「07月忌」カテゴリーアーカイブ

115,500㎡の皮膚 被爆43年の自分史

『115,500㎡の皮膚 被爆43年の自分史』(山口仙二著、みずち書房、19880815)

内容

9 みみらくの島やま
17 わが家の戦時
22 彦山に住む
31 八月九日
38 大村海軍病院で
46 身度尺で測る
52 べべん仔
59 ただよう日日
66 それぞれの闇
73 十年目の波
82 暗転
89 結婚
96 辻幸江さんの回想-証言
101 テンプラ屋の周辺
108 平和に核は似合わない
117 三人の養女
126 社長時代
132 桃源
140 わだつみの遠吠え
155 皮膚の内側にあるもの
162 蟻のリアリズム
169 お母さんとお父さん
175 資料
185 略年譜

山口仙二

山口仙二

やまぐち・せんじ 19301003生07062013没 享年82歳 長崎の被爆者。「藤居平一聞き書き」作業の中に登場。藤居の紹介で面談。

資料年表:山口仙二

年月日 事項 備考
1930
1003 誕生
 1965
 0729  『炎と影 被爆者二十周年の手記』(長崎原爆者の手記編集委員会編、原水爆禁止長崎県協議会、1965/07/29)
 平和を願う 山口仙二 60
1979
0801 『ナガサキの証言』(鎌田定夫編、青木書店)
山口仙二「原爆に灼かれてもなお」  198
1981
0805 『生き続けて 信州からの証言 第3集』(長野県原水爆被災者の会(長友会))
山口仙二「ナガサキから長野のみなさまへ」 8
1982
0101 『記録・82年 平和のためのヒロシマ行動』(82年・平和のためのヒロシマ行動広島実行委員会)
0601 『地球を覆う草の根のうねり SSDII行動日本代表団の記録1982.6.4-6.24』(第2回国連軍縮特別総会に核兵器完全禁止と軍縮を要請する国民運動推進連絡会議)
SSD-IIにおけるNGO代表の演説
-演説者リスト 112
-国民運動推進連絡会議代表・山口仙二氏の演説 113
0820 『ヒロシマ・ナガサキの証言’82夏 第3号』(石田明・浜崎均編、広島・長崎の証言の会)
資料
SSDIIでの日本NGO演説/発言 荒木武 120 本島等 121
庭野日敬 122 山口仙二 124 栗野鳳 126
1984
0620 『ナガサキ 1945年8月9日 岩波ジュニア新書』(長崎総合科学大学平和文化研究所編、岩波書店)
36 地獄を生きる-山口仙二・谷口稜曄の場合 154
0820 『ヒロシマ・ナガサキの証言’84夏 第11号』(広島・長崎の証言の会)
特集1/反核トマホークとヒロシマ・ナガサキ
被爆者はトマホークを許さない 山口仙二 16
 1988
0815 『115,500㎡の皮膚 被爆43年の自分史』(山口仙二著、みずち書房)
1990
1201 『反核家族のお陽さま 反核家族 1』(本間美智子編、反核家族)
反核家族八月九日に生きよ (長崎市)山口仙二 52
1991
0819 『あすへの遺産 長崎被災協結成35周年記念誌』(長崎原爆被災者協議会)
第二部 四十六年目の証言 163
生きつづけて・山口仙二
1992
0509 『ヒバクシャ ともに生きる 第10号』(原爆被害者相談員の会)
12・11シンポジウム報告
報告2核兵器廃絶と被爆者援護法 山口仙二.16
0730 『ゆるす思想 ゆるさぬ思想 若い世代と語る平和・原爆・いま・未来』(本島等、山口仙二著、こうち書房)
