広島の戦前・戦後史に見る「平和教育思想」

『広島の戦前・戦後史に見る「平和教育思想」』(空辰男 著、広島平和教育研究所刊、20010101)
目次

はじめに 1
思いをよせて 10
第1章 なぜ置き忘れたか「軍都広島の思想」 11
許されぬ歴史操作 11
手厚いドイツ・冷たい日本 13
「日帝」にこだわるアジアの教科書 15
侵略拠点となった軍都広島 17
非道を究めた日本の侵略 19
寛大だった中国の戦後処理 21
中国の「許す心」に学ぶ 24
第2章 広島陸軍墓地跡と「広島戦争資料館」 27
求められる加害への証 27
軍都と一体だった陸軍墓地 29
陸軍墓地は戦前・戦後史の証人 32
必要な三つの精神 34
第3章 戦前・戦後史の決めては「原爆投下目的」 37
原爆投下の真の目的は 37
うそから出た「100万人救命節」 40
戦前・戦後史を左右する「対ソ戦略説」 43
必要な原爆投下目的の解明 44
第4章 「いかなる論」は核廃絶の哲学 49
核廃絶は全人類的運動 49
ストックホルム・アピール 51
分裂を生んだ「いかなる論」 53
原水禁運動の原点回帰へ 54
「いかなる」を共通理念に 56
第5章 原爆ドーム「世界遺産」と広島の思想 59
世界遺産化の意味 59
求められる認罪宣言 61
天地崩壊と誓いの碑 63
世界共通の遺産へ 66
第6章 創造・妨害の「平和教育」運動論 68
平和教育の芽生え 68
人間放棄の反動教育に抗して 71
教育理論とカリキュラムの確立 74
反動克服のたゆまぬ営み 77
第7章 21世紀に繋ぐ広島思想 82
これからの平和教育行政を広島に問う 85
生き地獄の体験 86
軍都広島史は「日の丸」「君が代」そのもの 91
アジアの玄関港となる広島思想 100
参考文献 104

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