「01 月忌」カテゴリーアーカイブ

俳優・丸山定夫の世界

『俳優・丸山定夫の世界』(菅井幸雄編、未来社、1989/08/06)

内容

刊行にあたって 1
1 役者の仕事
丸山定夫素描 3
有島武郎の死 7
不思議なる夕景 9
哀れなこの私を 12
六月二十三日 14
新廃優心得+ー=〇 16
築地小劇場の転機 18
Mrs.Waren’s Professionに就いての覚書 20
演技学 22
役者のはなし 31
俳優ならぬ俳優 56
逆説的ラブレタア 65
正しい演技 67
普遍性と特殊性 68
別な形態に就いて 69
声に出そう 73
遅い失望 78
代用教員の失敗の記 80
矛盾 82
役者と観客 84
まえがき 苦楽座旗上公演 85
答えと問い 87
2 人と時代
あるこほる自叙伝 95
先ず生きなければならぬ 105
真白き瞬間 107
菓子の袋に書いたこと 109
楽屋番の日記 110
今夜の私 112
つまらない世の中 113
ある夕 115
ある日 116
ある二、三の友達へ 118
築地日記 119
カフェーロシヤ 126
深夜 129
S医学士の受け取った患者の生活報告書 139
俺は豚だ 142
おぼえ書 144
ショオと「青い鳥」 145
ハムズン「愛の物語」とストリンドベルク「グスターフ・ヴァーザー」 147
心座を観て 148
「香」 149
苦難に抗して 151
おちかはねている そして丸山定夫は自殺した 158
新案三題パズル 165
遠来の客 168
日本新劇倶楽部を通じ新協劇団への質問と抗議 171
欠点をこそ愛すべし 172
舌代(野鴨)174
野鴨の演出 175
演出のあとに(野鴨)177
文芸映画と私 178
知らせ 179
舌代(新築地退団)180
僕の疑問点・僕の自答 182
冬を迎える心構え 185
私の先生と友達 189
発生映画と私 192
二度と逢わない男 194
芸術は尊い 199
3 詩と歌
十六才の手記 203
町の或る家 225
亡びるな 227
数々の歌の中より① 229
楽屋にて 230
芝居を止めたい 233
俊ちゃんへ 235
ざんげ 238
数々の歌の中より② 240
舞台に唄うバクテリア 247
数々の歌の中より③ 250
或る春の歌 256
砧村ほか十四編① 257
食堂の窓の下の草 263
砧村ほか十四編② 268
どしゃぶりの夜 273
砧村ほか十四編③ 278
詩集「若い舞台裏」への序文 285
夏は逝ってしまった 287
雷雨よ 289
兄弟よ 293
猪苗代 295
4 日記と書簡
母へ① 299
母へ② 301
母へ③ 302
母へ④ 305
母へ⑤ 307
晴れた日、その夕 313
東上 320
或る医者に送る手紙 322
生命の漂白 324
オペラの窮状 325
母へ⑥ 328
乞食以外の乞食 330
私は眠りたい 331
君への手紙① 332
偏見 335
弘前! ああ! 336
幸福 340
曇り空 341
小刻みな足どり 343
母へ⑦ 343
自由になりたい 345
母へ⑧ 346
岡野君へ 348
会沢君へ 350
降って湧いた話 352
君への手紙② 357
君への手紙③ 358
母へ⑨ 366
山田耕作へ 366
山田純三へ 368
君への手紙④ 370
年賀状(一九三四年)371
妻へ 372
森岩雄へ 374
室生犀星へ 375
門脇信子へ 377
母へ⑩ 378
母へ⑪ 379
母へ⑫ 379
母へ⑬ 380
土方与志へ① 382
土方与志へ② 383
姪へ 385
土方与志へ③ 389
母へ⑭ 391
三好十郎へ 391
母へ⑮ 396
太宰府へ① 397
母へ⑯ 399
信ちゃんへ 401
母へ⑰ 401
太宰府へ② 402
薄田研二・高山晴子夫妻へ 402
母へ⑱ 403
解説 丸山定夫の生涯とその仕事(菅井幸雄)405
付 年表(舞台・映画・ラジオ)455