1993
0325 『ヒロシマ・ナガサキ原爆写真・絵画集成2-惨禍の傷跡』(家永三郎 [ほか]編、日本図書センター)
写真集 長崎の証言◎日本リアリズム写真集団長崎支部 161
THE TESTIMONY OF NAGASAKI
長崎原爆病院/山口仙二さん
1997
0330 『原爆被害者からの伝言』(岩手県原爆被害者団体協議会)
二、国際シンポジウムにおける被爆者代表の証言 168
被爆者の証言(ヒロシマ) 伊藤サカエ 169
被爆者の証言(ナガサキ) 山口仙二 172
0417 『人間銘木 藤居平一追想集』(「藤居平一追想集」編集委員会、藤居美枝子)
山口仙二「誤って奥様の寝床に」 134
0524 『未来への伝言 広島・長崎被爆者が綴る証言集』(尼崎市原爆被害者の会)
メッセージ
長崎県被団協理事長 山口仙二……14
2000
1130 『二十一世紀に向けた、三重の被爆者の伝言集』(三重県原爆被災者の会)
発刊に寄せて…日本原水爆被害者団体協議会代表委員 山口仙二…3
2001
0331 『核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ』(核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会)
被爆者の声 山口仙二 30
2002
0520 『原爆被爆者の遺言集』(鹿児島県原爆被爆者協議会編・刊)
発刊に寄せて
日本原水爆被害者団体協議会代表委員 山口仙二
0727 『灼かれてもなお 山口仙二聞書 西日本新聞連載』(山口仙二[述]、藤崎真二著、西日本新聞社)
1010 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声2002 第16集』(長崎の証言の会)
故・鎌田定夫さんの足跡…編集部…25
山口仙二「私利・私欲`自己保身のない平和運動の人」…36
2011
0731 『上空より = From above』(ポーレ・サヴィアーノ著、コンテンツ・ファクトリー)
山口仙二…42、154
2013
0706
1001 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声2013 第27集』(長崎の証言の会)
追悼 核兵器廃絶を目指して―闘い続けた 山口仙二さん
「ノーモアヒバクシャ」―不条理への怒りに生き抜いた―その生涯を偲ぶ……「証言」編集部…274
みんなに好かれた山口仙二さん…廣瀬方人…276
『一一五、五〇〇m2の皮膚』―山口仙二著を読む…山川剛…277
2014
 0720  『NHK「ラジオ深夜便」被爆を語り継ぐ』(西橋正泰編、新日本出版社)
 核廃絶訴え五〇年 山口仙二…41
健常者の半分以下の穴しかない気管支…43
ピカッと光っても、音を知らない…46
生きたまま焼き殺される…49
「救援列車」の座席に、人が「置いている」…51
プラットホームに貼り付いた焼けた皮…55
ウジが焼けただれた傷口の肉を噛む…57
ケロイドの植皮手術…59
被爆者の自殺…61
被爆者運動との出会い…64
「戦争がしにくい世界をつくろう」…66
2016
 0601  『関千枝子 中山士朗 ヒロシマ往復書簡 第2集(2013-2014)』(関千枝子・中山士朗著、西田書店)
 31 蓑輪豊子さんと山口仙二さんの生き方  7

