「03 ヒロシマNGO」カテゴリーアーカイブ

原爆被害者の手記編纂委員会

原爆被害者の手記編纂委員会 19520821

目次(同委員会編『原爆に生きて 原爆被害者の手記』、三一書房、19530625)

 カット:丸木位里・赤松俊子
原爆手記編纂委員会
 (山代巴・隅田義人・山中敏男・川手健・松野修輔)
序=「我々が原爆被害者の手記を集めようといい出したのは、1948年8月で、いよいよ具体的に仕事が進み出したのは、1952年8月」、「我々はその集め方について、適切な方法がみいだせず、それが為に仕事が前へすすまなかった」、「8月21日の相談の結果、新聞やだジオによる募集には、あまり頼らず、我々が被害者の家を直接訪問してお願いし、欠けない人のは代筆してもいい、発表の機会に恵まれない人々の、手記を書かれることに重点をおこうということになったことは、この仕事を進める一つの鍵になった」
1 生きる
檜垣干柿 短かき夜の流れ星
小原秀治 生命の河
恵京吉郎 白血病と闘う
石井一郎 ヌートリアの思い出
磯川喜幸 真如の心
吉川みち子 母子抄
2 歩む
山下寛治 敗戦日記
日詰忍 七年の記
島本正治郎 「無窮」の木
浮気モト 四十八願
多田マキ子 夫はかえらない
山野音代 友の手紙
宮田君子 生長の家から
辻本トラ 行くとこなし
山田静代 未亡人の願い
大屋ヒデ 喜生園
内山正一 父情記
温品道義 傷害年金受給のこと
3 叫び
山中敏男 春雪日記
上松時恵 平和をわれらに
浦本稔 青年の独想
横山文江 甲神部隊の父
牧かよ子 すみれのように
池田精子 母となりて
西山わか子 私は生きたい
尾形静子 子等とともに
川手健 半年の足跡

 

 

 

大学人会活動略年表

大学人会活動略年表

年月日 事項
1953
0215 発会準備会
0221 発会大会(会員50人余・・・5月末会員100余名)
0326 学術会議会員との懇談会
0405 平和講演会(広教組後援)
0601 会報(N・・・新聞型)No.1発行
1001 広島大学人会ニュースNo.1(N)発行
1115 会報(N)No.2(第3期学術会議会員選挙特集)
1954
1210
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
0131 拡大理事会(中心話題は「大学紛争」問題)

平和と学問を守る大学人の会(発行物一覧)

平和と学問を守る大学人の会(発行物一覧)

書名・タイトル 発行年月日 備考
広島大学人会会報 19530601(創刊号)~
大学人会研究論集 195411(第1集)・195507(第2集)
 原子力問題研究資料 (1)195701 原子力関係文献目録・
 広島の平和運動研究資料  (1)広島の平和運動(平和運動研究班中間報告)(2)原爆被害者の歩み(3)原爆被害者救援の動き
大学人会討議資料 19600610
平和・科学・自由 196006
 大学制度問題資料集 1961 (その1)・(その2)・(その3)
 第9回原水爆禁止世界大会文書集   1963

ヒロシマNGO一覧(設立順)