丸山真男

丸山真男

 まるやま・ まさお 19140322生19960815没 享年 82歳  政治学者、思想史家。東京大学 名誉教授 、 日本学士院 会員。

資料年表:丸山真男<作業中

年月日
1914
0322 誕生。
1957 
0801 『中央公論  1957第830号』(中央公論社)
巻頭論文応募准当選作 忠誠論 村田迪雄 32
選考を終えて(座談会) 臼井吉見・大河内一男・竹内好・鶴見俊輔・林健太郎・丸山真男
1959
0920 『日本の近代 現代教養全集 13』(臼井吉見編、筑摩書房)
国家機構の暴力性 戒能通孝 125
1 日本ファシズムの暴力機構
2 国家暴力の歴史的形成
3 国家暴力の観念的支柱
明治国家の思想 丸山真男 205
超国家主義の論理と心理 丸山真男 230
世界と日本 共同討議
上原専録 都留重人 鈴木成高 丸山真男
竹山道雄 務台理作  司会 林健太郎 350
 1964
 0801  『世界  第224号』(岩波書店)
 戦後日本の精神革命-教育の課題として- 南原繁・〈聞き手〉丸山真男 69
1965
 0601  『世界  第235号』(岩波書店)
特集 憲法第九条と日本の防衛
初心を忘れず、わが道をゆく 我妻栄 18
日本国憲法と世界平和 湯川秀樹 22
憲法と軍隊 佐藤功 27
憲法第九条をめぐる若干の考察 丸山真男 42
1001  『世界  第239号』(岩波書店)
〔ドキュメント〕八月一五日はまだ終わっていない-八・一五記念国民集会の記録- 184
歴史的体験の意味 遠山茂樹 196
二六年前の獄中メモを読んで 古在由重 190
大悪には大善心をもって 藤井日達 188
精神の自立と平和の普遍的原理を 武田清子 189
二十世紀最大のパラドックス 丸山真男 198
他六氏
1966
0420 『戦争体験(近代日本の名著, 第9巻)』(山田宗睦 編・解説、徳間書店)
〈敗戦体験〉二十世紀最大のパラドックス 丸山真男/309
 0801   『世界  第249号』(岩波書店)
特集 安倍能成氏追悼の記
〈対談〉安倍先生と平和問題談話会 丸山真男・吉野源三郎 121
1969
1220 『原点 「戦後」とその問題 「世界」座談会集III』(吉野源三郎編、評論社)
 1980
 0701    『世界  第416号』(岩波書店)
 追悼 大内兵衞先生
〔座談会〕大内兵衞先生-人と学問 辻清明・中村哲・丸山真男 296
1981  『世界  第429号』(岩波書店)
 吉野源三郎氏を偲ぶ
『君たちはどう生きるか』をめぐる回想 丸山真男 295
 1985
 0708  『世界 [臨時増刊] 1985.7』(岩波書店)
 戦後平和論の源流-平和問題談話会を中心に-
第Ⅰ部〔未発表討論〕「平和問題談話会」について 久野収・丸山真男・吉野源三郎・石田雄・坂本義和・日高六郎・司会 緑川亨 2
 1101   『世界  第481号』(岩波書店)
 私の出会った本
シューマッハーと丸山真男 平松守彦 318
1989
0330 『なんでアムネスティ? へっぴり腰・思案投首国際市民運動体験』(阪本和子著、農山漁村文化協会)
丸山真男を読む
丸山真男が二度と語らなかったこと…158
「平和論の進め方についての疑問」 158
「論争のすすめ」 160
丸山真男と福田恒存 162
 1995
 0901   『正論 9月号 通巻第277号』(産経新聞社)
 特集 戦後世代の戦後思想家論 丸山真男・・・
1996
0815 死亡。享年82歳。
 1115  『軍縮問題資料 No.192 1996.11.15』
平和を愛する〈丸山真男〉…表紙裏
1997
0815  『軍縮問題資料 No. 1997.08.15』
平和を愛する〈丸山真男〉…表紙裏
1998
0301 IPSHU研究報告シリーズ No.25 丸山眞男と広島-政治思想史家の原爆体験』(林立雄編、広島大学平和科学研究センター)
0601 『中央公論 第1368号』(中央公論社)
中公読書室/今谷明「司馬遼太郎と丸山真男」(中島誠)
1999
0220 『1945年 : 日独全体主義の崩壊 日本の空が一番青かった頃(毎日ムック シリーズ20世紀の記憶)』(毎日新聞社)
戦後丸儲け(『丸山真男手帖5』より) 104
2008
0701 『丸山眞男八・一五革命伝説 増補・新版(松本健一伝説シリーズ , 6)』(松本健一著、辺境社)