資料年表:大原三八雄

資料年表:大原三八雄

 年月日  事項  備考
 1905
 0123  広島市生まれ
 1952
 1001  『日本印象記-ヒロシマの家』(フロイド・シュモー著 大原三八雄訳、広島ピース・センター刊)
 訳者「フロイド・シュモー博士の横顔」  1
1954
 1210  『原爆と広島 大学人会研究論集 第1集』(平和と学問を守る大学人の会編、広島県教職員組合事業部)
大原三八雄 「文芸作品に表れた原爆」序説 (65)
1955
 0806  『The Songs of Hiroshima-広島のうた』(大原三八雄 編・訳、YMCA刊)
 1956
0308 『われらのうた 第17号』
ハイネとシューマン 大原三八雄  15-17
以下、雑誌掲載分は未入力
1960
 0801  『黒い蝶-原爆前後の手記』(松岡鶴次著、季節社)
 序 浜井信三 5
跋 大原三八雄 221
 1964
 0215  『広島県詩集 第4集』(広島県詩集編集委員会編、広島県詩人協会刊)
 大原三八雄 シクラメンの花 16
 0801  『The Songs of Hiroshima 広島のうた』(大原三八雄訳、「広島のうた」編集委員会)
 第1部 「八月六日」
第2部 鎮魂歌
縛り首のヒロシマ 大原三八雄
第3部 原水爆禁止を
考える人 大原三八雄
第4部 未来に歌う
編集にあたって 英訳・編集 大原三八雄
 1967
 0610  『8月6日と文学』(広島女学院大学文芸部)
 4.大原三八雄 8
 0805  『原爆ドーム保存運動の中から 爆心地』(広島折鶴の会)
大原三八雄「八月六日の幻想 折鶴会へのメッセージ」 92
 1969
 0721  『さらば広島 = Goodbye to Hiroshima』(大原三八雄編、バーバラ・レイノルズ女史に感謝する会刊)
 0806  『濱井信三追想録』(濱井信三追想録編集委員会)
 座談会 その6  出席者 615
中村義男・相原和光・林寿彦・永田守男・村上安恵・高井正文・藤田一雄・大原三八雄・山本康夫・深川宗俊・田辺耕一郎・田淵実夫
1970
 0620  『日本原爆詩集』(大原三八雄・木下順二・堀田善衛編、太平出版社)
 1974
 0801  『世界原爆詩集』(大原三八雄編、角川書店)
1975
0101  『平和のあけぼの』(和泉たくみ作詞、大原三八雄訳、『平和のあけぼの』普及後援会本部刊)
 1124  『ヒロシマを持って帰りたい』(韓国の原爆被害者を救援する市民の会広島支部編・刊)
いちばん欲しいこと 大原三八雄
 1977
 0725 『慟哭』(尾上和彦作曲、山田数子作詩、音楽之友社)
付属資料有り:「尾上和彦作品リサイタル」リーフレット(B4版三つ折1枚 広げると25×37cm)、プログラム(B5変形1枚 24×12cm)、英語版の歌詞「慟哭 Lamentation」(大原三八雄翻訳 B4版二つ折1枚 広げると26×37cm)
1978
1115 『副交叉路 詩集』(北畠隆著、ぷれるうど詩社)
ヒロシマ旅北畠隆 大原三八雄 119
1980
0523 『季刊・長崎の証言 7号』(鎌田定夫編、長崎の証言の会)
「ヒバクシャ」の負い目に生きる 大原三八雄 20
1982
0220 『ヒロシマ・ナガサキの証言’82冬 創刊号』(広島・長崎の証言の会)
評論:「原爆時」この一年 大原三八雄 80
0225 『平和への道 教皇ヨハネ・パウロⅡ世来広記念文集』(カトリック正義と平和広島協議会「平和を願う会」)
この人を見よ-ローマ法王を迎えて- 大原三八雄 20
0630 『原爆を読む 広島・長崎を語りつぐ全ブックリスト』(水田九八二郎、講談社)
62-『日本原爆詩集』大原三八雄・木下順二・堀田善衛編(昭和四十五年) 2
1983
0210 『ヒロシマ・ナガサキの証言’83冬 第5号』(広島・長崎の証言の会)
書評:「反核・反戦・平和」のヒロシマ  大原三八雄 116
1120 『広島県詩集 第14集』(広島県詩人協会)
大原三八雄 「地下街的思惟」 30
1985
0430 『河図洛書-渓水社十周年記念』(木村逸司編、溪水社)
「一九〇〇年」という年 大原三八雄 165
0806 『広島女子大国文  第2号』(広島女子大学国文学会)
特集 原爆と私 pp.84~113
大原三八雄・小井手桂子・松井淑・切明春子・岡本三和子・木下裕子・沢香苗・田辺怜子・平田雅子・佐藤真規子・和田知子・谷口さち・福田靖子・出原隆俊・西岡政治
1991
0720 『森瀧市郎先生の卒寿を記念して』(行安茂 編著刊)
4 同僚・後輩が語る森瀧市郎先生
(1)わがこころの聖域 大原三八雄 109
 1992
 0706  没。享年87歳。
1994
0331 『広島市公文書館所蔵資料目録 第18集』(広島市公文書館)
大原三八雄氏資料 6
0710 『ヒロシマの青春 私の中の峠三吉』(ひろしまミニコミセンター編、峠三吉記念事業委員会)
 峠三吉との不条理な出会い 大原三八雄 90
 2007
 0806  『原爆詩一八一人集 1945~2007年』(長津功三良、鈴木比佐雄、山本十四尾編、コールサック社)
 大原三八雄 茶わん 23

