呉労働運動小史

『呉労働運動小史』(天野武士著、弘中柳三発行、発行所:中国評論社、19280515)

内容<作業中>

はじめの言
どこの、どの反逆の事実をとって見ても、みないちやうに虐げられるもの、被圧迫階級、被搾取階級、被搾取者共の敗北に終っている。それはすべて暗澹たる惨敗の連鎖であった。しかしこの惨敗を一集成した敗北の歴史は、もはや敗北の歴史ではない。希望と光明に輝く解放運動史である。
01 おことわり
大正十四年の正月から、同年の暮まで、一ケ年にわたって「中国評論」紙上へ「呉に於ける労働運動史」と題して載せたものを、書き替へ補足したものがこの「呉労働運動小史」である。<中略>        一九二七年梅雨の頃 呉市外吉浦 茅々亭にて
02 第一期 暴力時代
(1)
06 (3)
11 (4)
33 第二期 組合成立期
(6)
34 (7)
34 (8)
35 (9)
35 (10)
36 (11)
39 (12)
42 (13)
42 (14)
48 (15)
49 (16)
51 (17)「大正13年11月、弘中柳三君が旬間新聞「呉評論」を発刊」
54 (18)
54 呉労働運動小史後記
64 労働都市「呉」の運命
65 遺著発行について
彼等には戦法も武器も指揮官もなかった。勿論これと云ふあらかじめの要求もなかった。が、純な感情の爆発は、手当たり次第器具を毀し、守衛を襲ひ、異口同音にストライキを敢行した。――これが、日本の労働運動がまだ黎明期にあった頃、明治四十五年の呉海軍工廠の大罷業だったのだ。その暴力時代の記録から、組合組成に至る過程を書いたのがこの「呉労働運動小史」なのだ。<後略>(印刷を終る日弘中柳三しるす)