中国往還―現代史の視点

『中国往還―現代史の視点』(小林文男、勁草書房、1991/05/15)

内容

見出し
新中国40年の軌跡 1
1 交錯する明暗 2
プロローグ 2
「新民主主義」の理念と実践 4
毛沢東の不幸 10
「専制」の風土と伝統 16
“必然”としての回帰 21
2 天安門事件と「民主」のゆくえ-月刊「状況と主体」誌の質問に答えて- 24
開放体制への影響 24
開放政策の矛盾 27
胡燿邦の政治と信条 28
胡燿邦の“罪状” 32
学生が求めた「民主化」の中身 34
「五四」運動以来の学生・知識人の役割 37
中国革命は未完成 40
方励之氏の主張と行動 41
「冬の時代」は再来するか 44
中国のゆくえ 45
それでも、日本人は中国が好き 47
3 胡燿邦氏を悼む 49
日中戦争の人間群像 55
1 張自忠将軍の死をめぐって 56
広島の“過去”と将軍 56
盧溝橋事件と張自忠 57
抗日将領への転身 61
藤部隊とは… 64
宜昌作戦のなかの藤部隊 66
将軍と藤部隊の遭遇 69
壮絶な死 71
中国軍による遺体の奪還 76
藤部隊の悲劇 79
中国側の記録に見る死の状態 82
“刺突”はなかった 86
秘められた苦悩 89
訪日の目的と内容 93
“誤解”の根源 96
藤部隊のその後 100
補記-張廉雲女史の印象 104
2 詩人・黄瀛 111
日中混血の子として 111
草野心平との出会いと交友 116
中国軍人として 123
迫りくる暗雲のなかで 128
詩集『瑞枝』を遺して 134
「黄瀛は死んだ」 140
生きていた黄瀛少将 144
李香蘭を救う 148
黄瀛氏はいま 151
知られざる近代史の底流 157
1 中国におけるデューイの足跡 158
問題の所在 158
「五四」文化革命の思想状況と胡適の役割 160
デューイの訪華とその影響 167
デューイ講演の基調と内容 174
今日における胡適評価 181
補説-デューイ「五大講演」について 184
2 「胡惟庸党案考」前後-若き日の呉晗の肖像- 196
はじめに 196
年少時代 197
『御批通鑑』を読む 199
胡適との出会い 202
北京での生活-胡適を師として 208
清華大学に入る 213
胡適学説と呉晗 217
学問と政治のはざまで 221
「胡惟庸党案考」の内容と意義 228
新進明史研究者として 233
袁震との恋 236
3 抗日戦争期、重慶の文化運動-郭沫若・文工会の理念と行動に関する覚書き- 244
「始于今日、終于今日…」 244
文工会の歴史 245
文工会の組織と行動 247
卓抜した学術成果と敵情研究 252
新華日報の意義と役割 256
文工会の歴史的遺産 259
国際化・日本と中国人留学生 263
1 在日留学生の現状と問題点 264
一万一千という数 264
日本留学の意図と背景 265
日本側の受け入れ体制 270
留学生教育の現状と問題点 275 就学生問題の意味するもの 281
2 留学生とともに20年-広島アジア文化会館 讃井光子、中田節子両氏に聞く- 286
讃井光子氏の生いたち 287
広島アジア文化会館設立へ 290
会館当初の思い出 296
留学生をめぐる事件 299
留学生気質の変化 303
国際交流・有識者への苦言 308
留学生とともに生きる喜び 312
さまざまな感慨 317
1 ヒロシマ「平和宣言」の検証 318
被爆45年・ヒロシマのかかえる課題 318
死してなお差別か 321
一転して「移設」へ 324
「平和宣言」に見る外国人被爆者 326
ナガサキ「平和宣言」こそ… 329
2 忘れられた中国人原爆被爆者-北京在住・由明哲さんを訪ねて- 333
あの日、私は 333
悲しみの記憶 335
帰国後の生活 336
ヒロシマの対応 339
3 故岡本哲彦教授の思い出-中国を共に旅して 342
長かった道程 342
紺碧の北京、広い空 344
思わぬハプニング、大同へ 346
華中工学院での学術交流 348
先生の中国イメージ 350
あとがき 352