資料年表:木村功

木村功

きむら・いさお 19230622生19810704没 享年58歳 新劇俳優・映画俳優。広島市生まれ。広島二中卒。原爆でを失う。『功、手紙ありがとう』(木村梢、三笠書房、1985.6.22)。『広島県現代文学事典』(九内悠久水子・記)

資料年表:木村功<作業中

年月日
1923
0622 広島市千田町に生まれる。<「木村功年譜」(『功、手紙ありがとう』所収)>
1944
02 大竹海兵団に入団<「木村功年譜」>
1945
08 原爆により父死す<「木村功年譜」>
09 復員<「木村功年譜」>
1968
0501 『テアトロ 通巻第298号』(テアトロ刊)
宇佐見宜二「舞台に生きる27 木村功」…5
1981
0704 死亡。享年58歳。
1985
0622 『功、手紙ありがとう』(木村梢編著者、三笠書房)
2003
0730 『ヒロシマはどう記録されたか NHKと中国新聞の原爆報道』(NHK出版)
第15章 未来への伝言…333 俳優木村功の遺言/
2010
1220 『広島県現代文学事典』(岩崎文人編、勉誠出版)
「木村功」(九内悠水子・記)
2017
1230 『反戦映画からの声 あの時代に戻らないために』(矢野寛治著、弦書房)
Ⅲ 戦争の悲劇を演じた俳優たち……………145
戦争の無惨さを全身全霊で具現した(五十音順)
木村功 174
2020
0710 『俳優と戦争と活字と』(濵田研吾、筑摩書房)
門前に佇む母 鈴木瑞穂、渡辺美佐子、木村功 341

杉本春生

杉本春生

すぎもと・はるお 19260321生19900706没 享年 詩人、文芸評論家。『広島県現代文学事典』(福谷昭二・記)

資料年表:杉本春生<作業中

年月日 事項 備考
1926
0321
1956
0830 『詩学 1956.08 第11巻第9号』(詩学社)
詩都通信<岩国> 杉本春生 10
1965
0715 『広島詩集 1965 原爆投下20年号』(広島県詩人協会刊)
大原三八雄「編集後記」<本詩集のために各篇の解説を進んでお引きうけ下さった杉本春生氏に深甚の感謝>
 1966
0301 『ぷれるうど 26 1966.03』(ぷれるうど詩話会、1966/03/01)
岩国通信 杉本春生
1969
0101 『真樹  第40巻第1号 新年号』
「或る」という詩語の深さ 杉本春生 28
1001 『広島通信 No.17』(広島県詩人協会)
新刊紹介-杉本春生
1970
1201 『広島通信 No.24』(「広島通信」の会)
山田かん氏を囲んで-長崎と原爆詩の関わり- 杉本春生
 1973
0201 『広島通信 No.37』(「広島通信」の会)
平和という語 杉本春生
 1125  『広島不虚』(米田栄作著、湯川書房)
 解説 杉本春生 275
 1974
 0801  『世界原爆詩集』(大原三八雄編、角川書店)
 解説 杉本春生
1979
0401 『未来はここから始まる ヒロシマ詩集』(栗原貞子著、詩集刊行の会)
杉本春生 「未来への意味を問う」 76
1985
1101 『けんみん文化  1985年11月号第1巻第5号』(広島県民センター)
私の情報日記 杉本春生/金山桂子 7
1990
0706
 1996
0218 『夕空晴れて』(井野口慧子著、みもざ書房)
「杉本春生全集」刊行によせて 128
2010
1220 『広島県現代文学事典』(福谷昭二・記)