ヒロシマNGO一覧(設立順)<作業中

  出典:<平文>=広島平和文化センター。<県百科>=『広島県大百科事典』
 設立年月日  名前 出典・組織概要など
1917 日本友和会FOR広島支部
代表:<平文196803>河村政任。<平文197003>メリー・マックミラン。<平文19800301>相原和光。
占領・講和期
19451201 広島戦災児育成所
<県百科(島津邦弘・記)>
19451207 広島戦災者同盟
19451217 中国文化連盟  機関誌『中国文化』(1946年3月10日創刊)。1948年末までに19冊発行
1945 庚午中町内会
194601 広島市戦災死没者供養会  <県百科(小堺吉光・記)>
19460224 広島青年文化連盟 委員長:大村英幸(初代)。
委員長:峠三吉(2代)。機関誌「探究」
194602 広島地区在外父兄救出学生同盟
19460515 広島県教職員組合(広教組) 機関誌『広島教育』
(1948年4月「芸備教育」を「広島教育」に改称発刊)(『広教組70年のあゆみ』http://www.hirokyouso.jp/siryou/history.pdf )
19460925 広島県労働文化協会
藤原浩修「中川先生と広島県労働文化協会」(『中川秋一遺稿集』)
1946 新日本文学会広島支部
1946  広島詩人協会  機関誌「地核」
19470107 長崎市戦災者連盟
19470620 広島平和祭協会  <投稿=広島平和(祭)協会略年表>参照
1947 日本共産青年同盟広島学生委員会
19480418 世界平和デー委員会
194804 ハワイ広島戦災難民救済会
<県百科「広島戦災難民救済会」(小堺吉光・記)>
194805 広島児童文化会館学生後援会
19480729 広島県婦人団体連絡協議会
19480806 世界連邦政府樹立同盟(世界連邦建設同盟)
19481026 広島地方文学サークル協議会  機関誌『広島文学サークル』
(1号1949/03/01)(1号19490301)(2号19490701)(3号19491201)(4号19500901)
194812 広島建設委員会
1948 民主主義科学者協会広島支部
1948 長岡後援会 <県百科「原爆資料保存会」(河村盛明・記)>
長岡後援会⇒原爆資料蒐集後援会⇒集成後援会⇒ 原爆資料保存会(1964年~)。出典:『平和文化 第8号』(広島平和文化センター、19771101)
19490408 広島ペンクラブ
194906 広島銅合金鋳造会
19490715 広島県連合未亡人会
19490920 広島市連合未亡人会
194910 われらの詩の会
19491120 原爆都市青年交歓会
19491118 広島ユネスコ協力会
19491124 広島平和センタ-建設委員会
19491215 世界連邦日本国会委員会
1949 日本平和委員会
19500401 人類愛善会広島支部
19500914 世界連邦広島協議会
19500808 ヒロシマ・ピース・センター
19500533 広島戦災供養会
19500633 広島反戦学生同盟
19500531 広島文理大学生自治会「平和を守る会」
19500733 長崎国際文化都市建設協議会
19500422 反戦詩歌人集団結成準備会
19500406 平和擁護委員会
講和条約前後
19511333 世界連邦運動協会広島支部
19510827 原爆傷害者更生会
19511213 広島市原爆犠牲者援護促進会
19511333 広島大学わだつみ会
19510922 広島大学平和問題研究会
19511016 広島平和問題談話会
19510506 舟入平和擁護委員会
19510622 全国宗教者平和運動協議会
19510707 中国地方再軍備反対共同闘争委員会
19511006 長崎県社会福祉協議会
19510517 日本子供を守る会
19510728 日本平和推進国民会議
19510920 如己堂友の会
19510415 平和の闘士団中国地方協議会
19520715 ABCC運輸部労働組合
19520217 原爆の子友の会
19520810 原爆被害者の会
19530218 広島ピースセンター大阪協力会
19530301 広島子供を守る会
19530113 広島市原爆障害者治療対策協議会
19530112 広島大学東雲分校子どもを守る会
19530301 長崎県傷痍軍人会
19530602 長崎原爆乙女の会
19530514 長崎市原爆傷害者治療対策協議会
19530221 平和と学問を守る大学人の会
原水爆禁止運動
1954年
19540401 護憲連合広島県民会議
19540306 憲法擁護国民連合広島会議
19540907 原水爆禁止広島県協議会
19540808 原水爆禁止署名運動全国協議会
19541201 原爆障害者救援会
19540528 広島市供養塔建設対策委員会
19540806 世界平和記念聖堂
19541006 世界平和集会広島世話人会
19540131 日本国連協会長崎市支部
1955年
19550810 原爆被災資料保存会
19550733 皆実原爆被害者の会
19550911 京都府福知山・天田・綾部地区原爆被災者の会
19551217 群馬県内被爆者組織
19550608 原水爆禁止運動呉推進連盟
19551124 原水爆禁止運動富山県協議会
19551126 原水爆禁止広島協議会
19551126 原水爆禁止広島協議会原爆被害者救援委員会
19550933 原水爆禁止広島県協議会
19550521 原水爆禁止世界大会広島準備会
19551119 原水爆禁止長崎協議会
19551018 原水爆禁止長野県協議会
19550919 原水爆禁止日本協議会
19550528 原爆資料集成会
19551023 原爆被害者の会宇品支部
19551333 原爆被災者神奈川友の会
19550806 原爆被災者大竹同志会
19550533 広島県遺族会
19551009 広島子供を守る会青年部(あゆみグループ)
19550833 広島平和美術協会
19551133 世界平和アピール7人委員会
19550806 世界連邦母の会広島支部
19550805 第一県女原爆犠牲者遺族会
19550433 短歌文学を研究する会
19550717 長崎「生活を綴る会」
19551001 長崎原爆青年会