小林文男

小林文男

こばやし ・ふみお 19330306生20060812没 享年72歳 中国研究者。アジア経済研究所主任調査研究員、広島大学名誉教授。

資料年表:小林文男

年月日 事項 備考
1933
0306 誕生
 1970
1101  『世界 第300号』(岩波書店)
 経済進出の実態と日台関係 小林文男 97
 1971
 0501  『世界 第306号』(岩波書店)
 もう一つの「日本軍国主義」論 小林文男 125
1001  『世界 第311号』(岩波書店)
 台湾問題・もう一つの視点 小林文男 130
1972
 0801  『世界 第321号』(岩波書店)
 日中問題と「戦後」状況 小林文男 50
 1975
  0601   『世界 第355号』(岩波書店)
 蒋介石の死と「三民主義」-その“反共”執念を支えたもの- 小林文男 201
  1982
  1201  『平和科学研究通信 Vol.6 No.2』(広島大学平和科学研究センター)
 「教科書問題」と中国の立場-最近の日中関係を考える- 小林文男 1
 1984
  0201  『IPSHU研究報告シリーズ No.9 中国の現代化と日中文化交流 1984.2.1』(広島大学平和科学研究センター)
〈報告〉中国現代化と教育 久留島幹夫 39
報告に対するコメント 小林文男 58
0830 『平和学講義 新訂版』(山田浩編、勁草書房)
第11章 中国問題と日本の平和――日中関係の過去と現状を中心に―― 小林文男 195
1986
0301 『平和文化 第58号』(広島平和文化センター)
戦争受難都市重慶とヒロシマ 両市の友好提携締結を前に
広島大学総合科学部教授 小林文男
0410 『中国現代史の断章』(谷沢書房)
0820 『ヒロシマ・ナガサキの証言’86夏 第19号』(鎌田定夫・庄野直美編、広島・長崎の証言の会)
特集/戦争・加害・原爆-中国への旅
中国の原爆観とヒロシマ-反核平を“語り合う”旅から帰って  小林文男 20
 1001  『かけはし 第10号』(YMCA国際平和研究所)
国際平和セミナー(第2回) 「現代中国の素顔と日本」  小林文男
1987
0601 『IPSHU研究報告シリーズ No.15 中国青年の核意識・平和観・ヒロシマ観─上海・重慶・北京・広島における初歩的調査をとおして─』(小林文男、小松出著、広島大学平和科学研究センター)
Ⅳ 補編
1.原爆投下に対する中国共産党の最初の反応(『新華日報』記事)
2.中国人留学生の被爆体験(由明哲)
1988
0210 『日本はアジアの友人か』(YMCA国際平和研究所編、東研出版)
III 日中関係を考える 小林文男 53
1989
0101 『広島平和科学 12  1989年』(広島大学平和科学研究センター)
日本人の中国認識に関する一考察―「天安門事件」をめぐる新聞投書分析とアンケート調査を実施して―小林文男・橋本学・柴田厳……79
1990
0101 『広島平和科学 13  1990年』(広島大学平和科学研究センター)
1990年ヒロシマ・ナガサキ「平和宣言」の一考察―広島大学学生の意識調査をとおして― 小林文男……33
0315 『広島大学四十一年の日々』(沖原豊学長退官記念誌刊行会編、第一法規出版)
復旧大学との大学間協定の締結 広島大学総合科学部教授 小林文男 257
0830 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声1990 第4集』(長崎の証言の会)
忘れられた中国人被爆者-北京在住・由明哲さんを訪ねて 小林文男 116
1991
0515 『中国往還 現代史の視点』(小林文男、勁草書房)
0720 『森瀧市郎先生の卒寿を記念して』(行安茂 編著・刊)
森瀧先生と中国、そして私 小林文男 138
1992
0101 『広島平和科学 14  1991年』(広島大学平和科学研究センター)