古浦千穂子

古浦千穂子

こうら・ちほこ 1931**生20120703没 享年81歳 小説家、広島文学資料保全の会代表。『広島県現代文学事典』(執筆:梅原勝己)

資料年表:古浦千穂子<作業中

年月日
1931 広島県安芸郡海田町生まれ。
1945
0806 海田高等女学校2年生。翌日から1週間、町内の明顕で被災者を介護。
1972
 0720  『ひろしまの河 復刊1号 通巻16号』(原水爆禁止広島母の会)
一本の杭として 古浦千穂子 16
1973
0601 『広島通信 No.31』(「広島通信」の会)
ABCC特集
・・・・・・・・・・
ABCCとは… 古浦千穂子
 1975
 0806  『広島・長崎30年の証言(上)』(広島・長崎の証言の会、未来社)
古浦千穂子「 生きられなかった被爆者たち」  171
 1976
0801 『広島通信 No.53』(「広島通信」の会)
特集 平和と私との距離
個から始まる 古浦千穂子
 1977
 0625  『ピカッ子ちゃん』(正田篠枝 作・なかのひろたか絵、太平出版社)
  栗原貞子・古浦千穂子「正田篠枝さんについて 」 161
 1981
0101  『広島通信 No.63』(「広島通信」の会)
「弱」の論理で考えたい 古浦千穂子
 1982
 0530  『ヒロシマ・ナガサキの証言’82春 第2号』(広島・長崎の証言の会)
 小説・山を憶えている 古浦千穂子…117
 1983
0801  『日本の原爆文学 11 短編Ⅱ』(中山士朗ほか著、ほるぷ出版)
古浦千穂子「 風化の底」  49
 0801  『日本の原爆文学 13詩歌』(「核戦争の危機を訴える文学者の声明」署名者編、ほるぷ出版)
 古浦千穂子「死 人のリスト」 42
1030   『ヒロシマ・ナガサキの証言’83秋 第8号』(広島・長崎の証言の会)
 書評「原爆と人間」(石田忠)古浦千穂子 128
1984
0221  「核・貧困・抑圧 ’83アジア文学者ヒロシマ会議報告」(アジア文学者ヒロシマ会議実行委員会編、ほるぷ出版)
 感想-アジア文学者ヒロシマ会議に参加して 351
伊藤真理子/古浦千穂子/豊永恵三郎/藤本仁/松本寛/三浦精子/山田夏樹
  1985
 0820    『ヒロシマ・ナガサキの証言’85夏 第15号』(広島・長崎の証言の会)
 生き残るための証言に 古浦千穂子 34
  1991
  0815  『軍縮問題資料 No.129』(宇都宮軍縮研究室)
エッセイ 古浦千穂子…55
1993
  1201  『駆けぬけて 羽原好恵追悼集』(羽原好恵追悼集刊行委員会)
 無念の死 古浦千穂子 作家 45
 1995
1201 『いしゅたる No.16』(堀場清子、いしゅたる社)
被爆者だった私 古浦千穂子 8
 1996
  0806  『女がヒロシマを語る』(堀場清子ほか編、インパクト出版会)
 原爆歌人正田篠枝とわたし 古浦千穂子 64
2003
1020 『地平線 No.35』(広島KJ法研究会)
 コラム 人間の命への想像力 古浦千穂子 56
 2005
  0801  『原爆は文学にどう描かれてきたか』(黒古一夫、八朔社)
 風化・差別に抗して-亀沢深雪・古浦千穂子の仕事 104
 2006
  0701  『一度目はあやまちでも 栗原貞子を語る 広島に文学館を!市民の会ブックレット』(広島ミニコミセンター編、広島に文学館を!市民の会)
 栗原貞子の人と文学 古浦千穂子 37
2007
 0701  『夕凪の街から 大田洋子を語る 広島に文学館を!市民の会ブックレット Vol2』(池田正彦編、広島に文学館を!市民の会刊)
大田洋子をめぐって-原爆投下後に原爆作品を書いた人たち 古浦千穂子 63
2012
0703 没。享年81歳

