『この怒りを―国鉄労働者被爆体験記』(石川俊彦編、国鉄労働組合・国労原爆被爆者対策協議会刊 19710101)
内容
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序にかえて 中川新一(国労被爆者対策協議会議長) 発刊に寄せて 望月優子(参議院議員) |
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広島 | |||
二度とこの悲惨はくりかえさない 中野敏雄(下関保線区) 1 ボロボロの黒焦の水ぶくれの悪魔 佐藤寛(下関保線区) 2 悲しいきのこ雲の思いで 黒本祐敏(下関信号区) 5 原爆死傷者は平和の犠牲者 佐伯悦人(下関建築区) 7 苦しみに耐えて 井上胖(幡生駅) 9 命ある限り戦争廃止の叫びを 田熊秋子(家族会) 11 被爆の爪痕 内田作治(小郡機関区) 13 おそろしい原爆の想い出 弘中員人(徳山車掌区) 17 この苦しみを誰にもさせまい 種田武夫(徳山車掌区) 19 平和を愛することを忘れてはならない 中島伊勢夫(広島工場) 22 戦争は地球上から抹消せよ 川本勝人(広島工場) 25 失った弟と妹 伊藤友三(広島工場) 27 世界中に叫ぶ!戦争はもうしないと 好井博(広島工場) 29 悪夢 英徹(広島工場) 32 また訪れる八月六日、平和のために生きぬきます 津崎シズエ(広島工場) 35 原爆の傷痕は永遠に消えない 田村長治郎(広島工場) 37 被爆者のたたかいはまだ終らない 迫正(広島駅) 40 犠牲を乗りこえて平和を 堀徹(広島駅) 43 人間は万物の霊長ではなかったのか 高原辰夫(広島工事区) 45 あやまちをくりかえさせぬために 石本信康(広島物資部) 48 八月六日の傷は癒えず 大田道子(家族会) 51 ピカドンの残酷さは語りつくせない 坂本八重子(家族会) 54 一ときも忘れぬあの日 伊籐隆三(局コンピュータ課) 56 原爆の悲惨さを顧みて 泉広清(広島地本) 58 いのちのかぎり戦争反対を 片山一(広島地本) 60 三度人類の頭上に原水爆を受けないために 瀬戸高行(広島地本) 62 屈辱の八月 久保美津子(家族会) 66 被爆二世にも被爆手帖の交付を 名越操(広島地本) 71 被爆から二十五年を過ぎて 矢崎坂治(上諏訪駅) 74 心から平和を 高橋岩男(糸崎駅) 77 この世の地獄図絵、被災者救援記 渡辺明(浜松工場) 原爆記念日によせて 斉藤親則(宇和島機関区) |
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長崎 | |||
被爆者診療記 坂本亀良(長崎駅) 拭えないいまわしい記憶 山下哲生(元長崎車電区) 95 被爆一週間後でも 山下チエ子(長崎電気区) 97 九死に得た一生を平和のために 森内初美(長崎客貨車区) 99 苦しんで死んだ母の想い出 岩下治之(長崎客貨車区) 106 あの泣き叫ぶ声が忘れられようか 佐々口千年(長崎機関区) 110 亡き家族への供養、それは平和だ 岩松博泰(長崎保線区) 115 原爆の悲惨に耐えて 松尾澄子(長崎診療所) 120 チンク油を塗った友のケロイドの感覚が 浜崎八郎(長崎駅) 124 父と弟を奪った原爆を呪う 久保信子(長崎機関区) 127 母の霊に誓う 田中強(下関機械区) 135 |
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資料 | |||
国鉄労働組合原爆被爆者対策協議会の歩み 140 | |||
被団協による被爆者数 143 別紙(1) 被爆者数について 144 国鉄当局が調査し集約した被爆者数 144 別紙(2) 国鉄労働組合原爆被爆者対策協議会運動方針 145 別紙(3) 国鉄労働組合原爆被爆者対策協議会会則 別紙(4) 原爆被害者援護法案(要旨) 152 別紙(5) 国労被爆者実態調査結果 別紙(6) 諸要求と交渉経過について 157 |
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あとがき 158 | |||
編集後記 159 | |||
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