強制連行と原爆災害―長崎における中国人死没者の遺族調査を終えて―小林文男・柴田巌……23
0831 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声1992 第6集』(長崎の証言の会)
長崎原爆中国人犠牲者の悲惨-強制連行と被爆死、朱造火の遺族を訪ねて 小林文男/柴田巌 166
1110 『戦争と平和の理論』(芝田進午編、勁草書房)
中国への侵略と戦後責任 小林文男 95
1993
0707 『広島・長崎の平和宣言 その歴史と課題』(鎌田定夫編著、平和文化)
第2章 広島・長崎「平和宣言」の比較-1990~1992年,広島大学学生への意識調査結果を中心に-小林文男・橋本学・柴田巌
終章 広島・長崎「平和宣言」の課題と展望
1 広島から 小林文男 286
2 長崎から 鎌田定夫 290
0831 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声1993 第7集』(長崎の証言の会)
〔証言’93座談会Ⅱ〕 ヒロシマ・ナガサキの課題と展望 〔出席者〕鎌田定夫 江口保 久保浦寛人 沼田鈴子 舟橋喜恵 山本真理 難波郁江 王小京 橋本学 柴田巌  小林文男  39
1020 『火幻 1993年秋号 第36巻第141号』(火幻短歌会)
豊田清史の仕事…小林文男…3
1994
01 『広島平和科学 16  1993年』(広島大学平和科学研究センター)
1993年広島・長崎「平和宣言」の一考察―広島大学学生311名の意識調査結果をとおして―小林文男、橋本学、柴田巌……41
0128 『アジアを語る 13人の視点』(中国新聞社)
第二章 中国=その1・文革余波…小林文男
政治の責任57/脈打つ儒教59/大鍋飯61/友好都市・重慶64/ラスト・エンペラー66/
中華料理69/二君に仕えず71/台湾の行方73/日中友好の課題75
中国=その2・開放政策の行方…小林文男
天安門事件の主役79/学生のヒロシマ観81/若者の天皇観83/進まぬ政治改革86/
市場経済の加熱88/荒廃する教育91/強制連行の悲劇93/胡耀邦の墓96
0809 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声1994 第8集』(長崎の証言の会)
〔証言’94座談会Ⅱ〕ヒロシマは生き残れるか 52
〔出席者〕江口保 鎌田定夫 川原洋子 栗原貞子 ジーン・イグリス 柴田厳 沼田鈴子 橋本学 松江澄 丸屋博 湯浅一郎 小林文男
1995
0720 『月刊状況と主体 1995.8 No.236』(谷沢書房)
焦点・戦後50年の夏に思う
ヒロシマに見る平和の意味-被爆50周年にあたって 小林文男 7
0831 『証言-ヒロシマ・ナガサキの声1995 第9集』(長崎の証言の会)
〔漢詩〕被爆五十年に寄せる詩三編 白天(訳 小林文男 251
1998
 1010  『火幻 第42巻161号』(火幻短歌会)
 essay 小林文男(広大名誉教授) 32
 1999
 0710  『火幻 第42巻164号』(火幻短歌会)
 評論 ヒロシマの今に思う 小林文男 2
 2001
 1210   『火幻 第46巻174号』(火幻短歌会)
 評論〈石灰吟〉に寄す-豊田氏へ 小林文男 11
 2002
 0509  『アジア研究半世紀の軌跡 今堀誠二遺稿集』(今堀百合子)
 今堀中国学の真髄-「中国封建社会の構成」刊行によせて- 小林文男…298
 2005
0126  『創価学会ニュース広島版 Vol.10』(創価学会広島県広報部)
小林文男・広島大学名誉教授
 0310   『火幻 第49巻187号』(火幻短歌会)
 評論 ある中国人被爆者の悲哀 小林文男 2
2006
0710 『火幻 2006年夏号 第50巻192号』(火幻短歌会)
豊田清史賛歌―五十年を祝して―小林文男…124
0812 小林文男死亡