広島・原爆災害の爪跡

『広島・原爆災害の爪跡』(中野清一編著、蒼林社出版、19820720)

内容

はじめに
現代と原爆(3)広島と私(6)本書の構成(21)
原爆の体験記録
はしがき 25
1 原子爆弾症の白痴のような傷害 35
--大田洋子『屍の街』(一九四八年)より
2  地上最悪の日 36
--蜂谷道彦『ヒロシマ日記』(一九五五年)より
昭和二十年八月六日(36)八月七日(40)
3 原爆投下直後のこと 51
--内田千寿子『一九四五年八月からの出発』(一九七七)より
4 あれから三〇年 62
--内田千寿子『一九四五年八月からの出発』(一九七七)より
原爆手帳交付(62)地域の連帯(65)
5 閃光は消えず 71
--松岡克昌『芦品部隊と警防団』(一九七五年)より
6 中沢家始末記抄 81
--中沢啓治・共同映画宣伝部『はだしのゲン』(一九七六年)より
戦争末期--飢えと恐怖の幼き日(81)原爆が投下された(83)地獄の中でみんな死んだ(85)無数の死に出会った(86)生きる闘かい(88)
7 八月六日のこと 90
--西川満子『原爆』(一九八一年)より
余録・ふたつのジレンマ-原水爆とマスコミ 94
--中野清一『あゆみの新聞』第十三号(一九六〇年)より
事実と誇張(97)記録の姿勢(100)われわれの要望(103)
原爆第一号の調査記録-初期資料(一九四五年から一九六〇年頃まで)の概要-
はしがき 107
1  原爆投下前後の諸状況 109
投下前後の気象(109)投下敵機の状況(109)
2  原爆第一号の威力と爆発状況 111
原子爆弾の威力(111)投下された原爆の爆発状況(113)
3  黒雨の驟雨 118
黒色の泥雨(118)原子核分裂による放射(120)
4 原爆第一号がもたらした諸災害 121
1 物的災害 121
概観(121)建物被害(122)特殊施設の被害(125)放射能による汚染状況(127)
2 人的被害(1)-一般市民の生死 129
概観(129)一般市民の死傷者数(131)死傷者数の推移(132)
3 人的被害(2)-一般市民の傷害 137
原子爆弾傷または原子爆弾症(137)後遺症と晩発障碍症(138)初発障碍の実態(140)慢性障害者(145)
4 人的被害(3)-特殊集団の場合 162
概観(162)生徒・学生・動員学徒の災害(163)国民義勇隊とくに地域国民義勇隊の災害(170)軍隊集団の災害(171)その他の特殊集団(173)
5 原爆がもたらした諸影響 173
概観(174)経済的影響(175)人口動態にみられる影響(185)産業別人口の推移(190)家族関係への影響(101)社会生活上の悪条件(204)
第3部 被爆者救済活動と原水禁運動-その初期(一九六〇年頃まで)の様相-
はしがき 209
1 被害対策の消長 211
1 応急措置 211
応急措置の背景(211)羅災対策協議会(212)食糧対策(213)遺骸収容(213)負傷者の救護(214)応急措置の限界(215)
2 長期対策の胎動 216
「原子爆弾の療養方針」の発表(216)長期対策の萌芽とその挫折(218)アメリカ連合委員会(219)原子爆弾災害調査特別委員会(日本)(220)調査中心への傾斜(221)A・B・C・C(223)治療活動への転換(223)
3 「原爆医療法」前後 224
組織的な治療活動の開始(224)市勢調査員組織による障害者の把握(225)広島市原爆障害者治療対策協議会(226)治療費国庫負担への要望台頭(227)「原爆医療法」の発布(228)原爆被害対策課の発足(229)被爆者健康手帳をめぐる諸状況(230)法外援護事業(234)加療上の問題点と「援護法」への前進要請(234)
4 救済活動と被害者団体の動き 237
内外の救援活動(238)「広島の家」と「憩いの家」(238)「友の家」(239)広島被爆者福祉センター(240)広島平和会館(240)被害者組織の動き(241)原爆の子友の会・原爆乙女の会・原爆被爆者の会(242)八・六友の会(243)広島子供を守る会(243)あゆみグループ(244)原爆被害者救援委員会と広島県原爆被害者団体連絡協議会(245)広島市原爆被害者連合会(245)広島県動員学徒犠牲者の会(246)「こけしの会」・「平和をきずく児童・生徒の会」(247)折鶴会(249)遺族会など(250)
2 ノーモーア・ヒロシマズ運動 251
発端(251)源流(252)世界平和デー(259)平和記念都市設への世界的関心(260)ワールド・ピース・センター(261)世界連邦運動(262)世界連邦アジア会議(263)
3 原水爆禁止世界大会前後 266
概観(266)地域青年の動き(268)民主団体の動き(269)少年少女の動き(270)学者・専門家たちの動き(277)広島婦人たちの動き(278)原水爆禁止世界大会開催への動き(282)第一回原水爆禁止世界大会(282)第二回原水爆禁止世界大会(287)八・六学生平和会議(288)第二回世界大会以後(288)第三回・第四回原水爆禁止世界大会(289)
あとがき 291

