『核と平和 日本人の意識』

『核と平和 日本人の意識』(庄野直美・永井秀明・上野裕久編、法律文化社 、19781201 )目次

章節 見出し
核意識研究の構想
1 研究の目的
2 調査項目の構成
従来の核意識調査の特徴
1 核問題世論調査の推移
2 世論調査に見る国民の核意識
2-1.原爆投下に対する態度 2-2.被爆者行政に対する評価 2-3.被爆体験の継承と政治への反映 2-4.原水爆実験に対する態度( 2-5.非核3原則に対する態度 2-6.日本の核武装の可否 2-7.原水禁運動の評価
3 平和教育に関する調査
3-1.小・中学校における調査(20)3-2.高等学校における調査(22)
広島・長崎と他地域における核意識の比較
1 中学生の場合
1-1.学校教育について(25)1-2.親と子の対話(26)1-3.原水爆に関する知識(27)1-4.憲法問題と人権問題(31)1-5.原水爆にかかわる態度や意見(32)1-6.核問題にかかわる政治への評価(36)
2 高校生の場合
2-1.学校の授業と家庭での対話(37)2-2.原水爆に関する知識(38)2-3.原水爆に関する意識(41)2-4.核問題に関する政治への評価(42)
3 父母の場合
3-1.原爆・戦争体験の話し合いや見聞(44)3-2.原水爆に関する知識(46)3-3a.原水爆にかかわる態度や意見(47)3-3b.安全保障政策に関する意見(50)3-4.政治と運動に対する評価(52)3-5.原子力発電所に関する態度と見解(57)
戦争体験と核意識
1 戦争体験の実態
1-1.体験率の地域による違い(61)1-2.体験率の学校群による違い(63)1-3.居住歴と被爆体験・学校群との相関(65)1-4.居住歴による核意識の違い(66)
2 戦争体験と核意識の相関
2-1.被爆体験の位置づけ(68)2-2.被爆・戦災体験と核意識(71)2-3.参戦・引揚げ・疎開等の体験と核意識(79)2-4.総括として(80)
平和教育と核意識
1 家庭の平和教育と子どもの核意識
1-1.親と子の意識の比較(83)1-2.家庭での話し合いと子どもの核意識(89)
2 学校の平和教育と子どもの核意識
2-1.学校群の比較(93)2-2.平和教育の内容・方法と子どもの核意識(100)2-3.知識と態度の相関(105)
3 核兵器否定の態度形成要因
3-1.原水爆問題への関心事項の影響(107)3-2.見聞の違いによる影響(110)3-3.原爆投下に対する態度(112)
性別・職業等の属性と核意識
1 1-1.従来の調査にみる女性の平和意識(115)1-2.今回の調査にみる男女の特性(118)1-3.核・戦争・平和の問題における性差要因(124)
2 年齢・職業・収入・学歴と核意識
2-1.年齢の違いによる意識差(131)2-2.職業の違いによる意識差(133)2-3.収入の違いによる意識差(135)2-4.学歴の違いによる意識差(136)
政治意識と核意識
1 政党支持と核意識
1-1.全般的にみた政党支持別の核意識(139)1-2.各論的にみた政党支持別核意識(142)
2 被爆者行政の評価と核意識
3 被爆3原則への態度と核意識
4 核防衛政策への態度と核意識
5 原水禁運動の評価と核意識
6 原子力発電への態度と核意識
憲法意識と核意識
1 憲法知識度と核意識
2 権利意識と核意識
3 戦争観と核意識
4 憲法第9条に関する意見と核意識
5 自衛隊に関する意見と核意識
6 安保条約に対する態度と核意識
核意識の構造-多変量解析
1 核意識の類型と林の数量化理論3類
2 父母の核意識構造
3 中学生の核意識構造
総括と提言
1 分析結果の総括
1-1.反核意識の普遍性と脆弱性(209)1-2.被爆問題と現代的核問題との相関(210)1-3.戦争体験の限界と重要性(211)1-4.女性の平和的本性(212)1-5.反核意識の形成と家庭の役割(213)1-6.反核意識の形成と学校の役割(213)1-7.反核意識の形成とマス・メディアの役割(214)
2 平和教育への提言
2-1.家庭の平和教育(214)2-2.学校の平和教育(216)
3 核意識世論調査と国際調査への提言
3-1.総合的核意識調査の重要性(220)3-2.核意識調査における留意事項(222)3-3.核意識国際比較調査の提案(223)
資料編
調査対象・サンプリング等
原水爆・戦争・憲法問題に関する調査(中学生・高校生)の地域別結果
原爆、核兵器、原子力、憲法問題に関するアンケート(父母)の地域別結果