19550806 電気通信関係原爆犠牲者遺族会
19550919 日本原水協
1956
19560233 電力労働者憲法を守る会
19560111 愛媛県原爆被害者の会
19560805 京都府原爆被災者の会
19560503 群馬県原爆被災者の会
19561005 原・水爆禁止賀茂地区協議会
19560926 原・水爆被災者を救う会
19560719 原水協芦品地区協議会
19560422 原水爆禁止運動芸北協議会
19560121 原水爆禁止岩手県協議会
19560215 原水爆禁止広島市協議会
19560128 原爆の子の像の建設委員会
19560706 原爆障害者救援事業広島委員会
19560122 原爆被害者連絡協議会世話人会
19560415 原爆被災者の会(東京)
19560422 広島県・三次地区原爆被害者の会
19560718 広島県安芸郡原爆被害者団体連合会
19560930 広島県安佐郡祇園町原爆被害者の会
19560729 広島県安佐郡原爆被害者の会
19560527 広島県原爆被害者団体協議会
19560227 広島県東部原爆被害者連絡協議会
19561033 広島原爆障害研究会
19560413 広島原爆障害対策協議会
19560911 広島原爆病院
19560728 広島市己斐学区原爆被爆者の会
19560721 広島市広瀬学区原爆被害者の会
19560729 広島市竹屋学区原爆被害者の会
19560128 広島平和をきずく児童・生徒の会
19561217 山県郡内原爆被害者の会
19561111 山口県下関市原爆被災者の会
19560503 長崎原爆青年乙女の会
19560623 長崎原爆被災者協議会
19560118 長崎国際文化協会
560112 長崎市民生委員協議会
19560205 長野県原水爆被災者の会
19560810 日本原水爆被害者団体協議会
19560810 日本被団協
19561125 兵庫県原爆被害者の会
19560933 和歌山県原爆被害者の会
1957
19570707 パグウォッシュ会議
19570233 愛知県原水爆被災者の会
19570329 岡山県原爆被爆者協議会
19570425 賀茂郡西条町原爆被害者の会
19571133 皆実町原爆被害者の会
19570113 岩手県原爆被害者の会
19570716 原水爆禁止佐世保協議会
19571109 原水爆禁止大竹協議会結成大会
19570915 原爆被害者大分県協議会
19570501 広島憩いの家の会
19570817 広島県医師会原爆医療法特別委員会
19570217 広島県動員学徒犠牲者の会
19571333 広島県平和委員会
19570303 広島市原爆被害者の会連合会
19570129 広島市原爆被災者職員協議会
19570716 広島市役所原爆犠牲者遺族会
19571123 香川県原爆被害者の会
19570128 高田郡原爆被害者の会
19570219 高田郡八千代村原爆被害者の会
19571101 佐賀県・鳥栖・三養地区原爆被害者の会
19571333 山形県被爆者の会
19570616 山口県岩国市原爆被害者の会
19571110 山口県原爆被害者団体協議会
19570605 世界連邦建設同盟広島県協議会
19571022 大阪府茨木市原爆被害者の会
19570806 大阪府原爆被害者の会
19571110 長崎県動員学徒犠牲者の会
19570718 日本婦人有権者同盟広島支部
19571109 富山県原爆被害者の会
19571008 福岡県・小倉市原水爆被害者の会
1958年
195801 マスコミ倫理懇談会全国協議会
580533 キリスト教広島被爆者福祉センター
581030 熊本県原爆被害者の会
580810 原水爆禁止長崎県協議会
580112 原爆孤児グル-プ
580622 広島折鶴の会
580919 広島国際青少年協会
580927 広島平和委員会
580914 高知県原爆被爆者友の会
581333 佐賀県原爆被害者団体協議会
580318 佐賀県大町地区原爆被害者の会
581233 埼玉県被団協
580333 滋賀県被爆者友の会
580209 杉並光友会
580920 長崎原子爆弾被爆者対策協議会
580621 長崎原爆患者の会
580723 長崎原爆母親の会
580803 鳥取県原爆被害者協議会
580727 東京都・世田谷同友会
581116 東京都原爆被害者団体協議会(東友会)
580212 東京都品川被爆者の会
580415 栃木県原爆被害者協議会
580202 福岡県原爆被害者団体協議会
580413 福島県原爆被害者協議会
安保闘争とヒロシマ
1959年
19590221 宮城県原爆被害者の会
590806 京都府・綾部市原爆被災者の会
590613 原子爆弾後障害研究会
591033 広島・長崎原爆被爆者医療法改正対策協議会
591333 広島県詩人協会
590523 広島青年平和祭実行委員会
590433 広島平和会館
590726 静岡県原水爆被害者の会
590533 島根県原爆被爆者協議会
591233 日米安全保障条約改定反対共同声明広島世話人会
1960年
19601333 東部平和を守る会
600601 山下会
600333 宮崎県原爆被害者の会
601211 京都府・舞鶴原爆被災者の会
600120 原水爆禁止広島母の会
600233 原爆被爆者別府温泉療養所
600633 広島キリスト者平和の会
600524 若い広島の会
600915 世界連邦建設同盟広島支部連合会
600821 石川県原爆被災者友の会
600206 長崎平和委員会
601333 徳島県原爆被爆者の会
600533 富山県被爆者福祉協会
600633 北海道原爆被爆者団体協議会
1961年
611115 核兵器禁止平和建設国民会議
611333 岐阜県原爆被爆者福祉会
610433 広島原爆被爆者福祉センター
610410 広島市原爆被爆者協議会
611116 秋田県原爆被害者団体協議会
611233 青森県原爆被害者の会
610410 被爆協
610733 郵政被爆者の会
196111 リアリズム研究会 機関誌『現実と文学』(1963年10月号通巻26号19631001)~(1965年通巻44号19650401)
1962年