仲間とともに-中野清一教授広島大学御退官記念論集

『仲間とともに-中野清一教授広島大学御退官記念論集』(中野清一教授記念事業会、19651225)

まえがき
伊藤満
1部 新らたな灯をともさんとして
私の未来像-ヒロシマによせる期待- 3
(広島大学退官記念講演会速記録から・19650227)
日本社会学への反省 27
(林恵海教授還暦記念論文集・日本社会学の課題・1956年・有斐閣)
<補註>山手茂「社会学者としての中野清一先生」 32
2部 仲間とともに
原爆影響の社会学的調査 37
(原爆と広島・大学人会研究論集第1集・195411)
 ヒロシマの立場 58
(広島大学新聞(教養部)・19491025)
世紀のグループ 61
(広島子供を守る会青年部機関紙創刊号・19551025)
グループの表情 61
(あゆみ・第6号・19560601)
あゆみグループに期待する 63
(あゆみ・第7号・19570210)
生活ぐるみ平和運動 68
(あゆみ・第8号・19570920)
グループ通信 71
(あゆみ・第9号・19580115)
生活の基底に立った同志づくりを 73
(あゆみ・第11号・19580802)
グループ交流のために 75
(あゆみ・第12号・19590320)
ふたつのジレンマ-原水爆とマスコミ- 76
(あゆみ・第13号・19601120)
ヒロシマに甦った青春 94
(文芸春秋・196109)
話し合い諸条件 110
(広大教養・19610705)
沖原義明「<補註>中野清一先生とあゆみグループ」 113
3部 大地を這う
人間尊重の教育について 119
(宗教情報・第21号・195301・金光教宗教方法教育研究会刊)
グループ活動講座 170
/新しいグループ活動/グループ活動の諸段階/計画的なグループ活動/
(県婦協新聞・19550101~0501号)
家庭教育論179
/忘れられてる条件/勤労指導の諸条件/余暇指導の問題/「お小遣い」の問題/直接法と間接法/「家族会議」について/
(広島県PTA県連・195504~195602号)
PTA活動のいままでとこれから-問題点と解決のカギ- 202
(家庭教育・195712号・東方出版)
親と子の「すれ違い」 -どちらが正しい方向にいているのか- 210
(家庭教育・195605号・東方出版)
教育の無重力地帯 217
(家庭教育・195708号・東方出版)
コドモの危機 -社会的離乳期の門題- 226
(朝日新聞・19510312)
忘れられた人々 -社会保障の日本的盲点- 228
(朝日新聞・19510324)
バランス失調 -このごろの社会診断- 230
(朝日新聞・19510616)
ホボロの旅 -離婚世相に絡んで- 233
(中国新聞・19510828)
一つの系譜 -家、友人そして書物- 235
 (1965・9・1~29―広島東千田町と宇治南山とで)
付録
多喜二さんの執念 267
あとがき

