『いのちの塔-広島赤十字・原爆病院への証言』
「いのちの塔」手記集編纂委員会
中国新聞社 19920610
目次
グラビア | 痛恨の『あの日 あの時』 | |
核時代の生命のしるし ~序にかえて~ | 大江健三郎 | |
プロローグ | 被爆前後の日赤かいわい | 前保美枝子 |
証言・その一 ~周辺住民と入院患者ら~ | ||
一枚の白衣 | 宗藤尚三 | |
八月六日 | 笠間徳子 | |
長い白日夢 | 真栄田年穗 | |
救護活動の拠点・日赤で | 中谷昇 | |
まるで悪夢の日々 | 中島睦男 | |
父と弟の死の日に | 船倉[土+坒]子 | |
証言・その二 ~医師・看護婦~ | ||
外科医の、それは“悲しい日々”が… | 服部達太郎 | |
ヒロシマを語りつぐもの | 入江長生 | |
生き残った一人として | 宇野ヨネ子 | |
二十歳の夏に | 面田孝子 | |
従軍看護婦になりたかった私 | 内田千寿子 | |
婦長の一言に励まされて | 栗原アヤコ | |
若い血を躍らせた館 | 浅野智恵子 | |
無念の涙 | 大阪己佐子 | |
耳を澄ませば聞こえる悲鳴 | 高田静子 | |
青春の詰まる“故郷” | 小里美智子 | |
証言・その三 ~被爆後の入院患者~ | ||
日赤病院で受けたケロイド手術 | 光島太郎 | |
日赤は生きる希望でした | 米田美津子 | |
日赤入院とその後 | 吉川生美 | |
今もお世話になる日赤なのに… | 小野春子 | |
詩・『窓』 | 野津彼方 | |
小説 『母の炎』から | ||
母の炎 | 山口勇子 | |
考証 『被爆遺跡としての日赤本館』 | ||
広島赤十字・原爆病院の建築について | 石丸紀興 | |
未来へのメッセージ | ||
「広島日赤病院本館」について | 後藤陽一 | |
核政策への無言の抵抗碑として | 伊東壮 | |
貴重な原爆遺跡を保存しよう | 久保浦人 | |
あとがき | 宗藤尚三 | |
資料編 | ||
<資料1> | 広島赤十字・原爆病院保存運動の経過 | |
<資料2> | 広島赤十字・原爆病院の沿革 | |
<資料3> | 座談会・あの時の広島赤十字病院 |