1962 日本宗教者平和協議会 『現代に生きる宗教者の証言』(新日本新書、19680805)
19620301 広島宗教者平和協議会
620433 西平塚町内会
621333 科学者京都会議
620121 核兵器禁止平和建設広島県民会議
620822 広島平和科学研究所
620522 全日本原爆被爆者協議会
19621022 福島地区被爆者の会  機関誌『壁ー未解放部落原爆被爆者の手記』(創刊19680806)。~(終刊19950806)
620805 平和のための広島県文化会議
1963年
19630303 新日本婦人の会広島県本部 機関誌『木の葉のように焼かれて』
出典:『日本共産党広島県党史略年表 第1次』、『被爆70年―市民が育んだヒロシマ―』(広島自治体問題研究所、20150728)
631017 ヒロシマ・アウシュビッツ委員会
ヒロシマの多様化
1964年
640501 段原中学区憲法を守る会
640712 沖縄県原爆被爆者協議会
640603 原水爆禁止広島県協議会
641333 原爆資料保存会
640614 広島県原爆被害者団体協議会
196403 広島詩人会議  機関誌『広島詩人会議』⇒『でるた』⇒『詩民』
640513 広島悲願結晶の会
640833 鹿児島県原爆被爆者福祉協議会
640304 世界連邦建設同盟山陽地区協議会
640607 談和会
640521 被災三県連全国支持委員会
640733 和歌山県原爆被災者の会
1965年
650627 きのこ会
650807 ワールド・フレンドシップ・センター
651033 京都原水爆被災者懇談会
651333 憲法を守る広島中央郵便局の会
651223 原水爆被災白書をすすめる市民の会
650611 原水爆禁止広島市協議会
650201 原水爆禁止日本国民会議
650715 原爆被災資料収集協力委員会
651207 原爆被災白書推進委員会
650833 広島・長崎被爆者の会
650401 広島県詩人協会「ヒロシマ通信」
650224 山梨県原水爆被害者の会(甲友会)
651333 福井県原爆被害者団体協議会
650125 平和の灯奉讃会
651129 平和を願う友の会
1966年
661333 アリス・ハーズ平和基金
660933 サーバス友の会広島支部
661333 広島市原爆被爆者協議会
660730 広島自由労働組合原爆被害者の会
660633 国鉄労働組合原爆被爆者対策協議会
660733 新潟県原爆被害者の会
660133 神奈川県原爆被災者の会
660710 胎内被爆者・被爆二世を守る会
661333 奈良県原爆被害者の会
196608? 吉島被爆者の会 機関誌『老いと怒りと』(創刊19660801)~(第7集19720801)
1967年
670833 広島生命と平和のための行動(HALP)
670615 ヒロシマ研究の会
670221 ベトナム戦傷孤児救援広島委員会
670211 韓国原爆被害者協会
670533 丸木美術館
670533 原爆の図・丸木美術館
670633 原爆爆心地復元運動
670633 原爆被爆者有福温泉療養研究所
671128 広島・長崎原爆被爆者援護対策協議会
671013 広島平和文化センター
671116 世界連邦広島県宗教者協議会
671011 世界連邦主義者エスペラント会広島支部
670618 長崎県被爆者手帳友の会
670933 日本学術会議原子力特別委員会原爆被災資料小委員会
671117 平和のために市民の対話をすすめる会
670633 有福温泉荘
1968年
680712 世界平和友の会
681133 婦人民主クラブ広島支部
680127 ベトナムに平和を!広島市民連合
680505 群衆の渦
680607 原潜寄港・汚染問題調査研究委員会
680606 原爆記録映画全面公開推進会議
19680215 原爆被災資料広島研究会
681003 全電通広島原爆被爆者協議会
680804 爆心地復元中島地区委員会
1969年
691333 ヒロシマ・ナガサキ記念文庫
690233 ベトナム戦傷孤児救援広島委員会
690326 広島県原爆被爆教職員の会
690433 原爆被災復元委員会
691333 原爆養護ホーム
1969 広島交響楽団
19691133 広島県文化団体連絡会議
691333 広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」
1970年
700730 ヒロシマ会議委員会
700313 原爆慰霊碑の碑文を守る連絡会議
700211 原爆慰霊碑を正す会
700729 広島県高等学校原爆被爆教職員の会
700715 松山町原爆被爆復元の会
1970 広島地区高校生部落問題研究協議会 機関誌『ヒロシマ部落研』(13号19840525、14号19850525)
1970 日本カトリック正義と平和協議会
1971年
1972年
19720601 広島平和教育研究所 『広島県大百科事典』(石田明・記)
1972 原爆と文学の会 機関誌『原爆と文学』(創刊号 19720725)~(2007年版 20070301)
1973年
1974年
1975年
1976年
 1977年
19770211 高校生平和ゼミナール 『被爆70年―市民が育んだヒロシマ―』(広島自治体問題研究所、20150728)
1978年
1979年
1980年
1981年
 1982年
1983年
 1989年
 19890225  ピース・リンク広島・呉岩国  機関誌『』
1990年
19901204 原爆遺跡保存運動懇談会 『被爆70年―市民が育んだヒロシマ―』(広島自治体問題研究所、20150728)
 1991年
 1992年
 1994年
 1995年
 1996年
 1997年
 1998年
 1999年
 2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
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20180701 平和記念公園における旧中島地区被爆遺構の展示整備に関する懇談会 <公>
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現代史研究会(1957年)