資料年表:明田弘司

明田弘司

あけだ・こうし 192212生20150812没 享年92歳 写真家。「戦争から復員後の48年、広島市内で写真展を開業。仲間とヒロシマ・フォト・クラブを結成。写真家の名取洋之助から広島の復興を記録するよう助言され、市民生活や街の活気を撮り続けた」(『中国新聞』2015.8.13)。

資料年表:明田弘司

年月日 事項 備考
1922
12 誕生
1967
0701 『ひろしま JRP広島支部写真集 1967.7 創刊号』(日本リアリズム写真集団広島支部)
父の記録 明田弘司
1981
1201 『美術ひろしま-昭和56年度市民美術作品』(広島市文化振興事業団)
写真
84 浅き春  明田弘司
2009
0808 『百二十八枚の広島 広島を撮り続けて六十一年、明田弘司(写真家)が見た 昭和二十年代→三十年代』(明田弘司著、南々社)
2011
02 明田弘司の写真パネル展。天満屋八丁堀店1階(広島市)で開催。~21日。
0819 写真展「復興の記憶 広島 戦後の商業史」、泉美術館で開催。~19日。 C
2013
0806 「広島復興の記録次代へ 広島市中区の明田さん 市公文書館に写真10万点から寄託」(『中国新聞』) C
2014
0716 『写真展「広島の記憶 写真家明田弘司の仕事から~忘れちゃぁいけん、あの頃。~」』(泉美術館・中国新聞社主催)
2015
0716 『復興の記憶 ヒロシマを見つめた写真家たち 被爆70年記念写真展』
0812 死亡。享年92歳。
0819 「天風録」(『中国新聞』)<明田追悼>
2016
0908 泉美術館で「追悼写真展 写真家明司の昭和」(同館・中国新聞社主催)~10月16日。
以下つづく

池田勇人

池田勇人

いけだ・はやと 18991203生19650813没 享年65歳 広島県豊田郡吉名村(現・竹原市)で誕生。内閣総理大臣(1960年7月19日 – 1964年11月9日)

資料年表:池田勇人

年月日 事項 備考
1899
1203 誕生。
1948
0415 広島市議会無償払下特別委員会、旧軍用地払下問題で池田勇人前大蔵次官に最高顧問就任を要請。
1951
0312 広島平和記念聖堂の建設後援会が東京で設立総会。会長に池田勇人蔵相。
0720 広島市、広島復興のための市政懇談会を池田勇人蔵相らを招き上野精養軒(東京)を開催。
1952
0714 「ヒロシマ・ピース・センター東京協力会」誕生。池田勇人蔵相夫人・真杉静江らが世話人。
0801 「ヒロシマ・ピース・センター東京協力会」発足のための準備会。世話人に池田勇人蔵相夫人・田中耕太郎最高裁長官夫人、石川達三夫人、真杉静江ら。
1960
0718 広島県議会、「原爆15周年大慰霊祭」への池田勇人自民党総裁、浅沼稲次郎社会党委員長、西尾末広民社党委員長の招待を決める。
0725 政府、「原爆15周年慰霊式・平和記念式典」に首相代理として中山マサ厚生大臣の出席を決める。池田勇人首相は「党の新政策がまとまるまでは公式の場に出席は避けるべき」の自民党内意見で出席を見送る。
0911 池田勇人首相、首相就任後初のお国入り。原爆慰霊碑に参拝し、原爆病院を見舞う。現職首相の原爆病院慰問は初。
1961
1114 自民党、核兵器禁止・平和建設国民会議(核禁会議)の結成大会に積極的に参加し、池田勇人総裁のメッセージを贈ることを決める。
1965
0813 没。

 

資料年表:粟屋仙吉

粟屋仙吉

あわや・せんきち 18931107生19450806没 広島の原子爆弾被爆時の広島市長。

資料年表:粟屋仙吉<作業中

年月日
1893
1107 誕生
1945
0806 原爆被爆死。
1966
1225 『粟屋仙吉の人と信仰 原爆にたおれた広島市長 待晨新書』(津上毅一編、待晨堂)
1998
0501 『追悼-原爆にたおれた粟屋家の人々』(粟屋忠編・刊)
 2009
 0710  『康子十九歳 戦渦の日記』(門田隆将著、文芸春秋)

 

 