中野清一

中野清一

なかの・せいいち 1905**生19930702没 享年88歳 広島大学名誉教授。元立命館大学教授。「あゆみグループ」を組織し、原爆孤児を支援。

資料年表:中野清一<作業中

年月日
1905
**** 誕生
1954
1210 『原爆と広島 大学人会研究論集 第1集』(平和と学問を守る大学人の会編、広島県教職員組合事業部)
 中野清一「原爆影響の社会学的調査」(29)
1958
0301 『新修広島市史第2巻 政治史編』
第5章第3節第2項
「平和記念都市建設事業」(執筆:中野清一)
1026 「広島子どもを守る会青年部」あゆみグループの4組、原爆慰霊碑前で青空結婚式。仲人は中野清一夫妻。 C
1227 『新修広島市史第4巻 文化風俗史編』
 第7章 市民生活の進展[執筆:中野清一]
第8章 新教育制度[執筆:中野清一]
第9章 原爆と新しい文化[執筆:中野清一]
 1959
0517 広島子どもを守る会青年部(代表:中野清一広島大教授)、「祖父母と孫の家庭」実態調査を決める。
0931 『新修広島市史第3巻 社会経済史編』
第8章 原爆後の社会経済問題[執筆:石井金一郎・中野清一]
1961
0601 『新修広島市史第1巻 総説編』
第4編 原爆と広島[執筆:中野清一]
0901 『文芸春秋 第39巻第9号』(文芸春秋新社)
ヒロシマに甦った青春 中野清一 236
0921 中野清一と谷本清広島流川教会牧師、アール・レイノルズのウラジオストクへのヨットでの核実験抗議航海を中止するよう説得。 C
1962
0822 広島平和科学研究所の発会式。中野清一広島大学政経学部長らが設立準備。
1215 『不死鳥 第4号』(広島大学職員レクレーションの会)
戸惑う季節 中野清一(政経学部)…6
1963
05 中野清一、世界各国・各層から平和問題についてのアンケートを取り、あゆみグループの被爆青少年の声とあわせて出版を計画。 C
1110 NHK教育テレビ、原爆孤児とともに歩みを続ける中野清一・千歳夫妻の人間像を描いた「原爆のこらとともに」を全国放送。
1965
1225 『仲間とともに-中野清一教授広島大学御退官記念論集』(中野清一教授記念事業会)
1968
1220 『学問の周辺』(末川博編、有信堂)
中野清一「社会学とともに」
nakano01
1982
0720 『広島・原爆災害の爪跡』(中野清一編著、蒼林社出版)
1993
0702 死亡。享年88歳
1997
0125 『山代巴と民話を生む女性たち』(神田三亀男編著、広島地域文化研究所)
第二の故郷広島と山代さん 中野清一 94
第一信 95
第二信 99
 2005
 0225  中野千歳(夫は中野清一)、死去。享年96歳
 2012
 0423 『私の師』  NPO法人「ANT-Hiroshima」代表 渡部朋子さん(聞き手:升田咲子)『中国新聞』   C
 2023
0403  【考 fromヒロシマ】原爆孤児を「守る会」70年 「ノーモア」願い支援の輪(小林加奈)  C

宇都宮徳馬

宇都宮徳馬

うつのみや・とくま 19060924生20000701没 享年93歳 政治家・実業家。1980年宇都宮軍縮研究室 (出版社)設立。月刊誌「軍縮問題資料」創刊。<宇都宮軍縮研究室の組織概要

宇吹所蔵資料より

 1981 0806
『中国新聞』全面広告
【意見広告 No More Hiroshima 被爆者の証言】「ヒロシマ・ナガサキの「情報」を世界に伝えよう」
宇都宮徳馬(宇都宮軍縮研究室)
 chugokusinbun19820806
 19850818
NTV系全国26局ネット「特別番組ニュージーランド’85・冬~南半球から平和を考える~」
 dc198508182
  1993 0815
 『軍縮問題資料 8月号 No.153』。
 特集 核時代に生きる   宇吹暁「原爆体験手記の系譜 」 42bk19930815-001