現代史研究会(1957年)

『戦後日本の国家権力』(現代史研究会<著者代表:石井金一郎>、三一書房、1960年8月25日)

同上「はしがき」

本書は、広島に在住する社会科学者の有志の共同研究によって成ったものである。共同研究は、政治学・経済学・歴史学のそれぞれの専攻の立場から、一つの研究会で討論することによって、進められた。テーマを定めて、専攻分野の異なる研究者が共同研究を進めていくということは、困難でもあったが、有益でもあった。
われわれの研究会が発足したのは、いまから三年ほど前である。メンバーの全員が社会科学(政治・経済・歴史)を専攻している者だといっても、各人の研究対象は区々なので、普通の研究会ではなかなか討議が発展しない。それで、専攻はちがっても社会科学者として現在の日本の問題に関心をもつ点では一致しているのだから、この一致している対象を共通の場にして研究会をつくろうということで会が出発した。
その後、研究の対象を、さらに戦後の日本の従属と自立の問題にしぼり、これを中心にして、各人が一応分担をきめ、報告・討議の形式をとって研究会を進め、今日に至った。
その間には、参加者のなかで、外国留学・国内研修のため広島を離れ、研究会参加を中断した人もでた。また今年になって転勤のため広島を離れた人もある。
いまその結果を公にするわけであるが、研究会の全員が共同執筆に参加したのではない。表題のテーマで問題を分担した者だけが執筆に参加した。
本書で取り扱うテーマは、実践的な問題につながるものであるが、われわれは、これを学問的立場から共同討議していった。本書のテーマは、すでにこの数年来実践的立場から論争されている問題であるが、われわれは、論争に直接に参加するのでなく、論争の基礎となるべき事柄を、資料の問題・概念整理の問題を中心に、提起したいと思う。
本書の構成は、戦後日本の権力論と、政治過程論の二部構成をとった。
権力論においては、第一章において、戦後日本の権力問題についての通観を試みた。したがって、第一章は、本書全体の通論的性格をもっている。
政治過程については、戦後の時代を大きく三つにわけて、問題史的なとりあげをおこなっている。ただ、政治過程の部は、問題史的に扱っているので、簡単にしかふれられていないところもあり、また、三人の問題意識も異なっているので、通史としての役割は、果しえていない。第二章は占領中のアメリカの対日政策をとりあげたものであり、第二章においては、講和後(鳩山内閣まで)の政治過程を通じて、当時の日米関係を追及している。第三章は、日本独占資本の現時点における要求が岸内閣の諸政策の中に、どのように反映しているかを明らかにしたものである。
このように、第二部における三つの章は、それぞれ、視角を異にしているので、三つは章でつながっているが、個々の章は、それぞれ、独立論文として読んでいただきたい。
補論はいわば、第一部の補足的意味をもつものであり、中国の公的な発表にもとづいて、中国の日本国家にたいする権力規定を時代的に整理したものである。
本書の内容については、できるだけ共同討議によって意思統一することにつとめ、また分担執筆後も、第一次原稿にもとづいて討論し、その討論の結果書き改められたものについてさらに討議をおこない、最後原稿についても調整をするという手続きをとって意見の統一につとめたが、研究会の性質上、意見の統一は強制しなかったので、本書のすべての部分について、共同研究者が見解を一にしているわけではない。とくに、第一部第一章において取り扱われている中立の問題については、他の部分と同じように、共同執筆者の討論をへて執筆されているのであるけれども、
この問題について、他の共同執筆者に充分な理論的準備がなかったため、共同執筆者の一致した見解となっていない。
しかし、細部においては必ずしも見解の一致がないにもかかわらず、本書の全体を通じて、理論の不一致にもとづく混乱はない筈である。本書は、一つのまとまった戦後権力の研究となっていると思う。
なぜならば、我々は、戦後の日本の権力の把握において、もっとも基本的な点では意見が一致しているからである。
それではわれわれの一致致している点、言葉をかえていえば、本書を一貫して貫いている理論的立場は、どのような立場であるのか。
第一は、従属の問題を、上部構造と下部構造との相関に於いてとらえようとする点である。(中略) 第二は、戦後の日本は、占領中も含めて、一貫して、民族国家として存在していたという認識である。(中略) 以上の二点において、共同執筆者は全員の見解が一致している。したがって本書を通じて、各執筆者の間に、基本的な点では相違が無い。
われわれの共同研究は、まだ未熟であって、残された問題も多く、掘り下げの弱い部分も多々あることを痛感している。それにもかかわらずあえて本書を公にするのは、それによって読者の厳正な御批判をいただき、今後の研究の大きな助けとしたいと思うからである。
われわれは、今後も共同研究をつづけていきたいと思っている。読者諸氏が厳しい御批判をよせられることを期待してやまない。(石井金一郎)
<著者略歴抄>