清水幾太郎

清水幾太郎

しみず・いくたろう 19070709生19880810没 享年81歳 社会学者。原爆孤児精神養子運動に協力。

資料年表:清水幾太郎

年月日
1907
0709 誕生
 1947
 0201  『世界 第14号』(岩波書店)
「ヒューマニズム」の性格 清水幾太郎 1
1948
0801  『世界 第32号』(岩波書店)
世代の差違をめぐって(座談會)-進歩的思潮の批判と反批判-(安倍能成・和辻哲郎・天野貞祐・清水幾太郎・高桑純夫・松村一人・都留重人・磯田進) 14
 1949
0701 『世界 第43号』(岩波書店)
平和のための教育(座談會) 24
清水幾太郎・今井譽次郎・上飯坂好實・宮原誠一・猪野謙二・新村猛・中井正一・吉野源三郎
1101 『女性改造 4巻11号』(改造社)
不運な書物 清水幾太郎 12
1951
0301 『世界 第63号』(岩波書店)
櫻の園をみて  清水幾太郎・渡邊一夫・竹内好・中野好夫 106
0501 『文芸春秋 第29巻第7号』(文芸春秋新社)
わが子の教育史…清水幾太郎 52
0501 『人間 6巻5号』(目黒書店)
清水幾太郎「私の社會觀」 林健太郎 124
0701 『世界 第67号』(岩波書店)
私の信篠/清水幾太郎 95
1015 『声なき民の声』(清水幾太郎編、要書房) U
1201 『世界 第72号』(岩波書店)
批准國會を傍聴して /清水幾太郎 113
1952
0101 『婦人公論 第416号(38巻1号)』(中央公論社)
 幸福について 清水幾太郎 98
0613 『岩波講座教育 第1巻 世界と日本』(編集責任者:清水幾太郎、岩波書店) U
清水幾太郎「Ⅰ現代文明論」
1953
0101 『婦人公論 第428号)』(中央公論社)
作文について 清水幾太郎 168
0425 『基地の子 この事実をどう考えたらよいか』(清水幾太郎 [ほか]編、光文社)
編集のことば 清水幾太郎・宮原誠一・上田庄三郎 1
0520 『平和の探求 河出新書』(亀井勝一郎編、河出書房)
現代の魔術に抗して 清水幾太郎 48
 0901  『世界 第号』(岩波書店)
 内灘 清水幾太郎 65
0901 『婦人公論 第4号)』(中央公論社)
悲しむべき偏見について 清水幾太郎 43
1954
0301 『中央公論 第786号)』(中央公論社)
弾圧はまず教育から 清水幾太郎 48
以下”雑誌”未入力
1955
1220 『戦争屋-あのころの知識人の映像- スマイルブック』(長尾和郎著、妙義出版)
清水幾太郎と三木清のこと 80
1956
1125 『岩波講座現代思想第1巻 現代の思想的状況』(岩波雄二郎編、岩波書店)
Ⅰ 現代の思想と歴史  清水幾太郎 3
1957
0710 『人類の危機と原水爆禁止運動 第3回原水爆禁止世界大会討議資料』(原水爆禁止日本協議会)
Ⅴ 原水爆禁止運動と平和諸運動
原水爆禁止運動と国際的緊張緩和をめざす諸運動の関連について 上原専祿・高桑純夫・久野収・清水幾太郎・古在由重…223
0917 『岩波講座現代思想第6巻 民衆と自由』(岩波雄二郎編、岩波書店)
IIIプラグマティズム
プラグマティズムの本質 清水幾太郎 249
V自由の観念の発展
自由の観念の発展 清水幾太郎 357
1957
0725 『講座現代倫理 第9巻 世界と日本の道徳教育』(筑摩書房)
これからの日本人 清水幾太郎 3
1969
1220 『原点 「戦後」とその問題 「世界」座談会集III』(吉野源三郎編、評論社)
1980
0925 『日本よ国家たれ 核の選択』(文芸春秋)
1981
0125 『非戦・永世中立論 憲法九条と防衛の問題』(田畑忍著、法律文化社)
四 反憲法九条論に対する批判…42
一 清水幾太郎『日本よ国家たれ』(「諸君」昭和五五年七月号)批判…42
二 江藤淳『一九四六年憲法-その拘束』(「諸君」昭和五五年八月号)批判…50
0324 『戦後思潮 知識人たちの肖像』(粕谷一希著、日本経済新聞社)
4章 近代化の流れ
清水幾太郎-知の遍歴 100
1982
0320 『世界的に狂っている国防論 「世界連邦」創設の「政治的プロセス」』(三好康之著、勁草書房)
5 清水幾太郎筆「核の選択と日本が持つべき防衛力」は「世界の危機」を扇動、助長する以外の何ものでもない…228
1983
0315 『講座現代芸術 2 芸術家』(阿部知二 [ほか]編、勁草書房)
天才 清水幾太郎 171
1988
0810 死亡。
1995
0131 『ジャーナリストとマスコミ 松浦総三の仕事 3』(松浦総三著、大月書店)
第3章 清水幾太郎-極左から極右までの思想遍歴 41
1006 『「世界」主要論文選 1946-95 戦後50年の現実と日本の選択』(「世界」主要論文選編集委員会編、岩波書店)
いまこそ国会へ-請願のすすめ [60・5] 清水幾太郎 333
1996
0207 『丸山眞男集 第八巻 一九五九-一九六〇』(岩波書店)
「清水幾太郎氏の闘い」に寄す……341
1999
0625 『日本原爆論大系 第4巻 核兵器禁止への道Ⅰ』(岩垂弘 [ほか]、日本図書センター)
われわれはモルモットではない(清水幾太郎)66
2002
1120 『「核」論 鉄腕アトムと原発事故のあいだ』(武田徹著、勁草書房)
1980年論清水幾太郎の「転向」 163
2015
0125 『核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(山本昭宏著、中央公論新社)
第4章 消費される核と反核-1980年代…161
清水幾太郎の核武装論-被爆国という特権

