件発生から県議会決議まで(9月4日~19日)233 2 代理署名拒否表明まで(9月20日~28日) 3 大会実行委員会の発足まで(9月29日~10月12日) 239 4 県民総決起大会当日まで(10月13日~21日) 244 二 歴史的前提 247 1 冷戦終結後の「平和の配当」に対する期待と失望 247 2 沖縄における保革の融解 248 3 県民世論高揚と沖縄県民総決起大会実現への原動力 4 保守系政財界の動向 29 おわりに |
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9 | 地域におけるイラク反戦運動-和泉市民ピースウォークー (森下徹) | |
はじめに 和泉市民ピースウォークの結成と主な活動 260 和泉市民ピースウォークに見る市民的共同・連帯と超党派のとりくみ 266 むすびにかえて ピースウォークの経験をつなぐ 278 あとがき 282 |
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あとがき(広川禎秀・山田敬男) | ||
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