中村義知
なかむら よしとも
1926年生る
1949年東京大学法学部政治学科卒業
現在広島大学助教授
山田浩
やまだ ひろし
1925年生る
九州大学法学部卒業
現在広島大学助教授
石井金一郎
いしい きんいちろう
1922年生る
京都大学法学部卒業
現在広島女子短期大学助教授
大江志乃夫
おおえ しのぶ
1928年生る
名古屋大学経済学部卒業
現在東京教育大学助教授
横山英
よこやま すぐる
1924年生る
広島文理科大学卒業
現在広島大学講師

 

ヒロシマ研究公開セミナー資料集

『ヒロシマ研究公開セミナー資料集 1968年3月8日~10日 』
(ヒロシマ研究の会  広島YMCA会員事業部)

収録資料

№. タイトルなど 形態
1 「原爆被爆者援護の問題点―「ヒロシマ研究の会」討議資料」 冊子
目次=1.戦時の人権と平時の人権の落差が今日まで影響していること、2.原爆被爆者の援護は老人福祉対策の改善の突破口である、3.無差別攻撃と差別待遇、4.第三国人の被爆、5.結び(援護と調査)、あとがき
裏表紙=この小冊子は、金井利博氏が本会でていきされた意見を討議資料としてまとめなおしたものです。(ヒロシマYMCA内ヒロシマ研究の会、1967年12月10日)
2 ヒロシマ研究セミナー資料Ⅰの1 B4-4枚
「ヒロシマ研究」公開セミナーの意図するもの―ヒロシマ研究の会の紹介をかねながら
3 ヒロシマ研究セミナー資料Ⅰの2 B4-1枚
プログラム
討議資料

ヒロシマ研究の会1年の歩み(年表・改変・抄)

ヒロシマ研究の会1年の歩み(年表・改変・抄)