増本量

増本量

ますもと・はかる12 18950109生19870812没 享年92歳 金属物理学者。東北大学名誉教授。日本金属学会会長。広島県安芸郡矢賀村(現:広島市東区矢賀)出身。

 

『増本量伝』(石川悌次郎著、誠文堂新光社、1976/06/25)

序 藤森成吉
1 矢賀の春秋
1 出稼ぎの村 1
2 結婚開運 5
3 一等公民 10
4 みのほど 15
5 模索する精神 19
6 門構えの家・高女出の妻 22
7 海老の寺詣り 29
8 “ちょうさい”の里 34
9 排日移民法の公布 40
2 才蔵峠
1 畦のバイオリニスト 47
2 父と子 51
3 二宮穠 56
4 涙の峠路 60
5 肝臓と自転車 68
6 ぼん倉が立つ 76
3 螢雪の時代
1 富士の肩雲 85
2 妥協を排す 90
3 洟水とチブス 97
4 意外な曲り角 103
5 別名“亀さん”決る 112
6 大道無門の実学 118
4 コバルトの妻
1 緑は異なもの 129
2 提灯に吊鐘 136
3 教育代議士 141
4 コバルトの妻(その1) 153
5 コバルトの妻(その2) 162
5 死線を越えて
1 肺患の急襲 173
2 エネルギー哲学 182
3 スーパーインパー 187
4 広島の人々 193
5 不可思議の解明 200
6 錬金術師 208
7 学士院賞と母 214
8 磁石鋼もの語り(その1) 222
9 磁石鋼もの語り(その2) 227
10 磁石鋼もの語り(その3) 232
6 戦局と研学
1 耳栓のはなし 239
2 欧米出張 247
3 センダストもの語り 260
4 焦眉のアルフェル 267
5 広島の原爆 274
7 金研所長時代
1 学士院恩賜賞 285
2 金研の履歴書 288
3 学者の俗務 292
4 金研の復興拡充(その1) 297
5 金研の復興拡充(その2) 301
6 本多先生の終焉(その1) 307
7 本多先生の終焉(その2) 315
8 電磁研とともに
1 航空計器材料試作研究所 325
2 電磁研の躍進(その1) 330
3 電磁研の躍進(その2) 338
4 電磁研の躍進(その3) 344
5 増本式健康法 356
6 栄誉と褒章の道 374
増本量年譜 384
あとがき 松永陽之助

 

忘れじのヒロシマわが悼みうた 栗原貞子詩集

『忘れじのヒロシマわが悼みうた 栗原貞子詩集』(栗原貞子著、詩集刊行の会、1997/06/30)

内容

まえがき
1 ヒロシマのうたを歌い続けて
ヒロシマの道標 10
寂寞を希望にかえて 11
相次ぐ発禁-言論弾圧と細田民樹 13
日米ピースセンターの活動 16
悪い政治と斗って 18
崩れぬ平和都市を 19
生と死 20
ヒロシマのうたを歌い続けて 22
2 忘れじのヒロシマ
原爆で死んだ幸子さん 26
夾竹桃 27
異形 29
日詰さんと原水禁広島母の会 30
黒い十字架 32
いまは安らかに眠りませ 34
眼 35
白い虹 36
愛と死 37
ケロイドの背で証言する 38
まどうてくれ 40
ヒロシマの人体実験はまだ続いている 41
原爆半世紀ヒロシマの女たちは 44
3 歴史の立会人だったのだから
歴史の立会人だったのだから 48
石のなかから 49
歴史の残像 50
ヒロシマと言うとき 52
何のために戦ったのか 53
護憲の碑除幕 56
楽譜「世界とともに」 57
献詩「弟よ」 58
射程距離 60
昇天 61
終わりのとき 62
知らなかった 63
呼ぶ 64
空席 65
献詩 66
4 物故作家を語る会の記録 70
第1回 代表 田辺耕一郎
第2回 代表 好村富士彦
あとがき