終戦秘史 有末機関長の手記

『終戦秘史 有末機関長の手記』(有末精三著、芙蓉書房、19760815)

内容

序  松下芳男 01
序にかえて 吉積正雄(元陸軍省軍務局長、陸軍中将) 03
はしがき 15
1 風雲急を告げる市ヶ谷台 17
和平への模索 19
原子爆弾広島へ落ちる 26
急いで現地調査へ飛ぶ 26
大本営へ第一報を… 29
焼野ヶ原の広島市 30
騒然たる参謀本部 35
終戦前夜 39
天皇、直々のご放送 39
阿南陸相の自決 46
市ヶ谷台の混迷 48
2 日本本土に占領軍飛来 53
運命の厚木委員長に任命 55
河辺ミッションのマニラ派遣 55
河辺代表の報告 59
厚木委員長任命の経緯 63
米軍第一陣の受入れ準備 69
形勢不穏な厚木飛行場へ 69
飛行機の残骸くすぶる滑走路 71
連合軍から〃天佑〃の飛電 73
あわただしかった四十八時間 -〃時の流れ〃の偉大な力- 76
深夜に準備を急ぐ 80
米軍先発隊、緊迫の飛来 82
テンチ大佐、虚をついて着陸 82
飛行場天幕内での一時間 85
米兵、ビールをラッパ飲み 87
パーフェクト・サティスファクトリ…(完全なる満足)92
面くらった俘虜患者輸送 93
進駐軍本隊の着陸、いよいよ明日に迫る 95
準備した自動車、米兵に盗まる 97
マッカーサー元帥出迎えの準備 99
マッカーサー元帥、ついに日本へ第一歩 101
進駐軍本隊、続々着陸 101
舞台は厚木から横浜へ 106
忘れ得ないテンチ大佐とバワーズ少佐 108
GHQと対峙した横浜の二十日間 120
死せる街・横浜に米兵横行 120
地獄でホトケに会う 122
ミズーリ号上、降伏文書の調印 125
軍刀問題と投書人士の暗躍 127
進駐軍兵士による治安の撹乱 131
外地の軍隊と居留民の引揚げ 133
占領政策の強行を拒否 136
連合軍の調査第一号 138
A級戦犯容疑者の出頭 145
アイケルバーカー中将の横顔 152
杉山元帥とアイケルバーカー中将
フィシュ・ディナー
送別会
東久邇宮の激励 158
ウィロビー将軍との最初の出合い 159
3 占領軍GIIと有末機関の情報活動 161
有末機関、激動の八ヶ月 163
舞台は横浜から東京へ 163
機関の全貌 167
日本政府の早トチリ 171
戦犯容疑者の指命出頭 180
比島の戦犯裁判 182
山下栽判
本間裁判
建軍七十年、その最期 200
陸軍解体への歩み
ソ連軍、中国軍の進駐問題
日本弱体化政策より警察軍の研究ヘ
陸海軍大臣とマッカーサー元帥との会見
大日本帝国陸軍の終焉
旧雨今雨交々到る-彼我陣容の変化-216
加藤辰弥さんという人 220
小林俊三「故加藤辰弥さんをしのぶ―七回忌と加藤ミステリー」 223
米・ソ対立の渦 230
 極東委員会と対日理事会
戦略調査、戦犯調査、入り乱れる情報 234
英軍側の調査
スバスチャンドラボース氏とバーモ氏
ソ連側の情報活動
-某所に軟禁され自署を強要(?)された体験-
米軍側の情報活動
戦犯容疑情報
所謂マッカーサー戦史
米スメドレー女史のスパイ情報
対米協力機関の萌芽 257
共産系政治犯釈放とアジ放送の奨励 259
民間家屋の接収とワシントン・ハイツの誕生 264
世相混沌、人心沈滞の中で 267
北海道の燻製鮭 267
GHQ正面にメリーXマスのネオン 271
マッカーサー元帥のお年玉 273
どの国にもある繁文縟礼(レッドティープ)
偽名「マッカーサー」軍曹 281
ウィロビー少将の友情 285
米軍内部の軋轢 288
有未機関の消滅 293
私に対する内外の批判 293
八方美人の末路近し
思い上がっだ態度をつつしめ
昨日は親独伊、今日は親米英
ウィークとアワー
復員省の編制替えと有末機関の終焉 300
4 米ソ冷戦激化の時代へ 307
私の戦犯容疑問題 309
私自身容疑の調査 312
検事側の証人として 315
弁護人側の証人として 317
朝鮮戦争の勃発 319
仁川と永興湾に上陸を示唆 319
マッカーサー元帥の解任とウィロビー少将の離日 322
本土再建復興のきざし 324
駐留軍の顧問を辞任 324
世界一周老いの巡礼 325
私の第三の人生 329
あとがき 331
参考文献