月日 事項<注:この欄への月日のあるものは「ヒロシマ研究の会」以外の関連事項>
1967 0615 ヒロ研第1回例会
0707 ヒロ研第2回例会
金井利博「原爆と補償」=原爆投下は、非戦闘員まで死滅させた無差別爆撃であったという特殊性をもつ国は戦争責任をとるべきであり、被爆者が補償を要求するのは当然の権利である。
朴寿南「朝鮮人被爆者の実態と問題」=労働者確保の為、広島に強制的に連れてこられた朝鮮人は原爆をうけたことを一アクシデントとしてしか感じない程しいたげられていた。日本人は、被害者であると同時に戦争の加害者だったのだ。
0720 ヒロ研第3回
橋本栄一「被爆者救援活動の問題」=活動は継続してこそ意味がある。上から見る形、つまり慈善的な取り組み方ではなく、自己の問題として深めよう。
0726
0803  ヒロシマ世界を結ぶ集い
0811  ヒロ研第4回
庄野「原水爆をめぐる世界史」=被爆者の問題は核につながる今日の問題である。又、既成団体に依存しない市民団体の運動としての平和運動が必要。
0901  ヒロ研第5回
栗原貞子
0908  ヒロ研第回
早川美子
*花美鈴
0921  ヒロ研第7回:南の
1006  ヒロ研第回
1020  ヒロ研第9回
1027=第1回対話の会。
1101=厚生省「原子爆弾被害者実態調査 健康調査及び生活調査の概要」発表。
1102=広島市長、市独自で全数調査をする旨言明。
1109  ヒロ研第10回:厚生省調査結果に対する討論。この時完全な実態調査を市に要求するための署名運動をすることを決定。
1124=YMCA会員の沖縄報告会。
1125  署名運動開始。
1130  ヒロ研第11回:署名運動の経過報告と方針。この時1130名の署名が集まっていた。
1208  ヒロ研第12回:市長への要望書の内容検討。
1219  ヒロ研第13回:署名運動の方針、公開セミナーの構想
1220=対話の会
1221  市長との会見:おざなりの返事しか貰えなかった。地道にやっていくことが必要である。
1223=白書の会「実態調査促進運動に全面協力」。原爆小頭症の認定児は全て医療保護されることを決定。
1226=平和の会「被爆者招待クリスマス」
1968  0108=フェニックス号北ベトナム公開記録公開。
0111 ヒロ研第14回:新年における会員夫々の抱負を話し合い新年の展望を概要的にまとめる。
0114  第1回対話のつどい開催準備。
0115=第1回対話のつどい―青年とヒロシマ―。会員山本暁子発題。
0125 ヒロ研第15回
田原伯(原爆資料収集家)=ヒロシマの問題を一生の仕事として取り組んでいられる田原さんの話を通してもっともっと真剣にならねばならぬとおもった。
0127=白書の会。女学院高校生徒が募金を朝鮮の人達に渡した。
0208  ヒロ研第16回
大牟田稔(中国新聞)「全国に散在するヒロシマをめぐるグループの動向」=ヒロシマをもっと知って欲しいという態度ではなく全国に散在するヒロシマに関心を抱いている人々との提携という態度が大切。
0210=広島べ平連の第1回デモ。
0215=原爆被災資料広島研究会結成。大本営建設の問題化。
0222  ヒロ研第17回:セミナーの開催準備。
0301=原水協・原水禁、ビキニデー全国集会(於静岡・焼津)。
0301=市長を囲む市民対話の会。
0302  ヒロ研第18回:セミナーの開催準備。
0307=「青年の船」セイロンで青年対象のアンケート「日本でれんそうすることは」「ヒロシマ」が17%で1位。
0308  ヒロ研第1回セミナー実施。
0309  ヒロ研第1回セミナー
0310  ヒロ研第1回セミナー
0330=特別措置法が閣議決定国会提出。
0311  厚生省の認定、被爆者追跡調査に数人の会員が参加。
0312=原水協・原水禁「第五福竜丸、保存国民運動」計画にのり出す。
0314  ヒロ研第19回:田原さんの提唱により、毎月6日に6時から八丁堀で「ピカより〇○日」のチラシ配りをすることを決定。「ピカより〇○日」の運動は少しでも市民に核戦争の恐ろしさを知って貰うと同時に広島の一市民として共に23年という年月の重みをかみしめようという趣旨から。
福竜丸の保存の件について、ヒロシマ研究の会としては、はっきりした考えをだすことはできなかった。
0316  第1回「ピカ〇○日」実施。爆心地調査に数人の会員が参加。
0403=原爆被災資料広島研究会第2回会合「専門部会を設置」
0323=白書の会。
0404  ヒロ研第20回:実態調査・資料、外国人被爆者問題、平和運動。の3グループに分れてもっと問題を深めていくことに決定。
0410=朝鮮人被爆者を囲む会、出席者が一人もなく問題の複雑さがわかった。
0418  ヒロ研第21回
平岡敬「広島の問題を深める」方向から助言。
会員が春休みにアルバイトとしてやった実態調査の感想報告
0418、0419=映画、記録なき青春。
0420=原爆映画、幻のフィルム―初公開。
 0423=対話の会、広島ベ平連との提携、協力体制。
0425  ヒロ研第22回
森滝市郎「被爆者団体の動向と援護法」=今日の現存する被爆者は、広島・長崎あわせて30万人。原爆そのものもひどかったが、その後の2~3年の貧乏の方が辛かった。その間は、夫々自分自身の身のふり方を考えるのが精一杯で意識的に被爆者が、まとまるのは困難だった。被団協などのグループが生まれたのは訳10年を経過してからであった。昭和29年のビキニのとき「広島の百万名署名」と名の残っている様、市民の意識が高まった。被爆者問題と原水禁運動が2本の基本底流をなすものであり、被爆者の声には常に重きをおかれるべきものである。
0426=厚生省、広島県、市、長崎県、市、が実態調査の実施について審議会。
0430=海田町原爆被害者の会240名の体験談を収録した被爆者懇談集録」を発刊。
0431=基町、5度目の大火。
0505=折り鶴の子の像、除幕10周年記念式典。
0506  第2回ピカ○○運動実施。
0511 ヒロ研会員合宿=各自夫々被爆者訪問を通して精神的継承というか、祖父、祖母の話を孫の様な気持ちできき継承していこうということに決定。
0512
  0511=山口県、原爆被爆者福祉会館「ゆだ苑」完工。
0512=広島県スラム対策に調査費1千万円を計上。
0514=プルトニウム国産化成功。平和利用国で4番目。
0515 ヒロ研第23回:実態調査の促進運動について、ヒロシマ研究の会なりに目安をたてた。
0517=学術会議、「原爆被災資料広島懇談会」を開催(於広大原医研)。「原爆被災資料センター」けんせつについての意見をきく。
0520=映画「広島の証人」上映協力委員会発会式。
0521=被爆者バッジができる。
0523  広島女子大において原爆映画を考える写真展を開催。~25日。
0525=佐世保の放射能汚染問題で米原子力委員会の調査団は、「ソードフィッシュは、佐世保帰港期間中、放射性物質は1滴も放出していない」と言い残して帰国。
0530  ヒロ研第24回例会
森下弘「教科書の中の原爆問題」=学徒動員により生徒学生もいっせいにかり出された。こうした事実があるにも拘らず現在の高校教育において何ら教えられていない。ただ一部の教師の自主性に頼っている状態だ。又原爆映画の視聴率から見て高校生の間に意識が必ずしも低いとはいえない。しかしヒロシマが自分の問題となりえないところに問題がある。もっと何らかの形で日常的にとり入れられる様にすることが必要ではないか。
0605=映画「ヒロシマ 1966年」
0606  ヒロ研第25回例会。第3回ピカの運動実施。
この一年についての率直な反省がなされ今後の方針について話し合いが行われた。会員募集の機会を何度も作ったにも拘らず、尚かつ会員が増えない。ヒロシマの問題が、オキナワ、ベトナムに比べて現代の若者にとって魅力あるものになりにくいということを示すものではないだろうか。私達はいつでも誰でも自由に出入りできる開放的な若さあふれるヒロ研にしてゆくことによって新しい感覚のヒロシマを私達青年の手で創って行かねばならないと思う。
 0606=園田厚生大臣:被爆者の全数調査を国勢調査に付帯して実施することは至難だが、市町村が独自で調査できる様補助費を出すと発表。
 0608=対話の会。第2回市民対話の会の準備。
  0613   ヒロ研第26回例会:2年目の展望をたてる。
 0613=社会党、共産党との統一協議断わる。
 0615=第2回市民対話の会。岡村昭彦、本多勝一
  0616=ヒロ研1周年記念会。

ヒロシマ研究の会一年のあゆみ1967.6~1968.6

ヒロシマ研究の会一年のあゆみ1967.6~1968.6

もくじ

 タイトル  著者
 原爆体験の継承の意義と方法  渡辺正治
 ヒロ研、この一年  小林省三(広島YMCA主事)
 一周年を迎えるヒロシマ研究の会へひとこと(順不同、敬称略)  庄野直美
 山崎与三郎
原田東岷
 栗原貞子
 佐藤富士子
 森下弘
 文沢隆一
 今堀誠二
 秋信利彦
 金井利博
 二神三男
 長岡千鶴野
 橋本栄一
 田淵実男
 山口勇子
 深川宗俊
 人類のえい智を築く礎石に  渡辺正治
 平和の建設者として  相原和光

ヒロシマ研究の会一年の歩み

 ヒロシマ研究公開セミナーで学んで  吉田よし子
 ”ヒロシマ”とは何だろう?  三井英津子
 山本暁子
 近末康彦
 柴村忠宏
 課題と展望
 ヒロシマ研究の会会員及び参加者68.6.14現在
 ヒロシマ研究の会にお世話下さった方々
 編集後記
 1967年6月14日
 ヒロシマ研究の会 (広島YMCA会員事業部内)